感想で古王が古王やってないと言われたのですが、どうすれば古王らしい日常が書けるか誰か教えて………文才が欲しい………
関係はないですが、たこ焼きって美味しいですよね。
「I'm a thinker. I could break it down♪」
静かな射撃場に乾いた音と、彼女の歌声が鳴り響く。
「I'm a shooter. A drastic baby♪」
二つ目の銃声。
「Agitate and jump out. Feel it in the will♪」
三つ目の銃声。
「Can you talk about deep-sea with me♪」
最後の弾が人型ターゲットの心臓部を貫く。普通人型ターゲットを用いる射撃訓練はダブルタップ(同じ箇所に二発打ち込むこと)が基本なのだが、今回は心臓部に当てることを目標としていたので、使わなかった。
(ここに来て二ヶ月経ちますが……雑用っぷりが板についてきましたね。)
……まあな、郷に入れば郷に従わないと。
(世界に反旗を翻した虐殺者が何を言ってるんだか…………)
首輪付きの言う通りであるが、こっちの世界ではただの年端もいかない少女だ。上の命令に従うのは当たり前だろう。
(次は腹筋五十回です。)
トレーニングマシーンのある場所に移動し、腹筋を始める。額に汗が滲む。
(ーーー終了です。次はどうしますか?)
………決まってる、勿論ーーー
「ラウラ・ボーデヴィッヒ少尉。どうされましたか?」
ーーー寂しい黒兎の相手でもしてやろう。
◆ ◆ ◆
ラウラ・ボーデヴィッヒはあの新人の事が気になっていた。雑用としてのこき使われっぷりは色んな意味で目を見張るものだった。あそこまで素直にこき使われる人間はいないだろう。その上ーーー
……朝四時に起きて何をやっているんだ?点呼は六時だろうに………
今日こそはその行動を見てやろうと昨日しっかりと目覚ましをかけておいたのだ。
隣の部屋からは布の擦れるような音が聞こえる、着替えているのだろうか。暫くすると、扉が開かれカツカツと歩く音が遠ざかった。
………ラウラ・ボーデヴィッヒ、古王祈二等兵を尾行する。
こうして尾行が始まったのだがーーー
「ラウラ・ボーデヴィッヒ少尉。どうされましたか?」
バレてしまったようだ。というより、元から気づかれていたのかもしれない。それにしても、彼女の射撃能力は凄まじいものだ。歌を歌いながら心臓部に確実に弾を当てている。一発も外していないのだ。
「これ程の力があって、何故雑用で甘んじているのだ?」
すると彼女は驚いた様な顔をし、ゆっくりとその口角が上がっていく。
「ボーデヴィッヒ少尉、私は強くありません。」
その言葉の意味は全く分からなかった。普通あそこまでの能力があれば、彼女は〝強い〟という判断になるだろう。彼女は続ける。
「〝力〟と〝強さ〟は違います。〝力〟とその心ーー〝信念〟が上手く掛け合って、初めて〝強い〟という事になると思っています。力だけではただの暴力ですし、気持ちだけでは何も成し遂げられません。」
「では、お前には信念がないと?」
彼女は首を横に振る。
「いえ、私に信念はありますが、既にそれは達成されています。」
そう言って、彼女は部屋に戻ってしまい、トレーニングジムにはラウラだけが残った。
………〝信念〟か……私の信念………それは…………
拳を握り締める。
………私は……………………
◆ ◆ ◆
『ミッションを説明します。』
隊員七名が指令室に集まる。
『我が国が秘密裏に研究、開発進めている第三世代型試験機の現行データが二日後にデュノア社がデータ奪取を決行するという情報を諜報部が入手しました。』
デュノア社ーーフランス最大規模のIS開発企業で、つい最近第二世代型IS
『敵は第二世代型ISラファール・リヴァイヴ一機との情報で、こちらは陽動の可能性があります。そのため、シュヴァルツェ・ハーゼには研究所の防衛、陽動ISの撃破を依頼します。』
巨大な空間投影型ディスプレイにラファール・リヴァイヴのスペックデータと、研究所の構造が映し出される。
ラファール・リヴァイヴーー操縦しやすく汎用性が高い。それにより操縦者を選ばないことと、多様性役割切り替えを両立している。四枚の多方向加速推進翼が特徴的で、現行のISでは最強と言えるだろう。
『部隊に配備された第二世代型IS
ーー
その黒く無骨な装甲に赤と黄色のラインが所々に入っており、なんとも特徴的なデザインである。
映像が消える。それと同時にハルフォーフ少尉以外の部隊の全員が横に並ぶ。
……最強のIS一機落とすのに二機のISか………まあ、理に適ってるな……
性能差があるとはいえ、二機のISに囲まれれば落ちてしまうだろう。
「では、今回
「はい。」
ラウラが手を挙げる。他の隊員はそれを驚き半分呆れ半分の様な顔で見る。
「近頃成績も上がって来ている、良しとしよう。では、私とボーデヴィッヒ少尉で出撃する。他の者は研究所の防衛に当たれ。分かったな?」
「「「「イエスマム!!」」」」
皆が敬礼する。これも全て織斑教かーー千冬さんにしごかれたお陰だろう。
「古王祈二等兵は戦闘訓練を行っていないため、今回は休暇とする。」
「はっ!わかりました!」
役立たずは休暇を貰えるらしい、やったぜ。
(休暇ってなんかおかしいですよね。それにしても……怪しくないですか?)
