依頼遂行完了
ここは?どこだ?確か、奇妙なミートボールに追いかけられて、それから……
「起きたか、」
「頭目、ここは……?」
一般的なホワイエつまりはロビー、白色の壁に潔白の床。見覚えのない天井そして何も壊れていない壁に床。頭目は立ちながら話し始める
「本来の研究所のホワイエに当たる場所だ。そうだな、あそこにカウンターが見えるだろう?」
「ええ……たしかに見えますね。じゃああたりを引いたということですか?」
「そうだ。やっとだ。お前のおかげだ。探偵いや「登喜」。ありがとう」
「いえいえ、僕は探偵ですから、頭目いや「泉」さん」
「名前、覚えていたのか、」
「まあ職業柄ってやつですよ」
「まあいい、さっさと行くぞ。」
「わかりました」
ホワイエを抜けて廊下を渡る。そして見えてきたのは大きな円型の部屋であり、自動ドアらしき透明な扉が何個かついていた。
頭目は迷わず、廊下から見て中央の扉に向かっていった。自動ドアは開かず、頭目自らが両手で開けた。自分と頭目はそこへと入り、そのままその先へと視点を向けた。その中央には台座があり、その左右の壁からは配線と思わしき黒と赤の線がちぎれてはいたが飛び出ていた。そして左右を見ると、また先程と同じような扉があり頭目は左の扉へと入って行った。自分もまたそこへ入って行く。中にはデスクが30個程置かれている。デスクの天板の上は見れる限りでは荒れており、荒れていない壁や床、天井と同時に存在するのが不気味だ。
「ここに情報があるはずだ。」
「それじゃあ結構探すの大変ですね」
「他人事みたいに言うがお前も探すんだぞ……」
「わかってますよ」
「そうならいいが」
それにしても、デスクの量が多いな。というかデスクなら名札でもあるのでは?聞いてみるか
「というか頭目、デスクなら名札でもあるのでは?」
「ああ、確かにそうだな。チッあんまり頭が回らないな。魔力の使い過ぎか。」
「じゃあ、手分けして探しましょうか。僕は右から行きます。では」
「ああ」
頭目を横目に右の方へと行く。そして次々とデスクの名札をみていく、時々ないのもあったがそれでも量は多い。そのために名字だけみて行くことにした。大川、佐藤、京極、一色、山名、赤松。様々な日本人の名字がみられる。そして……「探偵!あった!あったぞ!小川!小川紅だ!」頭目の大きな声に驚き体が跳ねる、そんなに声をだすとはそれほど見つかったことが喜ばしいのだろう。
「本当ですか!?」
「ああ!早く来い!」
「わかってますって今行きますから」
頭目の方のデスクへと急がないいけないが物にぶつからないように小走りで行く。ついた所のデスクの名札にはしかと小川紅と書かれていた。デスクには一般的なものと同じように右側に引き出しがあったが、頭目も自分も目は同じ所に向かっていた、そこはデスクの天板。書類が置かれていたであろう所は、他のデスクと同じように荒れていた。だが、天板の中心部だけは
紙の内容……手紙をよくじっくりと何か情報がないか考えながら見る。
「これは……」
「チッ、小川紅め、小川紅からの手紙だ。この文章以外に情報がないが、探偵これ以外には何もなかったのか?」
頭目は疑問をこちら向け聞いてくる。それに答えるために周りやら引き出しやらを見ながら言う。
「ええ、他には何も」
「じゃあ裏か」
ペラッ
「やはりな」
「これは……」
「魔術ですか?」
「ああ、法陣式封印術だな。指定された魔力または指定された魔力、魔術、詠唱の形式によって解かれる物だ。だが、いつの間に俺の魔力を知っているんだ……」
「ははは。というか、この一枚しかないのに魔術を生み出すであろうある力という大層なものを記せれるんですか?」
「まあ、できるんじゃあないか?本当に教祖は未知数だからな。取り敢えず魔力を通すぞ」
