これも皆さんのおかげ、しいてはホモばかりいるハーメルンのおかげ、五体投地で感謝します。尻穴は捧げません。詳しいことは活動報告にて
前回、鈴の名前を酢豚と言いかける事件が発生しました。これは曇らせ対象として追い打ちをかけるためではなくてただの誤字でした。ごめんなさい。
感想と誤字報告で突っ込まれましたが、普段「鈴」を「すず」と入力変換してたのでその名残です。申し訳ない。
さて気がつけばベッドの上。最後の記憶が千冬さんの一撃なのでいつものだろう。目を瞑ったままだが、シーツの感触と匂いからして保健室だろう。普段なら自分の席に座らされているのだが、一夏は鈴に付き添っていたし、忘れられていたのを誰かが運んでくれたのだろうか。
どうせ今日もいつも通り授業だし、たまにはサボってもいいだろう。こちとら健全な男子高校生なのだ、学校が休みなら踊り出して遊びに行く生き物。このまま寝っぱなしで過ごすのも悪くない。
「ん」
何やら抱き枕もある。少し硬いが悪くない、いい匂いもするし温かい。これは夜までぐっすりコースだ。
「あ」
最近の抱き枕は声も出るのか、無駄な機能だとは思うが、そういうのが好きな人もいるのだろう。
「そこは、ん」
とはいえ少しうるさい、音量を下げるかオフにしようと薄目を開けると。
「あ、おはよ」
顔を赤らめた女の子がいた。
どうやら夢らしい。なら気にすることなく寝てしまおう。
少し体勢を変えてさらに抱きしめる。
「え、あん、ちょっと」
こちとら健全な男子高校生なのだ。かわいい女の子と寝れるなんて至福でしかない。最近はたまに鈴を寝ぼけて抱き枕にしていたが、サイズがちょうど良く寝やすい。余計な凹凸がないのが逆に抱きしめやすいのだ。
デカいおっぱいに埋もれたくはないのかって? 埋もれたいが???
鈴よりは少し大きく、少し硬いがこの夢の女の子も心地よい。仮にホモだったら永眠させて身体を清めなければいけないが……………ホモ?
再び目を開ける。
「えへへ、ん、ちょっと恥ずかしいな」
さっきより赤くなり、吐息が溢れる女の子が…………いや違うな。見覚えがある、具体的には今日の朝、教室であいさつをした男
「ギャー!?!!???」
「わぁー⁉︎」
「よし、全て説明しろ。それが終わったらこの世から解放してやる」
「え、ありがとってそれボク死んじゃうよね⁉︎」
「安心しろ、来世まで続く苦痛も一緒だ」
「何も安心するところがない……………っ!」
ベッドからスタイリッシュに脱出した俺はまず身体の確認をした。ISスーツのままであり、尻に痛みはなかった。おい舌打ちしたやつ屋上でキリストにしてやるよ。
続いて部分展開した黒鳥でベッドにいたシャルルに黒刀を突きつける。真っ青になって命乞いをするので話を聞こうと食堂に来た。放課後なのでどうも一日中寝ていたらしい。
俺の推測通り、アリーナで気絶させられたあと、俺は放置されていたらしい。普段なら一夏が教室まで運ぶが今回は鈴にかかりっきりで置いていかれたとか。
それに気がついたシャルルが保健室まで運んだらしい。その後放課後になり、自室に向かおうとしたシャルルが同室の俺がいないと保健室に戻ってきた、と。
「誰も反応しないから、篠崎がいないのが普通なのかと思ってたんだけど、違ったみたいだね」
……なんで他のクラスメイトは何も反応しなかったの? もしかして嫌われてる? いじめられてる?
