偽りの贖罪者、野蛮な騎士に拾われた呪いの子   作:RichArrow

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原典の最強っぷりから、ランスロットの強さはいくら盛ってもOK



15.最悪となる騎士 VS 最強となる騎士②

「何が起きた!?」

 

 観戦していた騎士の一人が叫んだ。周囲も同じで、皆が顔を強張らせている。

 

 ほんの刹那前まで、ランスロットがシンを追い詰めていたはずだった。

 強者たちは剣筋の行き先を読み、この勝負は決まったと思っていた。

 

 

 だが――目の前の現実は違った。

 

 

 ランスロットの剣は不自然に逸れ、次の瞬間には彼が絶叫していたのだ。

 あの騎士があんな初歩的な失敗をするはずがない。

 しかもあの程度の傷で、あれほどの声を上げるのも理解できない。

 

 

 しかし、彼らの思考と関係なく展開は進む。

 

 

 ランスロットが動きが止まった所、シンの胴斬りで横腹を切り裂かれていた。

 

 鎧と咄嗟の回避によって深手で避けたが、相手が悪い。

 魔剣の力が傷口を広げて、血を通して体力を奪っていく。

 

 

「アーサー王! これ以上は危険です、止めるべきかと!」

 

「待ちなさい。まだランスロット卿は諦めていません」

 

「ですが、あの叫びは――」

 

「ああ、安心していい。切り傷以外に怪我はしていないよ」

 

 

 マーリンが口を挟む。

 状況を理解しているのは、シンの兄ベイリンと彼だけ。

 他の騎士たちは「説明しろ」と目で迫る。

 

 

「以前、マーリンにシンの呪いを浄化できないなら、他の誰かに渡せないか頼んだんだが……」

 

「無理だったねぇ。でも、その副産物でシンが自分以外に掛けれる呪いを覚えたのさ」

 

「『感覚共有の呪い』だとよ。結局は()()んじゃなく()()のが限界だったわけだ」

 

「奴隷に使われた古い呪いだね。だけど、シンのは痛みの制限がない凶悪なものさ」

 

 

 聞いた騎士たちの反応は二つに分かれた。

 

 何故それでランスロットが絶叫したのかと、まだ疑問に思う者。

 その答えを悟って顔を青ざめさせる者。

 

 

「ベイリン卿ッ! シンは大量の呪いを抱えているのでしたよね!?」

 

「勘がいいなガウェイン。あいつは呪いの力加減を弄って相殺してる。

 『幻痛』と『痛覚増大』、それを『感覚消失』で中和して、

 『燃焼』と『凍結』の呪いも、同じように均衡させてる」

 

「そして……調整次第で、いつでも片方を発現させれるようになった」

 

「ありえない! なぜ生きていられる!?」

 

「拾った赤子の時から、ああなんだぜ?

 昔は突然泣き叫んだり、傷だらけになってたしな。

 できなきゃ、慣れなきゃ、とっくに死んでんだよ」

 

 

 従騎士を見る目に、憐憫と恐怖が混ざっていく。

 だが、正面で対峙するランスロットだけは、真剣にシンを見つめていた。

 

 

………………………………

 

 

(痛みの原因について聞こえた。なるほど……)

 

 ランスロットが受けた痛みは一瞬だった。

 だが、その一瞬で動けたのはシンのみであり、腹を切り裂かれた。

 それでもなお立っていた。

 

 血が流れ続けるが、彼は諦めない。

 その姿を見たシンは獰猛に笑い、更なる攻勢を仕掛ける。

 

 

「上、右、左、右、上、下、下」

 

 

 真実と嘘を混ぜたの宣言で疑念を植え付ける呪いを複雑にしていく。

 ランスロットの血の匂いで、呪われた金貨を持つ短剣の動きが不規則になっていく。

 

 その上――

 

「……ぐッ!?」

 

 互いの右足と首に激痛。両手と左足の感覚が消える。

 激痛と無感覚が、次々に場所を変えて襲ってくる。 

 それらに慣れ、制御しているシンのみが十全に行動する。

 

(感覚消失も共有できるのか! 剣を握すら感覚がない…これは…)

