(仮)豹頭王の物語の一登場人物に憑依する話。 作:Marchhatter
〇前回後半のあらすじ:ヴラド大公の部下に侍女を攫われた公女アムネリスは、返還の交渉に赴く。侍女は返還されるが、アムネリスはとどめ置かれ、大公の質問を受けることになる。
(第三者視点、金蠍宮の大公の私室、夕方~夜)
大公は部屋を蹌踉とした足取りで出ていった侍女たちには、関心を失っていた。
彼の視線は、まだ目の前で膝をついて頭を下げている公女に据えられている。
「ゴルム、次の候補は居るか?ああ、謀反人を捕らえてあるとな。それとするか。
──公女よ、そのような姿勢ではつらかろう。誰か、椅子を持て」
大公はそう、指示する。
膝をついていた公女は、護衛が持ってきた粗末な椅子に座した。
椅子は非常に頑丈なつくりで、すえたような血の臭いがした。
座った者の手首やひじの位置に相当する椅子のひじ掛けの部分や、足首の位置にあたる椅子の脚の部分には、鎖や革の手錠、足錠が付いている。あきらかに、拷問用のそれだ。
おそらくは、これは遠回しな脅し。
公女の行動の何かが、大公の機嫌を損ねたのであろう。
昨日、大広間で公女が提案したこと(パロからの撤退)が原因かもしれないが。
それより前、ノスフェラスでの行動のことかもしれぬな、と公女は思った。
大公の手の者が公女の専属侍女を咎めたのも、もちろん偶然ではない。
人質として、わざわざ取るに足らない落ち度をとがめだてしてみせたのだろう。
「さてわが娘よ。聞きたいことがあるのだ」
「なんなりと」
「そなた、ノスフェラスの地ではずいぶん自由にやってきたようではないか」
「このアムネリス。ひとときたりとも大公殿下の命を忘れたことはございませぬ。
約のことなれば、仕合に敗けた以上はいたしかたなし。
勝てば得られ、負ければ失う。そして勝負は時の運、──」
「違う、違うのだ娘よ」
大公の緑の目が、じっとアムネリスに据えられる。
アムネリスは気圧されることもなく見つめ返す。
「ラゴンを知らず仕合に負けたとしても、なにせ彼らは伝説の民だ。力を測りかねて当然。
それより我が娘がな、吟遊詩人に熱を上げるそこらの町娘のように。
得体の知れぬ者に懸想していることの方が、問題だ」
「はて。昨日も申したとおり、心当たりはありませぬ」
「聞くところによるとその男の名は、『アルゴンのエル』」
大公は双子を見逃したことやパロ撤退というより、そちらの話に拘泥しているのか、と公女は思い。
あらかじめ腹心の者とは口裏を合わせ、用意しておいた矛盾のないカバーストーリーを展開し始める。
「ああ、あやつですか。確かに存じております。
最初は敵として現れたものの有能で腕の立つ男にて、マルス伯も欲しがっておりました。白騎士らも。
接触はいたしましたが、私情など抱きませぬ。大公殿下もご存じのとおり、私は『氷の公女』でありますれば」
大公があの傭兵と自称する密偵のことを知っていたこと自体は、いい。昨日も聞かれた。
ただ大公がつかんでいる情報がどこから漏れたのか、はこの際把握したい。
アムネリスはあの大仕合の後、そのまま急ぎでトーラスに戻っている。
彼女に同行している者らであるのか、それともノスフェラスからの鷹や水晶球での報せか。
ガユスはまだあの日の消耗から完全に恢復したとは言い難く、水晶球は使えないはず。
それに彼が直の上官である彼女の意に反して、大公殿下に伝えるとも思えない。
