痛いのがイ○ので○○○に極振りしたいと思います。   作:仏のマスター

10 / 35

一旦、過去編は終わり、元に戻ります。



極振り 10

「ハハッ、まさかね…………」

 

 この時の俺はあくまで他人の空似、まさか海奈=ミィとは完全には思っていなかった。ただ髪の色が違う顔のそっくりなキャラだから注意しないとなとは思っていたくらいだ。

 

「さて、とりあえず装備なしはヤバイからそこんとこと、ステータス振りをしないとな」

 

 武器防具屋までの道のりの間に何の極振りするかと考えて、俺は…………

 

「――うぉっ!? めっちゃ歩行スピード上がった!」

 

 AGI100……俺は素早さ特化のキャラ設定にしたのである。VIT(防御力)はメイプルちゃん、STR(攻撃力)はマイユイ姉妹がいる。残る三つで俺に合ってるのと考えたら…………

 

「サリーちゃんと一緒にゆくゆくはAGI特化タッグ組んじゃったりして☆」

 

 そんな夢を抱きつつ……いや、勿論それだけが理由では無いが俺はAGI極振りキャラとなったのであった。

 

【痛いのがイ○ので俊敏力に極振りしたいと思います】

 

「ジョブは、素早さっていうとシーフとか忍みたいなイメージだけど……忍は何か違うな……けど念の為顔は隠せる方がいいしシーフあたりにしとくかな」

 

 ジョブ枠を入力したところで、装備欄に初心者の短剣と盗賊服が追加された。お店に着く前に設定してて良かった。下手すれば被って買っていたかもだからね。

 

「武器防具屋到着! 初期の所持金で買える範囲だからそんなに良いのは買えないよな〜」

 

 とりあえずウインドウショッピング感覚で商品を一通り見てみる。まだ第一階層というのもあって、そこまで高価な上級商品が並んでいるわけではない。

 正直、メインの服や武器はユニーク装備狙いでいくつもりだからとりあえずので良いよなと節約志向でいこうと思って探していたら、丁度目の前にフード付きの盗賊のマントという商品が目に付いた。

 

「1500G……所持金半分消えるけどこれ良いな」

 

 俺はなんとなくそのマントに惹かれ、お買い上げとなった。VIT+5 AGI+10と性能も悪くないし、フード被ってマントを閉じれば、パッと見誰か分からなくなり、体型も隠せそうだ。

 

「あっ、これも良いな」

 

 レジの横にあった黒のネックカバー500G。これで口元まで上げて目だけだす感じにすれば…………

 

「ちょっと危ない人に見えるか?……まっ、良いか! あんまり目立ちたくもないし丁度いいやって事にしとこう」

 

 鏡で見た感じはシーフというよりアサシンといった方がシックリくる姿格好になっていた。パッと見、男か女かも声聞かないと分からないだろうね。

 

「さて、残りは生活雑貨かな。とりあえず【黄泉帰り】のスキルあるから死ぬ事は無さそうだし、もう一個の攻撃スキルも試してみたいし、いざ出陣だ!」

 

 そう意気込んで外に出ると空が暗く成りつつあった。

 

「……明日の朝から頑張ろう…………」

 

 近くの安い宿屋に泊まり、今日という一日は終わりを告げた。

 

 





 次回から強化していきますよ〜!
 過去編はまたその内〜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。