謎の強キャラムーブがしたい少年は願望機に愛される   作:上位存在愛されもの好き

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タイトルの元ネタはfateのプーサーです
今回はいろいろと決着が着く話です
以下入れたかったけど入れられなかった文章
サプライズ謎キャラ理論
唐突に沸いて出てきた謎キャラが暗躍することで失敗する計画は完璧なものであるとは言えない
入れたかった箇所は読めばわかります


これは世界を救う戦いである/これは1人の少女を救う戦いである

 

 そろそろあいつらの最終決戦か。じゃあ俺も動くとするかね。

 

「行くぜ、エキナ」

「うん、いこっか」

 

 過度な干渉はせず、それでも利になる行動をしていこうか。

 世界を支配されても困るしな。

 

 

 

 

 

 

 真たち一行は敗北を喫したあの日を糧として成長し、再び因縁の地に足を踏み入れていた。

 奴らの計画の要は真自身。捕まるリスクを飲み込んででも計画を阻止するために、並み居る強敵たちを撃破しジュールの待つ最上階へと向かっている最中だった。

 

「ヒヒヒッ!ここから先は通さないよぉ?」

 

 立ちふさがったのは白衣を羽織った男。その目はもはや正常ではなく、体をふらつかせながらも明確な強者のオーラを纏っていた。

 

「ちっ!もう時間がない。ここはオレ様に任せて先に行け!」

 

 炎志がその男を止めるべく一歩前に出る。その時だった。

 

「悪いけどそのセリフは私がもらおう」

 

 コツコツと足音を響かせてやってきたのは例の黒づくめの男。

 

「この土壇場でオマエを信用しろと?」

「前に助けた時に信頼値は稼いだと思っていたんだけどね。心配しなくても挟み撃ちなんてしないさ」

 

 睨み合う2人。先に言葉を飲み込んだのは炎志の方だった。

 

「まあいい。今は少しでも時間が惜しい。……裏切るなよ?」

「もちろん。今は君たちの味方さ。私もあの計画が完遂されると困るしね」

 

 その答えを本音だと受け取った彼らは一目散に駆け出していく。後ろは任せたと言わんばかりに。

 

「行かせないよぉ?」

「いいや、行かせるさ」

 

 白衣の男の影から伸びる手を、いつの間にか持っていた剣で切り裂く。

 

「ヒヒッ、どうせおまえを止められたならボクの目的は果たされるっ!唯一ボスを倒しうる者よ!」

「さ、それはどうかな?あの子たちでもきっと止められると思うよ?」

「そ、そんなはずはないさ。”影結界”」

 

 黒いドーム状の影が辺りを覆い光を隠す。

 

「こここ、ここからはボクを倒さなきゃ出れない!これでお終いだ!」

「悪いけど最終決戦は是非観賞したいのでね。とっととやられてもらうよ」

「ヒヒッ、やれるものならやって……は?」

 

 パリン、という軽い音と共に結界が崩れ去る。その間男が何かした様子はない。

 

「な、な……なにをした!!」

「何、君の能力をきれいさっぱり消してあげただけだよ?」

「そ、そんな馬鹿な⁉」

 

 しかし、どれだけ能力を使おうとしても、影は動かない。

 

「う、嘘だ……うそだうそだうそだぁぁぁぁ!」

 

 発狂しぐたりと床に倒れ伏す男。

 

「さてと、そんじゃ行くとしますか」

 

 そこに残ったのは敗者となった男の嘆きだけとなった。

 

 

 

 

 

 

 さっきの博士っぽい人速攻で倒しちゃったけど良かったかな?