 

 技量で劣ることを自覚しているシンはランスロットの技の重点である感覚を潰していく。

 

 次々と精霊の鎧がへこみ、裂かれていく。

 誰が見てもシンの優勢の状況だった。

 

 

 しかし――決定打は与えられない。

 

 

「カカカ! マダ耐えるかァ!」

 

 

 戦いの興奮でシンの口調が崩れる。

 呪いの制御が甘くなり、喉が焼けて声が醜くなっていく。

 幻痛への怒りから、心臓から更なる魔力が溢れ出す。

 

 自傷してもシンの攻撃の苛烈さは増すばかりである。

 

 

 一方のランスロットは――逆に静まっていた。

 心身を削られ過ぎ、その先の透き通るような感覚を得ていたのだ。

 

 苦行の果てに悟りの一歩に近づく(いにしえ)の仏僧がごとき心境であった。

 

 不屈の精神、精霊の加護、そして勝利に愛された運命。

 それらにより、ランスロットは奇跡のような時間を得ていた。

 

 しかし、それは決して長くは続かない。

 奇跡が終わるまでに、勝利への糸口を掴まなければ全てが無為となる。

 

 

(これが……彼の世界か)

 

 

 ランスロットは呪いでシンの感覚を共有している。

 それは、シンが意図した激痛と消失だけではない。

 シンが日常的に受け続けているものも流れ込んでくる。

 

 蛇が目と頭を這いずる感触。

 足を引きずられるような倦怠感。

 全身の薄皮を剥かれて酸を塗られるような痛み。

 心臓を燃やし続けている熱。

 

(彼は、これに耐え続けているのか……)

 

 

「シン、君を尊敬する」

 

「アァン? 俺、あんたヨリ弱ェゾ?」

 

「私は君ほど我慢強くないさ。今にも泣きそうなほどだよ」

 

「ハハァ!! 俺ノ感覚から動きを読んでイル人が謙遜スンナッテ!」

 

 

 ランスロットはそう言って目を閉じ、微笑んでいた。

 

 あえて視界を断ち、金貨や予言の呪いの影響を薄めるために。

 そして、共有する僅かな筋肉の感覚。そこから攻撃の予測に集中するために。

 

 

 そして、攻勢に転じる。

 

 

(あの不自然な剣の軌道の謎を解かねば!)

 

 

 

「ふんっ!」 

「甘イ」

 

 ランスロットは魔力を無理やり開放し、シンを吹き飛ばして距離を取る。

 溜める間もなく、速攻で聖剣を振り、魔力の斬撃を飛ばす。

 

 だが――シンの青白い左手が触れただけで、霧散した。

 弱い魔力による攻撃は、奇跡を否定する呪いの左腕の前に意味をなさない。

 

(魔力溜める暇がないならば無意味か!)

 

 

 

「ならばッ!」

「ハズレ」

 

 聖剣と全身に力を込めた渾身の大振り。

 ベイリンがシンに常に勝っていると聞いてたので、その剣技を模倣する。

 

 しかし、斬撃は逸れてシンの腰から伸びた布切れを掠めるのみ

 

 逆にシンの一撃が首を狙うが――

 ランスロットは首を捻り、兜と鎧で白刃取りし、蹴り飛ばす。

 

 だが、その直後に訓練場を旋回してきた斧が兜を弾き飛ばして、額を割った。

 

 

 

「次だッ!」

「軽イッ!」

 

 血に濡れた顔を拭わずに、今度は軽い連撃。

 速度と多さを優先してベイリンの嵐の斬撃を模倣する。

 

 すると――いくつかは逸れなかった。

 

 しかし、シンの一振りが斬撃を弾きながら左腕を裂いた。

 

(まだ腕は動く! ……常に逸らされるのではない?)

 

 

 

「これで、ガァッ……」

「ソロソロ終わりカ」

 

 ランスロットの奇跡に終わりが迫る。

 睡魔、激痛、毒、火傷、凍傷……心身は限界。

 ついには、聖剣を見当違いの方へと向けてしまい、倒れそうになる。

 

 外れた聖剣がシンの方へと向いた。

 

(まさか!?)