また、彼女が信頼を置く、今回同伴した白騎士たちが漏らすとも思われない。
そうするとモンゴールのノスフェラス方面軍の残存部隊からの鷹便であろうな、と彼女は当たりをつける。
貴重な通信用の鷹を数羽残してきたので、おそらくその鷹をトーラスに送ったのだろう。
そうだとすれば、大した情報量は送れまい。鷹につけられる情報はたかが知れている。
そして鷹はノスフェラスから鷹舎のあるトーラスへは帰れるが、トーラスから鷹には未知の地であるノスフェラスへは飛ばせない。
飛ばせるとしたらツーリードまで(ツーリードで飼育する鷹を使う。トーラスには各地への連絡用の鳥が備えてある)であり、そこからノスフェラスまでの便は早馬を使うほかない。
ちなみに大公によりおかしな命令がツーリード経由で発された場合、マルス伯がツーリードで時間かせぎしてくれることになっている。
「そなたとその男とが、二人だけで密談したこともあったというではないか。
大いなる巌の傍だったか。付き人の目をも離れ、巌に登ったりもしていたとか」
「──確かに機微にわたる交渉にて、他の者の耳目を遠ざけたことはございましたが」
大公が述べているのは、あの蛙岩の密談のことのようだ。
あの場には、大公に心を通じている者がいない者をえりすぐり、また口止めもしたはずだが。
やはり、裏切り者がいるのか?
なぜあの大岩に『登った』ことまで、大公が知っている?
あの登り口は、随行を待たせていた場所からは見えない、巌の裏側にあったはずだが──
「生娘かどうか、そなたを調べねばならぬようなことはよもやあるまいな?
わざわざ二人きりになった挙句、勝ち目もなく剣を抜き、私闘を挑むような愚かしい真似をするそなたのこと、──」
「全くそのようなことはございませぬ。
モンゴールの益を最優先に、先方との仲立ち役となったその男と話をしたまで。
剣の柄に手を添える程度のこと、
大公の視線を見つめ返して反論しながら、何がどこまで知られているかを彼女は探る。
密談のことを詳しく知られていたことは、計算外だった。
しかし傭兵関係のことを言うのであれば、本当なら。
まっさきにあの大仕合後での「言問い」のことを突いてくるはずなのだが。
大公殿下はそちらのことを一応は知ってはいるようだが、あまり言い立てる様子がない。
わざと触れないというより、大公は詳細を知らないようにも彼女には感じられた。
「そうか。気をつけよ、わが娘よ。
そなたがうかつな真似をしようものなら、そなたの侍女たち一人一人、朝の
「ご随意に。ただ新たに雇人を見つける労を、お察しいただきたく」
不気味な恫喝を行い、しかしその後はさほど粘ることもなく大公は手を振り、公女は許しを得て退出した。
大公付きの騎士に伴われながら、公女宮に戻る途上で彼女はいまのひと幕について思いを巡らす。
──大公殿下は、あの蛙岩での傭兵との談合のことを知っていた。あの傭兵に、剣を抜けと私が迫ったことまで。
しかし派手にやらかしてしまった言問いのことには、大公殿下は簡単にしか触れなかった。本当ならそちらの方を責めてもおかしくないのに。
──おそらく、大仕合のことはまだ鷹便でしか知らないのだろう。
しかし日数的に早い傭兵との密談のことは、鷹便以外の手段で詳しめの情報が伝わっている。これが問題だ。
蛙岩での密談を、誰がどのように見たのか。見た後、大仕合までの間にトーラスにどう伝えたか。
