「あの子は生粋のステイヤー。それも、距離が伸びれば伸びるほど勝負の範囲も広がる、高速ステイヤーに分類される子です」
勝敗が決した菊花賞の景色を前にして、メイヂヒカリはそう口を開く。楽し気に、愛弟子の勝利を喜ぶ師匠のように。とても嬉しそうに顔を綻ばせていた。
声を聞いているシンボリルドルフ達は、絶句。あまりの光景に言葉を失っている。それほどのレースだった。
「もっとも、ステイヤーに関しては誰もが辿り着く答えでしょう。あの子のスタイルと日本ダービーのレースを見れば、自ずと答えは出てくる」
「……ダービーでも、ただ一人勢いが衰えることなく走っていた。ディープスカイは垂れていたのに」
「ディープスカイが元々マイラー寄りの中距離ウマ娘ってのは確かにあるかもしれない。だけど、それを抜いても異常だったよね、アレは」
あのミスターシービーでさえも口を開けて固まっている。さすがの彼女でさえも、菊花賞の舞台で17バ身差の圧勝+スーパーレコードのおまけつきは驚愕せざるを得ないようだ。
メイヂヒカリはこの結果を予見していたのか、特に驚いた様子は見せない。新たな三冠ウマ娘の誕生を祝福する京都レース場で、表情を崩さない。
「ですが、長距離の才能が飛び抜けている……これには気づきません。だって、中距離でも強いのですから」
「いや、それだけじゃねぇ! ……ですよね? だって、マイルすらこなせちまうんですから」
「えぇ。あの子の末脚の鋭さはマイルでも通用する。あの子のトレーナーさんも、最初はマイラーだと勘違いしたのではないでしょうか?」
クスクスと、可笑しそうに笑うメイヂヒカリ。バカにするような意図は一切感じられず、見抜けなくても仕方ないと思っているような笑い声。騙しが効いたような、そんな声だ。
「ステイヤー気質の子は、末脚を発揮するのに時間がかかる。長く脚を使える分、トップスピードに乗るには相応の時間を消費します」
「そうね。それが普通の常識。だけど、ホノイカヅチちゃんは」
「えぇ、別です。あの子はたった数完歩でトップスピードに乗れます。ステイヤーでありながら、スプリンター並の加速を可能にする……フフフ、言葉にするとなんて恐ろしいのでしょうか」
想像すると恐ろしい。長距離も走れるスプリンターなど。
「まぁあの子は短距離を走れないのですが。こればっかりはしょうがないですね。持って生まれた適性、というやつです」
「あ、短距離走れないんだあの子」
「そうなんですよシービー。あの子はどうも短距離戦が苦手で。マイルはなんとかこなせるのですが、短距離は厳しいですね」
それに関しては元がステイヤーだから、というのがメイヂヒカリの推察だ。確かにスプリンター並の加速はできるが、それだけでレースを勝てるかは別問題。さすがに本職には勝てない、というのがメイヂヒカリの見解だ。
とはいっても、マイルから長距離までこなせるのは恐ろしい。1600m以上の重賞でどこでも走れるし好走する、ということなのだから。適性が広いなんてものじゃないだろう。
ホノイカヅチと目があったのか、さらに嬉しそうにしているメイヂヒカリ。
「見ていましたよホノイカヅチー! よくやりましたねホノちゃーん!」
「キャラ崩れてるね」
「ダービーで兆候はあったわよシービーちゃん。微笑ましいじゃない」
手を振り返して、とても良い笑顔で応えているメイヂヒカリ。この場にいるメンバーは苦笑いを浮かべたり、呆れていたり、微笑ましそうに見ていたりと様々だ。
ひとしきり手を振った後、メイヂヒカリはシンボリルドルフ達へと向き直る。
「さて、と。どうでしょうか? 私の言っていた凄いこと、あなたたちのお眼鏡に……あらあら?」
満足することはできたか。そう問いかける前に、メイヂヒカリは答えを知った。
