異能バトルはラブコメ展開のために   作:天ヶ崎 紅

4 / 15
アニメが終わるだぁ?

おいおいマジかよ もうそろそろかとは思っていたが

まだラブコメ書いてねぇんだよっ!


『望み』と書いて‘野望か優しさか’と読む

「難しい...まさかここまでのものとはなぁ ギルディア・シン・呪雷の礼...」

 

 

 

 

 机に突っ伏しながら考えをまとめる俺、三形 教

 

 一応異能持ちのご都合主義野郎だが今回はばかしはなんかもう無理なんじゃないかなんて思ってしまう

 

 二つ名つけるならリアル幸福の王子によって

 

 

 あれっ?そういや俺最初にあいつの二つ名言った気がするが...まぁいいや

 

 話は学校までさかのぼる

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 「三形...お前異能を消したいと思ったことはあるか?」

 

 

 「えっ?」

 

 

 あの日完全に自分の異能を知り、そしてその足掛かりとなってくれた人物安藤寿来

 

 俺はそんな彼に礼ということで一つなにかしようという話になったはずだが...

 

 

 「そうだな、正直ここまで知っていきなり消すなんてもったいないしやりたいこともあるからな...でそれは俺があの部室で聞いた会話関連か?」

 

 

 「そうか、なら話すよ」

 

 

 今までの中二オーラがなくなった安藤は本気の相談を持ちかけてくる気がした

 

 

 今までの軽い自分がちょっと情けなくなったぞ...

 

 

 

 

 詳しい話を聞くと...

 

 文芸部部長高梨彩弓

 

 彼女は自分の異能‘始原’(ルート・オブ・オリジンとか読むらしい)を使い同じく異能に目覚めた(醒めた?)部員の異能を消すと言い出した

 

 

 

 しかし安藤がいうには

 

 彼女の異能は自分があるべき姿と認識したものをそのあるべき姿に戻すとかいうややこしい異能

 

 ということは異能を持つ彼女は異能を持たない現状をあるべき姿ととらえることはできず失敗してしまうだろうとのこと

 

 

 しかし中には小学生もいるだとかでその‘始原’

(ルート・オブ・オリジン)を使えばいつでも異能を消せるのではないかという考え方を失わず残したいというのが安藤の望みだった

 

 もしなんの手立てがなければ安藤はその高梨とやらと異能バトルで戦うというのだが...

 

 

 

 

 「なんていうか...俺はもうちょっとお前自身の頼みをかなえようと思って言ったんだが...」

 

 

 「そこを何とか頼むっ!」 ズサァ

 

 

 おいおい土下座までしてきたぞ...

 

 こんなリアル幸福の王子がいていいのかよ...

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 幸福の王子とは

 

 金銀財宝を使った王子の像が渡り鳥のつばめに頼み自身の宝石を貧しい人に配るが華やかさがなくなった像は撤去つばめも間に合わず凍え死に仲良く天国へ行く話

 

 (ちなみに俺の中ではつばめはメスで王子に尽くしたのは王子に惚れていたからそして天国でいちゃいちゃしているというのが俺の中でのエンディング)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 「礼される方がする方に土下座するのはやめろよ...」

 

 

 「じゃあ、引き受けてくれるのか...」

 

 

 「男が土下座までしてるんだ 同性としては断れねぇよ、だがさすがに成功するかはわからない...とにかく一晩考えてみる」

 

 

 「ああ...たのんだぜ三形」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 「ったく、あの幸福の王子の精神を痛ませる部長の顔が見てぇなぁ...おかげさまで小説投稿時間が推理の時間だよ」

 

 

 机の飴やクッキーがなくなっていく、やっぱ頭って糖分使うんだなぁ

 

 

 今まで何回か足りない頭を異能で上げて考えをまとめてはみたもののやはり高梨彩弓の実際の様子がわからなかったりするのはキツイ条件だ

 

 

 あのケンカを分析すると最後の決闘は多分知が勝因だったのだろう

 

 

 もし力だけなら勝負はわからなかっただろう、つまり知には冷静さによって相手の心境や出方を予測することもできる

 

 

 しかし安藤以外の文芸部員との面識もない俺には予測して策をはるなんてことはできなさそうだ

 

 

 百聞は一見に如かずという言葉があるように話だけじゃ到底わからない部分がありその部分が今回の礼を達成するのに必要な要素になるだろう

 

 

 「これはもうご都合主義任せのノープランしかないか...」

 

 

 あと使える手はもう運頼み

 

 

 俺の異能がどれほどものかは知らないがもうこれに頼るしかないだろう

 

 

 まずは予知夢からだな...

 

 

 ちなみに力 知 運の切り替えは自分の気持ちで切り替えられる

 

 例えるならコイツぶん殴ろうと思えば力が上がり

 

 集中しようと思うと知が上がる

 

 

 そして予知夢も意識することで大分記憶にはっきりとしたものになる...はず...

 

 「寝るか、夢見るならまず寝よう」パチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………

 

 

 んっ おっ いつものか?

 

 

 さて今回の俺は...あっ普通に人間か....

 

 

 いや何でか知らないが頭にバナナの皮被ってる...我ながらバカなんだろうか...

 

 

 場所は学校の体育館みたいだな...

 

 

 真ん中に俺とオレンジのようなバスケットボールがある

 

 

 色的に某フルーツ仮面ライダーの意味があるのだろうか...今の俺じゃバナナじゃないバロンだなんて言えないぞ 頭に皮被っといて

 

 

 横から5人同じ服を着たチームが来たが知らない奴ばっか...いや一人は安藤だった、ならあとの四人は文芸部員なんだろうか...髪形が安藤より個性的だが...

 

 

 逆からは全身黒タイツの奴らがやってきた...これは引く...

