ブルアカ二次短編集   作:朱汰清家

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アキラと混浴し同衾した先生

 アキラに誘われ温泉旅館に訪れた私は温泉に入るため髪を洗っていた。漂う温泉のにおいと石鹸のにおいがどこか心を和やかにしてくれている。

 泡が目に入らないように目を閉じながら髪を洗っているとガラガラと扉が開き誰かが入ってきた。ペタペタと温泉特有の足音に他のお客さんが入ってきたんだなって考えていると足音は私の背後で止まった。

 誰だろうと思ったが髪を洗っているため目を開けることが出来ず、不安に駆られる。

 ドキドキとしながらシャワーヘッドを手に取り泡を洗い流すと背後から声をかけられた。

「お背中洗いましょうか、先生?」

「――アキラっ!?」

 聞きなれた声に思わず振り返ってしまいそうになる。けれど先ほどの温泉特有の足音や温泉という環境からアキラが裸である可能性が高く、振り返ることが出来ない。

「なんでいるの!? ここ男湯だよ!?」

「はい。ですがこの旅館は今日私が貸し切っておりまして。他の誰かが入ってくることはありません」

 驚いた。確かに旅館なのに妙に人気がなかったなと感じてはいたが、まさか貸し切っているだなんて。

「――って! そういう問題じゃないでしょ!」

「私はべつに先生になら見られても気にしませんよ」

「まってって!」

 アキラを止めたいが振り返ることが出来ず、声で制止を促すだけではアキラは止まらなかった。右後ろからボディソープを取ろうと手を伸ばしてきているアキラの手が見え、慌てて反対側を向く。アキラの髪が右肩に数本かかったようで、少しこそばゆい。

 かしゅっとポンプを押す音が聞こえ、くちゅくちゅとボディソープが泡立つ音が聞こえた。

「それではお背中洗いますね」

 声をかけられるとともに背中を這うアキラの両手。赤子の体を洗うかのように優しく、丁寧に私の背中を泡まみれにしてくる。

 こんな風に他人に背中を洗われるのなんていつぶりなのだろうか。思い返そうとしてもその記憶が見つからない。おそらく物心がつく前に親に洗われていたのが最後なのだろう。そんな風に考え、アキラに背中を洗われているという現実から目をそらそうとする。

「どうですか? 気持ちいいですか?」

 けれどアキラの呼びかけで目をそらそうとした現実へ引き戻された。

「あ、あぁ。気持ちいいよ」

 上へ、下へ、上へ、下へ。小気味よいリズムで上下するアキラの手のひら。背中で泡立つボディソープの音に混じるアキラの呼吸音。目の前の鏡で私の影に隠れながらもたびたび映り込むアキラの顔。

 首、肩、肩甲骨、背中と手が届きにくいところをしっかりと洗ってくれて、自分でやっては感じることのできない心地よさをおぼえ、いつの間にかアキラに背中を洗ってもらう事に対する疑問はどこかに消え去っていた。

 そんな風に夢心地のまま背中を洗われていると「このまま腕も洗ってしまいますね」とアキラから声をかけられる。最初はそのまま流れでお願いしそうになったが慌ててアキラに声をかける。

「え!? いや、大丈夫だって! 残りは自分で――なっ!?」

 背中に感じるふよんとした二つの感触。そして体全体に伝わるアキラの体温。耳に吹きかかるアキラの吐息。目線を少し横にそらせば見えるアキラの横顔。温泉と石鹸のにおいに混じって鼻に届く甘い香り。体のいたるところからアキラを感じる。

 それに背中全体に伝わる感触で気付いた。アキラが何も纏っていないことに。

 いや、温泉に入るんだから裸なのは当然といえば当然なのだが、実は水着を着ているみたいなことをどこか期待していた。

 けれどそんなことはなく、今私の真後ろには裸のアキラがいるという事実に動揺を隠せない。

「こっ! 交代! 私はもう大丈夫だから! ね!」

 素早くアキラの後方に回り込んで両肩に手を置き、風呂椅子に無理やり座らせる。アキラはこちらを見てきょとんとした顔を一瞬浮かべたが、すぐに「では、お願いしますね」と言って笑った。

 動揺していた私は矢継ぎ早に「任せて!」なんて口走る。けれどいざ風呂椅子に座ってこちらに背を向けているアキラを目にするととんでもないことを口走ってしまったのではないかと焦ってしまった。

 アキラの長い白髪は背中を洗いやすいようにか前にまわしてくれていた。そのため遮るものが何もなくアキラの背中が全てあらわになっていた。

 見ないようにとアキラの首筋を注視するが髪から垂れた一粒の水滴が首筋に落ち、そのまま伝っていくのを目で追ってしまう。

 細く少し力を入れただけでも折れてしまいそうな首。そこから広がっていくなだらかな肩。少し浮き出ている左右の肩甲骨の間をつぅとつたいおちていく滴。だんだんと細くなっていく背中を越え滴はとうとうお尻の割れ目へと――。

「――っ!?」

 とっさに顔を上へ向ける。

「? どうかなさいましたか?」

 不思議そうな顔でこちらを振り返ったアキラ。その顔は温泉というあたたかな環境にいるせいか赤く染まっている。

「なっ、なんでもないよ」

 よく見ればアキラはなんだかニヤついた顔をしていて、まるで私がどこを見ていたのかわかっているのではないかと思ってしまう。そんな風に焦っている私の顔を見て満足したのか軽く笑いアキラは前を向いた。