話している最中から感じていた。途中からずっと思っていた。
「えぇ、えぇ。そうですよね? ホノイカヅチの強さを見て、感じずにはいられませんよね」
最も強いウマ娘が勝つレースで、17バ身差の大差圧勝。それも、従来のレコードを2秒も塗り替える強さに滾らないウマ娘などいない。
「あなたたちもまた思ったはずです──新しい息吹を、自らの身で感じたいと」
シンボリルドルフ達はホノイカヅチの強さを認め。競ってみたいと考えていた。誰一人、例外なく。時のレジェンド達が新しい三冠ウマ娘に対し、闘志を燃やしていた。
その闘志は、メイヂヒカリのパン、という手拍子によって霧散する。
「そこまでにしてあげてくださいね。ホノイカヅチは視線や敵意に敏感です。あなた方の視線をぶつけられたら、ホノイカヅチが不安がってしまいます」
「……申し訳ありません。ですが、あれほどの強さを発揮するウマ娘を前にして、つい」
「フン。皇帝と呼ばれたウマ娘にも、しっかりとそういう欲はあるんだな?」
「それは当然だともブライアン。私とてウマ娘、強いウマ娘を前にして、滾りは抑えられないものさ」
正気に戻ったメンバーに苦笑いを浮かべながら、メイヂヒカリはホノイカヅチへと視線を向ける。すでに彼女はトレーナーと合流し、ウィナーズサークルへと向かう途中のようだ。
2人に対し、鋭い視線を向ける。とりわけ、トレーナーに対して。
(ホノイカヅチのトレーナー、御幸。彼の話はホノイカヅチから聞いたことがあります)
警戒心の強いホノイカヅチが楽しそうに語っていたことを思い出す。いつも嘘偽りなく褒めてくれて、自分のために頑張ってくれるトレーナー。とても好感が持てる相手だと、ホノイカヅチはそう語っていた。
(ホノイカヅチにはもう一つ弱点がありました。それは脚の弱さ……正直な話、この菊花賞も最初は不安でしたが)
「彼のおかげ、でしょうね。彼が克服のためのトレーニングを中心にしていた。ダートを中心にしていたのもこのためでしょう。見違えましたよ、ホノイカヅチ」
不安要素だった点を鍛え上げ、決して無理はさせずに錬磨した。それこそ、メイヂヒカリがホノイカヅチを鍛え上げたように。
「中々、やり手の新人ですね。花丸をあげます」
空中に花丸のサインを書き、メイヂヒカリは部屋を出る。その表情はとても楽し気で──終始嬉しくて仕方がないといった感じだった。
順調だった。何もかもが良い結果のまま終わると思っていた。
新しい三冠ウマ娘の誕生。菊花賞で見たことがないような大差勝ち。更新不可能とまで持ち上げられるスーパーレコード。盛り上がる要素しかなく、これで平和なまま終われると思っていただろう。
その状況は。
「ちやほやされたいから頑張るって……なんか不純じゃないか?」
たった一言で瓦解した。
◇
きっかけは些細な質問だった。インタビュー前に頑張ったホノイカヅチを褒めてあげて、気分良さそうに笑っている彼女を連れてウィナーズサークルに向かった。
とても上機嫌だった。過去に類を見ないほどに。それも当然だ。だって、観客席であんなに褒められていたんだから。
(みんなが大偉業を前に喜んでいた。凄いって、カッコいいって口にしていた)
だからだろう。ホノイカヅチは気分よくどんな質問にも答えていた。
それが、とある結果をもたらした。
「菊花賞を走る前、どのように感じていましたか? 不安はありましたか?」
「ふ、フヒ。不安、ありましたけど。で、でも! 勝ったら褒められる、ちやほやされると思って、が、頑張りましたっ!」
ホノイカヅチがレースを走る理由。褒められたいから、ちやほやされたいから走る。それを聞いて報道陣は……固まった。