頭目が紙の紋章に手を乗せ力を体重を乗せる。そうすると手の隙間から光が漏れ……
「っ!」
「何だ!?」
紐でしかと、とめられた大量の書類の束が出てきた。何だこれ、うんん?さすがにこれは予想できなかった。まじか、
「これをもって帰るのか……」
「これ、本当に多いですね」
適当にめくってみて見ると、そこには数字がびっしりと書かれていた、規則はみる限りではなくランダムな物だが、頭目の話を聞く限りではそのようなことを教祖はしないはずだ。何かの暗号だろうと予想をたてる。
「これ、数字しか書かれていないですよ。暗号ですかね」
「十中八九そうだろうな、学者に解かせるか。取り敢えずもって帰るぞ!探偵もってくれ」
「わかりましたけど、ここからどうやって帰るんです?出口なさそうでしたけど、まさか壊してとかないですよね?」
頭目は鼻筋に汗をしたらさせ、自分の嫌味をこめた問に答える
「そんなわけないだろう。俺はunknownの頭目だからな、このような魔術の境界から出る方法などいくらでもあるぞ、」
「それは言い過ぎでは?」
「まあ、ほとんどが教祖の魔術には意味ないだろうがな!ハッハッハ」
「笑っている場合じゃないですよ!」
すると、突然書類の一番上の紙が光り、周りが"ゴゴッ"と軋む音がし始めた。
「何ですか、これ!?」
「知らん!何でも知ってると思うな!」
ゴゴゴゴ
「頭目!壁が!」
「不味いな! -生死不明の猫、静止する永久機関、否定せよ!幻想と化せ!我らを守りたまへ!夢裡!」
頭目が腕を上に挙げると手から、薄い水色の幕がおり、ドーム状の防壁を作った。
「頭目、これ何ですか?」
「魔術の一種だ。これで大丈夫だろう」
上を向くと天井が崩壊してきており、こちらへと降ってくる!
「ヤバい!」
「大丈夫だ、たがが建物に壊される代物じゃあない。音すら聞こえなくするのが欠点だがな」
痛みはなく視界には煙しか見えない。ただ煙が晴れると周りは草原とその草原を囲む森しか見渡す限りは存在しない。澄んだ風がふく、音はしないが小鳥の声がする。
「探偵、依頼はこれにて終わりだ。帰ろう。」
「はい!」
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依頼 研究所の探索 完了
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「ただいまだ、」
「ああ、お帰り」
学者が自分達の帰りを迎える
「ちゃんと情報は取れたのか?」
「ああ、もちろんだとも。これ以上ない成果だ!」
学者が目を大きくして輝かせて口を開く
「本当か!」
「本当だとも!探偵、渡してやれ!」
「はい!これです。」
「おお!これが...?ただの書類に見えるが、教祖ならば置き手紙の一つや二つあるだろう?」
「それがな、それを呼び出す時に消えてしまったんだ……」
「そうなんですよ。」
「そうなのか、わかった、こっちで暗号だろうから解析を進める。キーはもうあるからな」
「わかった。じゃあ探偵はついて来てくれ」
「はい!」
外へと出て、ここにくる際に乗ったinsideがあった。その車の横に立ち、頭目は言った。
「探偵、依頼はひとまず終わった。もちろん金は渡そう。だが一つ、わかりきった展開だろうが言わせてくれ、俺たちの仲間になってくれないか?これは依頼じゃあない、金も出ないしただのボランティアと同じだとも。まあ給料もどきと食事は出るが……どうだ?」
「ええ、僕は探偵です。あのブームを生き残ったね。誇りもありますし、自信もあります。ですが今日1日でわかったことがあります。知らないことは多いと、そして幻想があること、頭目。貴方は僕にとっての天国を見せてくれた。夢をね、ですから、僕は答える義理があります
『