ひとつだけ言うとこの作品てギャグなんです。
変なオチとかでも許してね(事前土下座による絶対防御)
間違って投稿しちゃった‼︎ 許して!
その様子を見ていたのは何人だろうか。
当事者であるスコール、ハイパーセンサーで眺めていたオータム、そして、
「はるっ……あき…………?」
ホテルの仮本部で眺めていた教師たち、その中で指揮する立場であった千冬の動揺は山田の頭を冷静にさせた。
「手空きの教員で救出に向かいます! 待機していたラファール部隊の方出動願います‼︎」
「や、やまd」
「専用機持ちで手が空いたメンバー二名で援護に! 織斑先生、いまは下がってください」
普段の勇ましさがカケラもなく、他の教師に肩を支えられて下がっていく千冬、その後ろ姿を見て山田は改めて気を引き締めなおした。
「スコールっ⁉︎ 何やってんだ⁉︎」
続いて気がついたのは鈴、オータムを見張る傍らで同じく春明とスコールの様子を見ていた。貫かれた渡烏を見て跳ね上がった心臓を抑えつけて罠だったかとオータムをみるが、明らかに驚いている。
これが演技だった可能性もあるが、ここまでだと見抜ける方がおかしいだろう。
「チィッ‼︎」
スラスターを吹かせて向かおうとしたオータムの前に、数機のゴーレムが立ち塞がる。無理やり振り切ろうとするが、巧みなコンビネーションで妨害する。焦りで苛立ってきたオータムの横を、目に見えない衝撃波が通った。そのままゴーレムの一機に直撃する。
「事情は分かんないけど行きなさい」
鈴がオータムを庇うようにゴーレムの前に立つ。間違ってるかもしれない、自分が行くべきかもしれない。
「行く前にひとつだけ答えなさい」
振り向くことなく、驚いているオータムに声をかける。
「アンタ、春明のことどう思ってるの?」
「……最愛の人の恩人」
その言葉で決まった。連結した青龍刀を構え、自分の出来ることをする。
「行きなさい」
「ありがとよっ! いつかお礼してやるよ!」
ゴーレムたちが飛び出したオータムを邪魔しようとするが、空砲によって阻害される。排除目的とされた鈴は、勇ましく笑う。
「本部から伝令! 箒とシャルで春明の援護、救出! 一夏は二人の道を切り開け‼︎」
「っ、任せろっ‼︎」
「分かった!」
「うんっ!」
指揮役であったラウラからの突然の命令、驚くも真っ先に一夏が飛び出る。ゴーレムを切り裂き、二人が通れるように穴を開ける。が、
「なにっ⁉︎」
すぐにカバーするように別のゴーレムが立ち塞がる。さっきまでマドカの援護をしていたはずなのに、それを無視しての行動だ。
「どういうことだ?」
見ればマドカもゴーレムを従えるではなく、囲まれている。おかしくなった挙動に眉を寄せるが、躊躇いなく攻撃してきたことで疑問も吹き飛ばす。
「仲間割れ、ですの?」
遠目から見ていたセシリアも警戒は続けながら訝しむ。学園メンバーへの攻撃は変わらずだが、その対象にマドカも入っており、さっきまでよりもコンビネーションも上手くなっている。
「マドカっ⁉︎ これはどういうことだ⁉︎」
唯一マドカと事前に会っていた一夏が隣に来て質問する。一緒にいた箒も二人の背中を守るように後ろに立ち、会話に耳を傾ける。
「…………上から切られたようだ」
「はぁっ⁉︎」
思わず声が出る。聞きたいことも確認したいこともあるが、その前に驚きのリアクションが出てしまった。
「もともと上層部や同僚に嫌われていたのだがな、これを機に囮として使うつもりらしい」
「何したんだよ⁉︎」
「よく駄菓子を食べながらパソコンを触っていた」
「じゃあ仕方ないとはならねぇよ‼︎」
思っていた以上にくだらない心当たりで気が抜けそうになる、どうにか気を持ち直してゴーレムと対峙する。
「聞こえていたが春明の援護とはどういうことだ、スコール如きにやられたわけではあるまい」
「俺も聞いてねぇよ! ラウラ! 何があったんだ⁉︎」
直前まで戦っていた相手との共闘、なぜか息の合っている一夏とマドカの質問にラウラは噛みしめながら伝える。
「本部から……春明が重傷を負ったと」
世界が止まった。通信を聞いていた全員の動きが一瞬だけ止まり、直ぐにまた動きだす。
