カードショップの店員は、主人公だが主人公じゃない 作:SoDate
「「レディ────ファイト」」
その掛け声と共に二人のファイトが始まる、先手を取ったのは長塚さんだ
「私のターン、ドロー。手札を1枚エナジーゾーンに置いてメインフェイズ」
〘蒔〙エナジー:0 ⇒ 1
「エナジーを支払って、手札からスペル【クイックエクスチェンジ】を使用」
==
◇【クイックエクスチェンジ】コスト:1
《効果》手札を1枚デッキデッキの一番下へ置く。その後、1枚ドローする
==
「ターンエンド」
〘蒔〙手札:4枚 エナジー:1
場 なし
↼TURN CHANGE⇁
「アタシのターン、ドロー。手札を1枚エナジーにチャージしてメインフェイズ」
〘十〙エナジー:0 ⇒ 1
「エナジーを1つ消費して、スペル【エネルギーブースト】を使用」
==
◇【エネルギーブースト】コスト:1
《効果》デッキの上から1枚をエナジーゾーンに置く
==
「デッキの上から1枚をチャージして、ターンエンド」
〘十〙手札:4枚 エナジー:2
場 なし
↼TURN CHANGE⇁
お互い1ターン目の滑り出しは順調みたいだ。長塚さんは手札を交換してこれからのターンに備え、相笠さんはエナジーを溜めて動くための準備をした
「私のターン、ドロー。手札を1枚エナジーゾーンに置いてメインフェイズ」
〘蒔〙エナジー:1 ⇒ 2
「メインフェイズ。エナジーを2つ支払い【施しの天使 ファルテ】を場に登場」
==
◆【施しの天使 ファルテ】コスト:1 種族:エンジェル
パワー:1000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から2枚を確認する。その後1枚を手札に加え、1枚をエナジーゾーンへ置く
==
〘蒔〙エナジー:2 ⇒ 3
【施しの天使 ファルテ】、低コストで場に登場し〘登場時〙の効果で手札の補充とエナジーの増加を同時に行う強力なカード。似たような効果を持つカードは他の色にも存在するがその中でもあのカードは頭一つ抜けて強力だ
「1枚を手札に、もう1枚をエナジーゾーンへ置きターンエンド」
〘蒔〙手札:4枚 エナジー:3
場 【ファルテ】
↼TURN CHANGE⇁
「アタシのターン、ドロー。手札を1枚エナジーにチャージしてメインフェイズ」
〘十〙エナジー:2 ⇒ 3
「エナジーを2つ消費して、【炎獣 ウルフレア】を場に登場」
==
◆【炎獣 ウルフレア】コスト:2 種族:ビースト
パワー:1000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から1枚を確認し、手札に加えるかエナジーゾーンに置く
==
「デッキの上1枚を確認して、エナジーチャージ」
〘十〙エナジー:3 ⇒ 4
「更にエナジーを2つ消費して【アシガリュウ】を場に登場」
==
◆【アシガリュウ】コスト:2 種族:刃竜/リザード
パワー:1000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から3枚を確認し、その中からコスト3以下の「刃竜」ユニット1枚を手札に加え、残りを墓地へ置く
==
「【アシガリュウ】の効果でデッキの上から3枚を公開……コスト3以下の「刃竜」ユニットはなかったので全て墓地へ」
【アシガリュウ】の効果で公開されたカードはコスト4の【ククリザード】にコスト6の【細刃竜 スティドラング】、そしてスペル【刃竜精錬】の3枚。コストの比重がどうなってるのかはわからないがコストのバランスを良くデッキ組んできたなら少し運がなかったのかも知れない
「ターンエンド」