 

 前へと倒れ込もうとする体で体当たりをして、また距離を取る。

 

 シンはその瞬間に呪いの左手でランスロットの右腕に触れ、その表面を石に変える。

 そして、石となった部分がすぐに崩れて肉を抉った。

 

 

 

「スゥ……フンッ!」

「……チィ!」

 

 ランスロットは聖剣を地面に突き立て、シャベルのように土を掘り起こして飛ばす。

 

 バラバラに飛んだはずの土だったが――シンのつま先に収束していくように飛んだ。

 

 土を掻き分けたシンの突きがランスロットの右肩を狙うが、土埃に隠れた蹴りを剣の腹に当てられて掠る程度で収まる。

 だが、そのままの勢いでシンは頭突きを行い、ランスロットの頭を更に割った。

 

 

 ボロボロのランスロットは奇跡が終わる前に手掛かりを掴んだ。

 

 

「君は攻撃を逸らしているんじゃない。()()()ようにしているんだ」

 

 

………………………………

 

 

 ランスロットの気づきは正しかった。

 

 シンには『矢避けの加護』のような攻撃を逸らす加護はない。

 彼は誰よりも呪われた存在、そんな恩寵を持つはずがなかった。

 

 だが、その逆――狙われやすくし、攻撃を引き寄せる呪いならば、彼は持っている。

 シンがそれを『的中の呪い』と呼んでいた。

 

 本来、デメリットでしかない呪いであるが――

 

 

「血の染み込んだ布や鎧の欠片、自分の髪すら”身体の一部”と認識させてる。

 運悪く攻撃はそこに吸い寄せられるんだ」

 

 

 魔槍ゲイ・ボルグの因果逆転の『必中の呪い』には及ばぬが、”当たる”という結果が引き寄せられる強力な呪い。

 それを心臓などの急所でなく、影響の薄い所へと掛けることで攻撃が逸れる。

 

 しかも厄介なことに――幸運と直感が高い者ほど、この呪いに絡め取られる。

 あくまで、シンの方が()()()攻撃に当たるからである。

 

 

「いや、どうやって毎回勝ってんだよベイリン卿とベイラン卿は」

 

「簡単だぞ。まず心身を削られる前に速攻を仕掛ける」

 

 

 しかし、ベイリンは勝つ方法を知っている。

 

 

「一つは、面で薙ぐ攻撃をすること。点や線の攻撃は、逸らされて無効化されるからな。

 アーサー王は聖剣でぶっぱすれば、ベイランは大盾で轢き潰せば楽勝できる」

 

 

 シンの呪われた金貨や予言、攻撃逸らしでは広範囲の攻撃は対応できない。

 

 

「もう一つは、俺みたいに連撃で押し切る。

 シンが一振りする間に、二振り以上できれば誰でも勝てる」

 

 

 『的中の呪い』は一度攻撃が当たると再度かけ直す必要がある。

 その前にスペック差でゴリ押されるとシンはどうしようもないのだが――

 

 

『いや、そんな簡単にいくかッ!!!』

 

「まぁ、ベイリン卿たちによってシンの基礎能力も高くなるからもっと厳しくなるね」

 

「マーリンもシンに遠距離用にと『ガンド』っての教えてんだろ?」

 

「お前らはシンをどうしたいんだよ……」

 

 

 観戦の騎士たちは誰もが「味方で良かった」と安堵していた。

 

 

「んで、あの状況のランスロット卿でも、まだ勝つ方法もあんだろ?」

 

「ああ……ちょうど、ランスロットも仕組みに勘づいたな。なら――」

 

 

「Aaaaaaaaa!!!」

 

 

「だよなぁ。それが今取れる最適になるよなぁ」

 

 

………………………………

 

 

 少しだけ時を遡る。

 

 ランスロットはまともに動ける時間に限界がきていた。

 それどころか、既に限界だった所を無理やりに動かしていたのだ。

 

 それでも、彼は勝ち筋を見た。

 

 

(もう、小突くだけで倒れるはずだが……確実に潰す)

 

 

 シンは最後の足掻きを警戒し、遠距離攻撃での追撃を選ぶ。

 

 浮遊する短剣を鎧の裂け目へと差し込こませ、旋回する斧と飛ぶ血の斬撃を重ねた。

 

 模擬戦として死にはしない程度のギリギリを攻める。

 瀕死であっても、尊敬するランスロット相手に油断などしない。

 

 

 ――だが。 

 

 

 ガシッ!!

