〜幻想入り〜 霊崎解のスローライフを目指す毎日 作:霊崎 解
まぁ…今までのは長い長い前置きともいえますし…本編…のほうが正しいですかね?
そして、今回は…いや、言わないほうがいいですね。
では、どーぞ!
見たくなかった。彼女の…霊夢が苦しげな表情を浮かべ、霊力も魔力も尽きても戦い続ける姿なんて。
「カ…イ…?%#€&$…!」
霊夢の思考が乱れていく。心まで壊れ、戦うことを主とするモンスターになるのを、ただ避けながら見るしかなかった。蒼天滅刃も試した。でも攻撃を与える前にエネルギーの刀は折られてしまった。マスターバランサーも、隙が大きいから使えない。絶体絶命の状況。
何かが俺の首根っこを掴んだ。見ると仮面を被った何かが猛スピードで飛んでいる。
「だ、誰だ?」
「やっと見つけたぜって…あー、仮面つけてるとわかんないか、私、霧雨魔理沙だよ!よかったよ間に合って。霊夢のやつ、なんか大技打とうとしてたぞ?」
いろんな疑問がいっぱいあるが…なんで暴走してないのか聞くと、昔から魔法の森には毒ガス系を噴出する植物が多いそうで、それの対策として仮面型のガスマスクを購入していたそうだ。ふむふむ、納得。
他にも、幻想郷を今まで飛び回って、暴走してない奴がいないか、探してたらしい。
暴走による被害が大きいのは、「紅魔館」「白玉楼」「地霊殿」「永遠亭」だそうだ。月の都や天界、新地獄は分からなかったらしい。結界のようなもので塞がれてたんだと。それと、見たことない奴らが無縁塚周辺にいたそうだ。
「じゃあ俺らはどうすれば…!」
「どうするべきなんだろうな、暴走してる奴らはみんな強いんだよな、あのチルノでさえ私が逃げるしかなかったし。紅魔館なんか殺気で近づけないし。」
しばらく飛びながら迷っていたが、元凶のところに行けない以上、酷いところを全部潰すと言うことに決まった。
「こっから近いのは…白玉楼だな、ほら、見ろ。あれが冥界に続く穴さ、あの先に白玉楼がある。」
そういうと魔理沙は高度を上げ、穴へと向かって飛んでいく。俺もそれに続いた。
「ここが…冥界。妖夢に、幽々子がいるところか。」
「さっさといくぜってうわっ!」
突如、ものすごい斬撃に襲われる。魔理沙は吹き飛び、白玉楼と思わしき場所へと飛んでいった。
それが何かを理解する前に察した、殺気。
「ちょっと待った妖夢。急に斬りつけるのは、刀を持つ者としていかがかと思うが?」
すると妖夢は…止まった。思考が呑まれていても、理解できる物はあるらしい。俺が【幻符:蒼天滅刃】と言い、青白い刀を出すと、妖夢は刀を構えた。
「っ…!速っ!?こうなったら…使うしかないか。【幻符:威風堂々】!」
【幻符:威風堂々】とは、とてつもない殺気と、その堂々たる構えで、戦意を喪失させ、そこへ斬り込む[幻想刀・蒼天]の技だ。
なぜこんな技を知っているかって?あの人影が霧を撒いた時。記憶が流れ込んできたんだよ。知らない。別の記憶、−Another-memory−がね。
「おお、とてつもない効き目だな。妖夢動かなくなっちまった。なんなら震えてるし。」
「黒いオーラを晴らすにはどうしたら…浄化をイメージして…【幻符:破邪・カタストロフィ】!」
白い閃光が走り、妖夢を覆う。その瞬間、黒いオーラが晴れ、妖夢の目に光が宿る。
「わ、私は何を?うぅ、思い出せない…」
「暴走してたんだよ。初めまして、俺は霊崎解。」
「は、はい。私は魂魄妖夢。よろしくお願いします。あっ、幽々子様は!?」
「暴走してるみたい、止めに行くぞ。」
「わかりました。行きましょう!」
白玉楼へと続く階段を、駆け上がる。近づくにつれ、爆音が聞こえてきた。魔理沙が戦っているようだ。
「魔理沙!大丈夫かって…うわぁ!?」
鼻の前を、光線が通り過ぎていった。同時に、桜の花びらが舞い散る。
「おいっ解!遅いじゃないか!食い止めるので手一杯だぜ!」
「ごめん!でも妖夢は完全浄化できたぞ!」
「はいっ!浄化…?されました!って幽々子様!やめてください!おやつ抜きにしますよ!?」
えぇ…おやつって…二次創作じゃないんだから止まるわけ…あぁダメだ、完全停止してるわ、なんなら妖夢に泣きついてるように見えるわ、さっきまで殺気丸出しで戦ってたのに。
