その真相は君の目で確かめてくれ! 正しい読み方違うじゃんとか言ってはいけない。
アニメどこまでやるんでしょうねー前日公開映画はまだ見てないんですが、渋谷以降バトルが多くて楽しみです。個人的ベストバウトのお笑いコンビ楽しみです。ぜひ実写でしてくれ。
「春明が無事だった⁉︎」
開幕ホモの叫びである。
千冬に伝えられた情報は専用機持ちに笑顔と安堵をもたらした。
なぜ家主がいない部屋に集まっているのかは不明だが、特に問題も起きていないし、原因は海外で女と過ごしているので千冬は不問とすることにした。
暫定的にマドカの部屋となっているが、服も布団も勝手に使われており、集まっているものがよく鍋などをしている。以前よりも使われる頻度は高くなっており、少しうらやましいと千冬は思っていたが黙っていた。
「そんな騒いで何があったの」
このメンツで唯一、使用頻度が減った鈴音が扉を開ける。浮かれているメンバーを見て誰かの誕生日でもあったかと考えるが思い当たることはない。
「春明が見つかったんだ! アメリカにいるんだってよ!」
「ふーん」
一番はしゃいでいた一夏が応える。どうでもいいかと、冷めた態度で用意してきた食材を並べ始めた。とりあえずすぐに使わないものは冷蔵庫に入れておく。遠くの知人より目の前の食材のほうが重要なのだ。
「それで、いつ出発する?」
マドカの言葉に全員がぴたりと止まる。そのまま千冬の顔に視線が集まった。
「すぐに、と言いたいがそうはいかん」
「でも千冬姉!」
「織斑先生と呼べ」
居ても立っても居られない、そんな一夏を千冬が諫めるがほかのメンバーも気持ちは一緒だ。だが同時に難しいとも分かっている。国外、それも海を大きく渡る必要があるのだ。よし行こう、と行けるものではない。ISを使ったとしても途中でエネルギーが切れるのは目に見えている。
「いま先生方が国の政府関係者などに連絡を取っている。こちらから行くか、ここに来させるのか、それはまだ分からん」
この中でちゃんと把握できているのは軍属であるラウラくらいであろう、大人たちのやりとり。その問題を前にすぐに動けないことを理解させられた。
「そういうことだ、分かったらいつでも動けるようにしておけ」
「「「「「はいっ!」」」」」
元気よく返事をする顔を見て少しはマシになったと喜ぶ千冬、だが口に出せば調子にのるだろうと思い伝えることはない。気合を入れて料理を始める生徒たちを見て心惹かれるものがあったが、静かに扉を閉めた。教師はまだ仕事中である。
そして数十分後、一区切りをつけて休憩しようとしていた千冬に新たな仕事が降りかかる。
「どうだ?」
「こっちにはねぇなぁ」
「見つからないわね、ごめんなさいお父様」
黒焦げになった部屋で、俺たちは生きているパソコンがないかと捜索していた。スコールのIS、ゴールデン・ドーンの攻撃で一掃できたものの、部屋にあったパソコンも壊れており情報を調べられない。
「気にすんなって、言い出したのは俺だし最善だったと今でも思ってる」
スコールがしょんぼりとしているが、ケガをするより全然マシだ。オータムが頭をなでているのを横目で見ながらさらに調べると、
「お?」
パチパチとうっすら点滅しているキメラのISコアを見つけた。慎重に取り出して見てみると、変わらず瞬くので生きているかもしれない。二人を呼んでゴーレムのコアに接続する。ところどころノイズがかかったりしているが、ログは漁れそうだ。
「プロジェクトY?」
ログの中で出てきた気になる単語、そういえばスコールが前に言っていたはずだ。
「あー、アタシも詳しいことは知らねぇんだけどな」
第二次世界大戦中に発足した亡国企業。裏の世界であらゆる場所に枝を伸ばし、表の世界にも影響を与えるテロ団体。というかそんなもんがなんでデカくなってんだよ、さっさと潰せよ。
「表にも影響があったせいか、うかつに手を出せなかったのよ」
はた迷惑すぎる。
「そんでまぁなんか理念? 上のやつらがよく言ってたんだけどよ、世界は我々が支配するって」
「くっだらね」
どうせなら世界中が束になってもできていない世界平和でも目指せっての、暇人か。
「そのための計画はいろいろあったけど、明確に名付けられたのはプロジェクトYが初めてなの」
「ほーん? 内容は?」
「世界中の情報の掌握」
そりゃ確かに出来たらすげぇ、世界征服も目じゃない。お偉いさんのヅラ情報やアダルトサイトの検索履歴をしらべりゃ銃より強い…………そういやアホウサギしばかねぇとな。
ふと思い出した約束を胸に最後に気になったことを聞く。
「そのYってのは?」
知らね、と首を振るオータムにおそらくと口にするスコール、
「口に出すことはできない四文字、その頭文字から」
「ほーん」
センスいいじゃん。
少しだけ亡国企業を見直した。見直しただけだが。
「あぁなるほどな」
その後も調べて分かったことだが、キメラは警備兵兼情報収集係、戦闘経験をマザーに送りそこからフィードバックして強くなるというもの。その他雑学的な情報も収集可能。
「仮にマザーって言ったけどいると思う?」
「いるんじゃね?」
「断定はできない、けどいると考えたほうが自然かしら」
投票結果はいるが二票、ゆえにいると思って進むか。
亡国企業のトップがいるかと思って潜入したが、別の最悪な情報付きかよ。運がいいな全く。
次の扉を開けて進む、道中は何もいなかったが、別の部屋を探索していると、明らかに人が住んでいたであろう住居スペースがあった。
水や食料、そして端末などが散らかされておいてあった。端末にはネットのSNSの検索履歴、男性操縦者ホモの事実! いいねがしてあったので無言で握りつぶした。
最後の部屋にたどり着くといたのは数体のキメラ、スコールに任せようとすると即座に散らばり俺たちを囲む。
「…………これが情報共有か」
「厄介ね」
フィードバックするって言ってもほんの十分程度だぞ? 学習能力が半端じゃない。そこそこの広さがあるので全員がISを纏って小規模の攻撃、または格闘戦でしとめる。勝てたとはいえ、この戦闘での情報も学習されると考えるとめんどうくさすぎる。
「キメラは数がいると思うか?」
「どうかしら、ゴーレムの情報をもとに作ったとしてもそれなりに時間がかかるはず」
「そこまでいない、と思いてぇなぁ」
いつから作り始めたのかは分からないが、あきらめる準備はしていたほうがいいか。
そして時折出てくるキメラを倒しながらも進み、おそらく本丸であろう場所にたどり着く。承認制の扉だったが、スコールが熱した腕を突き刺して壊した。
広く暗い空間に奥へと続いていく道だけがあった。その先は下っておりさらに地下へ進める。その暗闇の中で光る二つの人が浮いていた。
「…………見覚えがあるな?」
ISのハイパーセンサーを起動して目を凝らす。想像通りISだった。キメラとは違い色の付いた専用機、ただ予想していなかったのは、
「レイン⁉」
「もう一人は、フォルテ・サファイアか」
顔見知りである先輩たちであったということ。
なんかいい敵幹部いないかなーと思ったらちょうどいいのがいました。今作一欠片も出てない正真正銘初登場です。ダリル服装エロくない? 叔母もそうだしこれが血筋か。
感想誤字報告高評価いつもありがとうございます。そろそろ終わりに向けてラストスパートかけていきます。