 

「んなぁ!?」

 

 

 ランスロットは終わらない。

 

 血の刃を聖剣で弾き、短剣は避けずに肉体で受け止めで封じた。

 そして――ランスロットは旋回する斧を片手で掴み止めた。

 

 『赤帽子の手斧』は持ち主の狂気を引き出すが……

 

 

「Aaaaaaaaa!!!」

 

 

 彼はあえて狂気を抑え込まなかった。

 むしろそれを呑み込み、増幅させ、己を狂気で満たす。

 

 意図的に理性を削り、与えられる痛みと迷いを無視して、ただ勝利の一点へと全て向ける。

 限界を超えた身体を狂気で無理やり動かす。

 

 

「Gaaaaaaaa!!」

 

「ハハハッ! ソレでこそッ!」

 

 

 そして聖剣と斧の二刀流。

 その手数で『的中の呪い』を抜こうとする。

 

 狂気と武器によるデバフを無視した単純な戦闘。

 

 ランスロットは勝ち筋を掴み取った。

 

 

 シンもまたもう一つの斧を掴んで挑む。

 

 聖剣と魔剣が打ち合い火花を散らす。

 鎧が弾け、互いの血が地を濡らす。

 斧同士はぶつかって砕けても、二人は鎧の破片を刃物代わりに戦い続ける。

 

 

「「Ooooooooo!!!」」

 

 

 共に狂気の雄叫びを上げる。

 弱者は声を聞いただけで腰を抜かすか気絶した。

 強者たちは二人の戦いから目を離せない。

 

 しかし、ベイリンは小さくつぶやく。

 

「でもまだ、勝つには足りねぇぞランスロット」

 

 押し気味に見えるランスロットだが、『的中の呪い』による一手の遅れは確実に響く。

 

 ランスロットは狂気の中でも技量を損なうどころか高めている。

 だが、シンは狼化と竜の心臓によって身体のスペックで追い抜き始め、血を啜って傷を癒す。

 

 このままでは、毒に蝕まれたランスロットの方が先に絶える。

 

 

 

 その最中、ランスロットは更なる可能性を探り当てた。

 

 彼はどんな武器、どんな心身の状態でも全力を出せる己の可能性は引き出した。

 なら次は……武器の力を引き出す。

 

 

 聖剣アロンダイトが輝きを増す。

 その本来の力を覚醒させる。

 

 アロンダイトはただ不壊な聖剣ではない。

 担い手のあらゆる力を一段階押し上げる、単純にして究極の聖剣。

 

 全てが高水準なランスロットが扱えば――無敗にして最強の騎士となる。

 

 

「ギィイイイイ!?!?」

 

 

 聖剣アロンダイトが魔剣グーラにヒビを入れた。

 ランスロットがシンの速度を上回り始めた。

 

 決着の時は近い。

 

 

………………………………

 

 

(そうか、ランスロット卿は世界に愛されているのか……)

 

 シンは、その中の呪いたちは、目の前の存在に勝てないと悟る。

 

 未来の可能性を引き出す姿、星の輝きを放つ聖剣、その全てが己と違う。

 所詮、自分たちは世界の都合の悪いモノの寄せ集めでしかない。

 

 

(……だから諦める? 冗談じゃない!)

