IS学園でホモから逃げるために婚活する   作:アオノクロ

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 そろそろ終わるかなー終わらせたいなーまだ長くなるなーって書いてます。

 完結させたら番外編てきなの書くつもりではあるので、また新しく活動報告にリクエストを募集しようと思います。



 pixivファンBOXで小銭稼ぐかとか考えたんですがやり方分からんのでやめました。するならオリジナルR18イラストでも、描けないのでやっぱ諦めます。


掘り抜いたY

「な、なんなんだコイツら⁉︎」

 

 白式を纏った一夏が叫ぶ。

 

 目前には黒く人と獣が混ざったかのようなIS。春明たちがキメラと呼ぶISが顔面の部分を赤く光らせてIS学園の周りを埋め尽くし、暗い夜空を赤く染めている。

 

「山田先生」

「各国に確認していますがどこも知らないとのこと、完全未確認のISです。生体反応もないので無人機です」

 

 学園では教員たちが慌ただしく行動している。どの国に聞いても知らないと返され、さらにはどこにも来ていない。間違いなくIS学園に目的があってきている。だがその目的が分からない。

 

「生徒たちの避難を急がせろ。専用機持ちは出動、こちらからは攻撃するな。国家代表候補はIS保管庫で待機、いつでも出動できるようにさせておけ」

 

 テキパキと指示を出す千冬、最近見せていただらしない姿の影はどこにもない。

 

「マドカ、何か知っているか」

『ふむ、わたしも調べていたのだがな。亡国企業で最後に食べた駄菓子はうんめぇ棒だった』

「そのまま食ってて良いから油断するなよ」

 

 何かを食べる音が入りながら喋るマドカも何も知らない。千冬はすでに注意することを諦めている。自分の妹らしいが認めたくない。なお周りからは立派な妹だと認識されている。

 

「何処にもデータがありません」

「仕方ない、未確認ISを仮称キメラとして対策にあたる。油断するなよ」

「キメラ、動きました!」

 

 司令部のモニターに一体のキメラが動き出した。それなり、だが目でも追えるくらいのスピードで鋭い爪を振りかぶって一夏に振り下ろす。雪片弐型で受け止めると、横からきた箒が呆気なくキメラを切り落とした。

 

「千冬姉!」

『こちらでも確認した。キメラを敵対団体と認識、戦闘を許可する!」

「「「「「了解!」」」」」

 

 千冬の合図で飛び出していく専用機持ち、勢いよく、それでいて冷静にフォローしあうように動く。そして気がついた。

 

「コイツら弱いぞ?」

 

 一夏が言うように動きが読みやすく、耐久力もなく一撃で三体くらい纏めて堕とすことができる。他のメンバーも同じようだ。

 

「…………」

「織斑先生?」

 

 世界でも屈指の戦力を持っているIS学園に襲撃、無人機を作れることで技術はかなり高い、それもこの数を用意できるなら資金も潤沢、そんな相手がこの強さで攻めてくるのか?

 

 千冬の頭では疑問しか湧かない。念のため別経路の潜入も警戒しておくかと指示を出そうとした時、

 

「ん?」

 

 モニターに映るキメラの動きがおかしかった。気のせいかと思ったがそうでもない。徐々に、少しずつ、

 

「動きが良くなって来ている?」

 

 まだ誤差の範囲だと言えるが、それでも動きが洗練されて来ている。

 

「簪、山嵐で攻撃してみてくれ」

『えっ、あっ、あっ、はい』

 

 千冬の指示通り山嵐でキメラを一掃する簪。全体からみるとそこまでだが、それでもそこそこの数を落とせた。

 

「五分後に再び頼む」

 

 千冬の指示通り簪が五分後にまた山嵐を撃つと、

 

「織斑先生、迎撃数が落ちています」

 

 一発のミサイルでも複数機巻き込まれていたのが数が減り、爆風から守ろうとした動きも見せた。

 

「学習能力があるのか」

 

 焦るほどではないが、それでも険しい顔でどうするべきか考え始めていた。なお敵の目標はホモの勉強である。

 

 

 

 

 

「待つンゴ、ホモなら尻を掘られたいはずンゴ」

「俺はホモじゃねぇんだよ!」

 

 クソポンコツAIが!

