IS‐ターンXと行く月面開拓‐   作:かげう

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4話ー月裏開拓ー

 大地の御大将ムーブに満足してから、ルナとターンXから冷ややかな目で見られながら調査を開始。

 時間は経ち、大地&ウォドム隊は調査を終えて月面ゲートまで戻り、データの共有作業を行っていた。

 情報を精査した結果、ウォドム隊が調査した場所で採掘が容易に行える場所が見つかったため、そこを採掘することにした。

 そうこうしていると、ウァッド隊から連絡があり倉庫の品目が共有される。

 

「ダイチサマ!チョウサ!オワッタ!オワッタ!」

「ありがとう!ウァッド隊!」

 

 大地がその目録に目を通して驚いた。

 ∀ガンダムの劇中で使われた装備類がいくつかあった。

 そして大地の目に留まる項目があった。∀ガンダムが戦艦を採掘する際に使っていた武器、殴って良し・突いて良し・削って良しの武器「ミンチドリル」が5本とMSで輸送可能な資源輸送カーゴである。

 

「これは使えるぞ!」

 

 早速ウァッド隊に指示させて移動させようとすると、フラット隊からも報告が上がる。

 

「大地様、精錬・生産施設の調査を終了しました。データ室と連動しており、設計データと倉庫に資材があれば製造が可能です。精錬に関しては特殊な製錬炉が採用されており、採掘資源を投入後は製錬炉が個別に資源を分類し倉庫へ自動で移送される構造でした。」

「ありがとう!フラット隊!ずいぶんオーパーツな製錬炉だね…月の技術?神の技術か…凄すぎだよ…まぁこれで早速いろんなものが製造できそうだね!」

 

 各隊と話をした後は採掘道具の調達や部隊の再編など行い、資源集めを開始した。

 

 なおここで物は試しと大地がターンXの溶断破砕マニュピレーターで穴を掘ろうとしマニュピレーターを月面へ押し当てたら岩石中の水分が一気に気化、そこそこ大きい水蒸気爆発が発生し、大地はターンXが咄嗟に出力を上げたIフィールドビームバリアで相殺したが興味津々で見に来ていたウァッド1機が吹っ飛んだのは内緒だぞ。

 この後ウァッドにめっちゃ謝って格納庫のメンテナンスエリアへ連れて行った。

 とりあえず言っておこうか

 

「キングクリムゾン!」

<どうして他世界ネタ出すの!>

ー御大将閣下殿は平常運転ですねー

 

~数週間後~

 

 採掘作業を開始され、資源を生産施設で∀劇中で作業から輸送までこなす作業用MSモビル・リブの10機生産と各MSの補修パーツに必要な物品の生産を行いながら大地はデータ室の椅子に座りながらモニターと睨めっこしていた。

 

「う~ん」

 

 大地が見つめるモニターには、施設の設計図作製項目が表示されていた。

 現在はフラット1機とウァッド3機が採掘及びカーゴへ積み込み、モビル・リブ隊が輸送護衛にウォドムが1機、もう1機のウォドムが隕石などのデブリ除去および、採掘現場でクレーン役をしている。

 残りのフラット2機は精錬施設で作業、ウァッド3機は倉庫の整理作業、ウォドム1機は月面港にて上空監視を行っている。

 

「採掘現場付近の月面上か地下に精錬と生産施設を移転させるかな…地下が妥当か」

 

 大地は現在ウァッド3機が行っている倉庫整理の映像を見ていた。

 そこではウァッド達が忙しく製錬炉から運ばれ陳列されて行く資源を生産施設へ運ぶ光景が映し出されている。

 

「生産施設の更なる自動化と大型化ができればもっと効率よくMSと船の生産ができそうだ。ルナ、ターンX、施設図面作製にアドバイスが欲しいんだ、協力してくれるかい?」

<いいよ!>

ー肯定、お任せください。ー

「ありがとう!よし、元ブラック企業戦士のデスマーチを舐めるなよ!」

 

 そうやって大地は生産施設の生産リストを修正して新たな地下生産施設の図面をルナとターンX協力のもと完成させ建造に必要な機材の生産を開始し、ルナに怒られない程度に長時間作業をするのであった。

 ルナはママか…

 そしてさらに時間が進む。

 

~3か月後~

 