「うん、悪かった。シャルルだけは無視しないでくれてありがとう」
「いやいや、そんな! もしかしてこっちが間違ってたのかと不安だったし」
「それはそれとして処刑な」
「仮にも恩人だよね⁉︎」
ガーン、とショックを受けるがそれはそれこれはこれ。ベッドに潜り込んだホモは処刑しかない。
「え、でも日本だとこうするのが普通だって」
「そんな普通はないが」
「そんな⁉︎」
またショックを受けるシャルル。日本へ来るにあたり、所属会社にいた日本人に日本の常識を教わったらしい。保健室で寝ている人がいたらベッドに入り、添い寝する思いやりがある、わけねぇだろ。
近くで聞いてた生徒がガッツポーズをしているが行儀が悪いのでやめなさい。
「そんな、そんな」
この落ち込み具合からして本気で騙されてたらしいな。たぶんだが、この調子なら大丈夫だろう。
「もしかして男同士だと一緒の風呂に入ってシゴキアイをするってのも!」
「そいつクビにした方がいいぞ」
シャルルはホモじゃないが入れ知恵したやつはホモかもしれん。不安しかないので、しばらく距離をとってほしいと言ったらシャルルは泣いた。すまんな、お前は悪くないが、お前の会社が悪いのだよ。
後日、デュノアが篠崎に振られたと学園で話題になった。やはり本命は俺だなとドヤ顔で語っていたホモは顔面にドロップキックを食らわせた。
「ここが部屋」
「わーすごーい! 和室なんだ!」
食堂で飯を食いながら話した後、部屋へ案内した。はたから見れば振った相手を自室へと連れ込んでいるやつに見えたらしい。これでまた婚活に支障が出た。
シャルルは初めて見る和室に興奮して写真を撮ったりしている。こうして見ると普通の留学生なのだが、どう考えてもスパイなんだよなぁ。どうすっかなぁと考えると敷いってあった布団が動き出した。
「うっさいわねぇ、なにごと?」
「何してんだ鈴」
モゾモゾと這い出てきたのは鈴だった。というかひと1人埋まってたのに気が付かないほど小さい布団の膨らみ、もしかしてどんどん小さくなってる?
そしてシャルルはなんで驚いてるんだ?
「え⁉︎ なんで女の子が⁉︎ 確か、中国の代表候補生だよね⁈」
「昔からの知り合いで良く来てる、おい起きろ」
「えーなんかもう最近疲れてんのよ、あー確かショルルだっけ? 知ってるみたいだけどアタシ凰鈴音、たまにこの部屋来るからよろしくー」
「シャルルです……え、それって二人は………ぼ、ボク邪魔してる?」
気を遣ってくれてるあたり根っからの善人なのだろう。ルームメイトの先輩として色々教えておくか。
「気にするなシャルル、この部屋によく出る座敷童とでも思っておけ、というか鈴それ俺のシャツだろ、勝手に使うな」
「シャワー浴びたあと着替え持ってきてないのに気づいたから借りたのよ、男ならケチケチするんじゃないわよ」
「誰がケチだ。シャルル、こっちがトイレで隣がシャワー、おい鈴、下着投げっぱなしにすんな。一夏に怒られるの俺なんだぞ」
「あーあとで片付けるから拾っといて」
「やっぱりボク邪魔だよね⁉︎ 部屋変えてもらえるよう頼んでくるよ‼︎」
何故か顔を赤くして慌てだすシャルル、うーん誰かと同じ部屋で過ごすのは慣れてないと緊張するもんな。
シャワーとトイレは教えたしあと大事なことは、アレがあったか。
「この部屋は時々一夏が不法侵入して掃除するから怒られたくなかったら自分で掃除した方がいいぞ」
「不法侵入ってなに⁉︎ 確かにこの部屋の鍵かなり頑丈だったけども‼︎」
「春明! シャルルの歓迎会しに来たぜ! うっ、改めて意識すると春明が別の男と同室、頭がっ!」
「さっき鍵かけたのに一夏はなんで入れたの⁉︎ というか何のダメージ⁉︎」
「脳破壊の気配を感じて」
「篠ノ之さん⁉︎」
「同じ海外からのものとしてデュノアさんと交流しに来たのですが、お忙しそうなので日を改めますわね」
「お願い帰らないでオルコットさん! ボクだけじゃ捌ききれない!」
何故か半泣きになっているシャルルと賑やかになっていく部屋、騒ぎを聞きつけた千冬さんに全員怒られてその日は終わった。
次の日起きると、目の前にシャルルの寝顔があった。こいつも鈴と同じく寝相が悪いらしい。もしくは心細くて布団に入ってきたか、どちらにせよホモでもない奴が布団に入ってきて追い出すほど俺の心は小さくない。
眠たかったので二度寝すると、シャルルの女っぽい甲高い悲鳴で目が覚めた。どうも俺が布団に入ってきたと思ったらしい。そっちが入ってきたと説明すると「え〜絶対逆だと思うんだけどなぁ」となにやら納得できない表情で朝の支度を始めた。
シャルルと反対側で寝ていた鈴を起こすと、真っ赤になってまた悲鳴をあげていた。大勢で寝るのがそんなに不思議なのか、国が違うのでカルチャーショックという奴だろう。
そしてシャルルも寝ている鈴を俺の代わりに起こすようになったり、不法侵入して掃除をしている一夏にお礼を言って追い出せるようになった頃。
「あ、シャンプーきれてんじゃん」
シャルにいらんこと教えた心当たりがある人は手をあげなさい、今ならちっふーを引き取る権利を与えます
書いてたら伸びたのでシャルくんちゃんバレは次ですねー
お気に入り高評価誤字報告増えてきて嬉しい限りです、ありがとうございます