 

 迫り来るドリルやレーザーから逃げながら飛び回る。そもそもこの部屋から逃げ出したいが、道はひとつしかないし直線なのであっという間に追い付かれる。この広い空間で柱を中心にグルグルと回り続けるしかない。

 

「テメェドリルの正しい使い方しらねぇのか⁉︎」

「ワイを舐めたらあかんで、もちろん知っとるわ」

「言ってみろ!」

「ケツホリホリ」

「ちげぇよ‼︎」

 

 なんで変な情報しか学んでねぇんだよコイツ! そもそもこんなの考えたバカは何処だ‼︎ 病院か‼︎ そりゃそうだわ‼︎

 

「ドリルは穴を掘るもんなんだよ! 元から穴開いてるのにどこ掘るってんだ‼︎ 天井掘ることもできねぇナマクラドリルで威張ってんじゃねぇぞ!」

「はぁ? ちゃんと掘れるし勝手なこと言わないんで欲しいンゴねぇ」

 

 そう言って片手のドリルを天井に向けて放つ。ゴリゴリと少しだけ削れるとやがて止まった。

 

「ハンッ」

 

 鼻で笑う。

 

「今のは本気じゃないンゴ!」

 

 そう言って再びドリルを構築、前よりも鋭く、太くなって撃ち出すのではなく自ら天井に飛びつく。

 

「ワイのドリルは天まで貫くドリルやで!」

 

 そして掘り進める後ろをコッソリと、ついていく。

 

「ンゴォォォォォ!」

 

 格闘すること数分、無事空の下まで穴が空いた。暗い夜空に星が浮かんでいる。無人の荒野らしく、辺りに建物はない。

 

「どうや! ワイのドリルは伊達やないで!」

「そうだな、おかげで助かったよ」

 

 通信の繋がらない地下から地上に出ることができた。

 

「負け惜しみンゴねぇ。ワイは優しいからこのドリルで掘らせくれたら見逃してやってもええんで? その機体ももうボロボロやろ」

 

 言われた通り、俺の纏っている劣化ゴーレムは無茶な動きをしていたせいか、かなりボロボロになっている。機体のあちこちからはケーブルが飛び出し、パチパチと火花が散っている。銃は弾切れで、刀は半ばあたりで折れている。

 

「なんだネットで情報を集めてる割にはしらねぇのか、ピンチってのは逆転のチャンスなんだぜ?」

「んー負け惜しみおつ」

 

 今のままだと言われた通りただの負け惜しみ、まな板の鯉の如くあとは調理されるだけだ。でもそう上手くいかないもんなんだぜ現実ってのは、

 

「何言ってるのか分からないンゴが、とりあえず丁寧にトドメを刺すンゴ。ワイは頭が良いから油断することなく仕留めるンゴ」

 

 レーザーの連射、躱すことも防ぐこともできない、だから今俺にできることはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「束様、反応がありました」

「お、どうやらボロボロのようだねぇ。そんじゃポチッとな‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ンフフ、これにて完! やったンゴ」

 

 爆炎に包まれる劣化ゴーレム、煙の中から折れた刀やパーツがこぼれ落ちる。たとえISに乗っていたとしても人がいれば無事ではない。ましてやボロボロでエネルギーも切れかけのISであれば生存すら怪しい。

 

 そう、新品のISでもなければ、

 

 ─────それは負けフラグだってネットで学ばなかったのか?」

「ンゴ?」

 

 煙がおさまっていき、徐々に中心にいた姿が顕になる。一見ロボットにも見える全身装甲、両肩にはレールガンとマシンガン、その両手には黒く歪な形をした鍔の刀が二振り、以前と違うのは新たに増設された翼型のスラスター。

 

 大きく広げられたそれは、獲物を狙う鴉のようだった。

 

 刀の握り心地を確かめ、愛機の感触に懐かしみながら空を見上げる。今なら空を超えて宇宙の果てまでも無限に飛んでいけそうな感触。

 

「渡鴉、出撃する」

 

 そのためにまず、邪魔な標的を排除しようとその翼をはためかせた。




 ※迷ったけどやめた案
・煙の中じゃなくてギリギリでかわして月をバックに登場→なんかぽくない。オシャレよりも爆炎の中からの方がぽい。
・名前の変更→いい案が浮かばなかったのと、どれだけ装備を変えても愛機には変わらない。何に乗ろうがレイヴンには変わらんでしょ???

 ※迷ったけど入れた案
・seedのこと考えてたら翼生やしたくなった。→ACにはあわないかな、と思ったけどリアルタイム舞いおりる剣で脳を焼かれた民なので入れた。火がついたならAC理論。


 ※やりたかったこと
・機体の乗り換え→ロボットものならみんな好きでしょ。負けて強い機体に乗り換えは王道だが修繕の間の乗り換え、その後強化でもなく元の愛機にしたACはすごい。自分は強化もしたけど、しないのは渋すぎる。

 以上


 感想誤字報告高評価いつもありがとうございます。ホモネタ使いまくってますが、それを無視して自分の好きなカッコイイシーン描けるのも創作の楽しみです。オリジナルロボットもの書きたいなー
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