IS学園でホモから逃げるために婚活する   作:アオノクロ

29 / 84
 前回婚活話を書いたのにそれはおかしいと感想でつっこまれました。何がおかしかったのか自分には不思議でたまりません。

 主人公の語学能力ですが、IS世界はISが広まったおかげで日本語が読めるようになった人が多いです。束がわざわざ翻訳するとは思えないし。それと合わせてISコアには翻訳機能が付いているので話せてます。春明自身はあいさつができるくらいです。ちゃんと勉強してないから。


 世界旅行の安否は最初はセシリアと一緒だったので何も言われませんでしたが、その後あちこちに行ってるので偉い人達は慌ててます。その連絡が各国に行ったので鉢合わせ、というか探しに行ったらいたって感じです。会えなかった可能性もあります。どっかのテロ組織は逆に怪しくて何もしませんでした。

 束伝手の連絡で千冬は知っていたのでIS学園は慌てるふりして放置してました。学生の夏休みなので関与しないようにしたかったので。


 のほほん女子は力を貯めている。


 さて学祭です。みんな大好きお姉さんが登場します。


ホモだって勢いには勝てない

 さて、夏休みも終わって二学期である。

 

 いつも通り教室に行けば誰もおらず、席で寝ていたら千冬さんに叩き起こされた。全校集会があったらしい。プリントを貰ったかもしれないが部屋が部屋なのでどこかへ行っただろう。ちゃんと意図して置いてあるのに片付ける一夏が悪い。

 

 そう言ったら仕方ないと許された。アンタさては同じ理由で何か物無くしてるな?

 

 珍しく無言で圧のある視線を飛ばしてきたホモから俺たちは目を逸らす。今日は文化祭の出し物を決めるらしい。

 

 ふむ、ホモを客寄せパンダにして参加型ゲーム、勝者にはホモからのプレゼント。これだけで学園トップの売上になるな。

 

 と、意見したのだが他の案は俺とホモによる絡み合いを希望らしい。これは所用の腹痛が起きるな。ホモは全部やろうと言い出したので電話帳(教科書)を投げつけた。そしたら生意気にも受け止めやがった。ドヤ顔で「俺だって成長してるんだぜ!」とか言いやがるので電話帳越しに蹴飛ばした。バカめ、その程度で受けきれると思うな。

 

 なんか企画案にホモとのデスマッチが追加された。逆に聞きたいんだがそれ誰が見たいの???

 

 意見が停滞した時にラウラの「メイド喫茶をしてみたい」という意見にクラスが賛同した。学祭と言えばという王道企画だが悪くない、最近はできない学校が多いらしいが悲しいな。メイドの主役は女子なので裏方に回ると言うと「なんで?」と聞かれた。

 

 なんで???

 

「織斑君と篠崎君には客寄せパンダになってもらいます」

「清々しいけどそれで了承するわけじゃないよ?」

「具体的にはコスプレしてもらいます」

「いやだから」

「メイド喫茶なので執事服を始め時間ごとにいろいろな服装をしてもらい、リピーターを増やします。お客さんには滞在時間を設定して回転率をあげます」

「すごくいい案だと思うけど肝心の本人が許可を」

「ホモするのとどっちが良い?」

「クラスメイト脅迫すな‼」

 

 数と圧に負けた、これ以上ないってくらい負けた。おんなのこつおい。

 

 いつものメンバーに顔を向けると、「和服」「ドレスコート」「スーツ!」「ぜひ軍服を」「着ぐるみ」もうダメだ、味方がいない。というか最後のはコスプレじゃないしよろしくない思い出があるので勘弁してほしい。

 

 それから休憩時間になるたびに文化祭の打ち合わせが行われた。起き上がったホモは「ブーメランパンツ!」とか言い出したのでドロップキックでまた気絶させた。流石に却下されたあたり理性はまだ残ってるらしい、頼むぞ?

 

 

 

 そして放課後、部屋に帰ると、

 

「おかえりなさ~い、ご飯にする? お風呂にする? それとも~わ・た・し?」

 

 裸エプロンがいた。あれ? もしかして既に寝てた?

 

 頬をつねっても痛くない、つまり現実だ。自室に裸エプロン、デリヘルとか呼んだ記憶はないしそもそも未成年で呼べるわけもなし。天才的な頭脳であらゆる可能性を考える、罠か?

