カードショップの店員は、主人公だが主人公じゃない 作:どこかのSさん
やはりファイト描写は難しい
それとキャラのデータを投稿するかのアンケートを載せるので、回答してもらえると幸いです
学校へ向かい、授業を受け、お昼を食べ、授業を受け、バイトに向かう。そんな平日のルーティーンから解放されるのが休日と祝日、その中でも今日はバイトも入れてないから一日をフルで自分の好きなように使用できる……と言っても、基本的に何をするかは決まっている
「ねぇ、久導くんさ……友達いないの?」
「お客さん相手にその質問はどうかと思いますよ、店長」
「久導くんは店員さんだからいいんですー」
「そうですか……後、友達ならいますよ。クラスの程よい距離感の奴らと中学からの腐れ縁が二人」
「後者はともかく、前者は友達というかクラスメイトじゃないかな……」
「だとしても二人はいますからね」
最も、二人とも率先して遊びに誘ってくるような奴らじゃない……というか、片方は誘って来たら天変地異が起こるレベルだし、俺もバイトがあるから予定合わない事の方が多い
「なんというか、久導くんは広い交友関係を作らないよねぇ」
「広く浅くって苦手なんですよ……にしても」
相変わらず店の中は閑散としている
「にしても、少し前まではもうちょっとお客さんいた筈なんですけどねぇ」
「仕方ないよ。ウチよりアクセスの良い駅前に大きいカードショップが出来ちゃったから」
店長の言う通り、俺がバイトを始めて少し大体一か月くらい経った頃だろうか、その頃はこの店に通っている客も今より多かった……だが、駅前に新しいカードショップが出来てからは多少あった活気もすっかり消えて今の静かな店の状況になった
俺の何とも言えない表情に気付いたらしい店長は、あっけらかんとした表情を見せる
「まぁ、なるようにしかならないから……私たちは成り行きを見守ろうよ」
「……ですね」
納得は行かないが、店長の言う通りでもある。ウチに通っていたお客さんたちがここじゃなくて駅前の店を選んだのも……結局のところそっちの方がいいと思ったからだろう
「それよりも久導くん、今日はお客さんで来てくれたんだからぁ、勿論何か買って行ってくれるよね?」
「俺は店員さんじゃなかったんですか?」
「それはそれ、これはこれだよ」
まぁ、ここに来たってのは勿論買い物をするためだから良いんだけど
「それじゃ、緑の構築済みとブースターの4弾を5つ、それとシングルを何枚かお願いします」
「毎度ぉ。それにしてもまた緑デッキ?」
「えぇ、緑デッキが使ってて一番馴染みますから」
「でも一応全部使えるんだよね?」
「まぁ、そうしないといけない理由があるんで」
これに関しては完全にこっちの事情だし、そのデッキも一人回しをしてれば身体が忘れないから問題ない……それに、日常的に使ってるデッキももう少し完成度あげられるし、それとは別にもう一つくらいデッキを用意しておきたい
「それじゃ、ファイトスペース借りますね」
「はいはーい」
それからしばらくの間、ファイトスペースでデッキを調整していると店の自動ドアが開く
「こんにちはー!」
「こ、こんにちは」
そんな挨拶と共に店の中に入って来たのは春野さん、城咲さん、それに少し前から加わった空閑さんの三人。レジ番の店長に挨拶をした三人はいつもの席に座る……前にデッキを弄ってた俺に気付く
「久導さんだ!」
「今日は店員さんじゃ……ないんですね」
「流石に毎日店員やってる訳じゃないよ、今日のバイトは休み」
「そ、そうなんですね」
「うん」
二人とそんな話をしていると、一緒に居た空閑さんがテーブルに広げていたデッキを興味深そうに見ていた
「これ、貴方のデッキですか?」
「そうだよ、今は少しだけ手直しをしてたところ」
「成る程……
「わかるの?」
「はい、一度だけ対戦したことがあるので」
「疾駆獣?」
「緑のカードたちの中のテーマの一つよ。疾駆獣──ユニットたちの住む異世界にある国家の一つ、大森林アルボルに住み、縦横無尽に国を駆けるユニットたちで構成された組織で、アルボルにおいて自警団のような役割を担っているわ」
「ほへー。空閑さん、詳しいんだね」
「そ、そうでもないわよ……」
いや、そこまで知ってるんなら十分詳しいと思うんだが……まぁそれは言わない方が良いか