〘十〙手札:2枚 エナジー:4
場 【ウルフレア】【アシガリュウ】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターン、ドロー。手札を1枚エナジーゾーンへ」
〘蒔〙エナジー:3 ⇒ 4
「メインフェイズ。エナジーを2つ支払い【養心の祓魔師 シュライン】を場に登場」
==
◆【養心の祓魔師 シュライン】コスト:2 種族:祓魔師/ヒューマン
パワー:3000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から3枚を確認する。その後1枚をエナジーゾーンに置き、2枚を望む順番でデッキの下に戻す
==
「デッキの上から3枚を確認。【転盟の騎士 ヴァイスロット】をエナジーゾーンに置いて、残りの2枚をデッキの下へ」
〘蒔〙エナジー:4 ⇒ 5
「更にエナジーを3つ支払って【
==
◆【弓射の祓魔師 ファリ】コスト:3 種族:祓魔師/ヒューマン
パワー:3000 ダメージ:1
《能力》
〘防御〙
〘登場時〙相手の場に存在するユニットを1体選び、破壊する
==
「私は【弓射の祓魔師 ファリ】の効果で十茉梨の場にある【アシガリュウ】を指定し、破壊する」
カードの効果で指定された【アシガリュウ】を相笠さんは場から墓地へと移動する……長塚さんは前のターンに場に出した【施しの天使 ファルテ】は攻撃することが出来る、けど
「ターンエンド」
彼女は攻撃をせずに相笠さんへとターンを渡した、自分の場を整えたいって言うのと相手のライフを削るって事はその分次のターンに相手が使えるエナジーを増やすって事でもある。相笠さんのエナジーは現在4、ここでライフを削った場合次に彼女が1枚チャージして合計で6、大型のユニットの登場圏内だ
〘蒔〙手札:2枚 エナジー:5
場 【ファルテ】【シュライン】【ファリ】
↼TURN CHANGE⇁
「アタシのターン、ドロー」
デッキからカードを引いた相笠さんの表情がわずかに変化する
「手札を1枚エナジーにチャージし、メインフェイズ」
〘十〙エナジー:4 ⇒ 5
「エナジーを5つ消費して、【
==
◆【閃迅竜 ブライドラゴン】コスト:5 種族:刃竜/ファイアドラゴン
パワー:6000 ダメージ:1
《能力》
〘速攻〙
〘登場時〙デッキの上から5枚を公開し、コスト6以上の「刃竜」ユニットを1枚手札に加える。公開したカードはデッキの一番下へ置く
〘攻撃時〙手札のコスト6のユニットを公開し、コストを支払わず場に登場させても良い。そうして登場したユニットはそのターン終了時にデッキの一番下へ置く
==
あの時はデフォルメされてたけど間違いない、彼女が出したあのカードはあの時出会ったユニットに違いない
「【ブライドラゴン】の登場時効果でデッキの上から5枚を公開……【
【ザンテツドラゴン】を手札に加えた相笠さんは残りのカードをデッキの下へ戻すと少し思考をした後、次のフェイズを宣言する
「アタックフェイズ。【ウルフレア】で攻撃」
「防御はしないよ」
〘蒔〙ライフ:10 ⇒ 9
〘蒔〙エナジー:5 ⇒ 6
「続けて【アシガリュウ】でアタック」
「今回も防御はしない」
〘蒔〙ライフ:9 ⇒ 8
〘蒔〙エナジー:6 ⇒ 7
「【ブライドラゴン】でアタック。〘攻撃時〙効果を使用、手札に加えた【武焼竜 ザンテツドラゴン】を公開し、コストを支払わず場に登場」
==
◆【武焼竜 ザンテツドラゴン】コスト:6 種族:刃竜/アイアンドラゴン
パワー:7000 ダメージ:1
《能力》
〘速攻〙
〘攻撃時〙相手のユニットを1体選び、このユニットとバトルをさせる
==
