依頼
彼は大衆用宇宙船の2個の席の通路を挟んで彼から見て右側の1番端の席に座っていた。
彼は疑問に思っていた。なぜなら地球から遠く離れた未発展の星の探偵に地球から依頼がきたのだから。しかも交通費も宿代もくれてだ。もちろん、依頼料も高い。ただ現地で、しかも後払いなのが胡散臭いが。
「嘘じゃなきゃいいけど、まあ、あの地球に行けるのだから少し楽しみだ」
大衆用宇宙船だとしても地球行きとなると下手な高等宇宙船よりは良くなる。その分値段も高いが。宇宙船内は暇だ、娯楽用品はあまり持って行けるものが少ないし、連絡機器などは通信が宇宙船の操縦に悪影響を及ぼすから、だめらしい昔の人々いや、3000年前ほどの人々は宇宙船からの景色を楽しんだと言うが、今では窓があったとしても宇宙船が速すぎて景色は見えないだろう。
「地球、我々人類の母なる大地。どのような星なのだろうか…」
まばらな宇宙船の席、通路挟んで左側の奥の席に座っていた40代ぐらいだろうか、
ー整形やらがあるせいで、実際の年齢は分からないが見た目はそのぐらいのー無精髭を生やした男性が立ち上がった。その男性はこちらに向かってくる
「おう、兄ちゃん。お前さんも旅行かい」
「いや僕は仕事で地球に」
「そうか珍しいな。もしかして、なんでも屋とか探偵か?」
「ええ、探偵をやっています。」
あのことを言われるだろうな。こっちは真面目にやっているというのに!あいつらの顔を思い出すだけでイラついてくる
「あのブームにのっk」
「そうですよ!僕は所詮、流行りに乗るだけの馬鹿ですよ!」
「おう…なんかすまんかった。」
「こちらこそすみません、ちょっと頭に血がのぼってしまって」
「いいってことだ。俺の名前はイスラエル・チチェーリン。あんた名前は」
「
「おお珍しいな。日本人風の名前なんて久々に聞いたぜ」
「そうなんですか?僕のいた星が小さいのもありますが少なくとも結構聞きましたよ」
「そうだなぁ、お前さんがあのブームに乗っかった奴なら知っているだろうが、日本人風の名前の少なさと言ったらあのブームに乗って生き残った奴ぐらいは少ない」
一瞬イラッときたが、ちゃんと関係あることでしかも身をもって体験したことだ。あのブームに乗って生き残った奴は本当に少ない。
「日本人っていいのかはわからんが、少なくとも日本人との血の繋がりがあるやつは少ないだからその分名前も少ないってことだ」
「そうなんですね」
ガガッガッ
放送が流れる
ピンポーンパーンポーン
「誠にご乗船ありがとうございます。およそこの船は10分後に地球に着く見込みです。お忘れ物のないよう下船の準備をお願いいたします」
ピンポーンパーンポーン
ガッガガ
「これでサイナラだな」
「またどこかで会えたら」
「おう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タクシーに乗り、指定の場所にやってきた
ある公園、何も変哲のない公園
まあ地球なのでそれだけでも価値はあるが
常緑樹と花壇、整備された歩道。
違和感があるとしたら、ここに来るまでには見た事のない車。karakuriの黒のinsideが止まっているぐらいだ。
「指定の車はあれかな」
ナンバーは日本、つくば いあ-2222
手紙の情報と照らし合わせて確認する
あたりだ
黒のinsideへと近ずき運転座席側の窓をノックする。 コンコン コンコン そうすると、髪を伸ばしており、髭あまり剃られてない男性が出てきた
「合言葉は?」
「GOtoHEAVEN」
「できるだけ早く、後ろに乗れ」
「OK」
ガチャ
バタンッ
「依頼を受けて貰って感謝する」
「いえ、お礼はまだ結構。その前に依頼の内容を話してもらいましょうか」
「そうだな、捨てられた研究所の探索だ。詳しく言うと俺達unknownは裏の世界での警察だ。そこで裏の世界の組織であるiic教会の派閥、支配派のトップ、加曽利八宮の計画を止めるため動いていた。その加曽利の計画の鍵が今話した研究所にあるからそこを探索する為の捨て駒さ」
「そうですか。まあそんなもんだと思っていました。」
「受けるか?」
「
「よく言った。ふむ、とりあえず俺達のアジトに行く、あと俺のことは"頭目"って呼べ。」
「わかりました。」
「コードネームみたいなもんだ。お前にもつけよう、そうだな"探偵"でいいだろう」
「そんな直球な。」
「俺だって、unknownのトップだから"頭目"だぞ」
「そんなもんですか。わかりましたよ"頭目"」
「ならいい」