 

 

 憤怒の心臓が燃え上がる。

 

 模擬戦であることすら忘れて最強の騎士に勝利しようとする。

 その執念はシン自身のものか、呪いの怨念のものか分からなくなっていた。

 

 

「忘却、沈黙、停滞、昏睡、混乱、その他色々を弱体化」

 

 

 シンは自身の魂の奥底に掛けられた呪いを弱めた。

 その呪いこそが実母の施した封印とは知らずにこじ開ける。

 

 

「共有拡大、肉体・精神・魂の全てを共有、その存在を()()()で塗りつぶす」

 

「Goooおおお? aaえええ ぎぎggg……」

 

『あんたがランスロット卿じゃなくなれば、勝利の可能性は生まれない』

 

 

 世界中の罪と悪意が顔を覗かせ、ランスロットへ迫る。

 

 ランスロットの意識が暗転していく――

 

 

………………………………

 

 

 ランスロ■■の動きが止まる。

 彼はなぜ戦っていたのかを思い出せない。

 

 ラン■■■■の思考が止まる。

 彼はなぜ狂っていたのかを思い出せない。

 

 ■■■■■■の存在が薄れる。

 自分が誰だったのかすら、忘れていく。

 

 

 そこにあるのは罪のみ。

 

「人は生まれながら罪を持つ」

 

「それだけでなく、お前はいずれ主君を裏切るという大罪を犯す」

 

「苦しいだろう。辛いだろう。だから、ここで眠れ」

 

 慈悲深い悪魔と罪人たちが哀れみながら囁く。

 暗闇が優しく騎士だった何かを包む。

 

 

 ■■■■■■は促されるまま眠りにつこうとするが――視界の隅で、輝きがあった。

 

 

 彼の右手だった場所に何かある。

 ■■■■■■は眩いソレを手放したくないと感じた。

  

 

 ソレは祈りだ。星に集った祈りだ。

 人が前へ前へと諦めずに進んできた意思だ。

 

 「折れないで欲しい」「諦めたくない」「まだだ」

 

 ソレは剣の形をしているが、絶対に折れない。

 ソレの担い手も、折れることなど許されない!

 

 

 ■■■■■■の存在が浮き出る。

 

 ラン■■■■の思考が微睡から醒める。

 

 ランスロ■■の身体が歩み始める。

 

 

「後悔するぞ」

 

「それでも、生きるさ」

 

 

 ランスロットは暗闇と悪魔を聖剣アロンダイトで切り裂いた。

 

 

………………………………

 

 

 訓練場は静まり返った。

 

 血まみれで立つ騎士と、倒れ伏す従騎士。

 互いに重症だが、動けるのは一人だけだった。

 

 

「勝者――ランスロット卿!!」

 

 

 王の宣言が、闘技場を震わせた。

 

 


 

 

〇シン

 デバフとドレインをしてくる害悪キャラ

 シン自体にデバフ効果が薄いのも余計にクソ度を高めている。

 

〇ランスロット

 フランス産の元祖チートオリ主

 たった一戦で五年分くらい成長した。

 「二度と戦いたくない相手? シンですね」

 

無毀なる湖光(アロンダイト)

 独自設定が混じっているが、全ステータス向上の効果はFateそのまま。

 エクスカリバーやガラティーンと同じ星の聖剣だから、もっと盛っても良かったかも。

 

〇青白い左腕

 幼少期は指までだったが、既に手の甲まで染まっている。

 触れたものを石に変えるのは呪いの効果であり、腕自体の本質は奇跡の反転と否定。

 ぶっちゃけ『対魔力A~EX』。

 ランスロットの鎧の加護を剥がしたり、魔力放出を弱めたりしてた。

 

〇感覚共有の呪い

 プリヤに出てきた主人の痛みを共有する呪いの強化版。

 どちらかと言えば、NARUTOの飛段の術に近い。

 最終手段で精神と魂も共有し、世界中の呪いで存在ごと塗り潰そうとして失敗した。

 

〇幻痛の呪い と 痛覚増大の呪い と 感覚喪失の呪い

 『頭痛持ち』を全身にして、悪化したような呪い。

 普段は相殺している。シンは既に痛みに慣れた。

 

〇燃焼の呪い と 凍結の呪い

 アンデルセンの『無辜の怪物』による火傷や凍傷が悪化したような呪い。

 普段は相殺している。シンは体温調整に便利に使ってる。

 

〇的中の呪い

 ゲイ・ボルグの必中の呪いの劣化版。相手の攻撃が当たりやすくなる。

 シンは悪用して急所外しとして利用した。

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