転生者が前世の作品の同人を個人的に楽しむようです。   作:スティック/糊

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評価、誤字報告ありがサンマリオンタワー

CERO:D程度の下ネタあり。

乾母のお名前捏造あり。


三人の娘の内一番恋愛から縁遠いと思ってました

 

「彩寿歌ちゃん、大丈夫?」

 

「ん、へーき」

 

 

 それは乾母、祝織が出かける直前の娘に聞いた一言。

 

 中学生時代に賞を取り、女子高生と作家の二足の草鞋を履く娘は昨日相当頑張ったのか、かなり眠そうに玄関先で靴を履いていた。

 

 

「それで今日は真っすぐ帰ってくるの?」

 

「お泊り」

 

 

 娘は高校に入ってから度々外泊をするようになった。

 

 それは高校に入ってから仲良くなった魚塚和花という少女の元だ。

 

 乾家に何度か遊びに来たり、お泊りに来ているのでどんな少女かも知っている。

 

 今時の女子高生といったような風貌だが、とても根のいい子で高校で仲のいいお友達が出来たのだと祝織はとても安心していた。

 

 高校に進学してひと月もすれば娘の表情は以前より確かに柔らかくなっていたのだ。

 

 

 3人いる娘の中で次女の彩寿歌は口数は少しばかり少なく達観したような、どこか一歩線を引いているようにも見えてしまう娘だ。

 

 初めての育児、それも双子であったことからとても戸惑っていたことは確かで、おとなしく手のかからない彩寿歌よりも、双子の姉の方である紗寿叶の方に手を焼いていたことは否めない。

 

 生まれた時から紗寿叶の方が小さかったからだ。

 

 かと言って娘に向ける愛情に偏りを付けたつもりはない。

 

 けれども気が付けば何かと紗寿叶や妹の心寿に譲ってしまう子に育っていた。

 

 少し口数が少なく、本が好きな少し内向的な子だ。

 

 そんな性格もあってか娘を3人とも同じ一貫校の女子校に進学させたが、孤立してしまっていた。

 

 早熟した性格もあって、周囲と馴染みづらかったらしい。

 

 

 そんな彩寿歌は中学生の頃に小説で賞を受賞した。

 

 本を読むことが好きな子であるとは知っていたし、夫のお古のパソコンを貰ってからは熱心に何かをしているとは思っていたが、小説を書いているとは思ってもいなかった。

 

 滅多に……というか片手で収まるくらいのわがままくらいしか言ってこなかった娘が「賞取ったから、作家になりたい、です」と遠慮がちに言ってきた時は夫と顔を見合わせて全力で応援することにしたのだ。

 

 作家としてやっていくためには少し通学時間の長い女子校では不向きで、そこまで居たい環境じゃないと彩寿歌は公立高校に進学したのだ。

 

 

 彩寿歌が楽しそうに友達と過ごせている。

 

 高校で初めて家に招き、お泊りに誘えるくらいのお友達が出来たのだと。

 

 祝織はそんな娘の成長がうれしくて、ちょっと多い外泊にも強く言えなかった。

 

 向こうの親御さんにもご挨拶をしたいと思っていたのだが海外でのお仕事が多いらしく、魚塚和花さんは一人暮らしをしているという。

 

 ご迷惑にならないようにほどほどに、そう言い聞かせてはいるものの娘は凄く嬉しそうなのだ。

 

 

 そして、今日も彼女の所にお泊りに行くと言う。

 

 

「そこまで疲れているなら今日はおとなしく帰ってきた方がいいんじゃない?」

 

 

 ふらつくほどでは無いし、クマが見えるほどでもない。

 

 けれどもとても眠そうだ。

 

 

「んー、今日憂いなくお泊りするために昨日脱稿したの」

 

 

 だから今日は行く。

 

 彩寿歌の意思は固いらしい。

 

 

「でも、そんなに眠そうなら……」

 

