五反田兄妹とか山田先生とか、えーっとほら他にもいるから九割くらいはしてない‼︎
なのでセーフ‼︎ ↓この辺に鈴
さて文化祭である。
普段は閉じこもっているIS学園も今回はおおっぴらに外部から客を招いている。一般客や企業関係者など様々な客が入り乱れるデカいイベントだ。先生方も問題が起きないように表には出さないけどピリピリしている。
とはいえ学祭には変わりない。普段はエリート、エリート? であるIS学園の生徒も普通の学生なのだ。こんな日ははっちゃける。はいそこいつもとか言わない。
まぁ何が言いたいかというと、
「すいませんこっちにも目線ください!」
「二人で腕組んでくれませんか⁉︎」
「踏んでくださ「ウチはそういう店じゃないので」あぁー! 殺生な‼︎」
普段からアレな生徒たちが普段以上にはっちゃけてるのだ。
「で、なんで制服なんだよ」
「似合ってるぞ春明!」
「いつも通りの服だボケ」
教室の教壇に作られた座席に座ってお茶を飲む。横ではホモが手際よくコーヒーを入れている。
客寄せパンダとして俺と一夏は教壇で座ってろと言われた。企画としてはメイド喫茶なので教室内でメイド服を着たクラスメイトが走り回ってるが、客の目線はほぼこちらである。というか廊下の待機列がエグい。某夢の国レベルである。
そしてなぜ制服を着ているのかというと、いろいろなコスプレを提案されたが「そもそも一般客の人は制服見慣れてないんじゃね?」という言葉によって初日は制服で過ごすことになった。メイド喫茶とは。
学祭は三日に分けられており、初日は政府機関、二日目はコスプレ、三日目は客がいない身内での遊び兼片付けという予定だ。
いちおう何したらいいのかと確認したら「前に座って織斑君と話してて、それだけでいいから」とのことである。なお休憩について聞くと全時間休憩みたいなものでしょ? と返された。とんだブラックである。労基はいない。
なので本当にただ座って茶を飲んでいるだけである。一夏はコーヒーを入れて特別価格で販売している。ぼったくりにも程があるだろ。
なので時折りかけられる言葉通り手を振ったり、カメラを向けられるのでピースしている。絡みの提案は無視。ホモでもこの状況には参ってるのかいつもよりおとなしめだ。普段からそうしろ。
「やっと入れた!」
「なんだここ、天国に見せかけた地獄か?」
そうしてると見覚えのある赤髪兄妹。弾と蘭ちゃんが入ってきた。あの行列を乗り越えてきたのか、一夏に飲み物を持って来させて特注座席の空いたところに座らせる。
「俺と一夏の身内だ」
何か言われる前にそう宣言して、食べていたお菓子も差し出した。
「なんであの行列乗り越えて男の接客なんだよ、メイドさんはどこだメイドさんは‼︎」
「ご主人様〜ホモの入れたてコーヒーをどうぞ」
「よう弾! 久しぶりだな! 蘭ちゃんも元気?」
「嬉しくねぇ‼︎ 春明もその裏声やめろ‼︎」
「はい、元気です。は、春明さんも元気そうで」
相変わらず兄と違って良い子である。とりあえず箒に持ってきてもらったジュースを注ぐ。変な顔をしていたが放っておく。こちらで持つので好きに注文してくれ。
「お前は払えよ」
「差別だ! この店の責任者を出せ‼︎」
「俺が払ってやるから、な?」
「なんでメイド喫茶来たのに男どもに囲まれてんだよ……むしろ金よこせ」
ガメツイやつである。こんなのはホモに任せて蘭ちゃんと話す。IS学園のこととか授業のこととか仲の良いクラスメイトとか、ちなみにこの後鈴のクラスにも行ったらしい。本格的中華料理を出して長い待ち時間でお腹の空いた客を呼び寄せたとか。強いなおい。
あとメイド服で紹介した箒たちと握手していた。仲良くなれそうでなによりである。
「明日は来るのか?」
「どうだろなぁ今日より人が多いらしいし、展示物見るとか? お前らは何すんだ」
「ここでコスプレ」
「明日も来ます」
「蘭⁉︎」
真剣な表情で言い切る妹に引っ張られて二人は帰って行った。
その後同じテーブルにつきたいというお客さんが出てきたが、結婚してくれるならと言ってみたところ誰も言わなくなった。薔薇の間に挟まってはいけないとスタッフに目で釘を刺されたらしい。シャルも頑張っていたのでやっぱホモか。
次の日、まずは和服。というかまんま昔着てた練習着だ。正確には身長も伸びてるので当時と似たものだが。剣道部から素振り用の木刀も借りてきている。
懐かしくて少し振ってたら、一夏も隣で素振りを始めた。少しやる気が出たので軽く打ち合ったら、飲食店だからやめろと怒られた。ぐうの音も出ず素直に謝った。見ていたお客さんからは好評だった。途中から混ざってきて一緒に怒られた箒も満足気だった。
え、今日は一緒に写真撮るのか?