 

「うふっ」

 

 ウインクされた。これはもう誘われたと見て間違いない、俺の天才的な頭脳はそう言っている。

 

「誰だか知らねぇが男の部屋でその恰好、襲われても文句は言えねぇよなぁ?」

「きゃーこわーい! 何されるのかしら!?」

 

 わざとらしく、身体を抱きしめる裸エプロン。演技なのは分かっているがそれでも! 上を脱ぎ、ズボンを落とす。ここまできたら言葉はいらない、行動で示すのみ‼

 

「え、あ、結構積極的なのね」

 

 俺の行動に顔を赤くして手で顔を隠す、しかしその隙間からこちらを見ているのは分かっている。さっきまでと違う素の対応ともいえるその演技、かなりのやり手らしい。

 

「そういえばさっきの質問に答えてなかったな、確か新婚の三択だっけか?」

「え、そ、そうね」

 

 満点の回答は「風呂に行ってお前を食べる」だったか、だがあえて俺はこう答えさせてもらおう。

 

「お前だ」

「ひゃいっ…………! ちょ、ちょーっと直線的すぎないかな~? な、なんて?」

「回りくどいのは嫌いなんでな」

 

 ゆっくりと歩みを進める、鍵も閉めたので邪魔ものは入らない。突発的ではあるが男として成長する機会が来たのだ、逃がす理由はない!

 

 気が付けばお互いの目に自分たちが映る距離、顔を真っ赤にしてプルプルと震えてまるでハジメテっぽいがそれならこんな誘いはしないだろう。堂に入った演技だ。

 

「…………」

「あ、あの近すぎないかな?」

「近寄らないとダメだろ」

「じょ、冗談でした~ってのは」

「こっちは本気だ」

 

 準備もできてる。視線を下げた裸エプロンがさらに顔を赤くする。いつかのシャルみたいだ。

 

「あ、あも、あの! お姉さんからかいすぎたから許してくれたりっ!」

「ここまで来てお預けとかそんな道理が通るかぁ‼」

「ヒィ⁉ それ、は、そうなんだけど、あの、わたし、その経験な…………くて」

「そんな奴が男の部屋で裸エプロンとかしない」

「グゥ!」

 

 若干涙目になってきてるが、まさかホントにハジメテ? いやそんなわけないだろ、近寄って気が付いたがエプロンの下に水着を着ている。裸エプロンではなく、水着エプロン、そんな癖のある格好をするやつがハジメテなわけがない。

 

「じゃ、そういうことで」

「あわわわわわ」

 

 肩に手を乗せて顔を近づける。目がグルグルになっているが、これも油断させるための演技だろう。だがこっちもキスの経験なら……………………えーっとどうすんだろ、あれ向こうからされてきたから自分からのやり方わかんない。ダレカタスケテクダサイ。

 

 お互いもう少しの距離で固まっていると、出しっぱなしにいていた布団がモゾモゾと動いた。

 

「なにようるさいわねぇ」

 

 鈴だ。またコイツ人の服着て寝てやがったな。

 

「こっちは文化祭の出し物決めるのに忙しくて疲れてんのよ、寝かせなさい」

「おい、こっちは男の階段を上ろうとしている最中なんだ、邪魔だから出ていけ」

「あーはいはい、おめでと。あとでチャーハン作ってあげるわ」

 

 そう言ってまた布団に戻っていく。そこは赤飯じゃないのか? いや鈴のチャーハン美味いからいいけど、仕方ない。コイツは放っておいて続きを、

 

「いやいやちょっと待って! なんで彼女がいるの!? 部屋違うわよね!」

「気にするな、よくこの部屋で寝泊まりしてるだけだ」

「気にするわよ! というか服が男ものじゃない!」

「そりゃ俺のだし」

「彼女じゃん! それに寝泊まりって君経験者でしょ‼」

「童貞だけど、言わせんな恥ずかしい」

「恥ずかしいけどそれ以前におかしくない!?」

 

 何がおかしいというのだ、よく泊まってシャワーを貸していっしょに寝ているだけだ。普通のことでしかない。

 

「おかしいとこしかない! え、もしかして付き合ってるの? そんな情報何も無かったんだけど」

「「付き合ってないけど」」

「息ぴったり! それで付き合ってないってなんなの!? 純粋異性交遊なのッ!?」

 

 なんかおもしろいこと言うなこの人。まぁこれもギャップ的魅力か、では続きを。

 

