IS学園でホモから逃げるために婚活する   作:アオノクロ

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 アレですね、みなさんゲロインのこと大好きですね。ほんの少ししか出てませんが人気がすごいです。


 そんなゲロインの活躍をどうぞご期待ください!

 いやこれあとがきだな。

 いざ銀の福音編


Hの復活

 初の出会いはいつだったか、何となくムカつくでケンカをふっかけた気がするがまぁきっかけなんてどうでもいいのだ。お互いがお互いにアイツは敵だと認識して、隙があれば一撃入れる。油断した方が悪い、それが俺たちの関係である。

 

 つまり、隙だらけの背中を見せる方が悪い。

 

「隙アリィ‼︎」

「グハァ⁉︎」

 

 音をたてない全力疾走で勢いそのまま背中にドロップキックを入れる。淑女とは思えない声をあげて吹き飛んでいくウサギ。集まっていた生徒たちは突如現れた世界的天災に呆気に取られていたのだが、突然の光景に目を丸くした。

 

 華麗に着地、前を見れば頭から砂浜に埋まったウサギ。

 

「ハイこれで俺の149勝だなアホウサギ」

「はぁー⁉︎ 最後にやったみそ汁早飲み競争はくーちゃんが乱入して流れたからノーカンなんだけどバカアキ!」

 

 チッ、すぐに顔を出してくるあたり仕留めきれなかったか。

 

「バカじゃありません〜、誰がどうバカなのか説明できないならバカじゃないですぅ〜」

「わたしの目の前にいる篠崎春明のことだよ! バカすぎて自分の名前も分からなくなっちゃったかなぁ⁉︎」

「バカにも分かるように言えよ、天才だろ? あぁ自称だっけか?」

「ころす」

 

 謎のアームを背中やスカートの中から出して飛びかかってくるウサギ、もとい束。迎撃しようと構えたら。

 

「やめんかバカども」

 

 二人揃って千冬さんに沈められた。

 

 

 

「今日行うのはISに実際に乗りこんでの訓練、専用機持ちは別メニューだ」

 

 向こうで千冬さんが指示を出してからこっちにくる。目がもうめんどくさいと言っているのがヒシヒシと伝わる。

 

「頭は冷えたか?」

「冷やすなら海に入れて欲しかった」

「これだと頭に血が上っちゃうなぁ〜と束さんは思います」

 

 近くにあった木に逆さ吊りされている俺たち。いくら身体が頑丈でも拷問はキツいです。

 

「そうか。で、何をしにきた束」

 

 暗に辛いと言ったのだが伝わらなかった。脳みそまで筋肉でできてるのかもしれない。睨まれたので口笛を吹いて目線を逸らす。隣からも聞こえてきた。

 

「はやく答えろ」

「んも〜ちーちゃんはせっかちなんだからぁ〜ってごめん、言うのでその木刀は下ろしていただけると嬉しいかな!」

 

 どこからか取り出した木刀の前にゲロってしまう天災。どんな存在にも天敵がいるのだ。

 

「今回来たのは箒ちゃんへのプレゼントを持ってきたんだよ!」

 

 とうっ! と縄から抜け出して跳ねるとコチラを見ていた箒の近くに着地する。どこからか取り出したスイッチを押すと、空から赤いISが飛んできた。

 

「これが箒ちゃん専用の第四世代のIS「紅椿」だよ! さぁ遠慮なく受け取って‼︎」

「いえ、いりません」

「アレェー?」

 

 自信満々に用意するもすげなく断られるアホウサギ。吊るされたままだがケラケラと笑う。

 

「まだISの訓練をちゃんと受けていないので今貰っても持て余しますし、あと目立ってクラスから浮くかもしれないので無理かもしれませんがもう少し気を遣ってください」

 

 妹からの正論、姉は死ぬ。手が出せたらワイングラスを持って掲げたのに。

 

「篠ノ……箒、技術はまだ未熟だがそれを学園で預かることなどはできない。故に受け取って今のうちから乗り慣れておけ。分からないことがあれば私でも他の生徒にでも聞けばいい」

「……はい、分かりました。すまないが手伝ってもらえる……だろうか」

 

 千冬さんの言葉に少し遠慮気味だが近くにいたクラスメイトの協力を頼む。一度顔を見合わせるもすぐに笑顔で手伝いだす。どっかのアホウサギと違って箒はちゃんとクラスに馴染んでいるのだ。その理由は本の貸し借りなのだがそこには触れない。

 

 そして各々が動き出してしばらくすると、

 

「緊急事態です! 織斑先生はコチラへ‼︎ 生徒の皆さんは部屋に戻って待機してください‼︎」

 

 走ってきた山田先生の緊迫した声が響いた。何があったのか、耳打ちされた一瞬で真剣な表情になる。それに引っ張られるようにあたりが緊張に包まれる。

 

 …………とりあえず誰か降ろしてくれね???