「何ならこれを口実に彼氏に甘やかしてもらうまである。行ってきます」

 

 

 彩寿歌はあくびと戦うように大きく口を開けるがそれを隠すようにしっかりと手で覆っている。

 

 そう言う所はちゃんと女の子だなぁと感じつつも娘を見送rーーーー

 

 

「いってら―――――え、今なんて?」

 

 

 さらりと投げられた爆弾の所在を聞き出そうにも娘はするりと登校していった。

 

 あれ、さっき彩寿歌は“彼氏”と言わなかっただろうか。

 

 

 そっかそっか、彩寿歌もそんな年かぁ……

 

 娘たちの中で一番彼氏できるの遅そうにも見えて一番早かったかぁ……

 

 この頃熱心に料理のお勉強してたもんねぇ……

 

 あまりにも魚塚さんと仲が良かったからそっち方面に行ってしまうのかしら、なんて邪推しかけたりもしたけど健全な方面に進んでたかぁ……

 

 

「ってなるかぁ!?」

 

 

 祝織はおもむろにツッコミを虚空に入れてしまう。

 

 それも普段の良き母であろうとしている側面から別の側面にシフトするレベルで。

 

 

「彼、え、彼氏????ということは彼氏のお家にお泊りってこと????年頃の女の子ならそういったこともあるんだろうし、私も昔やったことが無いと言えばウソになるけど……えぇ??????」

 

 

 サラリと告げられた、いや彩寿歌からすれば無意識のうちの失言だったのだろう。

 

 いじめ問題があっても家族に悟られないように自分でどうにかしてしまうような子でもある。

 

 そんな彼氏くん(?)対して“甘える”という単語が出てきたことに小さな嫉妬さえ覚えてしまう。

 

 

 普通の女子高生している娘の春に喜び半分、素直に教えて貰えなかったことへの悲しみ半分、まだ知らぬ娘のいい人に対しての嫉妬心が少しばかりこもってしまう。

 

 

「どういうことなの彩寿歌ちゃーん!」

 

 

 そんな彼女のツッコミは既に出勤通学で皆出た後の乾家に無情に響いた。

 

 

 〇 〇

 

 

「かーくほ」

 

「あぶねぇからおやめなさい」

 

 

 万智は最寄りのスーパーから買い物袋をぶら下げて出てくると背後から飛びつかれた。

 

 すっかりと彼女のタックルに慣れてしまったせいか、それともトレーニングをする様になった影響か万智はビクともしなかった。

 

 それでも首筋にかかるような抱きしめ方なので少しばかり危ない。

 

 頭一つ以上身長差があるというのに軽い足取りで飛びついてくるのだから身体能力が本当に高いらしい。

 

 

「真っすぐ我が家に行くのでは?」

 

「いや、待てなくて」

 

「良いけど……歩きづらいからコアラ状態はやめなさい」

 

「じゃ、右腕を貰おうか」

 

「好きにしてくれ。確保されてるんだし」

 

「では遠慮なく」

 

 

 利き手に持っていた買い物袋を左に移すとするりと離れ、彼女は万智の右腕を自身の腕に絡ませてきた。

 

 

「数日ぶりの万智成分~」

 

「俺からは変な成分出てないから。何なら体育あったから汗臭いまである」

 

「え、いい匂いしかしない」

 

「さいで」

 

「え、寧ろ私の方が臭くない?」

 

「可愛い女の子の匂いしかしないな」

 

「そういう所やぞ」

 

「どういうとこやねん」

 

 

 声の主は当然の様に万智の彼女である彩寿歌であった。

 

 というか普段から目立つ要素のない万智に積極的に話しかけてくる同年代の女性など彼女くらいのものだ。

 

 そんな彼女に右腕を取られながら帰路を歩く。

 

 

「それでなんで俺があのスーパー行ってるってわかったんだ?」

 

 