その瞬間、俺は全てを察する。今この状況は、とてもまずいのだと。
「え? え~っと……その」
「あの、ホノイカヅチさん。1つ質問をよろしいでしょうか?」
「え、え? あ、は、はいぃ」
ダメだホノイカヅチ。その質問に答えたらいけない。答えたらきっと。
そう思っても止められない。1人の質問が飛び出して。
「今までのレースも、ちやほやされたいから走っていたと? そういうことですか? 特別な使命とか、大きな野望とかもなく?」
「そ、そう、です、けど……」
嘘を吐けないホノイカヅチは正直に答えてしまって。
「……なんか、それって不純じゃないか? ちやほやされたいから頑張ってきたって」
容赦のない悪意が、彼女にぶつけられた。
「っ! しゅ、取材はここまでにっ」
取材の打ち切りをしようとした。今の状況はとてもまずい、すぐにでも逃げなければと思い、ホノイカヅチの手を引いて逃げ出そうとした。
けど、遅かった。なにもかもが。
「シンボリルドルフは全てのウマ娘の幸福、英雄は最強たる使命を果たすために、だろ。それなのに、ホノイカヅチはちやほやされたいって」
「ミスターシービーは自由、ナリタブライアンは渇望っていろいろあったけどさ。でも、これはさすがに」
「これでカリスマがあればだけど、この子レース外はちょっと……勝ち方も華がないし」
波紋は広がっていく。どんなに止めようとしても、無意味と言わんばかりに広がる。人から人へ、どんどん広がっていく。
「いやいや、そないなことないやろ! あんたらちょっと」
「そ、そうです! むしろ」
フォローしようとしている人もいる。けれど、押し寄せる悪意の波は止められない。止めようと思っても、好意的な意見さえも飲み込んでしまう。
発言をしたホノイカヅチは、震えていた。たった一言で瓦解した状況を見て、自分の言葉の重大性を察したのだろう。元々、悪意や敵意に敏感な子でもあった。人一倍、感じるはずだ。
ひそひそからざわざわヘ。その声は次第に大きくなっていく。止めてくれ、この場で触れなくてもいいじゃないか、別日にしてくれ。今日くらい、おめでたいこの日ぐらい止めてくれ。
俺の苛立ちは募っていく。どんどんと、抑えが効かなくなっていく。手の皮が破れそうなくらい強く握りたくても、ホノイカヅチを安心させるためにと、俺は彼女の手を繋がないといけない。
だけど、あぁ。
「なんか、がっかりだよな。新しい三冠ウマ娘はちやほやされたいから走っていたなんて」
「っ!」
その一言で聞こえてきた瞬間、ホノイカヅチの目には涙が溢れて。俺の脳内は真っ赤に染まって。
「──それの何がいけないんですか?」
気づけば一歩前に出て。悪意を振りまく報道陣を、睨みつけていた。
もうダメだ、これ以上は我慢できない。どうして、どうして。
「ちやほやされたいから走る……それの、なにがいけないんですか?」
「い、いや、その、だって、ねぇ?」
同意を求めるように周りを見る、発言をした記者。あぁ、アイツは。
(そもそもの発端となったやつ、か)
そんなことはどうだっていい。俺の言いたいことは、たった一つだ。
「別にいいじゃないですか。ちやほやされたいから走ったって。それであなた方になにか、迷惑をかけたんですか?」
「ほ、ほら。例えばシンボリルドルフは全てのウマ娘の幸福のために、と。まずはその強さを示す必要があると走っていたわけじゃないですか。それと比べるとどうしてもというか」
「比べるものじゃないでしょう。シンボリルドルフはシンボリルドルフで、ホノイカヅチはホノイカヅチです。違ったって構わないはずだ」
後ずさる記者。どうして後ずさる? 怖いとでも言いたいのか?
(ふざけるなよ。吐いた唾を、飲み込まずに吐き捨てるだと?)