「そうだ久導さん! ファイトしてください!」
「おっ、いいよ。今日はバイトの予定も入ってないし、改良したデッキの回しも────」
したいし、と続けようとしたタイミングで再び店のドアが開く……今日は珍しく繁盛してきてるな
「いらっしゃーい、今日はお客さんいっぱいだねぇ」
そうして入ってきたのはおどおどした感じの女性……てかこのカードショップ女性のお客さん率高すぎるだろ。今の所俺以外全員女性じゃん
例の新しいお客さんはきょろきょろと店の中を見回し、俺を見つけるとててててと俺の場所までやってきた……何故
「あ、あの、久導くん!」
「は、はい」
「この前は、カードを拾っていただきありがとうございました!」
「……ん?」
この前、カードを……あぁ、思い出した。あの時ぶつかった子か、でもそれはそれとして拾った時にもあの子からお礼は言われていた筈
「えっと、お礼ならあの時にも言ってくれてたよね?」
「は、はい……でもあの時よりしっかり感謝をしたかったので」
「そ、それはまた律儀と言うかなんというか……でも、よくこの店がわかったね」
「えっと、カードを拾ってもらった時に少し反応しているように見えたので……学校の近くのカードショップを全部回っていないか探してたんです」
行動力があり過ぎじゃないかこの子
「ま、まぁとりあえず感謝の言葉は受け取ったよ。どういたしまして」
俺がそう言うと少しだけ緊張していた様子からほっとした姿を見せる
「そう言えば、自己紹介がまだだったな……俺は久導 灼。よろしく」
「
自己紹介をして改めて彼女────長塚さんの名前を知った所で折角だしファイトの提案でもしてみるか
「長塚さん、わざわざ探しに来てもらったわけだし……せっかくだし一戦くらいファイトしていかない?」
「えっ、でも……ご迷惑じゃ……」
「迷惑なんかじゃないよ、ここはカードショップで、ファイターが居て、ファイトスペースがある……なら、迷惑なんてことはない。でしょ? 店長」
「もちろん、いいこと言うねぇ久導くん」
店長がそう言うと彼女は未だおどおどとした様子である事には変わらないがおずおずとカバンからデッキを取り出す
「そ、それじゃあ……よろしくお願いします……」
「よしっ、それじゃあ始めるか……と言いたいことだけど。春野さん、どうせなら君が最初にファイトしてみる?」
「へっ? あたしですか?」
「あぁ、キミはソウルリンク始めてすぐだし。ファイトしたいでしょ?」
「……はい!」
「長塚さんも、いい?」
「は、はい。大丈夫です」
テーブルの上に広げていたデッキを纏め、シャッフルをして整えてから席を立ちあがると、春野さんと長塚さんの二人はファイトスペースに移動を始める。俺たちも見学をするために移動をしようとしたところで……空閑さんが俺に近づいてくる
「久導さん、あの二人のファイトが終わったら。アタシとファイトをしてもらってもいいですか?」
「俺と?」
「はい、貴方の使うデッキ……興味があるので」
「長塚さんとファイトをしてからになるかもだけど、大丈夫?」
「大丈夫です」
そんな話をしている俺たちを他所に、春野さんと長塚さんの二人はファイトの準備を終えていた
「それじゃあ、いきます!」
「は、はい……レディ────」
「「ファイト!」」
※※※※※
「ぬぁー!! 負けましたぁー!!」
「対戦、ありがとうございました」
春野さんと長塚さんのファイトは、長塚さんの勝利に終わった
「す、すごいファイトでした……」
「あぁ、いいファイトだった」
「……彼女、強いわね」
先程までの少し内気そうな彼女とは違って、ファイト中の彼女は冷静だった……冷静で、その中にもしっかりとした闘志があった
「悔しいですっ! でも楽しかったです! ありがとうございました!」
「こちらこそ、楽しいファイトでした」
対戦後の挨拶が終わったのも確認し、次は俺がデッキを持って対戦台まで向かう
「よろしくお願いします、長塚さん」
「よろしくお願いします」
自身のデッキをシャッフルし、デッキ置き場にセット。手札を5枚引き内容を確認をする
「俺は引き直します」
「私はこのままで大丈夫です」
お互いに手札交換の有無を確認した後、俺は先ほどの5枚をデッキに戻し引き直す……うん、これなら十分に自分の動きが出来る
