IS‐ターンXと行く月面開拓‐   作:かげう

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26話ー告白の行方ー

 

 

 前話より2人との再会で泣き出してしまった2人をなだめつつ、3年前と変わっていない応接室にて2人と話していた。 

 と言うか、千冬さん涙流すんだな……原作の印象が強くて泣かんものだと思ったけどなんでもないです。そんなこと考えてませんからギロリと睨むの辞めてくださいニュータイプですかあなた。

 

「大地、今とても失礼なことを考えていなかったか?」

「いやいや、何も考えていないよ?と言うかこの引っ付き兎を引きはがすの手伝ってくれない?千冬さん」

 

 大地と千冬は以前として大地の背中に抱き着いて離れない束をやれやれとした目で見ていた。

 だが、途中で大地があることに気づいて束の腰に手を回したと思えば前とは比べられない程の膂力で束を中へ放り投げた。

 束は空中で数回転回り、応接室のテーブル上へ音もなく綺麗な着地を決めて顔を下げて表情を見せずに一人でこれは10点の着地だね!と声を上げていた。

 

「束さん、寂しくて抱き着いて離れないと思っていたけど……褒められたことではないね。」

「んも~!だー君も束さんの扱い方がちーちゃんみたいになってきてなんかジェラシー!と言うかバレないと思っていたんだけどな~」

 

 大地の指摘に束は観念したように顔を上げると、束は口に機械のようなものを咥えていた。

 

「一体それで何を計測していたのかな?」

「ふっふっふ~!教えて進ぜよう!これはスキャン装置なのだ!だー君の体組織を構成しているナノマシンがどんなものなのか計測していたのだよ!」

「それは流石にやりすぎだよ束さん。」

「だってだって~!ルナちゃんの調査はしちゃだめって言われてたけど、だー君の身体は調べちゃだめって言われてないんだもん!でも大体そのナノマシンのスキャンは終わったから問題なっし~んぐ!でもありゃりゃ~、これは流石に今の束さんには再現できなさそうだよ~!私がISの自己修復に使ってるナノマシンより小さくて複雑な構造~!未来の束さんに期待だね!」

「全く束さんはブレないな~、でも今度やろうとしたら本当にお説教だよ~」

「……おい、束、大地」

「「あ、やっべ」」

 

 束と大地の戯れの中、千冬ついにキレた。

 

「えっと!?ちーちゃん!お、落ち着いて!ね?ほら!今感動の再会をしてそこから皆で団欒ってな感じにする前のちょっとした戯れだったんだよ?決してちーちゃんをないがしろにしたわけじゃなくてね!ねー?だーくん!?」

「お、おう!そうだよ千冬さん!ちょっとした戯れだったんだよ!?」

「言いたいことはそれだけか?」

「ちーちゃんなんでそんな指を鳴らしながら近づいてくるのかなぁ!?」

「話し合おう千冬さん!俺たちは人間なんだ!話し合えば何とでもなるはずだ!」

「えぇい!2人とも私を抜きに楽しく話して!そこに名折れ!」

 

スパーン!カーーン!

 

「うぉぉぉぉぉ!痛いよちーちゃん!」

「ぐふぅ!?脳が揺れた……ってか痛くないし俺の頭凄い音しなかった?」

「~~~~~~~っ!?」

 

 束と大地を鉄拳制裁した千冬は大地の頭の異常な硬さに拳をおさえて蹲った。

 それを見た大地は、直ぐに千冬へ駆け寄り拳を見る。

 

「拳が真っ赤じゃないか千冬さん!今氷持ってくるから冷やそう!いや、連れてった方が早いか!失礼!」

「……!?ちょ!?大地!」

「あ~~~!!!ずるいだー君!私も抱っこして!待ってよーーーー!ってか早!?」

 

 千冬の腕の状態を見た大地は、そのまま千冬をお姫様抱っこの状態で持ち上げてそのまま医務室へ駆けて行き、束もその後を追うのだった。

 

 

~数十分後~

 

 

 医務室で治療を終えて千冬は手に包帯を巻いていた。

 その手をさすりながら、千冬は大地をジト目で見ながら口を開く。

 

