IS学園でホモから逃げるために婚活する   作:アオノクロ

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ホモしかいねぇなここ。


主人公活躍回です。


天国への道は善意によってホモへと導かれる

 時間が飛んで本日はクラス代表を決める日。

 

 せっかくの休日なので惰眠を貪っていたところ千冬さんに布団から叩き出された。起こし方に優しさを感じないので嫁入りポイント減点。

 

 渋々待機室へ行けば千冬さんの他に山田先生がいた。端っこで手をブンブン振っているホモは俺には見えない。

 

「あ、織斑先生! 来ましたよ! 織斑くんのIS!」

 

 何やら灰色の未塗装のISも鎮座しており、コレがホモのISらしい。どっかで見覚えがある気がするが気のせいか?

 

「『初期化(フォーマット)』と『最適化処理(フィッティング)』はコレからか、篠崎。アリーナの使用時間も限りがある、先に出てくれ」

「へいよー」

 

 まぁコレばっかりはしゃーない。車だって練習せずにぶっつけ本番で運転するやつはいない、ましてや初実戦で調整しながらなんてアホなことするやつはおらんやろ!

 

「ま、待ってくれよ千冬姉! 春明だって今日が最初なら『初期化(フォーマット)』なんかも終わってないだろ⁉︎ なら俺が先に行くよ!」

 

 珍しく真っ当なことを言っているホモ。しかしその心配は無用なので無視して歩いて行く。

 

「春明⁉︎」

「織斑先生だ。心配するな、やつならもうすでに終わらせてある」

 

 

 

「お待ちしておりましたわ、尻尾を巻いて逃げたのではないかと思いましたけどそうではなかったようですね」

「おあいにく、俺が逃げるのはホモからだけなんでな」

 

 めんどくさいから寝ていたいとは思ったけど、まぁ言うほどでもないだろう。

 ISを起動してアリーナに入ればすでに空中で青色の専用機を纏っていたセシリアと対面する。

 どうでもいいけどISスーツがピッチピチでとても良いですね。

 ISの望遠鏡であるハイパーセンサーを使ってセシリアの身体を隅々まで眺める。これはあくまで敵情視察であり、決して嫌らしい気持ちはないと先に言って太ももエッロ‼︎

 

「先に言っておきますわ」

「はい?」

 

 身体を眺められているなどかけらも気づいていないセシリアが声をかけてきた。

 

「この戦い、大人しく降参するのなら痛い目にはあわずにすみますわ。そもそもがクラス代表を決める判断材料にするのとあなた方のデータ収集が目的。わざわざ辛い思いをしなくてもよろしいのでは?」

 

 要するに勝敗は決まったようなもんだし、お願いしたら手加減をしてくれるというのだ。手加減するかしないかは正直どっちでも構わないのだが、自分としてはもっと大事なことがある。

 

「ふっ、それでオルコット家のペットになれるならいくらでもお願いしますが?」

「ホモはお断りです」

「ちくしょう!」

 

 やっぱダメか! どうにかホモじゃないと証明しないとペットにはなれない、どうしたらいいのやら。

 

 しかし天才春明、ここで名案を閃く。

 

「いや手加減はなしでいい」

「ほう? それはなかなか勇ましいですが「そのかわり」…………なんでしょう」

 

 訝しげなセシリアに俺の名案を伝える。

 

「俺が勝ったら俺をペットにしてもらう」

「…………フフフ、負けた方ではなく勝った方がペットになるとは、ジャパニーズジョークですの?」

「いや本気でどうかお願いします」

 

 今のところ確定で養ってくれそうなのセシリアだけだし。

 

「別にわざと負けてそっちをペットにってわけでもない、俺が勝った場合だけ、どう?」

「……いいでしょう、ですがホモはお断りなので遠慮なくいかせてもらいますわ。踊りなさい! ブルー・ティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で‼︎」

 

 元祖チョロインの セシリア・オルコットが 勝負を 仕掛けてきた‼︎

 

 

 

 アリーナの観覧席では噂の男性操縦者がどんなものかと一目見ようとクラス以外の生徒も大勢いた。

 その大半がホモであっても流石に勝てるわけがないとたかを括っていたのだが、その顔は徐々に崩れていった。

 

 

 

「せ、先輩これは」

「流石だぜ春明!」

 

 一方、ホモたちは。

 

 『初期化(フォーマット)』と『最適化処理(フィッティング)』を進めながらアリーナで戦う二人を見ていた。

 ホモは素直に称賛の声をあげ、爆乳教師は驚きのあまり公の場では使わない昔の呼び名で世界最強へ声をかけた。

 