そんなことは絶対に許さない。
「他の三冠ウマ娘だってそうです。ウマ娘には1人1人譲れない思いがあって、ホノイカヅチにとってはそれがちやほやされたいって思いだった。別に、悪いことじゃないでしょう」
「わ、悪くはないですけど……その、どうしても見栄え的なものが」
「見栄え、だと? 格が劣るとでも言いたいんですか?」
「い、いえ! そのような意図は決してなくっ!」
今もホノイカヅチは泣いている。涙を必死に堪えて、声を押し殺して、ずっとしゃくりあげている。
「この子は頑張ってきた。褒められたいから、ちやほやされたいから頑張ってきた」
狼狽えていようが関係ない。
「人一倍努力をして、勝つために最善の手を尽くしてきて。ずっとずっと頑張ってきたんだ」
許せるはずがない。
「それをなんだ? 不純じゃないか、他の三冠ウマ娘と比べて立派じゃない、だと?」
大事な担当ウマ娘を泣かされて、俺は!
「ホノイカヅチはお前らのおもちゃじゃないんだぞ!!」
我慢できるはずがない!
初めてかもしれない。取材で俺は、自分でも聞いたことがないような怒号をあげた。報道陣は少し後ずさるが、どうでもいい。
隣にいるホノイカヅチは驚いた顔で俺を見上げている。
(怖がらせてごめん。だけど、すぐに終わる)
彼女の頭にポンと手を置いて、不安がある必要はないと教えてあげる。そして、すぐに報道陣を睨みつける。
「立派じゃない、動機が不純。そんなものは人の勝手だ! お前らの思っていたことと違ったからといって、それがホノイカヅチを貶す理由になるのか!?」
「お、落ち着いて」
「落ち着け、だと? こっちは担当ウマ娘を泣かされてるんだぞ? 落ち着いてなんていられるか、黙ってなんていられるか!」
許さない。絶対に許さない。
「お前らはこの子の何を知っている!? この子が勝つために必死に努力して、血の滲むような努力をしていることを知っているのか!?」
「あ、そ、その」
「たとえ知っていたとしても、それがこの子の努力を否定する理由になるのか! 動機が不純だったから、他と比べて立派じゃないから……たったそれだけの理由で、この子の思いを、願いを! 否定する理由になるのか! ふざけるなよッ!!」
この子の願いや思いを否定したコイツらを、俺は絶対に許さない。
ただ、悪意だけじゃなかった。
「いやはや、ホンマにその通りですわ! ウマ娘の走る思いを否定する権利なんかどこの誰にもあらへんでホンマ!」
声を上げたのは聞き覚えのある関西弁。いつかホノイカヅチのことを取材したことがある、藤井さんだ。
彼は飄々としている。神経を逆撫でするようなものじゃない、この空気を換えるための、道化を演じているような態度。
「それに、僕はええと思いますで。やって、こないに親しみやすい三冠ウマ娘もおらへんやろ!」
「し、親しみやすい?」
「せや。シンボリルドルフもディープインパクトも、ミスターシービーやナリタブライアンもそうや。どこかとっつきにくい雰囲気っちゅーか、話しかけづらい雰囲気あるやん? こう、高嶺の花みたいな」
ビシッ、と。藤井さんはホノイカヅチを指さす。
「やけど、ホノイカヅチはどうや? 褒められたい、ちやほやされたいから走る……ええやないか! 等身大のウマ娘、って感じで! めっちゃ親しみやすいですわ!」
言葉は止まらない。ホノイカヅチを褒め続けている。
「僕らは三冠ウマ娘っちゅうんを特別扱いしとった。達成者はもれなくごっついウマ娘ばっかやったからな。それも無理ない話や。理想を求めてしまうのもしゃあない」
「それは、そうだな。やっぱ凄いし」
「けど、三冠なんてのはあくまで結果。ウマ娘には1人1人大事にしたい思いがあって、それは僕らが押し付けるもんとちゃう。あくまで尊重してあげるべきもんや!」