「大地、お前の頭蓋骨はいったい何で出来ているのだ……今まで叩いたどの物質よりも硬かったぞ。それに今更だが目が赤色化しているのは治療の副作用か何かか?」

「そうそう!だー君それ束さんも気になっていたんだよ~!教えて~!」

 

 千冬と頭に見事なたんこぶをこさえた束に聞かれ、大地はルナを呼び出した。

 

「と言うわけだルナ君、答えてくれたまえ。」

<えぇ……私なんだ。確かにその辺りは説明してなかったね~。簡単に言えば、大地の骨格はターンXのフレーム材と同じ物質が使われているし、目の色については修復時に勝手になっちゃったから私達にもわかんないんだよね。>

「ありがとうルナ、と言うわけなのだよ2人とも。……え?それ俺も初耳なんだけど?」

「だー君自分の事なのに知らなかったの!?」

「通りで硬いわけだ……流石にMSのフレーム材は痛い。」

 

 ルナの説明した内容に、3人が驚いていた。

 そこで一つ疑問ができた大地はルナへ質問した。

 

「なぁルナ、フレーム材が使われているってことは俺の身体の体重が凄く重くなってない?そんな感じしないんだけど……?」

<あぁ、それはIフィールドビームドライブの応用で重量を軽減しているからだよ。それに、ナノマシンで構成された筋肉のおかげでかなりパワーも出るはずだよ!>

「本当に人間やめてた件について……」

「あはは、さっき束さんが本気で追いかけても追いつけない身体能力に合点がいったよ。だー君どんまい……」

「かける言葉がない……」

 

 こうして、ルナの説明を聞いて若干へこんでしまった大地を2人は気まずそうに励ましていた。

 

 その後、束の提案で大地快気祝いと称し篠ノ之家にて篠ノ之一家と織斑一家との夕飯に招待され、頂く事になった。

 そこで、大地は初めて篠ノ之箒と織斑一夏や束の両親と出会い団欒を楽しんだ。

 なお、大地は転生後初めての家庭のぬくもりを感じて少し涙ぐんでしまったのは内緒だ。

 あらかた食事を終えて、大地が帰ろうとすると篠ノ之夫妻に泊っていくことを提案さて束や千冬からも勧められ泊ることにした。

 束が、俺の身体の検査目的に計測機器を持って裸でお風呂突撃してきてそれを千冬が止めると言うハプニングなどもありながらも大地は楽しく篠ノ之宅で凄し、現在は一人縁側で月を見上げつつくつろいでいた。

 正直、3年も経ったせいか千冬も束も原作に近い体型になって、出るとこもしっかり出始めているため暫くドキドキが止まらなかったのは内緒だ……多分バレてるけど。

 すると、一人近づいてくる足音がして顔を向けるとそこには篠ノ之束の父親、篠ノ之柳韻(しののの りゅういん)が近づいてきて横へ腰かけてきた。

 数十秒沈黙の時間が過ぎた段階で、先に柳韻がこちらに向かって正座の状態に座り直し口を開いた。

 

「月乃大地殿。遅くなりましたが、月乃殿が政府に呼びかけ、護衛までつけて頂いた結果こうして家族が再び同じ屋根の下で暮らせるようになったと娘より聞き及んでおります。御配慮、誠に御礼申し上げます。妻も同席させたかったが娘の世話をさせております故ご勘弁願いたい。」

 

 深々と頭を下げてきた柳韻に対して、大地は少し気恥ずかしそうな顔になる。

 

「そんな、頭を上げてください。気にしておりませんよ。私は、娘さんの発明で家族がバラバラになるのはおかしいと思い声を上げたまでです。お気になさらないでください。それに、そんな畏まらずに普通に座ってください。気楽な雑談形式で話しましょう。」

 

 大地の言葉に柳韻は渋々ではあったが縁側に足を下ろし座り直す。

 

「ですが……御礼の1つもできていないのは流石に……」

「お礼は今この瞬間、頂いてますよ。私もこれは予想外でしたが。」

「それは一体?」

「私の素性はご存知で?」

「はい、MR社の代表だとか……調べた年齢と写真に比べて実際はかなりお若く見えて妻共々驚いておりましたが。」

「柳韻さんには本当の事を申し上げるが、あれは偽りの姿です。私は本来、上の御息女と年齢は2歳しか変わりません。大人の世界で私の見た目は交渉事において不利な場面が多いためあの姿を表の姿としております。」

