IS学園でホモから逃げるために婚活する   作:アオノクロ

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前回のあとがきによる自分の考察についていろいろと感想でもらいました。

似たようなやつあったよ、が一番怖かったです。



なんであるんだよ


すれ違う思いと思い

「お前の力はその程度か? 鈴」

「なんで、あんたがこんなに………………」

 

 ホモを討伐するために同盟を組んだ俺たちは、あれから毎日放課後になると合流した。

 すべてはあの憎き元凶を〆るため、クラスからは「裏切り者だー!」と後ろ指を差されたが気にしない。

 

 いやちょっとは気にする。

 ホモ相手ならともかく女の子からの批判は心に来る。これでも未成熟なティーンエイジャーなのだ。

 

 食堂で落ち込んでいたらのほほん女子と友人たちが同じテーブルに座って笑いながら「うらぎりもの~」と、つついてきたので元気になった。男子なんてこんなもんだ。

 

 調子に乗って全員に求婚したら断られた。

 

 そして放課後なのだが、鈴と策略を練っていたのだがある結論にたどり着いた。

 

 別にすることなくね?

 

 一夏のISである白式は言ってしまえば一発芸に秀でたもの。今はアリーナで特訓してるらしいが技量は上がっても戦い方が変わるわけでもない。一度見させてもらったら他の武器も積んでおらず、かつ積む余裕もないので思わず「なんだこのクソ設定」と零してしまった。

 

 珍しく落ち込んだホモを見てお前のねーちゃん女にしかモテないでやんのーと追い打ちをかけたらいつの間にかいた同性にしかモテない姉に一撃をもらった。

 

 ちょっと話がそれたが、性格的にもIS的にも搦手を使うタイプではない。

 

 そうなると後は操縦者の技術なのだが、チンチクリンでも鈴は代表候補生。つまり国の代表となりえるくらいには強いというわけで、

 

「いや特訓をしないとか舐めたことするつもりはないけど、相手の情報が分かってそもそもこっちの方が経験あって、これ以上何するの?」

 

 普段通り過ごすしかないよね、という結果に。

 

 俺が練習相手になったりしないのかって? 鈴と戦った場合、必ず勝てる! とも絶対負ける、とも言わないが、鈴の方が経験者なのだ。素人が変にアドバイスしても邪魔になる可能性の方が高い。

 

「何も知らないセシリアみたいな相手なら一夏が本番に強いタイプだから気をつけろって言うけどなぁ」

「あのイギリス代表候補生ね、確かにアンタとやる前だったら一夏も勝つかもしれなかったけど」

 

 鈴は知っているので油断はしない。幼なじみは伊達ではないのだ。

 

 ただそうなると、本当にやることがない。

 今日も鈴は自分のトレーニングを終えて食事をしようとしたら俺がいたので声をかけただけ。

 

 そして今は俺の部屋に来て二人でトランプをしている。

 

「これならいける………………ストレート!」

「フルハウス」

「ギャーまた負けた‼」

 

 仰向けにひっくり返った鈴の横からお菓子をいただく。

 勝った方が相手のお菓子をもらえる賭けポーカーをしていた。いや、やってること修学旅行の学生だな。

 俺の部屋が和室ということもあって余計にそんな感じがする。

 

 ちなみに鈴はちょいちょい俺の部屋に泊っている。

 

 一度遊ぶのに夢中で夜遅くに部屋に帰ろうとしたら、寮長に見つかってそれはそれはひどい折檻をうけたらしい。

 

 それからは遅くなると帰らずに泊っていくようになった。

 

 いやこれますます修学旅行っぽいな。一人部屋なのに数人分しまってある敷布団が活用されてるし。

 

「あんた昔は弱かったじゃないの!」

「ふん、いつまでも過去にとらわれているとは情けない奴よ」

「あーその演技もムカつく!」

 

 昔似たようなルールで遊んで負けたのが悔しかったので練習しただけだ。主にイカサマの。

 

「でも聞いたか? 一夏のやつめっちゃ特訓してるらしいぞ」

「あーそれ? 知ってる知ってる、放課後になると時間ギリギリまで残ってやってるらしいわね」

「何でそんな気合入ってるんだ? お前なんか煽ったりした?」

「いや特に? あれからそこまで関わってないし、あ、でも向こうが見つけたらなんかにらんでくるわね」

「やっぱお前のせいじゃん、妖怪酢豚女め」

「はぁ!? 誰が妖怪よ! あとそれだとわたしが豚みたいじゃない‼」

「知らねぇの? 豚って人より痩せてんだぞ?」

「え、嘘………………わぁ、わたし豚より豚なんだぁ」

 