彼も庇ってくれているんだ。ホノイカヅチを。いや、庇うとかじゃない。彼は本心から、そう思っている。だって、ホノイカヅチの目に疑いがないから。
「ちょーっと自分の考えとったこととちゃうからなんや? 理想とちゃうかったからなんや? たったそんだけのことでいたいけな子を追い詰めるとか……恥を知れや!」
「その通りです!」
次に声を上げたのは、月刊トゥインクルの乙名史さんだ。
「記者は理想を押し付けるものではなく、真実を報道するもの。この乙名史も、改めて自戒するいい機会になりました」
興奮気味にこちらを見ている……なんで興奮しているんだろう。
「それに、御幸トレーナーの覚悟にこの乙名史感服しました! ウマ娘を庇い、世界を滅ぼす悪に立ち向かうそのお姿……! なんて気高きトレーナーなのでしょうか!」
「いや、それは言い過ぎじゃ」
「御幸トレーナーこそまさしくトレーナーの鑑! 素晴らしいトレーナーですっ!」
うん、流石に自分よりも興奮している乙名史さんを見て幾分か冷静になれた。自分より凄い人を見ると冷静になれるって本当なんだな。
藤井さんと乙名史さん2人の言葉。これによって、徐々にだけど変わり始める。
「……確かにそうだよな。前例がないからびっくりしたけど」
「褒められたいから、ちやほやされたいから頑張る。うん、悪くない! むしろ可愛らしい!」
「これ、いいんじゃないか? 最も親しみやすい三冠ウマ娘ホノイカヅチ、これで決まりだな!」
2人が声を上げてくれたおかげで、風向きが変わり始めた。悪意の波は引き、いつも通りの、勝者を讃える声が広がり始める。
このタイミングで、俺はホノイカヅチへと向き直った。今も泣いている彼女へ。
「ホノイカヅチ」
「……ぐすっ」
大丈夫、もう不安に思う必要はない。
「君の思いは立派だ。確かにみんな、ちょっと戸惑っちゃったかもしれないけど、最後には納得してくれた」
「と、とれ、とれー、なぁ」
「ホノイカヅチ」
前を見るように促して、今の状況を視界に入れる。悪意の波が引いた、今の状況を。
「たくさんの人が認めてくれている。君の思いを、願いを。確かに尊重してくれる人がいる」
「っ」
「君は、とても立派なウマ娘だ。誰もが憧れる、みんながちやほやしてくれる──三冠ウマ娘だよ」
その言葉で、ホノイカヅチの涙は。
「……うわぁぁぁん!」
決壊した。喜びか悲しみか、分からないような涙が溢れている。多分どっちもだろう。どうせなら喜びだけにしてほしかったけど、もう些細なことだ。
こんな状況で取材を続けられるはずもない。目配せをして、取材の中断をしてもらう。また後日、だな。
その後控室で、落ち着いた様子のホノイカヅチと話す。
「と、トレーナー。その、ありがとう、ございます」
「ううん、いいんだよ。俺も、我慢できなかっただけだし」
「それでも、ありがとうございます。オイラのために、声を上げてくれて」
はにかむような笑い。手をもじもじとさせている。
でも、その後。覚悟を決めたような表情をして、ホノイカヅチは宣言した。
「お、オイラ、これからも頑張って走ろうと思います。い、いろいろ言われちゃったし、わ、悪口怖いけど、オイラを応援してくれる人がいるって、分かったので」
「……うん」
「そ、それに! オイラもっと褒められたいので! ちやほやされたいので頑張ります! ふ、フヒ、フヒヒ……! い、いずれは……フヒヒ!」
うん、あはは。俺の担当ウマ娘は、いつも通りだな。
「こ、これからも、お願いします。トレーナーさん。オイラのことを」
「うん。よろしくねホノイカヅチ」
ホノイカヅチと握手を交わす。固く、約束するように。改めて、絆が深まったのかもしれない。
この後騒ぎを聞いたメイヂヒカリが報道会社に討入りしそうになったのを親戚が全力で止めた話があったそうななかったそうな。