 

 

 なんか前に永遠とか創世とか漢字二文字がでっかく書いてある...ん?なんか一つだけなにも書いてないタイツがあるな...あれがキャプテンなのだろうか...?

 

 

 両者準備は整いジャンプボールの選手が前に出る

 

 

 俺は自動の機械のように笛を鳴らしたあとボールを高く上げる

 

 

 ジャンプボールは安藤側の長髪の女がボールを真下に落としそこから素早くドリブルを始めた

 

 

 タイツチームをすばらしい運動神経でかわしダンクやシュートを決めていく

 

 

 しかし彼女は仲間のだれにもパスを出さない

 

 見向きはするがボールを託すことは一回もなく

 

 

 ボールだけをかっさらうとすぐさまゴールにボールを入れる

 

 

 するとタイツチームは彼女に四人でマークにかかる、当然の戦略だろう

 

 

 長髪の彼女はタイツチームに囲まれ逃げられない

 

 

 安藤が手を挙げパスを要求しても...

 

 

 彼女は一人でボールを守り続けていた...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………

 

 

 

 「よくよく考えると予知夢じゃねぇな」

 

 

 

 予想に反して変な夢をみてしまった

 

 

 今日中に何とかしなくちゃいけねーのに

 

 

 なんか不安になってきたぞ....

 

 

 「朝飯...バナナでいっか...」

 

 

 これは決してあの変な夢の影響じゃないと信じたい

 

 

 

 そのあと糖分不足のせいかバナナ二本を持って登校した

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 図書室・昼休み

 

 

 ここで最後の作戦会議っていうことでまた安藤に会うことになっているが...

 

 

 今のところ突破口がわからない...

 

 

 まず夢のことはどうしよう、正直に言うべきか...

 

 

 まぁ言うか あいつにしかわからないこともあるだろうし 

 

 ガチャ

 

 

 「ん、きたか」

 

 

 「よう三形、でなにか分かったか?」

 

 

 「頭じゃなにもわからなかった、夢はなんかとんちんかんだし打つ手なしかもしれねぇ」

 

 

 「その夢、詳しく聴かせてくれ」

 

 

 俺はとんちんかんな夢を安藤に教えた

 

 

 ほとんど真剣に聴いてくれたがさすがにバナナはちょっと苦い顔つきをしていた

 

 

 これは仕方ない、見た本人さえおかしいと思っているんだし

 

 

 話終わったあと安藤はしばらく考え込み...

 

 

 「その長髪の人...多分彩弓さんだと思う」

 

 

 「彩弓というとあれか?今回の元凶」

 

 

 「元凶って...あの人はそんなんじゃねーよ」

 

 

 「まぁともかくだ、そいつのことは分かったからもう一度考える」

 

 

 「ああ よろしく頼むぜ三形いや、強化(アッパーステータス)

 

 

 「なんだその呼び方...?」

 

 

 「お前の異能の名前考えてきたんだ、これで貴様の異能の半分は俺のものだな...」キリッ

 

 

 おいおい...まさか

 

 

 「なぁお前、永遠とか創世とかっていうのは」

 

 

 「永遠(クローズドクロック)創世(ワールドクリエイト)か...ふっ...それも俺がつけた名前だな」

 

 

 なるほど...あのタイツどもの意味は...

 

 

 

 

 

 「安藤、一つ仮説ができた 高梨の異能消去の動機が...」

 

 

 「本当か、みか...いや強化(アッパーステータス)

 

 

 「あー...まず一つはその高梨が異能を恐れているんじゃないかってこと 夢のこともそうだが普通に考えてそれが有力だろう、でもう一つは....いやこれはいいか」

 

 

 「そのもう一つってなんなんだよ? 途中は気になるじゃねーか」

 

 

 「まぁそうだよな、だがこれは会ったことない奴が想像で言うとかなり気を悪くすると思うし外れた時は疑った責任をとらねぇといけねーからな、だから俺の想像でとどめておく」

 

 

 「そうか...で俺はなにをすればいい?」

 

 

 「悪いがこれは人の心がかかわるからな...説得かご都合主義で何とかするしかねぇ...が一つだけ気をつけてほしいことがある」

 

 

 「気をつけてほしいこと...」

 

 

 「安藤、お前はあいつらの前では俺のことを初めて会ったことにしておけ、だれかわからない奴が異能をもってつったっているんだ、お前がそいつとつるんでたことがバレれば信頼が落ちて説得がかなり成功しなくなる」

 

 

 「信頼...」

 

 

 「時間がなくなってきたな 俺はもう行くが...最後に一つ、絶対にボロをだすなよ...」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 放課後・教室

 

 

 俺はバナナを食べながら一時の休息を迎えている

 

 

 思えばここ数日でかなり変わったな...あのケンカが遠い昔のようだ

 

 

 今でもかなり疲れたがこれからもっと疲れるのか...

 

 

 にしても安藤寿来か...振り返って見ればラノベのハーレム主人公みたいな奴だったなぁ...

 

 

 

 まぁ俺が肩を持ちたがりたくなるなんてそんな奴か同じ趣味を持つ奴くらいだがな...

 

 

 「世の中なかなかうまくいかねぇな...って何回目だこのセリフ」

 

 

 食ったバナナの皮を窓際に置いたままにして教室を出る、この時は前しか向いておらずそんなどうでもいいことなんて忘れていた

 

 

 

 「まぁご都合主義者だし、やりたいようにやってみるか...」

 

 

 気が楽になってきた

 

 

 

   さぁ 行くかっ!

 

 

 

 

 




シリアスから抜け出せないっ!


なのでせめてオリ主にはもっとクールな変態にっ!


さぁ次こそは安藤の力を発揮させるぜっ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。