 

 

 

 

 

 

 俺たち専用機持ちが集められ、千冬さんから説明を聞かされた。

 

 なんでもアメリカの軍事用ISが暴走してこっちに向かってきてるらしい。無視しろよ、と思いきやなんかややこしい政治関係で国の管轄から外れている俺たちに御鉢が回ってきたらしい。舐めとんのか。というか操縦者乗ったままって何があった。

 

 セシリアの要求で暴走したIS、銀の福音のスペックが公開された。口外するとなんかあるらしいが、どうやって見つけるんだそれ。というかスペックおかしいだろ、専用機つっても倍近く差があるぞ何だこれ。数多くても普通に負けるぞ、おい。

 

「作戦、らしいものを用意する時間はない。高機動のISで白式を運び、零落白夜での短期決戦、それが無理なら数で叩く。以上だ。この中でスピードが出せるものは?」

 

 またしてもセシリアが挙手、イギリスから送られてきた高機動パッケージがあるらしい、何それ見たい。ならそれで、と意見がまとまりそうだったとき、

 

「へいちーちゃん! 紅椿には展開装甲による高機動モードがあるよ‼︎」

 

 アホが飛び込んできた。

 

「準備は十分程度‼︎ 時間が惜しいならこっちだよね!」

「……箒、準備をしろ」

「っ、はい!」

 

 思うとこはあったのだろうが、時間が敵と言える現状では千冬さんは箒を選んだ。明らかに緊張している箒を一夏をはじめ皆が、声をかけて励ます。それでも顔色は良くない。

 

 チラリと、目があったような気がした。

 

「無理だな」

 

 さっきまで騒いでいた全員がコチラを見る。手は止まっていないが、作業をしていた先生方も耳を傾けているだろう。

 

「安定をとるなら全員でかかるべき、だがこれ以上のハプニングも考慮すると半分は残したい。が、相性とISのスピードに差がある以上行けるのは限られる。一夏と箒の組み合わせは最善だが、最高じゃない。俺も行く」

 

 俺の言葉を考えているのか、黙り込みかんがえだしたが、やはりと言うべきか、一番最初に口を開いたのはコイツだった。

 

「俺と箒じゃ無理だっていうのか?」

「答えだけ言うと無理じゃない」

「なら何でだ?」

「発案者があのアホだからだ」

 

 後ろを指さすと作業しているのかしていないのか、満面の笑みでダブルピースをするアホウサギ。コチラを見ているものの、後ろでは紅椿の装甲が変化している。ムカつくので近くにあったボールペンを投げたら口でキャッチしやがった。

 

「そいつはアホだが、頭は回る。できないことを一夏と箒にやらせはしない。だが、前提として何かをするときに、成功する確率が一桁でも確実に成功する実力があるアホだ。イレギュラーも込みで」

 

 千冬さんを見れば無言で頷く。

 

「それは普通なら手足を折って成功することを無傷でこなす。二人で成功を確信しているなら、俺が着いていって運の下ブレを無くす。セシリアは高機動パッケージをして状況にあわせた援護、増援の準備。四対一なら勝利から無傷での完全勝利になる、時間が惜しいから先行するけどな。以上」

 

 そして再び静かになる。たださっきまでと違うのは、緊張ではなく自信によるもの。表情も明るくなってきた。その中で一番に動き出したのはやはり、

 

「春明ィィィィ‼︎」

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

 なんで飛びついてきたんだこのホモ‼︎

 

「やっぱ頭いいぜ春明! 着いていくって言うだけで済むのに、こうして自信と余裕までくれるなんてな‼︎」

「ぎゃー! ぎゃー!」

「昨日は体調崩してたからあまり近寄らなかったしさっきおろした時も我慢したけど! 今日は頭が回るくらい元気そうだしもう我慢しなくていいよな‼︎」

「うがぁー! うがぁー!」

「触らせろ! 揉ませろ! いれさせ「オラァ‼︎」へぶぅ!」

 

 絡みついてきたホモを僅かな隙間で腰を回して殴り飛ばす! そのまま、

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ‼︎」

 

 ラッシュ、ラッシュ! ラッシュ‼︎

 

「よし、箒二人で行くか」

「気持ちは分かるが待て」

 

 外へ殴り飛ばした残骸をよそに、箒へ提案するが断られてしまう。ちきせう。

 

 

 

 数分後、準備ができた俺たちは銀の福音へ向かおうとしていた。待機組から声援を送られ、あとは飛び出すだけなのだが。

 

「気合充分! やってやるぜ‼︎」

「やっぱやめていいか?」

 

 元気なホモの横で俺のやる気は地を這っていた。やだよーなんでコイツこんなに元気なんだよー。さっきあんだけラッシュしたじゃん。

 

「先程までの威勢はどこにいった。自分の口で決めたことを取り消すなど、全く男らしくないぞ」

「なんか久しぶりに言われたなそれ」

 

 昔は練習をサボったり、試合で奇抜なフェイント仕掛けたりする度に言われたものだ。

 

 今は笑いながら言っているので冗談なのだろうが。

 

「あー千冬さん、BBQ? ハンバーガー?」

「ハンバーガーの予定だ」

「よっし、少しだけがんばろ」

 

 帰ってきたら死ぬほど食ってやる。

 

 そう決めて俺たちは海へ飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 海上で銀の福音は現在眠りについている搭乗者の言葉を思い出していた。

 

「男性操縦者ってホモらしいのよね、一度見てみたいわ」

 

 銀の福音は自分を迎撃しようとしているものたちの元へ真っ直ぐと進んでいた。




 ごめん束の活躍なかったわ。けど久しぶりにホモかけたので満足。ここの読者はこれを望んでいた気がする。


 次回はちょっとだけシリアスです。ISの二次書くならこんなの書きたいよね、って思ってたシチュなので許して

感想、誤字報告いつもありがとうございます。昨日は思いつきで三話投稿したから感想返せてなくてごめんね! ちゃんとDr.ゲロとか見てるよ!
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