 まがりなりにも都市部であるため、万智の家から向かえるスーパーはいくつか存在し、その日のセール品だったりを見極めて買い物をするためどこの店舗を選んでいるのかなど分からないはずなのだ。

 

 

「え、勘」

 

「つよい」

 

 

 そんな彼女から返って来た返答は極めてシンプルなモノ。

 

 時々野性味を感じてしまう時がある。

 

 ちょっと珍妙なものを見る目線を向けてしまうのは仕方がないだろう。

 

 そう思って彼女を見れば、あることに気が付いた。

 

 

「お前、今日の授業中ぐっすりだったな?」

 

「教師の授業をBGMに寝るとか学生の内にしかできない体験だぞ?」

 

「こやつめ。学期末テストは大丈夫なのか?」

 

「ふ、文系科目は完璧」

 

 

 なんとなく制服のよれ具合からコイツ腕を枕に寝てたな?なんて考える。

 

 いや、たしか腕を枕にして寝ようとすると胸がつぶれて寝づらいから姿勢を正してスッと分かりづらい様に寝るタイプとか言ってたな……?

 

 

「理系は」

 

「壊滅してるから助けて♡」

 

「今日寝てたのは?」

 

「数Ⅱ」

 

「おい」

 

「てへぺろ」

 

 

 作家であるだけあって彩寿歌は完全に文系の人間だ。

 

 最低限……中学校までの数学の範囲なら問題はないが高校に進学してからの数学は完全に詰みかけていた。

 

 

 万智も翻訳家であった母の影響で英語等の言語系の問題には強い。

 

 彩寿歌と違うのは少しばかり数字に強い所だろう。

 

 

 そんなこともあって定期テストが近くなると赤点を取らないよう万智が勉強を見るのはいつもの流れであった。

 

 

「苦手を自覚してるなら真面目に授業は受けなさい」

 

「真面目に受けても数字は脳が拒絶反応を起こします」

 

「中身はいい歳してんだろ、想像以上に社会でたら無駄に勉強することばかりって知ってるよな????」

 

「それはそれ、これはこれ!」

 

「力強く言うことじゃねぇんだよなぁ……」

 

「文系は不動の首位を保ってるから許して欲しいな」

 

「英語は俺にたまに負けてんじゃねえか」

 

「常に100点とかどうなってるの?????」

 

 

 彩寿歌、文系科目首位。理系科目赤点ギリギリライン。

 

 万智、文系上位、理系上位。

 

 ただし英語に関しては入学時から一度も首位を譲ったことはなかった。

 

 

「まぁ、高校入る前、一時期外国暮らししてた時もあったからな」

 

「え、何それ初耳」

 

「おかげでメジャーな言語だったら結構聞いて喋るくらいならできる」

 

「ほんとに何でもできるなこの彼ピ」

 

「何でもできるわけじゃないからな?それに祖父母はもう亡くなってるけどイギリス在住だったからその影響」

 

「え、もしかして万智ハーフ?」

 

「いんや、クォーター」

 

「だからそんなに背が高いのか……」

 

「さてどうだろな。顔も名前も知らない父親も高身長だったらしいからそっちかもな。もう聞ける人おらんけど」

 

「さらっと闇」

 

 

 そこまで言うと少し彩寿歌の抱きしめる力が強くなり、少し歩きづらくなってしまう。

 

 

「歩きづらい」

 

「と言いつつ?」

 

「生もの買ってあるから傷む前に帰ろうな?」

 

「スルーされた!?」

 

 

 少なくとも万智は素直に嫌じゃない、とは少し照れ臭くて言えなかった。

 

 

 

 〇 〇

 

 

 

「これをするために脱稿したまである」

 

「お手軽だな」

 

「相当贅沢ですけど?」

 

 

 諸伏家に帰宅した万智と彩寿歌は一般家庭にしては少し広めの風呂に入っていた。

 

 日本人平均よりも大きめの万智でも足を伸ばせる大きな風呂だ。

 

