五等分の花嫁とアンサートーカーの出す答え   作:バンバラバンバンバラバラバンバン

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自己紹介と初仕事

「中野五月です。どうぞよろしくお願いします。」

 

まさか同じクラスだったとは

おかげで答えを出す者(アンサートーカ―)で何組かという答えを出す手間が省けた

 

~放課後~

 

「同じクラスだったんですね。では、早速で申し訳ないですが勉強教えてください。」

「ああ、だが、教室(ここ)じゃなくて図書室でもいいか?ここだとちょっとばかし目立つからな」

「え、ええ」

 

~図書室到着~

 

図書室に着いた俺たちは筆記用具や教材などの勉強用具を机に広げる

そして勉強を始めようとすると

 

「あっあの!お、お名前まだ聞いていなかったので聞いてもよろしいですか?」

「ああ、そういえばまだ言ってなかったな。高嶺清麿だ。」

「高嶺君ですね。改めまして中野五月です。よろしくお願いします」

 

そして勉強は始まった

 

「高嶺君の説明すごく分かりやすいです。元から誰かに教えたりとかしてたんですか。」

「まあな、中学の頃にも勉強苦手な奴に教えて欲しいってよく頼まれてな。

高校入ってからももう一人の学年首位の態度があれだからな。よく相談されるんだよ」

「ああ………なるほど」

「昼も言ったがあいつはそんなに悪いやつじゃないんだがな。あいつ、典型的ながり勉だからな。一分一秒でも長く勉強かバイトに注ぎ込みたいっていうタイプだからな周りに敬遠されがちなんだよ」

「高嶺君は彼のことをよく見ているんですね。」

「そりゃあ2年間も同じクラスなわけだしな。」

 

そして下校時刻が近づいてきた。

 

「そろそろ下校時刻だから帰る準備するか」

「そうですね今日は本当にありがとうございました」

「別にどうってことねぇよ。」

 

お互い途中まで帰り道が同じなので一緒に帰ることになった

 

「そういえばどうして初対面の私に勉強を教えてくれたんですか?」

「それを言うんだったらどうして初対面の俺たちに勉強を教えて欲しいと頼んだのかって聞くぞ。

まあ別に俺は言っても構わねぇけど。

さっきも言っただろ。『よく周りに教えて欲しいって相談される』って

別に初対面の奴だろうと勉強教えない理由はないからな。

それに明日からそっちに家庭教師が行くことになってるだろ?」

「え?なんでそれを…」

「それは俺と上杉だ。」

「え⁉」

「単純に明日からの家庭教師に向けてお互いがどんな人間なのか知っていた方がやりやすいかなって思っただけだ。

あ、俺帰り道こっちだから、じゃあな、また明日な!」

 

「まさか私()の家庭教師が高嶺君達だったなんて」

 

その言葉は走り去っていった俺には聞こえなかった

 

 

俺はその日の夜、上杉に電話をかけた

 

『どうしたんだ高嶺、お前からの連絡なんて珍しいじゃねーか』

「お前からの連絡もそうそうねーけどな。とりあえず明日の家庭教師に向けて今日勉強を教えた手ごたえを伝えておこうと思ってな。」

『なるほどな。それで、どーだったんだ。』

「面倒くさいことになるだろうが、本人の勉強意欲は高い。勉強の要領さえつかませられれば伸びる可能性が高い。というのが俺の感想だ。」

 

この時の俺達はまだ知らなかった。

このバイトの最難関事項を

 

~翌日の放課後~

 

俺は上杉と合流してバイト先へ向かう

しばらくして到着したのは一棟のタワーマンションだった

 

「昨日の昼めしの内容や、やけに高い給料からもなんとなく分かってはいたが…」

「マジモンのセレブだなこれは…」

 

インターホンで家庭教師に来た者だと説明し、中に入れてもらい

そして俺たちは今後の職場となる最上階へと向かう

 

そして『NAKANO』の字が書かれている表札が掛かっているドアを開ける

 

「こんにちはー!家庭教師で来た高嶺と」「上杉です………ッ」

 

そこまで言って俺たちの動きは止まる。

なぜなら教えるはずであった生徒と同じ顔の人が5人いたのだ。

まさか、そんなことが………!

いや………しかしそう考えれば給料が相場の5倍と言うことにも納得がいく。

そして、答えを出す者(アンサートーカー)を使って確認してもその答えは変わらない

 

「へ、へぇ~シェアハウスか仲が良いんだな」

「上杉、現実を見ろ。それ以上に相手の顔を見ろ。」

「そうです。私たち五つ子の姉妹です

 

=============================

 

いやーまいったなまさか相手が五人だったとは

今は上杉が依頼主と電話対応しているので俺は家庭教師の準備をする。

もっとも半分以上が自分の部屋に戻っていってしまい残っているのは

緑色のリボンをつけている四葉さんと昨日も教えた五月さんだけだ。

 

「なぁ。あいつらいったいどこに行った?」

 

電話を終えた上杉が入ってくる。

 

「この2人を除いて自室に戻っていきやがった」

「お前たちは五月と…四葉だっけ?0点の…」

「0点?」

「ああ、こいつ、今日の昼休み俺に0点の答案を堂々と見せびらかしてきやがった」

「えへへ」

「………」

 

なるほど、大体わかった。この仕事、想定よりも数段難易度高いということが

これほどまでの高い壁、魔物たちとの戦い以外にあっただろうか。

 