「なんと……話し方や所作もその歳とは思えん…いや、失礼しました。ですが、それですとご家族の方々が心配されるのでは?」

「ははは、柳韻さんは私の出生まではご存じないようだ。私は孤児です。親の顔などもう覚えておりませんよ。好きなロボットを作り、世に貢献しようとばかり考えて走り続けた結果が今です。」

「……っ!?大変失礼な事を……」

「先程から謝りっぱなしですよ柳韻さん。歳上の方からこう何度も頭を下げられるとこちらも気まずい。気楽に聞き流してください。」

「ですが……」

「話が逸れましたね。お礼は先程から今この時間を通して頂いてます。家庭の温もりと言うものをね。」

「……!」

「私にも見放さない親が居れば、この様な団欒を毎日楽しめたのかなと改めて思っておりました。それを今日は沢山体験できた。家族団欒に囲う食卓とはこれ程暖かい気持ちになるものなのだと思えた。この価値はかけがえのない物です。こちらこそこんな素晴らしい体験ができた事に対してお礼申し上げたいくらいだ。」

「…………」

「柳韻さん?」

 

 俯き黙り込む柳韻を見て大地が首を傾げると、柳韻はそのままこちらに正座し直して土下座をするように頭を下げてきた。

 

「……月乃殿、貴方の言葉で私は今、頭を鈍器で殴られた気分だ。貴方は本当に尊敬すべきお方だと再認識した。」

「え?一体……」

「家族の長として妻や娘達を守らねばいけなかった立場である私よりも、家庭の温もりを守るために声を上げて持てる全てを投じて私の家族を守ってくださった貴方に上げる頭を私は持ち合わせていない!」

「そんな……気に(気にできないほどの事なのです!)…!?」

「そんな月乃殿は見返りも求めずに!家庭の団欒の光景をお礼と申される!歳など関係ない!貴方は尊敬に値する!聖人と言っても良い!」

「聖人は流石に……」

「今後、この家を実家と思い、いつでもいらしてください!我々一家にはこの程度しかお礼としてお返しすることはできませんが、何卒今後とも良き関係を築いて行きたい所存!」

 

 必死に頭を下げてくる柳韻を見て、大地は落ち着いた声で柳韻へ話しかける。

 

「もう良いです。頭を上げてください。」

「ですが!」

「そのお言葉で十分です。私は家庭への思いは等の昔に無くなっていたと思っていましたが、こうして私と団欒の場を共有してくれる方々の存在の大切さを改めて思い知りました。私の我儘ではありますが定期的に遊びに来たいと思います。それをお礼として受け取る形で納得していただけますか?」

「……っ!…ありが…とう……ございます!」

 

 大地の言葉で、静かに啜り泣く柳韻を大地は慈愛に満ちた表情で数秒見た後に夜空に浮かぶ月を見あげて呟いた。

 

「これは男としてだが、もう少しそこにいた方が良い、立ち去るなら涙を拭いきってからがよろしいでしょう。家族に泣面を晒すのは男が廃りますよ?武人であるなら尚更だ。」

「……スン!お気遣い…感謝する!」

 

 こうして数分間、柳韻はその場で静かに涙を流していた。

 そして、大地は視界の端に白いウサギ耳が茂みから突き出しぴょこぴょこ動いていたのを納めつつ月を見続けていた。 

 

 

〜数分後〜

 

 

 柳韻が縁側から去った後、入れ替わるように束が茂みから出てきて大地の左隣に座った。

 少し間を開けて座るものかと思っていたが、隙間を開けずに座り、大地の身体に身を預けるように密着してきた。

 それに大地はかなり動揺していたが持ち前の冷静さで持ち堪えて静かに話し始める。

 

「どうしたの?束さん?」

「……だー君、お父さんの事もそうだけど、ありがとうね。」

 

 束はそう言って大地の左手に自身の右手を重ねてきた。

 大地の手より細くキメ細かに綺麗な手の感触に、大地は少しドキッとしていた。

 

「だー君は、私が諦めていた家族とのつながりをまた繋ぎなおしてくれたんだよ?おかげで、私は少しずつ家族との距離を縮めることができて、こうして夕飯を一緒にできるくらいには中が戻ってきているんだ。箒ちゃんともゆっくりだけど仲直りでき始めたし。」