「え、え、この状態で進めるの? もしかしてわたしの常識が知らない間に書き変わってた?」

「やっぱ二人きりがいいか、俺もそう思ってた。おい鈴、部屋戻って寝ろ。服は明日返しに来い」

「やぁよぉ~どうしてもって言うなら運びなさい」

「ちっ、この惰眠貪り魔め。ちょっと時間ください運んでくるので」

「手つきが優しいし慣れてる‼ どんな関係なのよ‼」

 

 どんなと言われても慣れてるからとしか言えないのだが。

 

 鈴を運ぼうとしていたらドアが開いた。振り向けばシャルがいた。

 

「春明ーご飯食べよーって新しい女の人連れ込んでるぅー!」

「シャル、今夜俺は大人の階段を登るから無理だ」

「待って待って! 新しいって何! これまでに何人連れ込んだの‼」

「人聞きの悪いこと言うな連れ込んでない、いつも通り勝手に入り込まれただけだ」

「その通りだけどいつも通りって言った!? ここのセキュリティどうなってるの!?」

「は、春明? その階段ならボクといっしょに」

「ホモは黙ってろ‼」

「ホモなの!?」

「ちが、あの時は違うくてー‼」

 

 鈴を追い出せば良かっただけなのにシャルまで来たか、手間だがこれも試練! 乗り越えた先にエデンは存在する‼

 

「というかその人生徒会長だよ! いつの間に知り合ったの‼」

「バカ野郎、生徒会長がこんな痴女みたいなことするわけねぇだろ」

「ぐふっ」

 

 なんかダメージ受けてるな、なんでだ?

 

「とりあえず! 怪しいしハニトラの可能性もあるんだから離れて!」

「男には分かっていても挑まなければいけない時がある、というか今言ったの全部シャルじゃん」

「ぐふっ」

 

 なんかやられた、何がしたかったんだシャル。

 

「ごめんください、春明さん文化祭のことで、あら? お邪魔でしたか?」

「おう、今夜俺は男になる」

「大勢とは豪勢ですね」

 

 もしかしてシャルと鈴を含めてる? そんなことするわけないじゃん。

 

「春明よ! クラリッサからおススメのコスプレを聞いてきた、む、取り込み中だったか?」

「あーまぁそんなとこ、後でもいいか? あとメイド服着るの早くね?」

「たまたま持っていた者がいてな、試しに着せてもらった。どうだ?」

「いいじゃん、あとで写真撮ろうぜ」

「かわいらしいですわね、良ければわたしもご一緒してよろしいですか?」

 

 スカートをひらひらさせながらくるりと回るラウラ、似合っているのでセシリアと一緒に拍手する。自身満々に腰に手を当てて胸を張る姿が似合うな。

 

「春明、昔着ていた袴などは持っているか……………………春明よ。いくら私がNTRが好きと言えど限界はあるので加減はしてほしいのだが」

「何言ってんだお前」

「最近は刺激よりダメージが大きくなることが多くてな、もう少し自重してほしいのだ」

「だから何言ってんだお前」

 

 臨海学校から帰ってきてからずっとおかしいぞ。いやおかしいのはIS学園で再会してからずっとか。

 

 とはいえ少し騒がしくなってきたな、このままだと最初の目的が達成できない。

 

「申し訳ないが少し待っててもらっていいか?」

「ごめんわたしも聞きたいことが多すぎるから待ってほしい」

 

 一周回って冷静になった裸エプロンにそう言われた。

 

 聞きたいことってなんだ?




 まずパンイチなのを誰かツッコめ。


 水着エプロンは悪くないのですが、学生の間にしかできない制服エプロンの前には霞んでしまうんですよね。安易に肌面積を見せてワンチャン裸の可能性があることを示唆するのは良いんですが、そこが若くて良くも悪くもあると思います。制服エプロンはやはり学生としての人間としてのまだ未熟な部分とエプロンのつけることで家事をする大人らしさの魅力を併せ持ったアンバランスです。子どもだけど大人という背伸びでもいいし、実際に家事ができるが故の家庭的魅力もいいですね。家事してるところを後ろから抱きしめたい。


 ちなみに学園内だと制服エプロンを一番しているのは一夏で二番目は鈴です。なので主人公は制服エプロンに魅力を感じません、結果的に水着エプロンが正解でした。流石学園最強。


感想、誤字報告いつもありがとうございます。この辺になるとストーリーが曖昧になってくるのですが調べても曖昧なので悩んでます。二次創作だし好きにするかーと開き直って書いていきます。今更過ぎる気もするが


あらすじにラクガキ乗っけたので良かったら見てください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。