 小説を脱稿した彩寿歌を甘やかすというイベントは付き合い始めてかれこれ5回目になるだろうか。

 

 彩寿歌の好きな食事をとって、食休みしてだらだらと映画を見て、そんな流れが1、2回目。

 

 一線を越えてからは一緒に風呂に入って、彼女の髪の手入れをして、ゆったりと湯船につかるのが恒例となろうとしていた。

 

 湯船に背を預ければ、彩寿歌がその股座の間に入り込むように入り込んで背を預けてくる。

 

 トリートメントでケアをするために頭部をターバンの様にタオルで撒いてるせいか、独特なにおいが直でやってきているような気がした。

 

 

「やっぱり万智の手ってデカいよね……?」

 

「男としては標準くらいじゃないか」

 

「デカいって、ほら!」

 

「比較対象に自分胸掴ませるのはお止めなさい」

 

「この後散々触るでしょうが!」

 

「それはそう」

 

 

 彩寿歌に手を掴まれ、手をにぎにぎと遊ばれたかと思えばおもむろに自身の胸に持っていく。

 

 服を着ている時はあまり目立たないような下着を付けているらしいが、それでも服の上からでもデカいと分かるサイズ。

 

 それらを取り払い、浮力で少しばかり浮いているそれを掴ませて、自身の手とはこんなに違うのだと力説してくる。

 

 ……無難に手と手を合わせるくらいでも説明しやすいんじゃねぇかな。

 

 

「……というか前よりがっしりしてない?」

 

「だらしない体型にはなりたかないからな」

 

「わ、力入れるとしっかり硬い、カッチカチ。え、腕に血管うっすら浮いてるし総指伸筋と腕橈骨筋の凹凸がくっきりわかる前腕筋群エッチ過ぎない?もう夏服だよね‥…?こんなエッチな腕と手を晒してるとか捕まらない?大丈夫?」

 

「お前の思考の方が捕まりそうだろ」

 

「それはそう。とりあえずマーキングしとこ」

 

「時々見せるその野性味はなんなの」

 

「えー?この人にはちゃんと女が居るぞって印付けておかないと筋肉フェチに攫われる」

 

「どこの界隈だ」

 

 

 彩寿歌は万智の腕を自身の口元まで運ぶと強く吸い、虫刺されの様な小さな鬱血を作る。いわゆるキスマークというやつだ。

 

 一つ付けただけでは満足できなかったのかずらしながら数か所。

 

 本当に宣言通りマーキングである。

 

 そもそも筋肉フェチはこの程度の筋肉では満足しないのではなかろうか。

 

 

「万智も付けていいんだよ?」

 

 

 万智が訝しんでいると振り向きながら目を合わせようとしてる為か、それとも髪をまとめているせいか。

 

 そのうなじは随分と艶やかなラインに見えてしまう。

 

 

「しばらくオフショル着れなくなるんじゃねぇの?」

 

「着る予定無いからセーフ。夏だからってそんなに肌出したいわけじゃないし」

 

「そうやって誘うのは悪い所じゃないのか」

 

 

 なんやかんやでそのアピールに乗っかってしまってるのだから何とも言えない。

 

 その挑発通り、ブラウスで隠れる程度の位置に一つ印をつける。

 

 

「えへへ、また増えた」

 

「スケベめ」

 

 

 こんなことで喜びおって。

 

 責めるよりも責められる……いや、尽くすことが好きなたちらしい彩寿歌が無邪気に笑うのでこの後しっかりご要望通りにしてやろうと胴に回した腕の抱き寄せる力を少し増した。

 

 

 

 〇 〇

 

 

 

「いやー回復した回復した」

 

「むしろ疲れるようなことしかした覚えないんだけどな……」

 

「まぁ、突かれましたけど」

 

「それ俺が言った言葉のニュアンスと違わない?」

 

 

 翌朝つやつやとした彩寿歌がニコニコと朝食をとっていた。

 

 