「あいつのISは黒鳥(こくちょう)、ISの開発者が自ら作ったISだ」

 

 その言葉に驚く山田、何せ世界的偉人でもあり同時に世界が追っている犯罪者が関わっているなど本来あり得ない。

 

「わたしも機体性能は見たが、あえて言うなら特徴がないのが特徴のISだな」

「先輩? それってどういう」

 

 よく分からないと首を傾げて先輩に聞き返す山田。何せ専用機のほとんどが固有能力ともいえる特殊な武器などを積んでいる。事実ブルー・ティアーズはレーザーを発射できるビットを展開している。

 

「全体スペックはISのなかでもトップ、それと細かなスラスターが比較的多い。しかしそれだけだ、他に特徴はないし、特化した機体相手に上回ることはない」

 

 この後に出てくる一夏の白式は剣一本で近づいて切る、コレしかできないがコレだけに特化している。黒鳥も速さはあるが瞬間的な加速は負ける。

 

「武器は見ての通り、アレ以外にもあるだろうが私が見る限り特殊兵装はなかった。つまり操縦者の技能がそのまま現れるISというわけだな」

「…………ならあれは」

「操縦者の実力だな」

 

 黒色の太刀を両手に持って、飛び回るビットを順番に切り落として行く黒鳥。狙い撃たれるも身体を捻り、スラスターによるスライド回避で当たることはない。

 

 派手な動きはせずはなく、丁寧に一手一手塞いでいく立ち回り。

 

「二刀流は小さい頃にしていた道場での成果だな」

「そうだぜ山田先生、俺たちが一刀流で練習していたけど春明はこっちの方がカッコいいって二刀流をやってたんだ。まったく春明は最高だぜ!」

 

 急に割り込んでくる後方腕組み彼氏面のホモ。そして普段よりも饒舌に話すブリュンヒルデ。

 この二人を見て山田は思った、この姉弟彼のこと好きすぎないか?

 

「そら決着だ」

 

 ビットを全て切り落とし、持っていたライフル、さらには隠し球であるミサイルピッドも跳ね除け虎の子であるショートブレードも絡めとられ武器は消えた。

 

 動揺したセシリアを壁まで押し込み、逆手に持った太刀を首に当てる。

 

 セシリアが降参することで試合は終わった。

 

 

 

「…………参りましたわ。油断、いえこれは言い訳ですわね。相手が男だと思って慢心したわたしの負けです」

「いや、こっちは情報あったしお互いのこと知ってたら勝敗は変わったと思うぜ?」

 

 武器をしまい、手を伸ばしてセシリアを引っ張り立ち上がらせる。

 このクラス代表決定戦までの間、俺は自室でセシリアについて調べ、部屋の中でコッソリと黒鳥を起動して練習していた。

 

 調べれば調べるほど分かるアイツの嫌がらせ。特徴がない故に弱点もない。それこそ乗り手次第で世界最強にもなり得るIS。「コレで負けるようなら悪いのはISじゃなくて操縦者だもんね〜」という声が聞こえるようだ。

 

 ムカつくので全勝してやると心に決めた。

 

「それだけの実力がありながらわたしのペットになりたいと?」

「別に世界最強になりたいわけでもないしな」

「ふふ、おかしな方ですね」

 

 何か憑き物が落ちたような笑い方をするセシリアだが、俺にとって大事なのはそこじゃない。

 

「約束だが」

「いいですわよ、今すぐにとは言いませんがオルコット家に迎え入れましょう」

「ヤッタゼ‼︎」

 

 思わず回復薬を飲んだ時のようにガッツリポーズを取ってしまった。しかし嬉しい。こんなにもはやく目標を達成できるとは思わなかったぜ!

 

「よろしくご主人様‼︎」

「セシリアとお呼びください。そこまで気を使われるのは嫌ですわ、それと」

「よろしくセシリア! 俺はペットだからな! 出来ることならなんでもやるぜ! 主人の言うことも聞くぜ!」

 

 よーしよし、コレで将来は安泰、ホモからも脱出できるぜ!

 

「番相手は織斑さんでよろしいですか? ご要望なら他にもホモを用意しますが」

「やっぱやめよっか! 同級生をペットにするとかよくないしな‼︎」




ホモIS書いてるのかオリ主IS書いてるのか分からんくなってきたのでヒロインもっと虐めたいと思います。
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