その後、コイントスで先攻、後攻を決め今回は俺が先攻、長塚さんが後攻になった
「行くよ────」
「いきます────」
「「レディ……ファイト!」」
久導 灼 VS 長塚 蒔苗
「俺のターン、ドロー。手札を1枚エナジーゾーンへ」
〘灼〙エナジー:0 ⇒ 1
「メインフェイズ。エナジーを1支払い【
==
◆【疾駆獣 キラビット】コスト:1 パワー:1000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキから1枚をドローする
==
「キラビットの登場時効果で1枚ドローし、ターンエンド」
〘灼〙手札:5枚 エナジー:1
場 【疾駆獣キラビット】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターン、ドロー。手札を1枚エナジーゾーンに置きます」
〘蒔〙エナジー:0 ⇒ 1
「私はこれでターンエンドです」
〘蒔〙手札:5枚 エナジー:1
場 なし
↼TURN CHANGE⇁
「俺のターン、ドロー。手札を1枚エナジーゾーンへ」
〘灼〙エナジー:1 ⇒ 2
「メインフェイズ。エナジーを2支払い【
==
◆【疾駆獣 ライトゼヴラ】コスト:2 パワー:2000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から1枚をエナジーゾーンに置く
==
デッキの上から1枚目のカードをオープンし、エナジーゾーンに置く
〘灼〙エナジー:2 ⇒ 3
次はアタックフェイズに入れる訳だが、ここで攻撃をしていいものか少々思考する。長塚さんのエナジーゾーンに置かれたカードは【聖真の騎士 エクスヴァイト】、どのデッキにも入れられる汎用カラーのユニット……だが、これだけじゃ彼女の使う色は見えてこない
「俺はこれで、ターンエンド」
だからこそ、まずは自分の盤面を整えながら彼女の動かし方を観察することにした
〘灼〙手札:4枚 エナジー:3
場【疾駆獣キラビット】【疾駆獣ライトゼヴラ】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターンです。ドロー……さっきのターン、攻撃しなかったんですね」
「まぁね、こっちにはこっちの考えがあるからね」
「……そうですか。手札を1枚、エナジーゾーンに置きます」
〘蒔〙エナジー:1 ⇒ 2
「メインフェイズ。エナジーを支払って手札から【エネルギーブースト】を使用します」
==
◇【エネルギーブースト】コスト:1
《効果》デッキの上から1枚をエナジーゾーンに置く
==
彼女はエナジーを1支払い、彼女は【エネルギーブースト】を使用。デッキの上から1枚をエナジーゾーンに置いた
〘蒔〙エナジー:2 ⇒ 3
「更にエナジーを2支払い【ニトロヴォルフ】を登場させます」
==
◇【ニトロヴォルフ】コスト:2 パワー:2000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から1枚をエナジーゾーンに置く
==
「登場時効果でデッキの上から1枚をエナジーゾーンへ」
〘蒔〙エナジー:3 ⇒ 4
「ターンエンドです」
〘蒔〙手札:3枚 エナジー:4
場【ニトロヴォルフ】
↼TURN CHANGE⇁
「俺のターン、ドロー」
今までで彼女の使用したカードは全て汎用カラー。けれど、彼女のエナジーゾーンに置かれた【エクスヴァイト】は、同名のカードも含めてターン1回だけ使える能力だが手札のスペルを捨ててその能力を使用するカードだ
「手札を1枚エナジーゾーンに置き、メインフェイズ」
〘灼〙エナジー:3 ⇒ 4
「エナジーを4消費し、手札の【疾駆獣 グリームバッファロー】を登場」
==
◆【疾駆獣 グリームバッファロー】コスト:4 パワー:5000 ダメージ:1
《能力》
《ブロック》
〘登場時〙エナジーゾーンにあるカードを1枚手札に戻す
==
「グリームバッファローの登場時効果、でエナジーゾーンの【天獣 ガル】を手札に戻す」
これで、一度エナジーゾーンに置いた俺の切り札の一つを手札に戻し、ある程度の準備は完了だ……次のターンから、攻め始めよう