「じゃ、じゃあ浄化しちゃいますね…えー優しめに…【幻符:破邪・マインドリセット】!」
幻想刀・蒼天で、幽々子の黒いオーラを振り払う。すると、妖夢の時と同じように、目に光が宿った。
「あら…?私は…妖夢に、とてもひどいことを言われたような…それに、あなたは…」
それは覚えてるのかぁ…なんか、ちょっと引っかかるところがあるけど。
「俺は霊崎解。もう大丈夫なのか?」
「ええ、大丈夫よ問題ないわ。」
俺は気づく、一度黒いオーラを晴らすと、こんなにも黒い霧が立ち込めているのにもかかわらず、もう一度暴走することはないらしい。
その代わり、暴走から晴らしても暴走時と同じ強い力を感じる。疑問が残りつつ、俺と魔理沙は白玉楼を後にした。
「これからどうするかな…一応休んでおくか?」
「そうするか、んじゃお前のとこ着いたら部屋借りるからな。」
「はいよ。好きにしたらいいよ。」
幻霊苑に着くと、玄関前に霊夢が倒れていた。黒いオーラはそのままに、完全に疲弊し切っているようだ。俺は霊夢の荷物が置いてある部屋に霊夢を運び寝かせてそっと、【幻符:破邪・マインドリセット】を使った。
黒いオーラが消え、霊夢の顔が優しい表情になった。
「可愛いな…」
ボソッと口から漏れてしまい、魔理沙に聞かれた。
「解wお前なぁ…ま、いいか。」
「まままま魔理沙!?絶対言うんじゃないぞ!わかったか!」
「へいへーい、てか…腹減ったなぁ…」
「飯食うか…こっち来い。」
俺は魔理沙をリビングまで案内した。魔理沙は見た目とその広さが合致しないようで、時々、「広くね?」と声を漏らしていた。
「そうじゃんか…食材がねぇ…」
「う、嘘だろ!?」
「いや、ちょっと待っててくれ、持ってこれるかもしれない。」
「あ、ああ。」
俺は深呼吸をして、呟く。【幻符:スキマ・応用】!頭の中にイメージしたのは、スキマを応用することで、空間、境界を越えるスキマを開く。
成功した、俺が向かったのは…現実だ。俺が住んでた家、父親と弟と住んでいたあの家。
スキマは俺の部屋に繋がる。家具はまだ残っていた。久しぶりの部屋。久しぶりのこの家。時計を見ると午前3時で、そのまま俺は冷凍庫へと向かった。取り出すのはもちろん、冷凍食品の数々。
面倒臭いので、【幻符:無限・アーカーシャ】で複製し、【衡符:不変・エターナルアーカイブ】により、腐らず傷まない、完全保存状態にした。
「ほーい魔理沙、戻ったぞ」
「解さーん?腹減って倒れそうなんですけどー?」
「はいよ、すぐだから、何食べるか選んでくれ」
「わかった…てなんだこれ?いため…めし?」
「こいつはチャーハンって言ってな、説明いらんくらいうまいぞ。」
そういうと魔理沙は「じゃあ私これにするのぜ!」といい袋を強引に引きちぎり、食べようとした。
「ちょーい!そのままじゃうまくはないぞっ!あっためるから待てい!」
「わかったよ…」
俺はすぐさまチャーハンに【衡符:熱術・ヒートアップ】をかける。自分の能力も、だいぶ自在に使えるようになった。
できたチャーハンをとりわけ、魔理沙と食べてその日はそのまま寝た。
この時の俺は疲れ切っていて、幻霊苑に近づく二つの殺気に気づかなかった。
さてさて、本編(新章てことにするの諦めた)が始まりましたね…また、いつもの無駄話多めで話に入っていけない感じになっちゃいましたね。
え?来年うんぬんはなんだったんだって?気分ですよ。街中華の開店時間みたいなもんですよ。
いっぱい能力出ましたね、いつまでもマスターバランサーだけじゃやってけないんで…
次回 霊スロ〜Another-memory〜
「幻想外からの刺客」
お楽しみに。
投稿頻度がひどいよぉ、、、てなわけで、どのくらいがいいの?
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3日に一本、むずいかも。
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出来るだけ速く。もう書けたらすぐ、