「ってか、なんでお前らは逃げてないの?」

「失礼ですね。私は昨日高嶺君に勉強を教えてもらっています。

正直、あなたのことは気に食わないですが、高嶺君のことは信用しています。

信用している高嶺君があなたのことを信用しているというのなら、あなたのことも一旦様子を見ておこうと思っただけです。」

「私は怖い先生が来るんじゃないかと思って家庭教師が来るの嫌だったんですが、同級生の上杉さんたちとの授業なら楽しそうだなって思ったんです!」

「お前ら。抱きしめていいか?」

「上杉…お前にも授業が必要なようだな。ハラスメントについての」

「と、とりあえず、他のみんなを呼びに行きましょう。」

 

そういうわけで俺たちは部屋に戻った3人を連れ戻すことになったが。

 

 

 

最初の一人目の三女の三玖さんには速攻で拒否された

 

「なんで同級生のあなたなの?この町にまともな家庭教師は一人もいないの?」

 

そして続いて次女の二乃さんはそもそも部屋におらず

 

そして今、長女の一花さんの部屋の前にいるが

 

「自信なくなってきた…」

 

上杉が弱音を吐きだす

 

「大丈夫です!まだ一花が残ってますから!」

「一花は…………………」

「何その間!!」

「まずい、上杉。俺も憂鬱な気分になって来た。」

「驚かないでくださいね」

 

そういわれ、覚悟を決めた俺たちが部屋の中に入ると

その中は

 

ゴミ屋敷だった

 

「これは…ひどいな…」

「ここに人が住んでるのか」

 

俺と上杉がその部屋の惨状に戦慄していると

 

「人の部屋を未開の地扱いしてほしくないなぁ

ふぁ~おはよまだ帰ってなかったんだね」

 

この汚部屋の主である一花さんが起きてきた

 

「未開の地はともかくとして、魔界の方がまだ整理整頓されているんだが?」

「いやいや、魔界ってさすがにそこまではひどくないって」

 

なにが魔界ほどひどくないだ。魔界を実際に見たことある俺に言わせれば魔界の方が100倍綺麗だ。

 

「もー…この前片付けたばっかりなのに」

 

マジかよ…短期間で魔界以上の惨状を作り上げているのか

ある意味才能だな

 

俺があっけにとられていると

上杉が強引にでも部屋から一花さんを引っ張り出そうとする

 

「いいからとりあえず居間に戻るぞ」

「あーダメダメ。服着てないから照れる」

「「なんでだよ!!」」

「ほら私って寝る時基本裸じゃん?」

「そんな、周知の事実みたいに言うな」

「あ、ショーツは穿いてるから安心して」

「そういう問題じゃ………」

 

世界中に知り合いがいる俺にあえて言わせてほしい

こいつらほど変わった人間に俺はであったことはほとんどいない

強いて言うならフォルゴレとナゾナゾ博士ぐらいだ

 

そんなこんなで俺と上杉は部屋を出るが

その先に今度は三玖さんがいた。

 

「フータローとキヨマロ聞きたいことがあるの

私の体操服が無くなったの赤のジャージ」

「そうか見てないな」

「俺もだな」

 

どうやら探し物らしいが

なんか嫌な予感がしてくる

 

「さっきまではあったフータローとキヨマロが来る前はね」

 

嫌な予感は確信に変わった

 

「盗「「ってない!!」」

 

やっぱり

疑われてると思ったら

マズい…部屋の中にいる五月さんや四葉さんから冷たい視線が送られてくる

 

「濡れ衣だ!」

「そもそも、ずっと一緒に行動してただろうが!」

 

早いとこ誤解を解くべきだと思った俺は答えを出す者(アンサートーカ―)で三玖さんのジャージの行方を探す

そしてさりげなく目的地にたどり着くように声をかける

 

「そ、そうだ。今この場にいない二乃さんなら何か知ってるかもしれないし聞きに行ってみたらどうだ」

 

そんなこんなでキッチンでクッキーを作っていた二乃さんがそのジャージを着ていたことで俺たちは危機を回避しどうにか5人全員集めることに成功した

 

……のは良いものの

小テストを配る俺達だったが

その眼前に映るのは目の前のクッキーなどのお菓子を広げまったくもって勉強しようとする気配の欠片も見当たらな五つ子の姿だった。

 

一番進んでるのが名前しか書けていない四葉さんなのはどういうことだよ

そんな光景に慄く俺たちに二乃さんが尋ねてくる

 

「クッキー嫌い?」

「いや…そういう気分じゃ………」

「こんな光景みせられてク食う気になれん」

「警戒しなくてもクッキーに薬なんて盛ってないから、

食べてくれたら勉強してもいいよ」

 

明かに怪しすぎる。なにかを仕掛けてくると考えた方がいいな。

だが、クッキーは他の姉妹もがっつり食べているし答えを出す者(アンサートーカ―)を使っても不審なところはない。せっかくなので俺たちももいたせっかくなので

 

確かにうまいここまでうまい料理はそうそう食えるものじゃないだろう

だが、俺たちがクッキーを食べさせてもらっていると二乃さんが一言

 

「ぶっちゃけ家庭教師なんていらないんだよねー」

 

その発言に周囲の空気が凍り付く

 

「なんてね。はいお水」

 

そう言うと、俺たちに水を差しだす

一体全体なにを企んでいるのだろうか。

そしてその問に対する答えを答えを出す者(アンサートーカ―)が出すのととある一言が頭の中にフラッシュバックするのはほぼ同時だった。

 

『…薬なんて盛ってないから…』

 

俺は水を飲もうとしていたその手を止め

同じように水を飲もうとしている上杉を止めようとする

 

「おいッ、上杉!それは飲むなッ!!」

 

しかし時遅く俺の発言とほぼ同時に上杉は水を飲んでしまい、俺の発言を理解する間もなく床に倒れこむのだった

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