言われてみればそうだ。諜報部の情報が怪しすぎる。ISで攻めるとなると、何よりも大事なISコアを抜き取られる可能性が出てくる。そんな危険を冒してまでに入手しなければならないデータとは思えない。
……騙して悪いがの可能性があるしな……明日、現場近くに待機するか……………
◆ ◆ ◆
『06から01、配置に着きました。』
『02から01、配置に着きました。』
『07から01、配置に着きました。』
『03から01、配置に着きました。』
ユイーザ、フランチィスカ、ジェシカ、ヴァネッサの四人が研究所の防衛配置に着く。
『05から01、配置に着きました。』
『01から全員へ、では、手筈通りに。幸運を。』
クラリッサは通信を切る。隣を見やると部隊最年少のラウラが緊張した面持ちで待機していた。
『ボーデヴィッヒ少尉、敵は一機。大丈夫だ、こちらに不足はない。行けるな?』
『勿論だ、隊長。この二ヶ月の訓練の成果……見せてやる。』
二人はニヤリと笑う。この士気ならラファール一機如き目じゃないだろう。
遠くから風切り音が聞こえ、ハイパーセンサーがその機影を捉える。
二人はライフルを
そして、敵ISが射程内に入ってーーー
『『行くぞ!』』
戦闘が始まった。二人はライフルを連射し、近づく敵機をけん制する。か、その球は全て躱される。相手も相当な手慣れと分かる。
『速いぞ!気をつけろ!』
クラリッサが前衛、ラウラが後衛といった形に分かれる。
手首からレーザーブレードが発せられ、敵機に斬りかかる。
「はぁぁぁっ!」
が、上手い具合に躱され、逆にその手に突然現れたショットガンで迎撃される。
「くそっ!?