 まあ早く行きたかったし多少雑になってもいいだろ。結局悪人だろうし。

 さて、あいつらの戦いを見物するか。

 

 

「俺たちはお前に勝つ!”精密構築・神ノ弓矢”!!」

 

 

 おお、これでとどめか。え?戦闘描写は、だって?これは俺が楽しめればいいやつだからな。それに……こっからが本番だしな。

 

「やった……勝ったんだ……!」

 

 喜び合う主人公君たち。そりゃ当人たちからすりゃ達成感すごいよな。流石にそこで油断するなとは言いづらいし。

 

「流石だ。よくやってくれた、言ノ葉たち」

 

 パチパチと拍手をしながら現れたのはガーディアンズの司令官さん。

 彼女がここにいる理由……もうわかるだろ?

 

「司令?何故ここに?」

「何、君に用があったのさ。”操言”『あの機械の中に入れ』」

 

 その言葉を聞いた主人公君の肉体は、己の意思に関係なく動き始める。

 

「な……なんだこれっ……!」

「真⁉司令、何を?」

「ただ私のための道具となってもらっただけだとも」

「ですがあの機械は世界を支配するためのもので……っ!」

「ああ。()()()()()()()()。」

 

 衝撃の事実を述べる司令官さん。そう、これが彼女の目的。この女こそが、ラスボス君すらも操り世界を手中に収めようと画策していた本当の黒幕、いわば裏ボスさんなのである。なおこれはエキナが教えてくれた情報である。エキナマジ感謝。

 

『えへへ……』

 

 状況は最悪へと向かっていく。なんとか仲間たちの活躍で脱出に成功した主人公君だが、世界の支配の方は止められなかった。今や世界中の人々が彼女の命令1つで自由自在の操り人形である。もちろん俺は例外だが。

 

「司令……なんでこんなことを……」

「今から死に行く君たちにそれを教える必要が?」

「……っ!なら俺たちであなたを止める!」

 

 やっぱりそうするよな。とはいえここにいる面子は操られてないし割とすんなりいけるんじゃ……

 

「ではこうしよう。言ノ葉、お前には大切な友人がいるようだな」

「それがどうした……!」

「待ってください!まさか……!」

「姫光は気づいたようだな。そうだ、こうする。『高勢創、自害しろ』」

「は?」

 

 え、俺?ちょっと待ってその展開は予想してないんだけど。

 

「これでたった今君の友人は死んだ。さあどうする?」

「え……?しんだ?つくるが……?うそだ……そんなこと」

「君にとっては残念ながら事実だとも。今から死体を持ってこさせようか?」

「テメェ……なんてことしやがる!」

「なんとでもいいたまえ。彼が動けなければ私が負ける通りはない」

 

 うわぁ……あいつめっちゃダメージ受けてんじゃん。SAN値チェック失敗したか?

 

『あの人の気持ち……少しはわかるな』

 

 まあそりゃ自分に近しい人が死んだらああもなる、か?

 にしてもどうするか。ここで俺、参上!してもいいかな?そしたら復活するかな?

 そんじゃ……最後のかっこつけといくか!

 

 

 

「真!しっかりしなさいよ!」

「つくるがしんだ……おれの……ぼくのせいで?いやだいやだいやだなんでなんでなんで……!」

「くそっ!真はもうダメか……しょうがねぇ、いくぞお前ら」

「……はい、わかりました」

「……後で思いっきり目を覚まさせてやるんだから!」

 

 覚悟を決めた彼女たちを前にしても彼が現実を直視することはない。ただ逃避し続ける。

 

「創が死ぬはずない。そうだ!きっとこれは夢なんだ!だからきっと目が覚めれば……!」

 

 見ていられないほど悲惨な姿を晒す真。

 そこに救世主が現れる。

 

「少し待ってもらおうか」

 

 毎度お馴染み謎の男が戦いに乱入する。そして、

 

「君たちに朗報だ。高勢創は生きているよ」

 

 爆弾を投下した。

 

「え?ほんと?」

「馬鹿な。そんな事があるわけないだろう。所詮は言ノ葉を鼓舞するための嘘だろう」

 

 同様を見せる彼女たちを一蹴する司令。

 

「その反応は予想していた。だから……本人を連れてきたんだよ」

「えっと……俺なんでここにいるの?」

 