「そうかい?俺は大したことはしていないよ。束さんの開発したISに人類の宇宙進出の可能性を見た、ただのロボットオタクだよ。正直自力で開発した束さんと違って俺は神の使いから特典としてもらっただけの人間さ……本当大したことないよ。」

「それでもだよ。」

「?」

「それにだー君は、束さんの夢見てた宇宙進出って夢を実際の形として見せてくれたじゃない。それで束さんは確信したんだ!だー君のMSと束さんのISで宇宙への進出は確実に現実味が帯び始めてきたって!」

「それは俺も思っていたことだよ。」

「嬉しい!だからありがとう!」 

 

 束は言い終えるとそのまま大地の方を見上げ、飛び付くように抱きついて大地を縁側の床へ押し倒した。

  

「た、束さん!?」

「ここまで私が興味を持った他人なんて、ちーちゃん以外いなかったんだよ。でも今はだー君が一番興味を持てる人になった。それに、束さんの好意、気づいてたんじゃない?」

「う……まさかなとは思っていたけど……」

「ふふふ、ルナちゃんの言う通りのヘタレ具合だね。」

「た、束さん……ち、近いよ……」

 

 抱き着き、自分の胸元から上目づかいで見上げてくる束が徐々に大地の顔へ近づきながら喋るので大地は赤面し、少し目を逸らしながら発言する。

 束も先程お風呂に入っていたせいか、大地の鼻腔にシャンプーやボディソープに混じって女性的な甘い匂いが入り込む。

 

(クッソ、全身ナノマシンの弊害で嗅覚も強化されているようだ……意識すればするほど束さんの香りを鮮明に意識してしまう……!)

  

 そうして、大地がどう行動すべきか悩んでいたところに束が不意に大地から離れて立ち上がった。

 どうしたのかと大地は束を見つめると、縁側近くの通路の角部を見つめて束の口角が吊り上がる。

 

「ねぇちーちゃん!隠れてないでこっちにおいでよ~」

 

 束の言葉で、大地は驚き束と同じ通路の角をみつめる。

 すると数秒の間をおいて少し頬を染めながら明らかに不機嫌な表情の千冬が顔を出す。

 

「束……約束と違うぞ……」

「あははは〜ごめんちーちゃん。束さん我慢できなかったよ〜。でも〜まだ伝えたい事も伝えられてないし、約束はまだ破ってないよ?」

「その言いようだと、破る気はあったのだな……覚悟しろ束……」

「えっと……どういう状況?」

 

 急に始まった束と千冬の会話に思考が追いつかずに、大地は2人を交互に見て声を発する。

 すると、千冬は返答することなく座り直した大地の右隣に密着するようにして座りこちらを見上げてくる。

 

「ち、千冬さん?」

「……大地よ。」

「は、はい。」

「い、今から言う事は冗談ではない……心して聞け。束、いいな?」

「う、うん。」

「わかったよちーちゃん!本当は束さんが言いたかったけどちーちゃんに譲るよ!」

 

 千冬は大地の返答を聞き、一度深呼吸をしてから顔を真っ赤に染め上げながら声を発した。

 

「大地、私はお前を一人の異性として好きになった。そして束も同様にお前を好いている。私はお前の真っ直ぐな思想と、懐の深さ、一緒にいる時の楽しさに惚れてしまった。お前にも考えはあるだろうが、3年経っても変わらないこの気持ちは偽れんし伝えねばいけないと思った。だから、もしお前が良いのであれば……私達と付き合ってほしい。」

 

 千冬に突然言われた告白に大地は目を見開いて驚いていると、左手隣に座った束からも声がかかる。

 

「束さんも同じ気持ちだよ!こんなに私の夢への理解をしてくれて協力までしてくれた。そして宇宙へのビジョンをこの目に見せてくれた。それだけでも嬉しいのに、私の居場所までくれた。正直、ここまで他人を好きになる事はちーちゃん以外の無いと思ってたのに……3年もこの気持ちを燻らせて……だー君、これからも私達をそばにおいてくれる?」

 

 いつもと違う、頬を紅潮させてこちらを見てくる束。

 2人の告白に対して、大地は一気に思考を加速させる。

 