「……防御はしないよ」
〘蒔〙ライフ:8 ⇒ 7
〘蒔〙エナジー:7 ⇒ 8
「【ザンテツドラゴン】で攻撃。〘攻撃時〙効果で【弓射の祓魔師 ファリ】を選択し強制バトル」
「攻撃に対してコストを3つ支払ってスペル【ガーディアンフラッシュ】を使用」
==
◆【ガーディアンフラッシュ】コスト:3
《効果》自分の場に存在するユニットを1体デッキの一番下へ置く。その後、自身の受けるダメージを-1する
==
「【弓射の祓魔師 ファリ】をデッキの一番下へ置いて、私の受けるダメージを-1」
自分のユニットを1体デッキの一番下に置く代わりに受けるダメージを-1するカード。アタックフェイズ中に使用されたスペルの効果処理は戦闘処理が行われる前に効果が適応される。つまりユニットの効果処理よりもスペルの効果処理が優先されるという訳だ
アタック宣言
↓
〘攻撃時〙効果の宣言と対象の選択
↓
スペルの使用宣言
↓
スペル効果の適応
↓
〘攻撃時〙効果の適応
↓
ダメージ・破壊処理
流れにするとこんな感じになる
長塚さんの使った【ガーディアンフラッシュ】は〘防御〙を持たないユニットをデッキの下に戻してダメージを軽減すると言った使い方が多いが今回は【ザンテツドラゴン】の効果で2ダメージ受ける所をダメージなしになったから最善手だった
「やっぱり防御札を持ってたか」
「うん、十茉梨ちゃんもわかってて攻撃してきたんでしょ?」
「まぁね、アタシはこれでターンエンド。エンド時に【ブライドラゴン】の効果で場に出た【ザンテツドラゴン】をデッキの一番下ヘ」
〘十〙手札:1枚 エナジー:5
場 【ウルフレア】【アシガリュウ】【ブライドラゴン】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターン、ドロー」
手札に目線を向けた長塚さんは少し思考した後、相笠さんへと視線を向けた
「エナジーフェイズはスキップして、メインフェイズ」
長塚さんの使えるエナジーは合計で8、今の手札は2枚。彼女の切り札である【星を唄う聖女 シャルロッタ】をフルパワーで運用するには3枚のスペルをカードの下に置く必要があるが……今の彼女はあまり墓地にスペルを置けていないし正直手札も乏しい
「コストを4つ支払って【
==
◆【攪乱の祓魔師 ディンベルト】コスト:4 種族:祓魔師/ヒューマン
パワー:5000 ダメージ:1
《能力》
〘攻撃時〙デッキから1枚ドローする。その後、自身はデッキをシャッフルする
==
「更にコストを1つ支払ってスペル【クイックエクスチェンジ】を使用。手札を1枚デッキの一番下へ置いて1枚ドロー」
残り1枚のデッキを下へ置いて新たにカードを1枚引く
「コストを3つ消費して【循環の祓魔師 サクル】を場に登場」
==
◆【循環の祓魔師 サクル】コスト:3 種族:祓魔師/ヒューマン
パワー:2000 ダメージ:1
《能力》
〘防御〙
〘登場時〙自身のエナジーゾーンに存在するカードを全て墓地へ置き、その後墓地へ置いたカードと同じ枚数だけデッキからエナジーゾーンへ置く
==
長塚さんが【クイックエクスチェンジ】で引き寄せたカードを使って一気に山札を掘りながら墓地を肥やした、毎度思うがこの店でファイトしてる人たちは誰も彼も引きが強いな
「アタックフェイズ。【ファルテ】で攻撃」
「防御はしないわ」
〘十〙ライフ:10 ⇒ 9
〘十〙エナジー:5 ⇒ 6
「ターンエンドです」
〘蒔〙手札:0枚 エナジー:8
場 【ファルテ】【シュライン】【ディンベルト】【サクル】
↼TURN CHANGE⇁
「アタシのターン、ドロー。エナジーフェイズをスキップしてメインフェイズ」