「ターンエンド」
〘灼〙エナジー:3 手札4枚
場:【疾駆獣キラビット】【疾駆獣ライトゼヴラ】【疾駆獣グリームバッファロー】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターン、ドローです。手札を1枚エナジーゾーンへ置き、メインフェイズ」
〘蒔〙エナジー:4 ⇒ 5
「エナジーを2支払い【
==
◆【養心の祓魔師 シュライン】コスト:2 パワー:3000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から3枚を確認し、エナジーゾーンに置き、2枚を望む順番デッキの下に戻す
==
「デッキの上から3枚を確認し、【ニトロヴォルフ】をエナジーゾーンへ置き、残りの2枚をデッキの下へ」
〘蒔〙エナジー:5 ⇒ 6
「アタックフェイズ。【ニトロヴォルフ】でアタック」
「ブロックはせず、受ける」
〘灼〙ライフ:10 ⇒ 9
〘灼〙エナジー:3 ⇒ 4
「ターンエンド」
〘蒔〙エナジー:6 手札:2枚
場【ニトロヴォルフ】【養心の祓魔師 シュライン】
↼TURN CHANGE⇁
「俺のターン、ドロー。手札を1枚エナジーゾーンへ」
〘灼〙エナジー:4 ⇒ 5
「メインフェイズ。エナジーを1消費し【天獣 ガル】を登場」
==
◇【天獣 ガル】コスト:1 パワー:1000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキから”ガルディアス”を1枚まで探し、手札に加える
==
「ガルの登場時効果でデッキからガルディアスを1枚まで探し、手札に加える……【翔天獣騎 ガルディアス】を手札に」
ガルの登場時効果を使用した後、自分が使える使用可能エナジーを確認する。残りは4か
「エナジーを2消費し、【
==
◆【双翔獣 ディアス】コスト:2 パワー:2000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙デッキの上から3枚を確認し、その中の”天獣 ガル”か”翔天獣騎 ガルディアス”を手札に加え、残りをデッキの下に戻す
〘攻撃時〙このユニットのパワーを +1000
==
「ディアスの登場時効果、デッキの上から3枚を確認し……全てデッキの下へ置く」
「アタックフェイズ。【キラビット】【ライトゼヴラ】【グリームバッファロー】でアタック」
「全てライフで」
〘蒔〙ライフ:10 ⇒ 7
〘蒔〙エナジー:6 ⇒ 9
「ターンエンド」
〘灼〙手札:3枚 エナジー:5
場【疾駆獣 キラビット】【疾駆獣 ライトゼヴラ】【疾駆獣 グリームバッファロー】
【天獣ガル】【双翔獣 ディアス】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターン……ドロー。エナジーチャージはせず、メインフェイズ」
デッキからカードを引いた瞬間、長塚さんの雰囲気が変わった
「エナジーを6つ支払い【
==
◇【聖真の騎士 エクスヴァイト】コスト:6 パワー:7000 ダメージ:2
《能力》
〘登場時〙デッキの下から3枚までドローする
〘攻撃時:ターン1(同名)〙手札にあるスペルを墓地へ置き、その能力を使用する
==
「登場時効果で、デッキの下から3枚をドロー……更にエナジーを3支払いスペル【アクセルスイッチ】を使用」
==
◇【アクセルスイッチ】コスト:3
《効果》自身の場のユニットを1体を選び〘速攻〙を与える
==
「【エクスヴァイト】を選択し、〘速攻〙を付与……アタックフェイズ」
「〘速攻〙を付与した【エクスヴァイト】でアタック、攻撃時を発動。手札のスペル【清廉なる裁き】を手札から捨て、効果を使用」
==
◆【清廉なる裁き】コスト:6
《効果》相手の場にいるユニットを3体まで選び、破壊する
==
「久導さんの場の【双翔獣 ディアス】【疾駆獣 グリームバッファロー】そして【天獣 ガル】を破壊……ブロックはありますか?」
「ないよ、そのまま受ける」
「では、続けて【ニトロヴォルフ】と【シュライン】を攻撃」
「そのまま受ける」
〘灼〙ライフ:10 ⇒ 6
〘灼〙エナジー:5 ⇒ 9
「ターンエンドです」
