ある日の夜、金に強欲な者達によって開かれたパーティーの余興とし、
ある一人の男が話を始めた
「さあさぁ皆さん今宵は無礼講と行こうじゃありませんか!?」
「余興、と言っても私は特に技などは持ち合わせてはおりません。」
「そこである一人の悲しい少女の話をしましょう、、、」
「昔々ある田舎の小さな村がありました。」
「そこに一つの小金持ちの家がありました。これはそこの1人娘の物語」
………堺良子、これは私の名前だ。
由来は"いい子に育つように,,
というのを聞いたことがあるのだが
私からしてみてはどうだっていいこと。だっていい子に育つどころか
親は私を育てる気は一切無し
ここまで愚痴を言っただけだがここらで自己紹介といこう。
さっきも言ったが名は堺良子
育ちは良く不便は一切ない
顔は、、まぁほっといて欲しい。
親は村の小金持ち母親は私が5才の時に他界し、今は実の父親と義母親と住んでいる。正直吐き気がする生活だ。
とまぁ自己紹介はここらにしといて
今は満月の夜、外を散歩している。
季節が9月というのもあって中々涼しく散歩にはもってこいの夜だ。
などと考えているとある狐の面を頭に掛けてる男に話しかけられた。
「やぁ!こんばんわお嬢さん一緒踊らない?」
なんだナンパか、というか踊るってなに?この人アブナイ人?
「いえイイですそれじゃ」
そっけない挨拶をし逃げる様に歩く
「待って待って!チョットぐらい喋ったりしようよ!?」
あぁ、暇なのかこの人
まぁ私も暇だしいいか
「しょうがないですね。いいですよ」
「わぁ!ありがとう!!じゃあなにしゃべろっか?」
子供みたいな人だな
「まず質問。イイですか?」
「いいよ!なに?」
「その面なんですか?それと最初に言った踊るってなんですか?」
「わぁすごいツッコムね。君関西人?」
「違いますけど?」
「うんその冷たさ違うね」
「そうですか」
「あはは、、あれっ?あそこに居るのって捨て犬?」
「っぽいですね」
野原の奥の方に小さく見えるイヌ。
ん?あれ首に何か巻かれてる?
赤い、、糸?
「あ!こっちに来た!」
「よーしよーし!可愛いなぁ?ん?赤い糸?」
「ですね。もしかしたら飼い犬かもしれませんよ?」
「んーそうだねじゃあこの糸君に巻いてあげる」
「えっ、ちょっとなにしてるんですか?外して下さい!!」
「自分で外しなよ」
「それが外せないんですよ!」
まるで何かの呪いがかかったかの様に解けない
「やっぱり外して下さい!」
「あれ、、、?」
振り返ると男がいない
帰ったのか?
仕方が無い私も帰るか
自宅「ただいま…」
家に帰ると父親が待ち受けていた
「今までどこに行っていた?」
実は親に黙って出て来たのだ
「ちょっと夜道を散歩しに…」
「全く勝手な真似をするんじゃない」
「すみません…あっこの首の紐とってくれませんか?」
「ん?何処に紐なんかあるんだ?
バカか?」
「えっ?」
「バカな事を言ってないでさっさと寝なさい」
「…はい」
自室「お父さんにはこの紐は見えていなかった。いい子に見えて悪い子には見えないとか?、、なわけないか寝よ」
その日は直ぐに寝た
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次の日の朝苦しさの中、私は起きた
「な、に、、これ、、!!」
首に絡まっていた紐がしまっていたのだ
そのあとすぐに紐は緩んだが暫く私は呆気に取られていた
気を取り直した私は昨日の場所に向かうことにした。
昨日の場所に着くと昨日の男がいた。
「やぁ昨日ぶり♪」
男は気の軽い挨拶をしてきた。
「…こんにちは」
挨拶を返し本題に入る。
「この紐、朝締まってたんですけど
取って下さい。」
「だ・か・ら・自分で取りなよ♪」
「だからとれないんですよ」
少しイライラしながら返事を返す。
態度にも出ていた筈だが男は受け流した。
「ヘェ〜それは残念」
「っていうかあなた誰なんですか?
あとその面なんですか?」
昨日した質問をし直した。
「んー、名前はキョウとでも呼んでよ。あとこの面は気に入ってるから付けてるだけ。」
「そうですか。で、取って下さいよこの紐」
「ん〜仕方ないな〜」
そう言うとそっと私の首に触れた。
「はいとれた☆」
「…ありがとうございます」
…取れてる。何だったんだろうあの紐は。
「あ、今晩0時にここに来なよ。
面白いものが見れるよ。」
「気が向いたら来ます。」
そう言いながら心の中で来ないと誓った。
その日の夜村が焼けた。
家がじゃない。村がだ。
「なん、で、、こんな」
自分の体を見る。傷一つない体がそこにあった。
「あーこんなところにいた!」
いつの間にか男がそこに居た。
「これなんで私だけ、」
そう私以外父も、義母も、家も、村の人も、
全部燃えたのだ。
「その紐の所為だよ。」
そう言われ背筋が凍った。
首に赤い紐が結んであった。
「今から君にはゲームを始めてもらう。参加資格はその赤い紐が結んである者。そして負けた物には死を」
男の顔は今までに見たことが無い死神の様な、無邪気な子供の様な笑みを浮かべていた。
こうして私の死のゲームは始まった。
とりあえず此処まで。更新速度は一週間に一回しかできたらいいな、程度です
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