なんか見覚えがありすぎる町に転生したンゴ   作:塩水最高珍味

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外伝になります。のんびりしたコトリたちの年越しです。明けましておめでとうございます。


外伝
年越しの瞬間


後2時間で一年が終わる。長いようで短かった一年だった。ユズは普段と違って起きている。年越しの時は起きていたいらしい。オールしたいなら止めはしないがどっかで体力が尽きて寝落ちするのが容易に想像出来る。現にこたつでウトウトしてるからな。多分無理だろう。蕎麦でも作ってやろうかね。年越しと言ったら蕎麦だからな。

 

「よいしょっと……」

 

「どうしたの島にぃ?急に立ち上がって」

 

コトリがユズの頭を撫でながら話しかけてきた。顔はいつも通りの何考えてんのか分かんねぇ顔だ。

 

「蕎麦作ろうと思ってな。まぁ袋から出して茹でるだけなんだがな。食うだろ?」

 

「うん、食べたい」

 

「お蕎麦!?やったぁ!」

 

「作ってやるから待ってろ~」

 

ユズは分かりやすい。ハリネズミぐらい分かりやすい。キレてるハリネズミにりんごをあげたら顔がパァァァァアってなる動画あるだろ?それと同じぐらいだ。

 

「えぇ~と……五分茹でるのか。久しぶりに作るなぁ~」

 

茹でてる間にめんつゆ探しておくか。確か冷蔵庫のどっかに入ってたはずだ。

 

「あれぇ~……?ないな……」

 

「どうしたの島にぃ」

 

「うわッ!?」

 

隣にコトリが立っていた。急に話しかけられた驚きで尻餅ついてしまったが丁度いい。コトリにめんつゆがどこにあるか聞こう。

 

「めんつゆ探してるんだが、見つからなくてな」

 

「あぁ、めんつゆなら……ほら、あったよ」

 

「嘘だろそんな所にあったのかよ。見つけられなかった。ありがとな」

 

コトリの頭を撫でる。驚いたような顔をしたが抵抗はしていない。むしろ頭をこっちに向けてきた。もっと撫でろっていう事だろう。

 

「そろそろ蕎麦が茹で終わる頃だろうから箸とコップ持って行ってくれコトリ」

 

「分かった。あとでユズも撫でてあげて」

 

「そりゃもちろん」

 

ここで会話を切り上げ、めんつゆを丼にぶち込み、茹でた蕎麦をぶち込む。

 

「蕎麦出来たぞ~」

 

蕎麦を机に置く。ユズは待ちきれない様子のようだ。

 

「それじゃあ手を合わせて……」

 

「「「いただきます」」」

 

特に凝った事とかはないが、年越しの時に食うと格別に旨いような気がするのはなんでだろうかね。

 

「おいしい!」

 

「それは良かった」

 

「……うん、美味しい」

 

蕎麦を茹でてめんつゆをぶっかけただけだが、そう言ってもらえると嬉しくなるな。明日、餅を焼こうかな。コイツら食うか分からんけど

 

「明日餅焼くけど食うか?」

 

「食べる!」

 

ユズは即答で食べるって言ってきた。目が輝いている。

 

「コトリは食べるか?」

 

「うん、食べる」

 

「なら明日の昼にでも焼こうかね」

 

そう話していると、もう年越しまで一分もなかった。今年も平穏に過ごせたな。来年も平穏に過ごせたらいいんだがな。

 

「明けましておめでとう!」

 

っと、そんな事を考えていたらいつの間にか一年が終わっていた。

 

「明けましておめでとう。今年もよろしく」

 

「明けましておめでとう。今年もよろしくな」

 

っと、そうだ。コトリからユズを撫でてやれって言われてたんだったな。

 

「ユズ~、こっち来てくれ~」

 

「わかった!」

 

ユズをこっちまで来てもらって、座らせる。ユズは首を傾げている。

 

「今年もよろしくな」

 

俺はユズの頭を撫でながらそう言った。ユズは元気よく返事をしてきた。こうして見ていると、可愛い妹だなと改めて思った。こうして、時間が過ぎて行った。




すいませんでした。投稿が非常に遅れてしまい申し訳ありません。リアルの方が忙しくてですね、投稿する余裕がありませんでした。本当に申し訳ございませんでした。
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