 そこに現れたのは、紛れもなく真の友人である創だった。

 死んだはずの友の姿を見て、彼は意識を取り戻す。

 

「創……創なのか?」

「あれ?真じゃん。ちょっと今どうなってるか説明してくんない?なんか拉致られたんだよね」

 

 真は心で、あるいは魂で理解した。彼は本物だと。本物の創であると。

 

「創ぅ……!よかった……生きててよかった……」

「え?俺死んでたの?というかよく見たらお前ボロボロだしどうした?」

 

 思いっきり抱きつく真。それに困惑しつつもおかしなところを見つける創。

 そんなどこか噛み合わないようで噛み合っている2人の会話を打ち切ったのは真の方だった。

 

「……よしっ。創、ちょっと下がってて」

「お、おう。わかったわ……大丈夫か?」

「大丈夫。……ちょっと悪者倒してくるわ」

「……OK。待ってるわ」

 

 彼は戦士の顔をして戦場に向かう。大事な人を守るために。

 

 

 

 

 

 

 うーん、あれでよかったのかな?

 あ、今の状況を説明すると俺役が俺で謎キャラ役がエキナって感じだな。

 最初は逆にするつもりだったんだけどエキナがこっちの方がいいって必死に言うからこの配役にしたけどこれでよかったのか?

 まあ真……主人公君は復活したし結果オーライかな?

 ちなみに今はみんなの力を集めて必殺技を撃とうとしてるな。

 おっと、気絶したラスボス君の体が使われてる。あれは止めるか。エキナ、頼む。

 

『わかった!』

 

「生憎と敗者復活権はこの場にはなくてね。まだ眠っていてもらうよ。”もう一度喰らうといい!終焉ノ咆哮(エンドオブロアー)”!」

 

 よし、これであいつは倒せる。てことは後はあいつらに任せられるな。

 

「これが、俺たちの力だ!"合成構築・世界ノ守護者(ガーディアンズ)"!!」

 

 光り輝く鳥が司令官さん目掛けて羽ばたいていく。

 

「何故だ!?私の計画は完璧だったはずなのに!私は……こんなところで終わるわけには……!」

 

 決着は着いたな。最終回演出の必殺技の発動。ああ、真たちの勝ちだ。

 

「……くそぉぉぉ!」

 

 こうして、司令官さんは爆散した(生きてます)

 

 

 

 

 

 

 全てが終わり、色々な事情を聞かされながら歩いた帰り道も終わりが見えてきた。

 

「じゃあなんで、真。また明日学校でな」

「……ああ、また明日」

 

 真に別れを告げた俺はエキナが待つ家に帰ってきた。

 

「ただいま、エキナ」

「おかえり、創」

 

 ……俺は今からこいつに言わなきゃいけないことがある。あの時決めたんだ。もし真が世界を救ったなら、俺も1人の女の子くらい救ってみよう、と。

 

「……エキナ、お前にお願いがある」

「なに?なんでも叶えるよ!」

「きっと……これが最後のお願いだ」

「……え?」

 

 エキナの表情が固まった。キャパオーバーってとこか。

 それでも話を続ける。

 

「お前は前に言ってたよな。お前が誰かの願いを叶えるのはそう干渉されて定められたからだって」

「……う、うん。そうだよ」

「だから俺がその決まりを消せって願ったらエキナは自由になれるんじゃないか?」

 

 エキナの顔が驚愕に染まる。その考えはなかったらしい。ずっとこのままだと思っていたのだろうか。

 

「この願いを叶えれば、エキナは何をしてもよくなる。何処かに行ってもいいし、もちろん俺の願いも叶えなくていい」

「でも、創はそれでいいの?ボクのことが必要だって言ってたでしょ?」

 

 確かに迷った。でも俺は1人の少女を救うと決めたんだ。だからその決断を曲げたりはしない。これが俺にできる最大限だ。

 

「別にいい。エキナのためだからな。いろいろ叶えてくれた恩返しみたいなもんだよ」

「そっか……わかった。じゃあその願い、叶えるね」

「……ああ」

 

 これでエキナともお別れか……まあ、散々遊び尽くしたしいいだろ。これが我が人生の黄金期ってやつだな。

 

「……これでボクは自由になったよ」

「そうか……じゃあもう……」

「これでずっと一緒だね?」

 

 え?なんて?