密談の後でケス河を越えた者がいたら、それが大公の耳目の可能性がある。
後でヴロンに確認せねばならぬな、と公女は思った。
──────
公女が去った後。日がますます落ちて闇に沈む大公の私室。
拷問吏ゴルムによって架に掛けられた吟遊詩人のかすかな呻き声が、居室に響く。
この吟遊詩人には反乱扇動の動きがあって、かねてより監視の目があったのだが。
不運にも、大公の圧政への批判を金蠍宮の囲壁に刻んでいるところを捕えられてしまったのだ。
「人払いを。1ザン、誰も入れるな」
公女を見送った後、しばし沈思していた大公は人払いをする。
人の気配が、なくなった大公の私室。
──だが部屋のくらがりから、歩み出てくる人影を大公は認めた。
魔道師のようなローブに身を包んだ、男の姿。
やや古風だが、上質な服の生地がかいまみえた。
ローブの下の顔の目のあたりには影がかかり、さだかには顔を見定め難いが、口元には笑みがある。
彼をそれと見知った大公の頬にも、旧友に再会した笑みが浮かんだ。
「久々ではないか。もっと来い、そなたに何かあったかと思うたぞ」
──ありがたきお言葉。ただ昨今、多忙でありましてな──
相手は2タールほど離れたところで、深々と礼をとる。
架にかけられた吟遊詩人が、苦痛の呻きを一時的に停め。
二人の様子を、どこか疑問を持ったように見ているようだが。
どのみち大公にとっては詩人の視線は蠅がとまったのと同様。まもなく死にゆく者など、死人と同じだった。
「釘は刺したが、あの人でなしの娘の鉄面皮には徹らぬようでな。
我も非情だなどと悪口雑言を言われることがあるが、あの氷女ほどではないぞ?」
──傍付きの命など、何とも思っておりませんでしたな。
もちろんのこと、大公殿下の御命も──
「そうよ。この手はもう試さぬぞ、効かぬようだ。
まことにあの不義の娘、血の代わりに氷水が血の管を流れているに違いない」
──いつか、確かめねばなりませんな──
「さよう。そなたはいつもながら正しい。
あの娘に、人の心はない。そしてまず間違いなく婚前に不義密通をなす姦婦にして大逆人。
機が満つれば、あの忌まわしき緑の目を抉り手足を落として芋虫となし、獄塔の一室に塗りこまねばな」
──さよう、さよう、ただ今はまだ機いたらず──
「それは分かっておる。あれは、あの本性を知らぬ軍や民には人気があるでな。
儂すらもかつてはあれを我が娘と思っておったのだ、
だが我が子は、あの不出来な息子のみよ。寂しきことにな」
──大公殿下、されどあの女にしか為せぬ、そして為さしむべきことがございましょう──
「うむ、そうであった。
悪魔どもによる忌まわしき計画を、なんとしてでも止めねばならぬでな。
馬鹿どもは、誰もそれを理解せぬ。そなたくらいよな、ことの深刻さを分かっているのは」
──ありがたき幸せ──
「これから流れる血を思えば、心は進まぬ。
しかしな、ゴーラ、パロ、ケイロニア、沿海州に草原。
それらすべての民たちのためなら、すでに堕ちたる我が名などいかほどのことでもない。
無辜の民たちを救うためなら、いかな悪名をも背負い、泥を被り、煮え湯を飲もうぞ」
──よくぞご決心なさいましたな──
「ああ、民は宝なり。王の為に民があるのではない、民のために王があるのだ。
ところであの冷血女。まことに、敵の悪魔どもと通じているのか?」
──
「だが剣を抜き合わせんとする様子も、あったではないか。きゃつらは、敵対しておるのか?