 既存の無人MS群&新規で生産された無人MS群や、ターンXのナノマシン技術を応用してステルス航行が可能になったアスピーテも導入され無人機がなせる24時間ノンストップ作業のおかげで、採掘現場付近の月地下に1㎞x1㎞の正方形上に高さ200m程の巨大空間を使った大型生産施設が完成した。

 これで宇宙船のブロックごとの製造も可能になった。

 そして即座に大地は生産施設に、データ室にあった「MS IGLOO」で使用されていた大型輸送艦であるヨーツンヘイム級輸送艦の建造を開始した。

 なお生産施設でブロックごとの製造を行い、組み立て工程は基地内の月面港内ドッグで行われることになりアスピーテがしばらく輸送作業に従事することになった。

 

 ここまで来ると、無人機群の統制をルナとターンXがメインで行うようになり、大地が現場に乗ってターンXで手伝う機会も少なくなっていた。

 ここ最近は基地内に新たに作ったトレーニング施設を作り、体力づくりと新たな生産スケジュールの調整などをメインでやりつつ大地は地球の情報を収集しはじめていた。

 

「やはり、ISが出現する前の世界的な技術力は前世の世界と大した変わらんのね…」

 

 何故大地が地球の情報を手に入れれるようになったかというと、生産施設建設中の手の空いた時間にステルス性の高い通信衛星と中継衛星を作っており、それを大地がターンXを使って地球と月の間に配置して地球のインターネット回線を傍受していた。

 そして前々から考えていた事を実行するか悩んでいた。

 

「ルナ、ターンX、相談なんだけど地球で会社を設立しようと思うんだ。」

<急だね、地球で会社を作ってどうするの?>

ー御大将閣下殿は今後のIS出現に伴う事を考えているのですか?ー

「そう、約2年半後に白騎士事件が起こってISが全世界に兵器として知れ渡ってしまう。それを阻止するのは難しいとは思うけど、世界難易度の影響がどれくらい出るのか未だにわからない状態だから油断できないんだ。IS発表前に何かしらの出来事が起こることも考えられるし、今のうちに地球で重機運用のモビル・リブとウァッドを販売する会社を作ってISが白騎士事件前に学会で発表される際に篠ノ之束と接触しても疑われないくらいの社会的地位を築いておきたいんだ。難しいけどね…」

<そういう事なら私は賛成だよ!待機状態とステルス併用で博士にはバレないから私が護衛に着いて行っていいならだけど!>

ー肯定、ルナが随伴するなら問題ないでしょう。私も賛成しますが、一つ問題があります。ー

「問題?」<問題?>

ー御大将閣下殿の年齢です。あなたは今13歳。身分自体は偽装で何とかなりますが容姿はどうされるおつもりですか?ー

「あぁ~…どうしようか…」

<それなら一つ考えがあるよ!ナノスキンを応用するの!>

「できるのか!?」

ー肯定、ルナの考えが最適解かと。ナノスキンで御大将閣下殿の転生前の成人体を模したバイオスーツを作製しそれを纏うのです。ー

「めっちゃ便利だナノマシン…それで行こう!」

<ターンXに私の考え全部言われてちょっと悔しい…!でもわかった!今から作製を開始するね!ターンX補修用のナノマシンを使えば1日もかからずにできると思う!作製はお願いねターンX!>

ー肯定、これより御大将閣下殿のバイオスーツの作製に入ります。完成まで約18時間ー

「お願いね!」

<それで大地、会社の名前って何にするの?>

「それはもう決まっているんだ。」

<教えて!教えて!>

「ムーン・レィス社、通称MR社だよ!」

 

次回へ続く

 

現在確認可能な月乃大地保有戦力

・ターンX(MS)1機 

・ターンX(IS)1機 

・ウォドム 3機 +2機 NEW 計5機

・フラット 3機 +7機 NEW 計10機

・ウァッド 6機 +14機 NEW 計20機

・アスピーテ級宇宙戦艦1番艦 アスピーテ 1隻 NEW(前話時点)

・モビル・リブ 10機+10機 計20機 NEW

・ヨーツンヘイム級輸送艦1番艦 ヨーツンヘイム 1隻(建造中) NEW

 




お読みいただきありがとうございます。
原作のIS登場まで少し早めたいと思い、今回のお話は駆け足気味に書いてみました。
こんなお話で更新もリアルの都合で不定期になりがちですが、気長に読んでいただけると幸いです。
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