事後報告みたいになりますが、感想にて「あ、それおもろい」と思ったアイデアは作品で使わさせていだたいています。(オーレ・ラーとか)
もし嫌だという方がいれば言ってください、書き直します。
許可をとるとネタバレみたいになるので言ってませんでしたが、それでも良いよーという方は引き続きいつも通りお書きください。
逆にこんなのかいてー!は違反になる可能性があります、お気をつけください。術式の開示をされると作者は弱いです。
こんなネタ思いついた、けど使われるのは嫌だなという方はぜひご自身でお書きください、読みにいきます。ハーメルンはホモが増えることを喜びます。
手本を見せましょう、
誰かホモになったキラから逃げたりヤンデレラクスから逃げたり女の子ニコルとイチャイチャするガンダムSEED書かねーかなー! 誰かなー‼︎(クソデカボイス)
「春明」
「おうよ」
二対二のISが入り乱れるタッグマッチ。
「ラウラ」
「まかせろ」
俺の合図でラウラはAICを起動、白式の動きを止める。そのまま切り込みに行くが、
「させない!」
シャルの攻撃に阻まれて引きかえす。ラピッド・スイッチだっけか? 名前の通り高速で武器を切り替えるってやつ、さっきまでショットガンだったのがマシンガンになってやがる。
というかそれ、俺もできるけど名前つくの? 知ってたら必殺技として宣伝したのに。
「ふむ、なかなか骨があるな」
「あぁ、久しぶりに食い出がある相手だ」
AICを解除したラウラが隣に来る。そうは言ってもISのステータスも操縦者の技量もこちらが上だ。言葉ほど悲観してはいないだろう。
「一夏、大丈夫? というかなんで二人は変な掛け声とか奇抜な動きをしてるの? そうじゃないととっくにボクら負けてるんだけど……」
「カッコいいだろ」
「そんな理由で⁉︎」
「俺も春明と名前を呼ぶだけで連携したい‼︎ スカイラブハリケーンとかエヴァのユニゾンキックとかしたい!」
「そこなの⁉︎ というか二人とも失敗してたし!」
「練習時間が足りなかった」
「二人でやってみたい連携技を探すのに時間がかかったからな」
「何してるの二人とも⁉︎」
ちなみに名前だけ呼び合う連携は、個人通信で事前に作戦を考えているだけである。これも時間が足りなかった。
「シャル、俺のシールドエネルギーも残り少ない。このままじゃジリ貧になって終わりだ。だからその前に零落白夜で勝負を仕掛けにいく」
「それはいいけど、大丈夫なの? 二人が変なことしてるから負けてない状態だし」
ほう、イチかバチかの勝負を挑みにくるか。もちろん勝ちに徹するのならそんなもの受けることはない。だが、
「ほう、敵の前で作戦会議とは舐めた真似をしてくれるな。いいだろう全力でこたえてやろう。いいな、ラウラ」
「もちろんだ春明、我らシュヴァルツ・ツヴァイニングが全身全霊を以て沈めてやる」
武器を構える俺たちを前に零落白夜を構える一夏。
笑いながらこちらも武器を構えると空気がビリビリと震える。観客席で盛り上がっていた各国のお偉いさんも、ごくりと唾を飲み込んで俺たちの動きを見逃すまいと瞬きせずに見つめる。
最初に動いたのは一夏だった。
零落白夜を構えたまま真っ直ぐつっこんで来る。ラウラがAICを起動しようとするが、シャルの攻撃に阻まれる。構えていた黒刀を弾きとばされた。
「それがどうした!」
手に残っているもう一振りの黒刀で白式に切り掛かるが、一夏がバックステップ。土産とばかりに残されていたグレネードが起爆する。
「なんだとっ⁉︎ …………シャルから渡されていたのかっ!」
「ああそうさ、俺一人で勝とうとするなんて思い上がったことはしない」
残っていた黒刀も今の爆風で手から離れた。