 その後もお前ルームメイトどうよー、いい子よーもともとクラス代表だったのにあたしに譲ってくれて応援までしてくれたのー、へーいいなー、といった気の抜けるアホな会話をして今日も夜がふける。なんだかんだで付き合いの長い、気を使わなくてよい友人がいるというのは結構ありがたいものだ。寝相の悪さだけは勘弁してほしいが。

 

 そして、クラス代表戦当日。

 

 

 

「鈴、俺はお前を必ず倒す。命をかけてやりとげてみせる」

「………………あんた、なんでそんなに気合入ってるわけ?」

 

 予想以上なホモがいた。

 なんか熱心に特訓してんなーと思ったけどちょっとおかしい。具体的には「これで勝てば一夏も少しは見直すでしょ!」とやる気十分だった鈴の熱が冷めるどころかひいているくらいにはおかしかった。

 

 はて?

 

「セシリアはなんか知ってる?」

「いえ、特訓に付き合いはしましたが最初からあの様子だったので」

 

 俺と鈴が同盟を組んだ後、一夏はセシリアに指導を受けたらしい。

 セシリアは理論派なので相性は悪いと思ったのだが、とても熱心に教わったとか。

 

「ふっふっふーわたしが教えてしんぜよう~」

「お、お前はのほほん女子!」

「それはあだ名ですの?」

「え………………そういや名前聞いてねぇな」

「言ってないね~」

 

 のほほん女子は布仏本音、いつも一緒にいるのは相川清香、鷹月静寐というらしい。どうも初めまして篠崎春明です。

 今更過ぎる自己紹介に布仏以外の女子からうわぁといった顔を向けられたが、視線を逸らすことで回避した。

 

「そ、そんで一夏があぁなった理由は?」

 

 試合が開始され、まっすぐに突撃、するとおもいきや直前で曲がりフェイントをかける。あいつあんな器用だっけ?

 

「ふっふっふ~それは君なのだよしのきー」

「え、おれ?」

「あと二組のクラス代表の子ね」

「鈴も?」

 

 はて? 何かしたっけ? 最近はホモが絡んでくることもなく鈴と遊んでいるだけなのだが。

 

「それだよ~」

 

 へ?

 

「おりむーはね~、自分の愛する人がほかの女にとられたと思ってあせっちゃったんだよね~」

「……うそやろ?」

「噂になってるよ? 二組のクラス代表は篠崎君を手玉に取り、織斑君への人質にしてるって」

「あと仲が良いのは知ってるけどよく篠崎君の部屋に泊ってるでしょ? そんなのもうね、他所から見たら付き合ってるカップルだもん」

 

 うそやん………………。

 

「つまり~おりむ~は久しぶりにあった幼なじみに、自分の愛する相手を奪われたとおもっちゃったんだよね~」

 

 マジでか………………。

 

 

 

「俺だって、俺だって春明と遊びたいのにそれを鈴が………………!」

「え、何あんたあたしが春明をとったと思ってるの?」

「いつも朝になると春明の部屋から出てきただろ‼」

「そりゃ泊ったからだし」

「春明の寝相も知ってるんだろ!?」

「寝相!? 確かにあたしの布団に入ってくるくらいには悪いけど、ていうか千冬さんも知ってるんじゃ」

「ちぇすとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼」

「え、ごめん! でも別に何かあったわけじゃないし、その、あたしもまだしょ、…………未経験だし」

「俺もだよ‼」

「え、あ、うん⁈」

 

 

 

 衝撃の事実が判明した俺はぼーっとしながら鈴と一夏の戦いを見ていた。

 こっそりISの個人通信を使って教えようかと思ったが、やめておいた。

 なんかもう、何もやる気が起きない。

 

「ねぇねぇ、もしかして二人って一緒に寝たりしたの?」

「いや、別の布団だけど」

「こう、さ、寝相悪くて相手の布団に入ったりとか漫画みたいな展開は………………」

「よくあったけど」

「「「キャー‼」」」

 

 なんか周りが騒がしいが、反応もできない。

 えーこれどうしよっかなぁ……。

 

 あとでバレたら俺が鈴になんか言われるやつじゃん。

 

 ホモの気迫に押されて結構いい勝負になってるし。

 透明な空気砲と経験の差がなければ普通に負けてたかもなこの試合。

 

 

 

 試合が終わった後で俺がどう逃げるか考えていると、空から人工的な天災が降ってきた。




実はですね、ラブコメが好きです。コメディ要素が八、九割をしめてるタイプ。

けど最近はシンプルな変化球のない直球なラブコメもいいなーと思い始めました。

寝相を知ってるネタはこの辺から来てます。

ラブコメも書いてみたいんですけどねー
いやー読者がホモばっか求めてくるからなーしょーがないよなー
制服デートしたことない読者はホモに目覚めちゃってるもんなー
今回ホモ要素少なくて申し訳ないなー



いやごめんて
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