お互いに手札が少ない状況の中で相笠さんもエナジーフェイズを飛ばしてメインフェイズに入る。ここからはお互いの盤面に大型のユニットが登場する可能性も考慮した動き方をしていくと思う
「エナジーを2つ消費してもう一体の【アシガリュウ】を場に登場。〘登場時〙効果を使用してデッキの上3枚を確認……コスト2の【リザーダガー】を手札に」
盤面のユニットを増やしながら手札を1枚増強。【アシガリュウ】の効果で手札を増やせるか否かはだいぶ博打だったみたいだけどどうやらその博打に勝ったらしい
「アタックフェイズ。一体目の【アシガリュウ】でアタック」
「【サクル】で防御」
「【ブライドラゴン】でアタック」
「防御はしないよ」
〘蒔〙ライフ:7 ⇒ 6
〘蒔〙エナジー:8 ⇒ 9
「ターンエンド」
〘十〙手札:2枚 エナジー:6
場 【ウルフレア】【アシガリュウ】【ブライドラゴン】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターン、ドロー。エナジーのチャージはしないよ」
「メインフェイズ。エナジーを5つレストに────彼の者達は祈り、少女は一人星を唄う。【星を唄う聖女 シャルロッタ】を場に登場!」
==
◆【星を
パワー:6000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙自身の手札・墓地に存在するスペルカードを3枚まで選び、このカードの下に置く
〘攻撃時〙このカードの下にあるスペルカードを1枚除外し、その効果を使用する
==
「【星を唄う聖女 シャルロッタ】の〘登場時〙効果を使い墓地の【清廉なる裁き】と【アクセルスイッチ】、【再起する光翼】を下へ」
「万全の体勢って訳か」
「うん……行くよ」
長塚さんの雰囲気が再び変わる。彼女の場にいるユニットは合計で5体。けど【シャルロッタ】は〘速攻〙を持っていないからすぐに攻撃をすることは出来ないが……いよいよ攻め始めるみたいだな
「アタックフェイズ。【ファルテ】でアタック」
「防御はしない」
〘十〙ライフ:9 ⇒ 8
〘十〙エナジー:6 ⇒ 7
「【シュライン】でアタック」
「同じく防御はしない」
〘十〙ライフ:8 ⇒ 7
〘十〙エナジー:7 ⇒ 8
「【ディンベルト】でアタック」
「防御はしない」
「〘攻撃時〙効果で1枚ドローし、その後デッキをシャッフル」
〘十〙ライフ:7 ⇒ 6
〘十〙エナジー:8 ⇒ 9
「【サクル】でアタック」
「エナジー4つを消費しスペル【フレイムレイン】の使用宣言」
==
◆【フレイムレイン】コスト:4
《効果》相手ユニットのパワーの合計が8000以下になるよう選び、破壊する
==
「私もスペルの使用を宣言。エナジーを2つ消費して【アクセルスイッチ】を使うよ」
==
◇【アクセルスイッチ】コスト:3
《効果》自身の場のユニットを1体を選び〘速攻〙を与える
==
「効果で指定するのは【シャルロッタ】……どうする? 十茉梨ちゃん」
「……アタシが指定するのは【ファルテ】【シュライン】【サクル】の3体よ」
〘十〙ライフ:6 ⇒ 5
〘十〙エナジー:9 ⇒ 10
「【シャルロッタ】は選ばなかったか」
「えぇ、ここで破壊してもリカバリーされる方が高いからね」
「〘速攻〙を付与した【シャルロッタ】で攻撃をするときに私が【清廉なる裁き】を使って十茉梨ちゃんのユニットを全部破壊するかも知れないよ?」
「確かにそうかも知れないけど……そうなってもライフは残るし、ライフが残るなら勝てる可能性はゼロじゃないしね」
「ふふっ、そうだね────それじゃあ、行くよ。【シャルロッタ】で攻撃」