しかしサイムからの鷹便によれば、大仕合では、あの氷女が
外見の猛々しさからは想像もつかぬ明敏な頭脳で、大公は沈思する。
ただ、最近こうして考えをめぐらせると頭の芯が痛むことが多い。ずきずきと、考えを妨げるように。
「──あの女狐のこと、世の目を欺かんとする工作であろうな。あれに人の情などない。
あるいは、災いの星を取り込まんとする
その男と交わしたる密談が、気になる。不便よの、姿は見えても一部、音など全く伝わらぬ、とは」
──距離も遠きゆえ。そのうち、言いのがれできぬ証拠を掴みましょうぞ──
「まあいい、まずはあのパロに巣喰う、魔の一族を滅さねばならぬ。
そのためには、まだあの氷女が要る。
狗を煮るのは、獅子を倒してからだ」
──さよう、しかしてパロの真珠は今日の未明にケス河に船出した模様──
「そうか。ロスを狙うつもりだな。
そなたの進言に従い、サイムに罠を用意させてある。ペレデルキノの峡にな。
真珠たちを生きて捕らえることができれば、口を割り血を採りたいものだが。
気が重いことであるな、わが息子と変わらぬ、まだ年端のいかぬ子らであると聞く」
──外見にまどわされてはなりませんぞ、
かの真珠たちの傍らには獅子の星、そしてかの禍つ星──
「いずれにせよ、自由国境地帯に逃げ込まれれば足取りを追うのは難しいな。
次に捕える機会があるとすれば、──ロスか、陸路ならタリア、アルムト、ザイムあたりか」
──それがしは、そろそろこれにて──
為政者のどす黒い孤独を理解してくれる唯一の友の、別れを告げる声。
大公は、寂しさを覚える。
「もっと頻繁におとないを入れよ。
そのためにこうして絶やさず罪人どもを架に掛けているというのに。
──ところでそなたの名は、なんであったか?」
しかしローブに包まれた姿は、大公がふと目を戻すといなくなっていた。
こころなしか、彼がいた間は炎が暗くなっていた暖炉の火が、ぱちぱち、と燃え上がる。
1ザンがちょうど折よく至ったのだろう、護衛達が外から扉を開けて入ってくる。
彼らに、軽くねぎらいの声をかけ。
詩人の呻き声が響く暗鬱な部屋で、大公はなおも目を宙に据えて思いに耽るのだった。
(覚書)
〇グイン世界の「長さ」の度量衡について(再、追記の可能性あり)
しつこいようだが「長さ」の度量衡について、再度覚書を書いておきたい。
グイン世界の「長さ」については、辺境編で一応の設定が開示されている。ただ、辺境編でもわずかに揺らぎがある。
(辺境編での長さの単位①)4巻あとがき説(4巻254頁、1980年5月)
・1タール=約310タルゴル
・1タッド=1000タール
・1モータッド=100タッド
※「グインの身長が正確にいうと、二タール四〇タルゴル。」とある。
仮に1タール≒1mくらいに考えると(正確には違うのだが)、1タッドは1km、1モータッドは100kmくらいになる。
(辺境編での長さの単位②)5巻あとがき説(5巻260頁、1980年10月)
・1タール=約1.2m
・1タッド=約1.465km(→1220タール?)
・1モータッド=100タッド(→146.5km?)
これらに対し、「グイン・サーガ・ハンドブック2」(1999年7月刊)では、上記の2つとも異なる設定が開示されている。
(ハンドブック上の長さの単位)ハンドブック2説(ハンドブック2の244頁)
・1タール=約300タルゴル
・1タッド=1タール
・1モータッド=千タッド
※「タッド」は長さに、「タール」は高さに用いることが多い、との付記がある。
そして確かに「辺境編」以外の巻では、「4巻・5巻あとがき説」の度量衡である「1モータッド≒100km」ではなく、「ハンドブック2説」の「1モータッド=1000タッド=約1km」の感覚で書かれた(そう読める)記述が多い。
→(例)「『その軍はクム・ユラニア国境を前にして、およそ横に二モータッドほども広がっております』」(第55巻『ゴーラの一番長い日』125頁)
これに対し、辺境編ではあきらかに「タッド」は1kmくらいの感覚である。
→(例)「この谷は一タッドはひろがっていて、とうていひと飛びにするというわけにもいかん」(第3巻25頁、イドの谷を超える場面)
