俺こと白神・ミカエル・颯斗は今でこそアメリカで過ごしバスケに明け暮れる日常を送っているが実は名前でも分かる通り純粋なアメリカ人ではなくアメリカ人の父と日本人の母とのハーフである。
日本の名前で言うと白神颯斗でミドルネームがミカエルである。
父はスポーツブランドの経営者で母は元バスケ日本代表選手である。
父もバスケ経験者であり大学までバリバリのバスケ選手だったくらいだ。父はあまりその時のことは話したがらないが母から聞いた話によると父は大学までドラフト確実と言われた圧倒的な身体能力で得点を量産する世代を代表するようなPFだったそうだ。
俺の身体能力はここから来ているんだろうな。しかし大学中に靭帯を損傷するような大怪我を負ってしまいバスケ生命を脅かされその影響でさらにオーバーワークをした結果2度と全力では走れない体になってしまった。
対して母は有名な資産家の家に生まれた。しかしある時オリンピックで見たバスケの魅力に取り憑かれお嬢様にも関わらずバスケバカの称号を得た正真正銘のバスケ少女であったらしい。
普通ピアノとかバレエだろうと俺は思った。
プレースタイルはバスケバカを名乗るほどにも関わらず熱血系ではなく意外とクレバーなスタイルで冷静に相手の穴を見つけそこを着いていく頭脳派選手だったらしい。
バスケ以外は料理はからっきしだし洗濯物出来なかったようなズボラな母である。そしてそのままプロになり日本代表まで上り詰めアメリカの女子プロリーグWNBAに移籍したのち父が母のスポンサーになったことで出会い思い出を重ねたうちにあれよあれよと言ってる間にゴールイン。
引退後に生まれたベイビーが俺というわけである。
ちなみに俺は生まれはアメリカであるが2歳から7歳までは日本にいた。
それは父が日本バスケが熱くなってくるというのを感じとり日本進出を企て数年の間だけ日本で生活することになったのである。
母もその間日本のチームのコーチをしていたし生活する上で特に困ったことはなかった。そしてここからが俺の物語であり人生で初めて出来たライバルと愛する女性に出会う事になるのである。
俺は3歳頃から仕事で忙しい母や父の都合もあり早めに幼稚園に通わせられることになった。
父や母は知り合いは祖父母に預けようと考えてたらしいが祖父母は北海道だし東京に住んでいた俺からしたら俺だけ北海道にいくというのは考えられなかったし嫌だと泣きじゃくったらしい。覚えていないが。
そして幼稚園に預けようかと考えていた時。
「ミカはようちえん?でもだいじょうぶ!もう2サイだからね!トモダチほちぃしパパもママもしんぱいしないで!」
と生意気にも言ったらしいのである。
当時は日本のアニメの◯たま◯太郎にハマっており友達という存在に憧れていたのである。そして東京にある幼稚園に無事3歳にして入園することになるのである。そして入園日の日が近づいてきており今か今かとワクワクしていた当時3歳児の俺は当日までなかなか寝れない日が続いた。
「ミカー忘れ物はなーい?」
「ない!かんぺき!」
「そんなに楽しみなのか」
「ようちえんでシンベイをさがす!」
「シンベイはいないだろうね」
と言うような会話を繰り広げながら父の愛車で幼稚園に向かった。その後色々入園手続きなどを行い無事入園することに至るのだがどうやら俺は時期的にも転入のような扱いになるらしく一人で幼稚園のクラスに新しく入ることになった。
「「ミカ〜頑張ってね!」」
二人からいつものようにキスされた俺は先生に案内されてそのまま教室に向かった。
そしてドアが開き教室に入ると皆んなが座って俺を見ていた。そして俺は教壇のようなところに先生に手を引かれながら連れていかれ自己紹介をすることになった。
「皆んな〜今日から新しくみんなのお友達になる白神・ミカエル・颯斗くんよ〜はい!颯斗くんも自己紹介できるかな〜??」
「できるよ!!はぢめまして!あめりか?からきたミカといいますミカってよんでくださいよろちく!」
するとその時青色の髪色をした短髪の一人の子供が
「せんせいー!なんで先生はハヤトっていったのにハヤトはミカって言ったの」
「それはね〜ミカくんはお父さんがアメリカって国の人で名前が二つあるのよ!ミカくんがミカって呼んでほしいって言ってるからミカくんって呼んであげてね!」
「「「はーい!」」」
「おれあおみね だいき!よろしくな!」
「ぼくはしろがみ ミカエル はやと!ミカってよんでね!」
そして暖かく歓迎された俺は持ち前のコミュ力で友達を増やしていった。そして俺は他の男の子たちと一緒にその日は外で遊んだ。
「じゃんけんしよ!負けた人がおにね!」
「「いいよー!」」
そしてボロ負けしたのが幼稚園で初めて出来た友達である青峰 大輝である。
「だいきが鬼ね〜!10秒後にスタートね!」
そして俺自身初めて出来た友達たちというのもあって何も考えず本気で遊んでみたいと思った。そして大輝が初めに追いかけてきたのが俺であった。後後聞いた話によると大輝の運動神経だと誰でもすぐ捕まえることができて面白くないので転校生の俺を試したのだという。結果は
「「「はやー!!! 」」」
「ッッ!」
「ぜったいつかまんないよ〜!」
俺は持ち前の身体能力で大輝から20分間逃げ切り大輝かヘトヘトになるまで追いかけっこしたのである。
「ミカ!おまえすごいな!はじめておれよりはやいやつみた!」
「だいきもはやいよとおもうよ!」
「「すごいね!ミカ!」」
幼稚園というのは単純なもので運動ができるだけで一躍俺は時の人となり人気者になった。それからドッチボールもかくれんぼも何かと大輝は俺に挑んできた。
無論俺の連戦連勝だったが。大輝は初めて自分よりすごいやつを見て目を輝かせながら俺と一緒にいた。そのような時間を過ごし初日の入園日を過ごした。