「それで今日の予定は?」

 

「編集が校正確認してくれたのが上がるのは月曜だろうし、家の方は特にないはz――――」

 

 

 彩寿歌は大体万智の所に泊まると昼頃までゴロゴロしたりするか、そのままデートに出かけるかの流れになる。

 

 ちらっと彩寿歌が手元のスマホを開き何か連絡がなかったかを見ていると言葉の途中で完全に固まった。

 

 

「じ、事件です」

 

「どうした」

 

「あ、身内の不幸とかではないんだけど…」

 

 

 万智はあまりにも見事な青ざめっぷりにもしや身内に不幸があったのではないかとまでよぎったが、そうではないらしい。

 

 彩寿歌は言葉にするよりも直で見た方が早いと思ったのが万智の方にスマホの画面を向けた。

 

 

 それはチャット系の連絡用ツールとしておなじみのSNS。

 

 画面上部に映るのは[母]のシンプルな文字。

 

 

 チャットには普段から帰宅する時の連絡に使っているのか〇〇時には帰るの文字と、それに了解したという可愛らしいスタンプが送られている。

 

 どこか柔らかな親子の会話群の一番下、つまりは最新のメッセージ。

 

 

[彼氏くんを紹介してほしいので来週か再来週の土日あたり、都合のいい日を確認してください]

 

 

 

「―――――スゥ、ちょっと頭丸めてくるか」

 

「待って、ちょ、力つよ、早まらないで!?」

 

「未成年で経済的にも社会的にも責任のとれない男が誠実さを表すうえで坊主が一番わかりやすいだろうが!」

 

「そこまで深刻なやつじゃないと思うから早まらないで、というか万智が丸めるなら私も丸めるぞこの野郎!」

 

 

 万智はその文字を確認すると同時に勢いよくダイニングテーブルから立ち上がると洗面所へ向かおうとするが、必死な彩寿歌にそれは阻止された。

 

 

「と、とっととりあえず早まらないで。ちなみにご都合は」

 

「そちらの都合のいい日を開けます」

 

「承知しました」

 

 

 万智の凶行を阻止した彩寿歌は腕を手に取り、ソファーまで連行し膝枕の体制に移行しながら問うた。

 

 

「万智の責任というよりほとんど私が説明さぼったのが原因だからね?」

 

「一線を越えている時点で俺も同罪なんですわ」

 

「責任感が強い彼ピだ……。ほら、ちゃんと避妊はしてるしセーフセーフ」

 

「親御さん騙して外泊している時点でアウトやろがい」

 

「それはそうなんだけど、それに関してはちゃんと私が土下座しながら謝るし、ご協力いただいていた和花ちゃんにもしっかりと説明するから。万智は本当、そこらへんに責任を感じたらだめだからね」

 

「そうは言ってもな」

 

「なに、私との関係はお遊びだったと?」

 

「いたって真面目だが」

 

「ならいいじゃん」

 

 

 彩寿歌は自身の膝に収まった彼の頭をゆっくりと撫でながら、片手で母に返信を入れた。

 

 母が連絡を入れていたのは昨日の16時頃。学校が終わったあたりのタイミングだったらしい。

 

 図らずの未読スルーをしてしまっていたようだった。

 

 

[今スマホ確認した。お母さんの都合がいい時に、だって]

 

 

 そう打ち込むとソファー前のテーブルにスマホを置き、両手で万智の顔を包んだ。

 

 

「そこまで真剣に悩むくらい考えていてくれて私はうれしいんだよ」

 

 

 一瞬触れ合うだけの接触は先ほどまで食べていた目玉焼きの味がした。

 





「ちっ、巨乳だとこういう時にキスがしずらい」

「さっきまでの空気一瞬で壊すの止めな????」

「私はシリアスよりもシリアルくらいがいいんだよ」

「そこにキラーが付かないことを切に願う」

「メンヘラではあると思うから包丁は任せて」

「おやめください」



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