「防御はしない」
「【シャルロッタ】の〘攻撃時〙効果を使用。このカードの下にあるスペル【再起する光翼】を除外し効果を使用」
==
◆【再起する光翼】コスト:6
《効果》自身の墓地にあるコスト6以下のユニットを1体選び、場に登場させる
==
「墓地に存在する【転盟の騎士 ヴァイスロット】を選択して、場に登場」
==
◆【
パワー:8000 ダメージ:2
《能力》
〘速攻〙
〘攻撃時〙相手のユニットを1体選ぶ。そのユニットをレスト状態にし、次のスタンドフェイズでそのユニットはアクティブ状態にはならない
==
〘十〙ライフ:5 ⇒ 4
〘十〙エナジー:10 ⇒ 11
「【転盟の騎士 ヴァイスロット】は〘速攻〙を持ってるから、そのままアタック」
「防御はしない」
「【ヴァイスロット】の〘攻撃時〙効果で十茉梨ちゃんの【ブライドラゴン】をレスト状態に」
〘十〙ライフ:4 ⇒ 2
〘十〙エナジー:11 ⇒ 13
「ターンエンドだよ」
〘蒔〙手札:0枚 エナジー:8
場 【ディンベルト】【シャルロッタ】【ヴァイスロット】
↼TURN CHANGE⇁
「アタシのターン、ドロー」
相笠さんの残りライフは2、手札は2枚。そのうち1枚はさっき手札に加えていた【リザーダガー】で確定してる。【ブライドラゴン】はレスト状態だから〘速攻〙持ちのリザーダガーを場に登場させたとしても与えられる最大ダメージは3……逆転できるか否かは彼女の引いた1枚にかかってる訳だけど、どうだ
「エナジーフェイズをスキップしてメインフェイズ。エナジーを2つ消費して【リザーダガー】を場に登場」
==
◆【リザーダガー】コスト:2 種族:刃竜/アイアンドラゴン
パワー:1000 ダメージ:1
《能力》
〘速攻〙
==
彼女が場に登場させたのは前のターンに手札に加えていたカード。長塚さんの手札は0で〘防御〙を持っているユニットも居ないから与えられるダメージは3
「蒔苗、どうやら勝負の神様はまだアタシを見捨ててなかったみたい────エナジーを5つ消費してスペル【チャンスアップドロー】を使用!」
==
◇【チャンスアップドロー】コスト:5
《効果》デッキの上から3枚を公開し、公開したカードのコストが全て同じなら。それら全てを手札に加える。手札に加えなかった場合、その全てをデッキの一番下へ戻す
==
「チャンスアップドロー……凄いカード入れてるね」
「念のため1枚だけ採用してたけど……まさか本当に使う事になるとは思わなかったわ」
そう言いながら覚悟の決まった表情をしている相笠さんはデッキに手を置いた
「1枚目、オープン」
コスト6、ユニット【武刃竜 ハバキリドラゴン】
「2枚目、オープン」
コスト6、ユニット【武焼竜 ザンテツドラゴン】
ここまで公開したカードのコストは両方とも6、あと1枚同じコストのカードが公開されればその全てを手札に加える事が出来る。少しの沈黙の後────彼女は最後のカードをめくった
「3枚目────ッ! コスト6、スペル【
【チャンスアップドロー】を成功させた相笠さんの手札は一気に3枚まで増強、そして彼女の手札にはあのスペルが加わった
「アタックフェイズ! 【リザーダガー】でアタック! そしてここでスペルの使用宣言! エナジーを6つ消費して【武勝煉陣】を発動!」
==
◆【
《効果》手札に存在する「刃竜」ユニット1枚を墓地へ置き。その後、自身の場のユニットを1体選び、墓地へ送った「刃竜」ユニットのパワーとダメージの値を加算する。選んだユニットがレスト状態だった場合、そのユニットをアクティブ状態にする
==