撮られた写真は教室の窓やボードに貼られていくらしい。他にもSNSに載せるとか。ちゃんと学園の許可はとったらしいが俺の許可は???
フリー素材らしい。
続いてドレスコード、スーツと違いが分からん。踊れと言われても踊り方が分からん。仕方ないのでイギリスに行った時ダンスパーティに連れて行ったセシリアに助けてもらう。メイド服だったが許してくれ。
足を踏まないように精一杯だったあの時よりは上手く踊れただろう。セシリアと一緒に座ると執事のコスプレをしていた一夏が恭しく炭酸ジュースをそれっぽいグラスに入れてきた。セシリアと乾杯して飲むと歓声があがったが何に盛り上がったのか分からん。
スーツ、なんだが堅苦しいのであまり好きではない。足を組んで座ると同じくスーツを着て右後ろに手を後ろに組んだ一夏が立った。おいやめろ若頭と付き添いみたいじゃねぇか。なんか写真は一番撮られた。
途中、ふらふらとやってきたシャルが顎クイをしてほしいと土下座した。お前転入してきた時とだいぶ態度が違うな。めんどくさいものでもないので椅子に座ったまま顔を上げさせてした。そしたら固まった。
なんだ物欲しそうな顔しやがって、キスするぞコノヤロウ」
鼻血を出して倒れたが幸せそうだったので良いか。同じことを頼まれ続けて何故か蘭ちゃんも紛れ込んでた。おいこんなので良いのか。
軍服、ってコレ黒兎隊のやつじゃねぇか! しかも女部隊なのに男用を特注しやがって‼︎ これあとで国際問題とかにならない? 良い加減にしろよドイツ。ただマンガ大好きおもしろお姉さんが送ってきたので渋々ながら着た。一夏はなんか似たような明らかに階級下っぽいやつだった。ウケる。
コーヒーを飲んでいたら誰かの妹なのか、小さい女の子が袖を引っ張ってきた。一緒に飲みたいらしい。丁寧にお辞儀をすると、手をとって椅子をひき、目の前に座る。そばにいた一夏が飲み物とお菓子を用意して「ごゆっくりどうぞ」と一礼して下がった。
家族や友達の話を聞き、少し違うかもしれないが、立ち去る時に膝をついて手をとり軽くキスをした。
教室はほんわかとした空気で満たされていた時、ラウラは腕を組んで頷いていた。何してんだお前。
何故か紙袋マンになった。パーティ用の変なメガネをかけた一夏との即興劇。SNSではコレが一番バズったらしい。
のほほん女子がこっそりと手を振ってきたので、決めポーズをとりながらビシッと指を刺した。ヒーローは無理でもヒーローごっこならいくらでも付き合おう。
で、最後に教師。スーツとあんまり変わらない気がするがメガネもかけてファイルを手に持ちそれっぽくはなったかもしれない。一夏の名札はそれ教育実習生じゃね? タイミングよく来た山田先生に「篠崎先生、お仕事はいかがですか?」と聞かれたので真耶先輩、疲れたから飲みに行きませんか? と誘ってみた。なんかめっちゃ喜ばれた。いつか飲みに行きましょうと約束したがあと四年はかかる。忘れないでいてくれたら嬉しい。
途中でまずは私と飲め、と割り込んできた千冬さんがいたので奢りなら良いですよ千冬先輩と適当に返した。
なんかキョトンとしたあとにカクカクとした動きできえた。ポンコツすぎんか?
終わった後に「上裸の下ジーンズ!」と叫んできた水着エプロン会長は虚さんに連れて行かれた。あと弾について聞かれたけどなんで? 妹がいるもの同士通じ合うものがあった? よく分からんが良いバカですと伝えたら笑ってた。
片付けもして部屋に帰るとウサ耳が置いてあった。手に持ってせめてマッドハッターの帽子にしろよと言ったら変化した。何この無駄技術。
とりあえず帽子を被ったまま、クラスの打ち上げに向かった。
隣のクラスでチャイナ服を着て料理していた人「…………厨房用のちゃんとしたエプロン?」
秋さん出て来んやんけ! ごめん、秋さんのファンの方、入りきらんかったので次回以降で争奪編と一緒に出します。でもファンの方おらんやろしええか。
ホモはいうて学生なので普通に楽しんでます。けっこうノリノリです。それはそれとして写真は焼き増ししてもらってるけど。
感想、誤字報告いつもありがとうございます。一番お世話になったの一夏言った人お気に入り作品の登場キャラ名が身近な知り合いの名前になる呪いをかけました。解除したくばチェンソーマンレゼ編を見てきなさい。一度行ったものはもう一度です。