 

「いやちょっと待って?どういうことだ?」

「これでボクは自分のために力を使える。だから……創をボクのものにできるんだ」

 

 なんか想定してたリアクションと違うんですけど……というかボクのものにってなに?

 

「創のハジメテ……もらっちゃうね?」

 

 突如として虚空から伸びる鎖が手足を縛りつける。なにこれ力入んないんですけど……!

 

「ねぇ……ボクと一緒になろ?」

 

 エキナの顔付きは幼いはずなのに、その表情がとても妖艶に見える。え、まって俺"食われる"の?ほんとに力入んないから逃げれないんですけど?

 

「無駄だよ……ボクからは逃げられない」

 

 そうですね知ってますよ散々ね。でもちょっと猶予とかくれない?だめ?

 

「好きだよ……創」

 

 唇と唇が触れ合った。と思ったらその隙間から舌が入り込んでくる。ちょっマジそれはダメだってあヤバいなんか気持ちいい……

 

「……ぷはっ、えへへ……創のファーストキスもらっちゃった……どう?気持ちよかった?」

 

 ええ、それはもうダメになりそうなくらいね。多分そういう経験を引き出してるんだろうけど今のエキナに勝てる気がしねぇ。

 

「ボクは君のおかげで真の意味で恋を知ったんだ。だからね……もう絶対に離さないよ?」

 

 そっかー上位存在の言う"絶対"かー。……俺、詰んでね?

 なんでこんなのに育ってしまったのか……

 

「何言ってるの?創のおかげだよ?」

 

 そっか俺のせいか。じゃあしょうがないな。諦めて受け入れるか。

 俺もエキナが好きなのは事実だし。それが親愛か恋愛かはともかく、だけど。

 

「いいよ。ずっと一緒にいてあげる」

 

 こんな軽く言っていいセリフではないと思うのだが、思いの外すんなり出た。わりと心の何処かではそうなってもいいと思っているのだろうか。

 

「ふふふ!嬉しいな、創もそう思ってくれてるなんて。相思相愛だね?」

 

 両思いってことか。まあそうなのかもな。

 

「じゃあ……()()()のハジメテも、もらっちゃうね?」

 

 え、ちょっとまってそっちはいろいろと心の準備がいるというかそんな簡単にやっていいものじゃな

 

「いただきまーす!」

 

 あ、こりゃだめだな。

 俺はただ彼女に身を任せ、快楽の渦に叩き込まれた。

 これが幸せなのかそうでないのかなんて、今の俺には判別ができなかった。




 創

 女の子を救おうとしたらヤンデレと枷を外してしまった
 それでも、幸せならOKです
 今後どうなるかは誰にもわからない


 エキナ

 ヤンデレとして覚醒
 能力の枷も外れたので文字通りなんでも出来るようになった
 とはいえ基本は願われなければ何もしない(創絡みを除く)
 今回のリザルト:湿度ポイント及びヤンデレポイント 計測不能
 好感度:上限突破


 真

 精神崩壊しかけた人
 親友の存在はそれほどまでに大きい
 世界を救うその行為はとある少年に勇気を与えた






さて、いかがでしたか?
彼女の覚醒は盛れましたかね?
実はまだエキナ視点を出してないんですよね
そっちもいい感じに描写出来るように頑張ります
今回で異能力バトル編は一区切りついたので次回からは……どうなるんでしょうね?(プロットなし人間)
なんかまた別の面白そうなことに首を突っ込みつつイチャイチャすることになると思います
今回の感想やシンプルに高評価もお待ちしています
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