五等分の花嫁とアンサートーカーの出す答え   作:バンバラバンバンバラバラバンバン

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第一の出会い

風太郎視点

 

「焼肉定食焼肉抜きで」

 

この学食での最安値はライス(200円)だと思われがちだが実は違う

焼肉定食(400円)から焼肉皿(200円)を引くと同じ値段でみそ汁とお新香が付くのだ!

学食最高!水は飲み放題だしな!

 

 

ぶつかられて顔面びしょぬれになった。

前言撤回

学食最悪…

 

「大丈夫か?上杉?」

 

そんな俺に話しかけてくるやつが一人

俺に対して自主的に話しかけてくる奴、というだけで大体だれかわかる

 

「大丈夫だ、問題ない。学食最高という気分から学食最悪という気分に落とされただけだ。」

「そ、そうか…そういえば上杉、話がある。立ち話もなんだし久々に一緒に飯食わねえか?」

 

こいつは高嶺清麿。

俺と同じくらい良い成績で、学年トップレベルの身体能力で、コミュ力も高く、性格もいい。おまけにイケメン!

まさに完璧超人だ。俺も少し嫉妬するレベルだ。

同じクラスにいるというのに勉強の質問は全て高嶺に行き俺に質問が来たことは一度もない。

別にうらやましくなんてない!

これは本気でうらやましくはない!

おかげで俺は自習に専念できるのだから!

それに嫉妬するといったが、それ以上に俺はこいつといるのも悪くないと思っている。

 

「ああ、別に構わんぞ。」

 

断る理由はない。

しかし問題が起こる。

食事のトレーを机に置こうとしたら他行の制服を着た女子のトレーとぶつかった

 

 

清麿視点

 

上杉と他校の制服を着た女子(おそらく転校生)がどっちがこの席に座るかで口論している

いや、一つ隣の机空いてるんだからどっちかがそっちに行けばいいだろ!!

そんなこんなで上杉が強引に座った。

じゃあ俺は向かい側に…

って座られたぁ⁉

 

「えっ⁉ちょっ!」

「椅子は空いていました!午前中にこの高校を見て回ったせいで足が限界なんです」

「いや、俺の席…」

「あっ!すみなせん!」

「まあ、この机くっつければいい話だし別にいいよ。」

 

そういって俺は隣の机をずらして座った

 

「行儀が悪いですよ」

 

そういう女子の視線の先には単語帳を見ながら飯を食う上杉の姿があった。

 

「何?ながら見してた二宮金次郎は称えられてるのに俺は怒られるの?」

「状況が違います!」

 

こいつらまた口論してやがる。

仲いいな

 

「テストの復習してるんだ。ほっといてくれ」

「食事中に勉強なんて…よほど追い込まれているんですね。何点だったんですか?」

 

そういうと女子は上杉から答案を取り上げる

さすがに初対面の人相手にそれはないだろとおもい注意しようとするが…

 

「ええー…上杉風太郎くん。得点は…100点」

「あーめっちゃはずかしい!」

 

あー…この顔は…見せびらかしたかったのか上杉の奴(こいつ)…じゃあいいか。

 

「わざと見せましたね」

 

ソウダネ、オレモソウオモウヨ(棒)

 

「なんのことだか」

「うう…悔しいですが勉強は得意ではないので羨ましいです。

そうです!私、いいこと思いつきました。せっかく相席になったんです…

勉強教えてくださいよ。」

 

初対面なのに図々しいなこの子…

いや、待てよ…そもそも俺の知り合いには初対面で人を天井に貼り付けたり(――フォルゴレ――)人の手に嚙みついたり(―ウマゴン―)ズボンをずり下げた挙句川に突き落としたり(――――モモン――――)全裸でオオワシに乗って説教する奴(―――――ガッシュ―――――)だっているんだ。それに比べたらこの子が言ってることなんて可愛いものだ。

俺としては断る理由もないし、おそらくこの子とは今後も縁がある教えておいて損はない。

 

「ごちそうさまでした」

 

そう言って上杉は席を立つ

こいつ…いやですよムーブが露骨すぎる。

 

「ええっ⁉」

 

この子本気で断られると思っていなかったのか?

まあ、上杉の態度も悪すぎるけど

 

「食べるの早っ…」

 

そっちかよ!!!

 

「お昼ご飯それっぽっちでいいのですか?私の分少し分けましょうか?」

「満腹だね」

 

嘘つけ、いつもあの食事で、あの家の経済状況じゃいつも空腹なはずだ。

こいつかなり意地張ってるな。だが、この二人には今後確実に少なからず縁ができる。

上杉の奴が失言する前にフォローしとかないとな。

 

「む―「まあまあ。とりあえず君には俺が教えるっていうことで、こいつだって態度がひどいだけでそんな悪いやつじゃないんだ、許してやってくれ。」

「い、いえ、こちらこそ、初対面なのに図々しかったかなって思ってたので…」

 

図々しいとは思っていたのか。

上杉が去った後、俺たちは2人で会話を続けた。

 

「上杉の奴がすまんな。」

「いえ、別にあなたが謝ることでは。」

「あいつも根は良いんだが、元から愛想と目つきが悪いのとあいつの昼飯を見て分かる通りの家庭環境だ。ちょっとピリピリしてるんだ。」

「あなた方は仲がいいのですね」

「たまに一緒に昼めし食う程度の仲だよ。まあ、お互い学年トップだから意識してるところはあるかもしれないけどな…あっ!」

「どうかしたのですか?」

「あいつに話があったのすっかり忘れてた!

スマン!勉強の件は放課後でいいか?」

「えっ⁉あっ!はい! でも…」

 

そう言って俺は飯をかきこんで食堂を後にした。

 

一方取り残された転校生は

 

「名前…聞きそびれてしまいました…」

 

俺は上杉を探していると男子トイレからケータイを片手に顔を真っ青にしながら上杉が出てきた。

 

「その様子だと聞いたみたいだな。」

「ああ、今日転校してきた奴に俺ともう一人で家庭教師することになったって。その口ぶりだとそのもう一人ってのはお前みたいだな。高嶺」

「まあな、そしておそらく、あの子が今後俺たちが教える生徒だろうな」

「正直言ってあの時フォロー入れてくれてありがとな、助かったぜ高嶺。俺、あの時『そんなに食ってたら太るぞ』って言う所だったからな。」

「…」

 

どうやら初対面なのに図々しいというより、失礼なのはこいつの方だったようだ。

 

「俺もこの後お前と一緒に教えに行った方がいいかな」

「別に構わんがお前今日の放課後はバイトだろ」

「…」

 

ぐぅの音も出んようだ

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