「待機していた教員もいま出動している、わたし達も二人援護と言われた」
「行きたいですけど! この状態では」
要所要所でしか撃たれなかったセシリアのレーザーも、今は絶え間なく撃たれている。それほどまでにゴーレムの連携が上手く、誰かが飛び出す隙間がない。
「クッソ、誰でもいいから春明のところにっ!」
一夏の言葉に全員が共感している、が同時に抜け出せないのも分かっている。数は減っているが、時間はかかる。大きくなっていく焦りが、動きに出そうだった時、
「一人行ったわよ」
気楽な声でゴーレムを切り裂く鈴が現れた。
「アタシが見てたオータムってのが行ったから大丈夫なんじゃない?」
実力はあるし、と続く鈴に言いたいことがあったが一番に動いたのは、
「なぜオータムを行かせた! そこは将来の嫁であるわたしに言うべきだろう!」
「いやだって一番近かったし、あと諸々の事情分かってそうだったから」
ゴーレムを撃墜しながらも噛み付くマドカにどこ吹く風と受け流す鈴、言いたいことを言い損ねて少し戸惑いながらまたラウラが口を開く。
「聞きたいことはあるが、なぜ鈴が行かなかった?」
「信頼できる」
答えになってない答え、自分たちを襲ってきたテロリストに信用も信頼もないが、鈴は別だ。自分たちの仲間である。
「ゴーレムを排除後、我々も救援に向かう! 迅速に! かつ油断なく丁寧に!」
「「「「「了解‼︎」」」」」
ラウラの気合いが入った指示に焦りはなく、今まで以上に集中力上がった状態でゴーレムは数を減らしていった。
ジワジワと迫ってくる熱、痛みではなく焼けるような熱が徐々に大きくなっていく。振り返れば顔が真っ青になったスコール、明らかに意思を持っての攻撃ではない。ではなにが、誰が。
意識が落ちそうな痛みの中、逆に洗練された集中力でハイパーセンサーを起動する。そして見つけた違和感。
自分を貫く尾の先に不自然な発光を繰り返すパーツ。
震える手で刀を伸ばし、隙間に刺すと一瞬だけ電気を走らせる。バチッと音がして煙を吹くと、力なくダラリと垂れ下がった。
「もう、大丈夫…………」
鉄の味がする口を動かして、握力の消えた手から刀が滑り落ち、身体がずり落ちていく。
「い、いやぁ、」
子どものように涙が溢れてい首を振るスコールを見上げながら、ゆっくりとカラスが堕ちていった。
「ま、って、ろぉぉぉぉぉぉ‼︎‼︎‼︎」
女性とは思えない太い声がして墜落していた春明を、蜘蛛が絡めとった。優しくブレーキをかけて、自分の腕の中にいる春明をオータムが見下ろす。怪我の状態、ISの現状、全てではないが状態を把握して胸元が動いていることを確認する。
「スコール! まだ生きてる!」
「‼︎」
恋人の声に意識を持ち直したスコールは、すぐさまゴールデン・ドーンの状態を把握、システムのチェック、再起動を終わらせた。
「とりあえずIS学園に送って、って⁉︎」
教員が向かっていることも分かっているため、とりあえず預けるか近場の病院に運ぼうとしたオータムに、ゴーレムは攻撃する。かろうじて避けたが、春明を抱えているためそう動けない。
「スコール!」
「任せなさい」
たったひと言のやり取りでお互いの言いたいことを掌握、付き合いの長さがなせる連携である。
炎を纏い、短くなった鞭でゴーレムを一掃する。
それでも湧いてくるゴーレムを相手にスコールはISに熱を溜める。
「オータム、動かないで」
加減されているが、本来なら街ひとつ覆える熱波がゴーレムを消し炭にした。
別に問題ないんですが簪いるの忘れてました。いや別に展開には問題ないんだけど、キャラ多いと動かすの難しいですね。
それ以上に束の存在が厄介すぎる。コイツ出てくるだけで解決しちゃうので、それ以上の策略練らないといけないの。呪術の五条とかとあるの一方通行とか作者よく書けたなぁ、めっちゃすごい。
いざとなったら爆発して夢オチにしましょう。しないようにがんばります。オチは決めてるんですが、書いてるうちに変わりそうで怖い。
感想、誤字報告高評価いつもありがとうございます。読者の予想を良い方向に潜り抜けようとがんばっていくのでまだまだください。あ、UA五十万超えました、ありがとうございます。