フ……まさかここまでやるとは。
「この一撃で! 春明の心を、感情を取り戻す‼︎」
「心? 感情? そんなものは存在しない、俺は人工的に生み出されたデザイナーズチャイルド。全てはプロジェクトのために存在する」
「そんなことはない! 俺たちと過ごしたあの思い出は必ず心に残っている! だから! 目を覚ませ春明ィ‼︎」
俺にあるものはせいぜいがこのISと、共に生まれ育った相方だけ。……しかしそうだな、お前と戦えたこの勝負も、相方との訓練も、悪くなかった…………そう思う。
あぁ、そうか、これがお前のいう……
「うおぉぉぉぉぉぉ‼︎」
振り下される零落白夜を見て、笑いながら受けようとすると、
「な⁉︎」
割り込んだ黒い影がいた。見間違えるはずもない、相棒であるラウラだ。零落白夜を受けたラウラはシールドエネルギーを大きく消費し、切られた衝撃で俺のところまで飛んできた。
「なぜだ⁉︎ なぜ俺を庇った! 俺がやられた隙にトドメを刺せと! そう言っただろ‼︎」
「違う、違うんだ春明……」
「何が違う! 目を閉じるな、まだやり残したことがたくさんあるだろう‼︎」
「私はもうダメだ、あぁそうだな。隠しておいた酒はクラリッサと飲んでくれ、墓には……何もいらない。お前から充分もらえた……。だが……もし望むのなら…………お前の心にいてもいいか?」
「ラウラ! ラウラァー‼︎」
力なく倒れるラウラを抱え俺の慟哭が響く。そしてラウラをゆっくりと地面におろすと、
「ん?」
「え?」
なんか黒い泥みたいなのが出てきた。
溢れ出した泥はラウラの全身を覆い、人型となっていく。どこかで見覚えがあるが、何かが違う。
「春明? アレも二人の仕掛けなの?」
「第二形態⁉︎ そこまで準備してきたのか‼︎」
首を傾げるシャルに興奮するホモ。確かにピンチの時に形が変わるというのはいかにもラスボスの第二形態だ。このような仕掛けをしておけば喜ぶのは間違いない、
「何アレこわ」
まぁ何も知らんのやけどね。なんだアレ。
「状況は?」
「来賓の避難を優先させています、ラウラさんの変化したISは近くにいた篠崎くんへ攻撃距離をとった今沈黙しています」
「ふん、ドイツの様子は」
「見るからに慌ててますね、これで黒じゃなかったらどうしようもないですよ」
千冬の呼びかけにたいして的確に返事をする山田。余裕がありそうだが、その実見学に来た来賓への対応に追われている。コーヒーを飲む余裕もないのだが、生徒の安全を確保する以外に優先することはあるのか、の一言で黙らせており、それでも鳴り響く着信音は無視している。
「どっちにしろ、責任の追及は免れないだろうな。喜べ、本場のソーセージとビールが味わえるぞ」
「それより休暇と彼氏が欲しいです……」
「無理だな」
残業続きの同僚を一言で切り、アリーナの様子を伺う。
「ヴァルキリー・トレース・システム、まためんどくさいものを持ち出してきたな」
自身の昔をそのままマネする人形を見て思うことがあるのか、眉に皺を寄せる。
「そんなものに負けるほど私の教え子は弱くないぞ」
「だってさ」
「VTシステム⁉︎ それって禁止されてるハズじゃ⁉︎」
千冬さんからの通信を聞いてどうするのかを考える。相手はかつて世界チャンピオンになった時の千冬さんをトレースしているらしい。並のIS乗りなら歯が立たないだろうが、
「織斑千冬検定一級所持の一夏さん、どう思いますか?」
「髪型は似てる、無表情なところも。でも剣が鈍いしダラシなさもない! せいぜい二割!」
「何やってるの二人とも⁉︎」
やることないんだよなぁ。来賓の避難で先生方が駆り出されているので応援はこないが、見た感じ自分から攻めてくる様子はない。なのでボーッとしておくくらいしかやることがないのだ。