〘蒔〙エナジー:9 手札:4枚
場【ニトロヴォルフ】【養心の祓魔師 シュライン】【聖真の騎士 エクスヴァイト】
↼TURN CHANGE⇁
「俺のターン、ドロー。エナジーのチャージはせずメインフェイズ」
「エナジーを5支払い、【疾駆獣 シャインファング】を登場」
==
◆【疾駆獣 シャインファング】コスト:5 パワー:6000 ダメージ:1
《能力》
〘攻撃時〙墓地に存在する疾駆獣を1枚デッキの下に戻し、1枚ドローする
〘退場時〙手札にある疾駆獣を1枚エナジーゾーンに置く
==
「更にエナジーを4支払い、【疾駆獣 ルクスファルコン】を登場」
==
◆【疾駆獣 ルクスファルコン】コスト:4 パワー:5000 ダメージ:1
《能力》
〘登場時〙自分の場のユニットを1枚選び、〘速攻〙を与える
〘攻撃時〙手札を1枚選びデッキの下に置き、1枚ドローする
==
「シャインファングに〘速攻〙を与え……アタックフェイズ。【シャインファング】でアタックし、攻撃時効果を使用」
墓地に存在する【疾駆獣 グリームバッファロー】をデッキの下に戻し、カードを1枚引く
「攻撃は受けます」
「更に【キラビット】と【ライトゼヴラ】で攻撃」
「受けます」
〘蒔〙ライフ:7 ⇒ 4
〘蒔〙エナジー:9 ⇒ 12
「ターンエンド」
〘灼〙手札:3枚 エナジー:5
場【疾駆獣 キラビット】【疾駆獣 ライトゼヴラ】【疾駆獣 シャインファング】
【疾駆獣 ルクスファルコン】
↼TURN CHANGE⇁
「私のターン、ドロー……エナジーチャージはしません。メインフェイズ」
「ますはエナジーを4支払い【
==
◆【攪乱の祓魔師 ディンベルト】コスト:4 パワー:5000 ダメージ:1
《能力》
〘攻撃時〙デッキから1枚ドローする。その後、自身はデッキをシャッフルする
==
「1枚ドロー、そしてデッキをシャッフルします」
デッキのシャッフルを終えた長塚さんは手札から1枚のカードを抜き、目を閉じると祈るような所作を見せ、エナジーを5枚レストにした
「彼の者達は祈り、少女は一人星を唄う……【星を唄う聖女 シャルロッタ】を登場!」
その口上と共に長塚さんがシャルロッタを登場させた瞬間──一瞬だけ、ユニットが居るような感覚に襲われた。それは俺だけでなくファイトを見学していた春野さん達も同じだったようで、目を丸くしている
「凄いね、この場に居るみんな、この感覚を感じられるんだ……けど、久導くんはあの子たちと少しだけ様子が違ったね」
「まぁ、俺にも色々あるって事で流してもらえると助かる……そっちこそ、ファイトが始まってからは堂々としてるな」
「うん、ファイトをしている間は一人じゃない……ユニットたちと一緒に居られるって感じられるから」
ユニットたちと一緒に……か、その気持ちはわからなくない
「彼女たちはきっと強くなるよ────シャルロッタの登場時効果を発動!」
==
◆【星を
《能力》
〘登場時〙自身の手札・墓地に存在するスペルカードを3枚まで選び、このカードの下に置く
〘攻撃時〙このカードの下にあるスペルカードを1枚除外し、その効果を使用する
==
「手札のスペル【天智縛命】、そして墓地の【清廉なる裁き】の合計2枚を【シャルロット】の下へ置く」
「アタックフェイズ。【聖真の騎士 エクスヴァイト】で攻撃……攻撃時効果で手札から【アクセルスイッチ】を捨て、効果発動」
「【星を唄う聖女 シャルロッタ】に〘速攻〙を付与……ブロックはありますか?」
「ないので通ります」
「では、次の攻撃……〘速攻〙を付与した【シャルロッタ】で攻撃。攻撃時、【シャルロット】の下にある【清廉なる裁き】を除外し、効果を発動します」
そう言った彼女は【シャルロット】の下に置かれていた【清廉なる裁き】をフィールドの外に置き、俺の場に居る3枚のカードを指さした
「【ライトゼヴラ】【シャインファング】【ルクスファルコン】を破壊です」
彼女に指定された3枚を墓地へ置いてから自分の場と手札に視線を向けた後、長塚さんへと向き直る
「【ニトロヴォルフ】と【シュライン】で攻撃、通りますか?」
「あぁ、通る」
〘灼〙ライフ:6 ⇒ 1
〘灼〙エナジー:12 ⇒ 17
「ターンエンドです」
〘蒔〙エナジー:12 手札:1枚