相手の手にアサルトライフルが二丁現れ、クラリッサに向けて連射される。まばらに撃ち出された様に見えるそれらは、相手の移動方向を潰すように放たれている。
『ボーデヴィッヒ少尉!!』
『任せろ!』
ラウラがワイヤーガンを放ち、敵機の右腕を掴む。
「捉えた!」
そのままワイヤーを巻き戻し、レーザーブレードを構えて突撃する。
敵機はブレードを
ギシギシと相手のブレードから軋む音が聞こえ、出力で突き飛ばされる。
「がぁっ!!」
その衝撃で体勢を崩され、そこにグレネードが放たれる。ラウラは受け身すら取れず吹き飛び、地面に叩きつけられる。
「ボーデヴィッヒ少尉!!うおおぁぁ!!」
横からレーザーブレードで推進翼を切り落とす。相手がよろけるのを見逃さず、更に追撃をかける。
「はぁぁ!!」
全ての推進翼を切り落とし、その剣先を墜ちたラファールに向ける。
『05、大丈夫ですか?』
『大丈夫だ。シールドエネルギーもまだ半分以上残っている。』
ワイヤーガンで墜ちたラファール・リヴァイヴをがんじがらめにし、仲間に通信を繋ぐ。
『こちら01。そちらは『こ、こちら06!現在交戦ちゅーーうわっ!!』
『06、どうしました?ユイーザ、応答しろ!!』
通信は途絶えてしまった。
それを聞くと、突然縛られた女が笑い始める。
「何がおかしい?」
「ふふっ……貴女達、すでに囲まれているのよ?」
周りからラファール・リヴァイヴが次々と現れ、四方を固める。
「よ、四機もいるだと!?」
四機ものISを他国に送るなど正気の沙汰じゃない。紛争程度なら始められる数だ。
「チェックメイトよ、投降しなさい。」
その声はとても甘く聞こえた。
◆ ◆ ◆
ユイーザ・ブロイアーは油断していた、といえばそれまでだが、実際の所気が緩んでいたのは確かだろう。
研究所から一キロ程先でお姉様《クラリッサ少尉》とラウラ・ボーデヴィッヒ少尉が待機していると思うと、研究所が責められるとは思えなかった。しかも、ここは真っ直ぐに長い通路に防壁が配置してあり、扉は一つしかない。銃撃戦では圧倒的に有利だ。
………気を引き締めないと……もしもの事があったら困るからね……
アサルトライフルをしっかりと脇に構える。横を見ると、ヴァネッサが緊張した面持ちをしている。
「ヴェシー、大丈夫?」
ヴェシーとは、ヴァネッサの愛称だ。
「ちょっと緊張するけど、大丈夫だよ。」
これでも彼女は部隊内で一番狙撃が上手い。スナイパーなどに向いているのだろう。
「ヴェシー、そんな緊張することねーよ。大丈夫だって!」
そう言うのはジェシカ。サブマシンガンを両手で遊ばせている。
実戦だというのに緊張感がまるで感じられないのは彼女の長所でもあり、短所でもある。
「ジェシカー、これは実戦なんだよ?」
「フランは心配性だなー、そんなんだから彼氏が出来ないんだよー。」
「かかか、彼氏関係ないじゃん!」
顔を真っ赤にして答えるフランチィスカ。彼女は生まれてこの方恋人が出来たことがないのだ。
「静かに!」
ツカツカと歩くような音が聞こえ、場の雰囲気が変わる。全員がいつでも撃てるようにセーフティーを解除し、扉に向けて構えている。
段々その音が大きくなり、扉が開かれてーーー
「ーー誰もいない?」
ーーそこには誰も居なかった様に見えた。が、その〝瞳〟は敵影を捉える。
「
ーーー
「光学迷彩か!!」
ジェシカはサブマシンガンを連射し、床に血だまりを作る。それを見たフランチィスカが顔を曇らせる。
彼女はあまり実戦経験がない。血を見るのが得意ではないのだ。
見計らったように、扉からグレネードランチャーを抱えた男が姿を現す。
「グレネードだと!?ヴェシー!!」
「はいよー!」
ヴェシーが男を一撃で仕留め、再び防壁に隠れる。
するとそこに通信が入り、同時に盾を持った男が数人進入してくる。
『こちら01。そちらは『こ、こちら06!現在交戦ちゅーーうわっ!!』
手榴弾が投げ込まれ、IS用通算機器が壊れる。
「フラァァァァン!!!!」
「は、はい!」
ビクッとした後に直ぐにグレネードを構え、男共にむけて放つ。大きな爆発音と共に敵は吹き飛び、通路は火の海になる。
「ちっ、マズイなこれ。どうすーー!!!」
突然研究所が大きく揺れ、轟音と共に通路に大きな穴が開く。
「地下なのに!?なんで!?」
「……私達の仲間をよくも殺してくれたわね。」
そこから現れたのはラファール・リヴァイヴ。彼女達にとっては最悪の敵であった。
「な……なんで!?お姉様は!?」
「ーーーふん、死んでもらうわ。」
彼女の口角と共にブレードが上がり、そしてーーー
「死ぬのはお前だ、テロリストが。」
ーー突如現れた青い軌跡が彼女の手首から上を奪った。
銃撃戦ってどうやって書けばいいんですかね?
感想とか書いてくれるとうれしいです!
↓
感想とか書いて欲しいです!
↓
感想ェ…………
青い軌跡ーーーつまりドミナントソード。あとはわかry