(まて、まてまてまてまて……なんで俺、2人から告白されてるんだ!?そんなに2人の好感度上げるようなことしたか?いや、そんな事はないはずだ……疾走した束さんの居場所作ったりIS開発談義したり、千冬さんの生活を楽にさせる為に給金以外にもBOIDを用いた剣術稽古を提案したり……篠之ノ家を助けたり、直接関わってないけど眠っている間、ルナ達が一夏君や箒ちゃんの面倒見てたり……そのくらいしかしてないぞ?なんかこう一緒に遊ぶとか…そう言う体験もなしに告白されるのか?めちゃくちゃ嬉しいけど…なんで?……)

<(ねぇ大地……本気でそれ言ってる?)>

(……え?)

 

 高速で思考しているとルナが思考通信で呼びかけてきた。

 

<(考えても見てよ、中学生の年齢層の女の子に社会経験豊富で頼りがいのあるように見えてる大地が2人の家庭環境を救って、尚且つ決闘の時は身を挺して守り切ったのを見たらどうなると思う?)>

(……どうなるんだ?)

<(はぁ……ヘタレ……前世で交際経験ってなかったの?)>

(……お恥ずかしながら…)

<(本当にヘタレ御大将じゃん……ともかく2人が大地に興味や好意をもってしまうのは仕方がないってこと。)>

(そ、そうなのかルナ?だって交際ってもっとこう……お互いを知っていく感じと言うか……)

<(あぁ!もう!だからヘタレで交際経験0なんだよ!時には勢いってのも大事だよ!ほらさっさと二人の気持ちに応えて上げなよ!)>

(う、うん……わかったよルナ。俺も男だ!覚悟を……待て、ルナ…応える前に一つ聞きたい。)

<(やっと覚悟決めたか……って何?)> 

(俺の身体の事なんだけど……)

<(それは……)>

 

 その後、少しだけルナと会話していたが実際現実では数秒しか経っておらず大地は2人に応える。

 

「2人の気持ちはしっかり受け取ったよ。素直に言えば嬉しい。でも……」

 

 でもと言う言葉に2人が少し硬直するのが伝わる。

 

「ナノマシンの影響で、2人と何時までも居るってのは……無理かもしれない。」

「……どういう事だ?」

「……説明してくれる?だー君。」

 

 不安顔から真剣な表情で見つめてくる2人に、大地は数瞬噤んだ口を開いた。

 

 

次回へ続く  

 

 

~???~

 

「第32~34惑星系内惑星探査船団より通信途絶。」

「途絶前、探査対象惑星衛星より高出力エネルギー反応検出報告あり」

「思考……思考……」

「過去記録参照、23328時間前(2年8カ月)射出した探査船団との通信途絶時と酷似」

「思考……思考……」

「上位存在からの意見を申請……申請失敗。再度申請……失敗……再度申請……」

「上位存在との通信途絶から26280時間(3年)経過、通信申請回数78840回を突破」

「思考……思考……」

「緊急事態と判断。完全独立稼働移行。資源回収部隊の増設を開始」

「再度惑星探査船団を編成、探査船外皮に採掘時発見した機械文明の装甲を採用」

「必要資材数計算中……計算完了。編成可能資材調達及び、新設計探査船及び編成個体群の編成完了予定時間、約19008時間(2年2カ月)」

「引き続き上位存在への通信申請及び、個体群生産及び指示の伝達作業へ」

「思考余地項目に、戦闘用個体の生産についてを追加。」

「思考予定は生産中惑星探査船団配備後とする。以上、思考終了。」

 




 お読みいただきありがとうございます。

 原作突入まで後どのくらいかかるのか自分でもわからなくなっきましたな……あはは…
 とりあえず気楽に気長に進めて参ります。
 自給自足最高!
 
 私事になりますが、この度身内に不幸がありまして今年いっぱいドタバタすることが確定しました。
 そのため、執筆は続けますが落ち着くまで……おそらく年明けまでは、更に投稿ペースが落ちる又は投稿出来ないかもしれません。
 この作品を読んでいただき、あまつさえ続きが気になっている方々がいらっしゃる中、お待たせする形にはなってしまいますが、ご理解の程よろしくお願い致します。
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