その日は使い魔の召喚儀式を行うにはもってこいの快晴の天気であった。
ハルケギニアにある、トリステイン魔法学校。その広場にて召喚儀式は行われていた。
様々な魔法動物をはじめとする多くの生き物が使い魔として召喚される中、ただ一人ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは召喚魔法を成功させることができず、本日何度目かわからない爆発を引き起こしていた。
この現状に担当教員であるコルベールもルイズに語り掛ける。
「ミス・ヴァリエール、本日はここまでといたしましょう。召喚の儀式はまたいずれの日程にして…」
「待ってください!あと一度!一度だけチャンスをください!」
この言葉を聞いたコルベールは一度ため息をつくと、これで最後ですからねと一言いい、一歩後ろに下がる。
周囲の目が集中する中、緊張するもこれが最後であると覚悟を決めたルイズは召喚の呪文を叫んだ。
「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴える! 我が導きに・・・応えなさい!!!」
次の瞬間、今までにない爆発が起こり、すさまじい爆風がルイズをはじめ、周囲の生徒たちを襲った。
「げほっ、これまでとは比べ物にならない大失敗だったなルイズ!」「まったくだ。やっぱりゼロは何やってもゼロなんだな!」
周囲の生徒たちが笑いながらさげすむ中、ルイズと間近にいたコルベールはいまだ立ち込める砂煙から目を離させずにいた。そこには一つの影、おおよそ人間一人分の影がそこにあったからだ。
まさか召喚魔法が成功したのかと思い、ルイズが歓喜の声を上げようをした時、その影がスッと立ち上がった。まるで
「騎士?」誰とでもない生徒の中から発せられた声。「へっ?」これは召喚魔法の発動者であるルイズが発した声だった。
砂埃の中から現した人影を見て多くの者が抱いた感想はフルアーマーを纏った騎士か兵士であった。しかし、彼らがこれまで見てきた騎士や兵士とは外見が著しく異なっていた。まず、白を基調とし金属とは異なった質感を持つアーマー。そしてスカートや階級を思わせる両肩のパッド、そして何よりヘルムをはじめとした全体像がこれまで彼らが実際に見てきたあるいは書籍などで見てきた自国あるいは諸外国の騎士などとは全く違っていたのだ。
あまりにも急な展開に周囲が鎮まる中、あんたいったい誰よ!と叫ぼうとしたルイズを制し前に出たのはコルベールだった。彼は目の前の人物から混乱しながらも周囲への警戒、そして自身らへのわずかながらの敵意を感じ取ったのだ。「あなたは何者でしょうか?」コルベールが問う。するとフルアーマーの人物は少し間を置いた後、「こういう時は自分から名乗るのじゃないのか」と返答してきた。ヘルムによってくぐもっていたものの、落ち着いた声色だった。コルベールは警戒の念を解かないまま失礼と一礼し、
「私はトリステイン王国にありますトリステイン魔法学校で教鞭をとらせていただいておりますコルベールと申します。失礼ですが、あなたの身なりを見るにどこかの国の騎士でいらっしゃたりするのでしょうか?」
そう問いかけるとフルアーマーの男は少し考えたのち、「ここはジェダイ聖堂ではないのか」と問いかけた。もちろんコルベールにそのような単語に覚えがないので否定すると男にわずかに混乱する気配が感じ取れた。だが、コルベールはこの男の身元を突き止めばなるまいという思いがあった。もし、この男がトリステイン王国以外の国のそれこそ上級騎士であったならば今後国際問題になりかねないのだから。
そろそろこちらの質問に答えていただいてもよろしいでしょうかというコルベールの一言に男はそうだなと返しこう名乗る。
「俺は銀河共和国軍第501大隊所属のARCトルーパー、シッターだ。」
主人公である、コマンダーシッターの概要です。
型番ーCT6283
アナキン将軍率いる501大隊に所属し、コマンダーレックスとはほぼ同期。戦争中期まではともに戦っていたが(クローンウォーズの端っこにSWBF2のARCトルーパーが伊熱田感覚でとらえてください。)分離主義者によるコルサント襲撃ののちのタイミングでジェダイ聖堂とその周辺を警備するという表向きの理由で抜け道などを把握する任務(本人たちにその意識はない)についていた。しかし、ジェダイ(主にパダワン)たちと交流するうちに彼らに感情移入するようになり、頭に埋め込まれたチップの力も弱まった。
また、ジェダイと交流する中で今後アサシンドロイドやマグナガードとの交戦に備え、近接戦闘を学んでいた。オリジナル武器として、折り畳み式のスタンバトンを持つ。
名前の由来は部下やパダワンたちの面倒見がとても良いことから“見守るもの”の意味であるシッターが名付けられた。