本州から船で何時間かたったあと、ある島に着いた。
そして"頭目"を追って自然豊かな草原を歩き始めた。歩き始めて数分、"頭目"が話し始めた
「ここに研究所がある。ここにはiic教会の『教祖』が残した魔術の情報が眠っている」
「"頭目"、魔術ってなんですか?」
「そういえば、教えてなかったな。魔術とは技術または機術とも言われる物のことだな。神のごとき力だ。特定の手順をふむことで、ある力を操り発動する。今回の目的の情報はある力のことだ。」
不思議だ、そんな物があるのだろうか?
確かに、探偵をやっているとそういった類いのことにも直面するが、その多くは偶然だろう。
だが、仮に存在するとして『教祖』とはどのような者なのだろうか。というか技術ってなんなんだ?
機術もそうだ。一般人が知らないようなことを平然と喋らないでくれ。
「すみません、技術と機術ってなんですか」
「技術は多くの奴らが使う物だな、殆どの奴らは知らないまま生涯を終えるだろう。俺だったら空間を水面として捉えることだな。」
技術。おそらくはその名の通り技のことだろうか
ならば僕にもあるかもしれない。いや、傲慢すぎるな。
「機術は機械を操る事だな。そのままだ。例えばスコープを覗かずにそしてサイレンサーも付けず静かに狙撃銃でターゲットを撃ち殺すとかだな」
妙に現実性があるせいで怖いな。昔、機械をなんでも一発で修理できる奴がいたがそういう事のことだろう。
「止まれ」
「なんです?」
「あれが来る」
あれとはなんだろうか。生き物?または……
と考えていると目線の先から肌色の四足獣がやってきている。ただの野犬だろう
「驚かせないでくださいよ。ただの野犬じゃないですか」
「いや違う。あれはもっとおぞましく穢れている物だ」
先程より姿形がはっきりと見えてきた
四足は人間の腕であり、頭は無く身体は人間の頭部によって形作られている。ある顔は口を開け髪は抜け落ち、目は虚ろ。そしてまたある顔は目は閉じられており、頭からは血がたれている。おぞましく、そしてこの世にいてはならない物のように見える。あれは野犬などではない、足がすくむだが僕には誇りがある。止まるな、逃げるな。目を向けろ、そう思っていると"頭目"が口を開けた
「下がってろ。今はとりあえず俺を見てろ。後で銃を渡す、技術を使うからなよく見とけ」
獣はこちらを見る?と腕を器用に使いながらこちらに飛びかかってきた。だが"頭目"が腕を腕を振りあげ落とすと獣に波がたち水が飛び散るのように肉が飛び散った。
「こう言う感じだな」
「……はい?……ん?……ちょっとわかんなかったですけど」
「まあいい、銃だ」
「ありがとうございます」
銃は黒のリボルバー銃身にはunknownと刻まれている
「"学者"が作った銃だ。銃弾はこれだ、銀の弾丸だ、"服屋"によって反魔術がかけられている」
「"服屋"さんは魔術が使えるですね」
「ああ、まあ魔術と言っても特別な学問的な物だ。頑張れば、誰でもという訳では無いが。少なくともunknownでは"服屋"以外は使えないわけだしな」
ありがたく受け取る。だがしかしなんか、今日だけで常識がだいぶ崩れている。もうなんか、何があっても驚かないかもしれない
「えーと、ああいうのがこの先にいるんですか?」
「ああそうだな、だがこの前来た時とそれ以前に多くを殺したから多くないはだろう、だが多少はいるはずだ」
ふむ、まあそこまではいないということか。
それ以上に気がかりなのは『教祖』の思惑だろう
なぜ情報を残したままなのか、謎だ
その後ある程度歩くと白くそしてツタやこけがあり、そして大きく崩壊しているだが形が残っている建物に着いた。そして入口の大きく崩れた形がドアの右の壁の上には、
国立研究開発法人 新エネルギー研究所
と書かれている、看板があった
「ここが……」
「そうだここが研究所だ」