「ボクたちでどうにかしたりは?」
「めんどい」
あと下手に攻撃して暴れる方がマズい。できなくはないが、確実を求めるなら人手が欲しい。
「……でもなんかこっち見てない?」
「一夏でも見てんじゃね? 仮にも弟なんだし、説得でもしてみろよ」
「試してみるか、おーい千冬姉結婚できたk」
そこまで一夏が言った瞬間、千冬さんモドキが襲いかかってきた。
「やっぱ本物に近いかも!」
「再現度たけぇな」
「ねぇ絶対かける言葉間違ってたよね‼︎ もっと穏便な言葉があったよね⁉︎」
本人確認にアレ以上の言葉はない。それが分かっていたからこそ、一夏をけしかけたのだ。
そして武器を構えなおす千冬さんモドキ、これ絶対ターゲットにされたな。
「おい一夏、ご指名だぞ」
「へへ、やってやるさ。昔とはいえ千冬姉超えだ!」
そして零落白夜を起動すると、白式はガントレットになった。
何してんだこのアホ。
「あ! さっきのでエネルギーほぼ切れてたんだ!」
「やーいバーカバーカマヌケ〜」
「さっき分かってて一夏に声かけさせたよね? なら悪いのって春明じゃない?」
「おい下がってろ、俺が相手してくる」
顔見知りが暴れてんだ、身内のケリは身内でつけねぇとなぁ! 決してシャルの言葉が図星だったわけじゃないぞ! というかだいぶ俺のこと分かり始めてんな、油断しないでおこ。
仕方なく前に出て構える。視界の隅で、リヴァイブからエネルギーを分けてもらっている白式。展開することはできたようだ。とはいえ零落白夜が使えるほどじゃない、いざという時のアーマーくらいか。
使えたら楽だったんだがしゃーない。
「おいラウラ、さっさと起きろ。良いとこで終わったんだ、続きをするぞ」
かわす、いなす、うけながす。
刀を持って襲いかかってくる千冬さんモドキを素手で捌く。あくまで本人のトレースでしかないので、簡単にできる。とはいえ攻め込むにはリーチが足りない。
それが分かっているのかどんどん攻めてきやがる。別にこのまま応援が来るのを待っていても良いのだが、
「「春明‼︎」」
視界の隅でコソコソと黒刀を回収していた二人が俺に投げ渡す。本人ならとっくに気がついているのに、投げ渡すまで気がつかないあたりかなりのポンコツだ。
身体を捻りながら回転して飛んでくる黒刀を掴み、剣を絡めとる。刀を翻すと、峰で交差するように切りつけた。
「おらさっさと起きろ隊長、そんなもんに負けるほどお前は弱くないだろ」
まだ動こうとする千冬さんモドキだが、切り口から全身にヒビが広がる。
ひび割れた外装からラウラが溢れてきた。ISを解除して受け止めると、うっすらと目を開き、
「……手荒いモーニングコールだな」
「ねぼすけを起こすにはコレくらいがちょうど良いだろ、さっさと寝てろ」
「あぁ、そうさせてもらう」
穏やかな顔で目を瞑った。
「…………ここは」
「起きたか、調子はどうだ」
ラウラが目を覚ましたのは薬の香りがする保健室のベッド。横を見れば偶然来たのか、飲み物を持った千冬がいた。
「…………見舞いに来る教官は解釈一致です」
「元気なようだな、さっさと飲め」
渡されたペットボトルを開けると両手で抱えて飲む。よほど喉が渇いていたのか、ひと息で飲み干してしまった。
それから何があったのかを聞いた。自分のISに仕掛けられていたVTシステム、春明が助けたこと、現在ドイツ政府に説明を求めていること。
「詫びとして学園でパーティーができるほどのソーセージ、教員には浴びるほどのビールを要求した。お前の回復祝いは豪勢になるぞ」