混乱を招く一つの要因は、単位「モータッド」である。この「モータッド」の初出はおそらく第4巻あとがき(254頁)であり、第5巻あとがきに出てきた以外に、本文では記述がない。
そして第7巻「望郷の聖双生児」(1981年7月刊)第1話1で本文で使用されたときにはすでに「1km」の感覚で使われている。外伝3巻「幽霊船」(1983年2月刊)も同様で、「モータッド」が約1kmくらいの感覚で書かれている。
→(例)「五、六モータッドもかけたころに、草原の向こうに立ちのばる煙がいくすじか見えはじめ・・」(第7巻第1話1、ウマを駆けさせる描写。「立ちのばる」は原文ママ)
→(例)「見張りが指さす、十モータッドばかりはなれた海上には、まさしくいまのいままでそこにいた幽霊船が、ななめにかしぎ、・・・」(外伝第3巻第3話1)
これに対して「タッド」は、外伝1巻「七人の魔道師」(1981年2月刊)では「1km」くらいの感覚で使われているようだが、第7巻「望郷の聖双生児」(1981年7月刊)では使用例がなく「モータッド」のみが使われており、外伝3巻「幽霊船」(1983年2月刊)ではすでに「タール」と同様の感覚(1m強くらい)で使われている。
問題は第6巻「アルゴスの黒太子」(1981年5月刊)で、「1タッド=1000タール」でも「1タッド=1タール」でも微妙なのだ。ナリスを隠した馬車が進みだして検問に引っかかるのだが、その距離が「一タッドとはすすまぬうち」なのだ。これは1mでは短すぎ、1kmでは長すぎる。ただ貴族の大邸宅だと考えると、「1タッド=1000タール」だろうか?
この後の外伝2巻「イリスの石」(1982年3月刊)では、なんと「1タッド=1000タール≒1km」と「1タッド=1タール≒1m」とが混用されている。何しろ道標が「ゾルーディア 一タッド」で、これは1タールとすると変なのでおそらく1000タール(1km)の意だろう。イリスの杖が輝くのも「杖から半径1タッド以内のところにある」ときで、それを察知してタニアがやってくるということなので、1タールだと話にならない。ところが地下墳墓をグインとマリウス、ミナがさまよう場面では円柱が「何タッドおきかにたてられ」ているという描写があるのだ。ここで原作者がタールとタッドを間違えて、その後間違えた用法が定着したものと思われる。
→(例)「いざ入ってみると、そすいた店々はたぶん二タッドも、あるいはもっと延々続いているように見え、・・」(外伝第1巻「七人の魔道師」第1話2(35頁))1981年2月
→(例)「・・馬車は、しずしずとギース邸をぬけ出た。だが、一タッドとはすすまぬうちだった。・・」(第6巻「アルゴスの黒太子」第3話3)1981年5月
→(例)「『ゾルーディア 一タッド』とある。」(外伝第2巻「イリスの石」第1話2、道の辺の道標の記述)
→(例)「燭台もずっと間遠になり、その灯りを、何タッドおきかにたてられたふとい岩の円柱がさえぎって影をおとしているので、・・」(外伝第2巻「イリスの石」第3話2、グインたちが地下墳墓をさまよう描写)
→(例)「『五、六百タッド──というところかな。けっこうある。・・・泳ぐしかないだろうな。』」(外伝第3巻「幽霊船」第4話2)1983年2月
このように「モータッド」については設定に変遷があるというより、辺境編での設定ミスのようではあるが、「1タッド」の変化(辺境編ではあきらかに1タッドは1000タールとされ、陰謀編以降は1タールと同様とされてしまっている)はあきらかに変だ。
原作での変化(1タッド=1000タール説が廃され、1タッド=1タール説を採用。境目は1982年3月の外伝第2巻「イリスの石」から)にかかわらず、本作では辺境編の設定に近いものとし、ただ便宜のため現代のメートル法に合わせて以下のような感覚で書くものとしておきたい。
(本作での仮設定)
・1タール≒約100タルゴル(約1m)
・1タッド=1000タール(約1km)
・1モータッド=50タッド(約50km。※仮に1タッド1.2kmなら70kmだが、ここは変更します)