場【ニトロヴォルフ】【養心の祓魔師 シュライン】【聖真の騎士 エクスヴァイト】
【星を唄う聖女 シャルロッタ】
↼TURN CHANGE⇁
俺の残りライフは1、手札の残りは3枚……そしてこの状況から逆転し、勝利を掴み取るための1枚はまだ残っている
「まさか……ドローに逆転を賭けるようなファイトをするとは思わなかった」
「普段は違うんですか?」
「俺はどちらかと言えばワイワイ言いながら楽しんでる姿を見る方が好きだからな……っと、話は終わってからにしよう」
デッキの一番上に力を込め、ドローする
「ドロー!」
「エナジーチャージはせず、メインフェイズ!」
「エナジーを2消費し、【双翔獣 ディアス】を登場。登場時効果を発動」
デッキの上から3枚を確認する
「【天獣ガル】を手札に加える……土壇場だったけど、揃ったぜ。必要なピースが」
「エナジーを1支払い、【天獣 ガル】を登場!」
もう【ガル】の登場時効果を使用する必要はない────一番大切な相棒は、手札に居る
「手札の【翔天獣騎 ガルディアス】の効果を使用! 自身の場の【天獣 ガル】を手札に戻すことでこのカードのコストを1下げ、〘速攻〙を与える」
自分の場にあった【ガル】を手札に戻し、エナジーを6枚レストにする
「エナジーを6支払い、【
==
◆【翔天獣騎 ガルディアス】コスト:7 パワー:6000 ダメージ:2
自身の場に”天獣 ガル”がある場合、”天獣 ガル”を手札に戻し、このカードのコストを1下げ、〘速攻〙を与える
《能力》
〘登場時〙このユニットが場に出た時、レスト状態のエナジーを1つスタンド状態にする
〘起動:手札・自分の場の”天獣 ガル”と”双翔獣 ディアス”をデッキの下に戻す〙このユニットのダメージを+2し〘貫通〙を与える
〘攻撃時〙このユニットのパワーを +2000
==
「【翔天獣騎 ガルディアス】の起動能力を使用! 手札の【天獣 ガル】と自分の場の【双翔獣 ディアス】をデッキの下に戻し……【ガルディアス】のダメージを+2し、〘貫通〙を与える!」
これで【ガルディアス】の合計ダメージは4
「アタックフェイズ! 【翔天獣騎 ガルディアス】で攻撃!」
「ブロックを貫いて攻撃してくるユニット、それを攻撃を止めるスペルもなし……攻撃を、受けます」
〘蒔〙ライフ:4 ⇒ 0
久導 灼 WIN!!
※※※※※
「負けちゃった、か」
「ギリギリだったけど……何とかなったな」
最後の攻撃で与えられるダメージが1点でも多ければ俺の負けだった。手札が少しでも違っていたら、きっと結末も違っていた
久々の疲労を感じていると、見学していた春野さん達もこっちに近づいてくる
「久導さんも長塚さんも、凄いファイトでした!」
「す、すごかったです……っ!」
「お二人のファイト、勉強になりました」
「えっ、あっ、その……ありがとうございます……」
各々の感想を伝えてくる3人の言葉を聞きながら、長塚さんの方へ視線を向けるとさっきまでの堂々とした感じが嘘であったかのようにおどおどした様子に戻ってしまっている
「あの、久導くん……対戦、ありがとうございました……」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「それで久導さん。アタシとのファイトは出来そうですか?」
「うーん……今は少しだけ、休ませてもらえるとありがたいかな」
「わかりました……長塚さんは、どうでしょう?」
「わ、わたしも……少し……休憩したい……かな」
俺と長塚さんが揃ってそう言うと、空閑さんは少しだけ残念そうな表情を見せたあとで春野さんたちの方へ視線を向ける
「それじゃ、春野さん。一戦お願い出来る?」
「……うん!」
そう言うと、先ほどまで俺たちの使っていたファイト台の前に今度は春野さんと空閑さんが立つ
「いくよ────」
「えぇ────」
「「──レディ、ファイト!」」
ファイトを始めた二人の様子を見ながら、ファイト後の心地の良い疲労感に身を任せ天井を仰いだ
「ホントに、今日は楽しかった」
本当に、今日は充実した1日だった
本編外にキャラクターのデータを投稿するかどうか
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