「アタシは手札の【ザンテツドラゴン】を墓地へ置く。その後レスト状態の【閃迅竜 ブライドラゴン】を選び【ザンテツドラゴン】のパワーとダメージを加算、そしてこのユニットをスタンド状態にする!」
「防御はないよ」
〘蒔〙ライフ:6 ⇒ 5
〘蒔〙エナジー:9 ⇒ 10
「続いて【アシガリュウ】【ウルフレア】の2体でアタック!」
「同じく防御はないよ」
〘蒔〙ライフ:5 ⇒ 3
〘蒔〙エナジー:10 ⇒ 12
「【閃迅竜 ブライドラゴン】でアタック! 〘攻撃時〙効果で手札の【武刃竜 ハバキリドラゴン】を公開しノーコストで場に登場!」
==
◆【武刃竜 ハバキリドラゴン】コスト:6 種族:刃竜/アイアンドラゴン
パワー:8000 ダメージ:1
《能力》
〘速攻〙
〘登場時〙自分の場のユニット1体を選び、そのユニットのパワーを+2000、ダメージを+1する
〘攻撃時〙自分の場に存在するレスト状態の「刃竜」ユニット1体を1体選び、アクティブ状態にする。この効果でアクティブ状態になったユニットはターン終了時にレスト状態へ戻り、次の1回アクティブ状態にならない
==
「【武刃竜 ハバキリドラゴン】の〘登場時〙効果で【ブライドラゴン】のパワーを+2000、ダメージを+1する!」
「……防御は、ないよっ!」
〘蒔〙ライフ:3 ⇒ 0
【武勝煉陣】の効果によってパワーとダメージが加算された【ブライドラゴン】に【ハバキリドラゴン】がダメージを更に+1したことで合計ダメージが3。長塚さんの残りライフを一気に削り切りこのファイトは相笠さんの勝利となった
お互いに手札もライフもギリギリ、最後は相笠さんに勝利の女神がほほ笑み勝利と言う感じだったが……それも彼女が【フレイムレイン】で〘防御〙効果を持っているユニットを破壊し、次に賭けたからこそ掴んだもの────デッキの最終調整であることを忘れるくらい、いいファイトだった
※※※※※
「二人ともお疲れ様、良いファイトだったね」
ファイトテーブルに広がっていたカードを片付け終えた二人に、自販機で買ってきたペットボトル飲料を差し出しつつ労いの言葉をかける
「ありがと、久導君……まぁ最後はほぼ運だったけどね」
「で、でもすごかったよ。【チャンスアップドロー】を成功させたとき、わたしの方が喜びそうになっちゃったもん」
「対戦相手の成功を喜んでどうするのよ……」
「そう言えば二人とも、テキスト更新後の初ファイトはどんな感じだった?」
「あー、まぁそうね。前より少しだけ感覚が掴みやすくなったかも」
「わ、わたしも……そんな感じ……」
「というと?」
「今までは”名称”でカードを探してたけど、コストと種族指定になってたから目当てのカードが手元に来やすくなった……みたいな?」
「わ、わたしも、見ててそんな感じした……それに、種族指定になったって事は、いままで一つのユニットしか探せなかったカード達も探せるカードの幅が広がって、色々使えるかもって思った、かな」
成る程、二人の感想を聞く限り今回のテキスト修正は成功だった……らしい。まぁ俺はまだファイトをしてないわけだし、詳しい事は今は何も言えないけど
「そうだ、久導君。あなたも一戦付き合ってくれない? まだこのデッキを試してみたいから」
「そ、それならわたしも! カードは色々持ってるから……デッキを見直して色々試してみたい……ですっ!」
「……よしっ! それなら俺も気が済むまで付き合うよ!」
それから日が暮れるまで、ファイトスペースの一角を借りて三人で気が済むまでファイトとデッキの調整を行った。途中で学校が終わった春野さん達に普段はあまり顔を出さない店周辺の子供たち、そして常連さんも合流してちょっとした大会みたいになっていたけど、今振り返ってみると凄い充実した1日になった