ニヤニヤと笑う千冬、頭の中には政府とのやりとりで得たビールのラインナップが浮かんでいる。教師であるが生粋の酒飲みである。
「…………自分はかつて役立たずの烙印を押され、教官に出会って心を得ることができました」
笑う千冬を見て、ポツポツと話しだすラウラ。病み上がりということもあって気が緩んだのかその口は止まらない。
「教官に認められることこそが人生だと、教官のようになりたいと、今でも思っています」
「お前は私にはなれない、私もお前になれないようにな」
真っ直ぐと自分の生徒を見る千冬、生粋の酒飲みであるが、子どもを導く教師でもあるのだ。
千冬の珍しく真っ当な教師らしい言葉にラウラは頷いた。
「はい、きっかけがあってその執着心は無くなりましたが、心は変わらずでした。いろいろなことが出来るようになり、知識を得ても自分は弱いままなのではないかと、泣いていたあの頃のままなのではないかと」
今の千冬の目には凛々しいドイツの国家代表候補生であるIS乗りも、日常が騒がしいサブカルチャーオタクも映っていない。ただ、少し気弱な年相応の少女だけがいた。
「しかし春明は、弱くないと、言ってくれました」
少女の心には、自分を助けてくれた少年の言葉が、熱を持っていた。じんわりと、全身に広がるその熱の名前を少女は知っている。
「コレが尊いという感情なのですね、わたしは春明を推そうと思います」
「そうか、好きにしろ」
その分野に疎い千冬は何も言わない。無知なのは歳のせいではないと、念のため言っておく。推しという言葉を教えたクラリッサがそれは違うと首を振るのだが、ここにいる二人には伝わらない。
「いずれドイツへ招待しようと思っていますが、その前に、教官に確認しなければいけないことがあります」
「なんだ?」
「織斑千冬にとって、篠崎春明はどんな人物なのでしょうか?」
思いもよらなかった質問に思わず動きが止まる。珍しいものを見たとラウラは心のシャッターをきった。
再起動した千冬は、横を見ると、普段よりも小さい声で呟く。
「…………わたしのものだ。バカな友人にも、弟にも、小娘どもにもやらん」
お前にもな、と横目でチラリと見る。ラウラの表情は綻んだ。憧れの人物が自分をライバルと言ったのだ。心が弾み、どう戦うか、その想像でさらに胸が踊る。
「天下のブリュンヒルデが相手ならわたしも全力で挑まなければなりませんね」
「ふん、小娘ごときが。小さい頃に結婚する約束をしたお姉さんの力を見くびるなよ?」
「では『シュヴァルツェ・ハーゼ』の全力を用いて多種多様な癖を持つメンバーで籠絡してみましょう」
「加減しろバカ」
渋い顔をする恩人に向かってコロコロと笑う少女は年相応の思いを胸に、青春を謳歌する。
「篠崎春明、わたしは貴様を推すことにする」
ラウラが復帰して行われたソーセージパーティーで「俺のソーセージを食ってくれ‼︎」と吠えるホモを蹴飛ばし、持ってこられた無駄に美味しく焼かれたソーセージを食べていると、謎の宣言をされた春明は「そうか、好きにしろ」とだけ返事をした。その辺の分野には詳しくないのである。
推しの公認に銀髪と笑顔を輝かせ、クラスメイトに餌付けされながら推し活をする少女は幸せであった。
実は鈴より先に感想ではよつきあえ言われていたブリュンヒルデ。
なんか普通のラブコメっぽいけどホモを期待して他人はごめんね、篠ノ之束が腹を切って詫びます。
駆け足気味でしたがラウラ編終了です。基本四千字以内に収めたいのですが、筆が乗ったりきりが悪いと伸びます。
ほんとは先駆者に基づいて二十話くらいで終わる予定でしたが今のままだと三十話にいきそうで怖いです。
感想、誤字報告いつもありがとうございます。おかげで書きたい意欲が続いて楽しいです。