さあ、救援だ。
タッタッタッタッ
「な、なな、なんですか提督っ!!」
「何ですかって……加賀を担いでいるが?」
「いや、何のために担いでるんですか!!」
「救援。」
「一言でも言ってください」
ボコッ。
「いっつぁ……」
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「あっはっは!!提督、それは殴られて当然だぞ!!」
「……すまん。」
「わかればいいですよ。」
ってそんなやりとりをしている場合じゃない。
このままでは間に合わない。
無線に向かって喋る。
「日向、長門、全速前進だ。」
『了解!!』
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「shit……My sisters、逃げてくだサーイ……!」
「嫌です!!お姉さまを置いていけるわけありません!」
「……一人残された榛名のことを、考えてくだサーイ。」
爆炎。砲煙。海面を叩く波飛沫。
金剛姉妹の戦線はすでに限界だった。
弾薬も残りわずか。機関も損傷し、もはや後退すらままならない。
「ワタシができるのは、ここまでデース……!」
ドガァァンッ!
敵空母からの航空爆撃。金剛は歯を食いしばり、なおも突っ込む。
「格闘戦デース!!」
砲撃が轟く。炎が弾ける。
「お姉さま、前っ!!」
「しまった……っ、これでは——轟沈デース!?」
バッコォォンッ!!
爆炎の向こうから、鋭い光が閃いた。
「間に合った!!」
「What’s!?」
彼は不敵に笑い
海を裂くように、援軍が現れた。
「神津島鎮守府、いざ参る‼」
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「敵空母を集中的に狙え。その後は……流れだ。」
提督の低い声が響く。
「第一次攻撃隊、発艦!!」
「撃つぞ、それっ!!」
波濤を切り裂くように、日向の46cm連装砲が火を噴いた。
海面を覆う衝撃波。
「攻撃隊、敵空母に直撃!大破を確認!!」
「水偵を発艦させ、触接を開始する!」
カタパルトから飛び立つ水偵が、白煙を引いて上昇。
制空権がこちらに傾いた瞬間、日向は通信を飛ばす。
「観測機、敵艦群を捕捉。距離一万二千、方位真西!修正要素送る!」
「了解した。……長門、合わせるぞ!」
「勿論。」
「撃ち方始めぇぇぇっ!!」
ドォォォォンッッ!!
空気を震わせる一斉射撃。砲弾が弧を描いて敵艦隊へと吸い込まれていく。
爆炎が海上に咲いた。
「日向、次弾装填急げ!」
「了解!装填完了まで——残り30秒!!」
その時、提督が振り返った。
「長門たちが砲撃した瞬間……いや、する前に発艦し、敵の隙を突け。大丈夫だ、加賀ならできる。」
加賀は短く頷き、無線を握る。
「勿論。あんまり舐めないでください。」
その声音は静かで、しかし研ぎ澄まされていた。
加賀の冷たい瞳が、敵空母を真っすぐに射抜く。
「第一次攻撃隊、全機、発艦。」
日向と長門の主砲が再び轟いた瞬間、その弾幕の下を航空隊がすり抜ける。
雷撃、爆撃、火の柱がたつ。
「敵艦隊、轟沈確認!」
長門が微笑む。
「見たか、提督。」
提督は頷いた。
「偵察機より入電。鎮守府方面にはぐれ戦艦。」
「帰ろっか。支援呼びつけたけど、なぁ…」
『やるね。君。今回は許してあげるよ。』
「ア、ハイ。サーセンした」
『面倒くさい書類作業はまかせたよ』
なーんか嫌な予感がするけどまあ、いいか。
「では。」ブツッ
えっと。金剛と比叡と霧島か。
「まあ、うちの鎮守府に君たちの思う榛名がいるから付いてきな。」
「…」
ええ…無視は辛い。
「ブラック鎮守府よりはいいだ…」ボッコ!!
「提督、あなた見えないの?」
なにが?
「彼女たち、泣いているのよ。」
だいぶ間が開きました。反省です。
というより、艦これアーケード大丈夫ですかね。