 気持ちを切り替えようと私は自分の手の中でボディソープを泡立たせ、両手いっぱいの泡を作る。そしてその泡をアキラの背中へと優しく押し当てた。

「――んっ」

 アキラから漏れた小さなうめき声。

「ごめん! 大丈夫!?」

「え、えぇ。平気です。少し驚いてしまっただけなので……」

「そ、そう。……それじゃあ……続ける、ね」

 どこか変な空気になりながらもアキラの背中を洗っていく。それも、自分の両手で。

 傷一つない、綺麗で健康的で芸術的なアキラの体。それを自身が洗っているという状況に先走りそうになる自分の心。どうにか気持ちを落ち着かせるために無心になってアキラの背中を洗おうとする。けれどどうしても考えてしまい、両手に力が入りそうになってしまう。

 私が両手を動かすたび気持ちよさそうなうめき声を漏らし、体を震わせるアキラ。その一つ一つが煽情的で私の本能を刺激してくる。

「――ぁ、そこっ。……きもち、いいです。先生……っん…………」

「…………洗い終わったよ!」

 これ以上は駄目だと思い、無理やり終わらせる。

「…………もう、ですか?」

 こちらに振り返ったアキラの眼差しは物足りなさそうに、続きを期待するように潤んでいた。

「もっと私の体を、全身を、くまなく、隅々まで洗ってください。汚れ一つ残さないよう、丁寧に、入念に。…………私のすべてを――」

 少しの物音でかき消されてしまいそうなアキラの声。けれど二人しかいないここではよく響き、私のタガが外れそうになる。

「~~っ!! 終わり!! 先に入ってるからね!!!!」

 このままでは本当に耐えきれなくなると思った私はそう言い残し、踵を返して温泉に向かった。

 背後からはものすごく落ち込んだかのような空気を感じたが、気にしないようにした。

 

 

 あれから自分で自分の体を洗ったアキラは私の横に寄り添うように温泉につかってきた。

 アキラが体を洗っている間に何とか速まった鼓動を落ち着かせることは出来たが横に来られたことで肩と肩が触れ合い、腕と腕がぶつかり合い、アキラを身近に感じることでまた鼓動が速まる。

 少しでも視線を横にずらせば見えてしまいそうになるアキラの裸。少しずつ向いてしまいそうになる視線だったがアキラとは反対側のほうを向くことで強制的に見れないようにする。

「……ずっとそっぽを向いていますね」

「そ、そりゃあ生徒の裸を見るわけにはいかないからね」

「でも、私としては先生と顔を合わせながらお話がしたいです」

 寂しそうに語りかけてくるアキラの声に反応してしまいそうになるけれど、理性を総動員し強い意志でそっぽを向き続ける。

「――ですのでこうすればどうでしょう」

 隣で座っていたアキラが体を動かすのを揺れる湯で感じた。そしてそのあとアキラがとった行動に目を丸くする。

「まっ!? ちょ!? アキラ!?」

「こうすれば裸を見なくてすむでしょう?」

 アキラは私の上にまたがり、抱き着いてきていた。アキラの両腕は私の首後ろへとまわされ、アキラの胸が私の胸に押し付けられ、アキラのお尻が私の太ももにのせられる。

 確かに今私の目にはアキラの顔しか映っていない。けれど、これは本当にまずい。鼓動が速まっていくのを感じる。

「これはダメだって!?」

「? なにがダメなのですか? 先生」

 アキラが体を動かし顔をさらに近づけてくる。それとともに押し付けられているアキラの胸が動く。今まで感じたことがない他人の胸がむにゅりと形を変える感触に激しく動揺する。

 我慢の限界なんてとっくに超えているけれど、それでも先生としてちぎれそうなか細い理性を無理やりつなぎとめる。

「教えてください、先生」

 わざとらしく体を揺らすアキラ。押し付けられた胸が、お尻が私の体で形を変えていく。全身で感じるアキラのやわらかくてすべすべした体が私の体とこすれ合うたび、本能が刺激される。

 ドクドクと脈打つ自身の血流が速くなっていき、抑えようとしても体が言うことを聞いてくれない。どうにか耐えようと全身に力を入れる。ギュッと強く握りこぶしを作り、砕けそうなほど歯を力強く噛みしめる。全身に力を入れているからか筋肉が硬直し、プルプルと震える。浅い呼吸を繰り返し、酸素を十分に取り込めない。次第に脳の働きが鈍り、力が少しずつ抜けていく。

「――ここは今貸切っておりますので誰にも邪魔はされません。ですから温泉を楽しみましょう。…………ゆっくりと、二人で、満足するまで――」

 ぼやけ始めた頭に響く耳もとでささやかれたアキラの甘美な言葉。それは私の脳を麻痺させるのに十分な威力を持っていた。

 私ははっきりとしない意識のまま、アキラとともに、アキラの思うがままに、アキラとの混浴を堪能した。

 

 

 気が付いたら朝日が差し込んでいた。周りを見渡せば旅館の部屋で、アキラと一緒に大きな布団で横になっていた。

 すぅすぅと穏やかな寝息を立てるアキラの浴衣はそれなりに乱れていた。




巷ではホラーPVといわれる7th PVですが。
私はアキラの姿が見れたので大満足です。
可愛いアキラの姿が。
愛らしいアキラの姿が。
綺麗なアキラの姿が。
カッコいいアキラの姿が。
動いているアキラの姿が。
至近距離でうつったアキラの姿が。
たった一瞬だけでもアキラが映ってくれて私は心の底から嬉しいです。
というかさぁ!
これアキラ今年中に実装されるでしょ!
絶対実装されるよ!
もし実装されなかったら鋼鉄大陸の一部になります。
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