僕はガラテアというキャラを使ってますが勝てません泣
その男、いや、老人は狂気に満ちていた
最初からそうだったわけではない。妻もいて普通に暮らしていた。
だが、友人に投資話を持ちかけられ巨額の借金を抱えた所から彼の人生は狂い始めた。
妻と友人に全財産を奪われ、借金だけが手元に残る悲惨な状況に追い込まれたことで狂気に囚われていくことになった
その後の彼を語るのはここでは止めておこう、気になる方はゲームの方を見に行ってきてくれ
そんな彼が死んだ。
死因は不明、寿命かもしれないし怪しい実験でもして失敗したのかもしれない。
とにかく彼が死んだ
だが、彼は2度目の生を手に入れた。
そこに生きる意味等ありもしないのに。
復讐したい人間もこの世界にはおらず、文明レベルも中世的なこの世界で彼の好きな機械いじりをする気力も特に存在しない。
あるのはただただ退屈な毎日を過ごすだけ
前世と同じバルクという名前で貴族として転生を果たした。
そんなバルクが八歳になった頃、父親から「お前に婚約者をつけてやった」と言われた。
何を勝手なことを、と思ったが父と相手方の父親の仲が良くその娘が大人しい性格ということもあり友達があまりいないらしい。
そこで儂にも友人と呼べる人がいないということもあり、婚約者というよりかは他人と関わらせる目的で今回の事となったらしい。
なら婚約じゃなくてもいいだろと思いたいが、父親同士が酒の席で話していたということもあり色々と話が飛躍しすぎてしまったらしい。
まあ、形だけのものであって本当に結婚する必要もないのだから儂としては別に嫌だと言うほどではない。
よく知りもしない男とまだ子供なのに婚約させられるとは可哀想に。
子供といえばあやつらはまだ生きておるだろうか。
前世の頃、世話を焼かされていた頃は鬱陶しいと思っていた二人の子供のことを考える。
あの、騒がしくも暖かかった日々を…
「は、初めまして、レア・フロイルです」
父親から婚約者の件を聞かされた3日後、我が家に婚約相手でもあるフロイル家の娘がやって来た。
レア嬢は黒髪で顔を前髪で少し隠したような風貌ではあるがチラリと覗く顔の造形は端正な者があり、今は幼い少女だが将来は美人になるのだろうことが伺える。
ただ、今は声も弱々しくとても緊張しているようだ。
ただでさえ友人も殆どいないのに婚約者に対して緊張するなと言う方が難しいだろうが。
「初めましてレア嬢、ラパドゥーラ家が長男のバルクと申す。今回の件では儂の父が勝手に決めてしまい申し訳ない」
前世の口調が抜けきらないままではあるが目の前の少女に詫びを入れる。
「儂の婚約者にされて不憫に思うがこの婚約は適当な所で解消してもらって構わない。
儂としてもレア嬢とは良き友人としてありたいと考えておるから安心してもらっていい。」
儂の説明に対して友人と言った時に彼女が少し反応したのが分かった
「悪いのは父ですから、バルク様が謝ることではありません。私も友達は少ないのでそう言っていただけると嬉しいです」
緊張のせいか最後の方は声が萎みながらではあるが、ひとまず第一印象としては彼女のお眼鏡に叶ったようでなによりである。
前世の口調で話す儂の言葉にも特に突っ込んでこないのでありがたい。
他の貴族だと引っかかるやつも多いから直すべきなのであろうが、楽だから使ってしまう。
その後は軽く話をしてレアは帰っていった。
レアは喋る相手があまりいなかっただけで意外とお喋りさんであった。
儂は基本的に子供の話し相手として聞き役に徹していたが中々に楽しい時間であった。
バルクにとって子供の相手をしていたその時間は前世のことも、退屈な日常すらも忘れていた。
初めてレアとあったあの日から八年、儂とレアは国が運営する貴族達が通う学園に入学することになった。
あの日から色々なことがあった。
レアが拐われたり、フロイル家の騒動に儂が巻き込まれたりとここでは語りきれんほどのことが。
今だにレアとの婚約関係は続いている。
学園を卒業する頃には本格的に結婚も考えなくてはいけないのだから
「儂と婚約したままだと新しい人を探せなくなるぞ」と、それとなく言ってみたら「私は絶対に婚約解消なんてしませんからね」と返ってきた。
レアはあの頃の前髪で顔を隠してい時と大きく変わり、前髪は真ん中で分けることにより元の綺麗な顔がよく見えるようになっていた。
それによりレアに興味をもった男達も、儂がいることで一歩を踏み出せていないというのにこの子は儂と離れたくないと言いだしたりもした。
何がそこまで惹かれているのかはよく分からんが、レアの気持ちはいくら鈍い儂でも気づいてしまった。
だからといって何かをするつもりはない。学園にいけば他に良い男を見つける可能性もあるので今は何も気づいてないフリをしている。
卒業時にもレアの気持ちが変わっていなければ責任をとるしかないのだが。
「今日からここが儂らの通う学園か」
「そうね、これからの三年間が楽しみだわ」
「レアの好みのイケメンもいるかもしれんぞ?」
そう言われたレアは呆れた顔をして少し溜息を吐いてから儂の目を捉えて、
「前にも言ったけど貴方以外の人なんて興味ないわ。それより他の女の子に目移りなんてしたら許さないんだからね」
そう言った彼女の顔はあの日少女だった時と違い、妖艶な雰囲気を醸し出していた
補足1 バルク 機械いじりが得意、転生先でもボンボン(第5人格の方でてくる)というキャラを作らせて欲しい
補足2 レアと出会ってから学園入学までの話は特に指定ないです。レアがバルクに対して明確に好きになるようなエピソードがあれば大丈夫です
補足3 バルクは原作みたいに学園を改造とかしてほしい(学園にテロリストが来るも仕掛けで撃退的な)
補足4 レアと出会ってバルクも救われる。元々好きだった機械関連や子供に対して優しく等明るい人間として描いてほしい
補足5 バルクの原作要素はそこまで拾わなくてもいいので基本話の展開とかはなんでも大丈夫です
これを機に、貴方も第5人格始めましょう