ゲームを始めて数分で死んだらレアマップに行ってそこでゴーストの力?を貰ったので偉人の力を借りて頑張りたいと思います 作:旅人0605
「ね!お願い!」
「嫌だよ〜、だって俺ゲーム下手だもん」
俺は
「ごめん!でも楓が心配だから!」
「なら一緒にやってやればいいじゃん、態々俺に頼む理由なんて」
「いや、実は──」
どうやらゲームをやり過ぎた結果、この前のテストでかなり低い点を取ったらしく、親から禁止にされたらしい、楓は今の通話相手の理沙の友人らしい、
「武は何点だった?」
「そのまま俺の傷を抉ろうとしないでくれよ」
「でも、何時も私と同じぐらいでしょ」
俺は懐からテストの答案を取り出し見せる、
「相変わらず歴史は高いねぇ〜」
「あくまで偉人が好きなだけどね、っていうかそのゲームって」
「うん!NewWorld Onlineって言うんだけど……ほら!前に武が福引きで当ててたVRの!」
「ああ…あれか、未だに開けてないし」
「ええ…もしかして一度も?」
「仕方無いだろ!父さん厳しいし」
「ああ、武のお父さんそう言えばお寺の住職さんだったね」
そう、理沙の言う通り俺の父さん、道寺龍はこのお寺、大道寺の住職をやってる、まあ尊敬する程頼もしい人なんだけど、こう言う系の物にはとにかく厳しいからなぁ、
「一応、テストで歴史以外の他の教科も今回はそこそこ良いし、頼んでみるよ…でも期待するなよ?」
「ありがと〜!じゃあ私はゲームを早くやれるように頑張るから、それじゃ!」
「っておいッ!!」
理沙の奴、言いたいことだけ言って通話切りやがった、ああもう!父さんに頼んでみるか?まあ約束しちゃったし、
「仕方無い、頼みに行くか」
そして俺は父さんのいる、部屋へと歩いて行った。
◆◇◆
結局と父さんは許可を出してくれた、唯…
『今まで以上に修行は厳しくなるぞ』
そう言われた、父さんの付きっきりの修行は本当に大変なんだよな〜、でも許可出してくれたことが意外だったな、
「まあ、とりあえず設定とレベル上げくらいはしておくか」
俺はハードの電源を入れる。理沙の無茶振りに付き合うのは今回だけじゃない、まあ今回はそこまでじゃないし、大丈夫かな?。
そう思いながら、俺は初期設定を開始した。
◆◇◆
俺はNewWorld Onlineの初期設定をそのまま始める、まあ今回は別に長期になるとは限らないし設定は即興でいいか、
「うわ、すご、今のVRこんな進んでるのか」
俺は電脳世界へとダイブした。これは前に理沙夢を見てる時と同じ感覚だな、目を閉じた後、次に目を開くともうゲームの世界。初期設定はあと少し…か、
「名前……まあ、タケルでいいか⋯本名だけど」
俺は即興で名前を入れて決定を押す。俺の前に浮かぶパネルを映し出す内容を変える。次に決めるのは初期装備のようだ、
「片手剣⋯メイス⋯杖⋯大盾と短刀、後は大剣⋯か」
俺の目に留まったのは大剣だった、これなら防御とかもある程度なら出来そうだし、攻撃も出来るか?まあこれでいいでしょ、
「まあ自分に合う武器も探せばいいか…」
そう言うと俺は大剣を設定する、悪いが俺はゲーム内評価は一切見ておらず、そもそもそういう系は面倒臭くねみていない、
「次はステータスポイント⋯どうするか、
ステータスポイントをそこそこで振りまけたし、多分大丈夫だろ、
「まあ、これで良いかな。」
俺の体が光に包まれる。そして、次に目を開けた時。そこは活気あふれる城下町のようなマップだった。
◆◇◆
「ここがこのゲームのマップか…あ!ステータスどうなってる!?」
おれは半透明の青いパネルを目の前に浮かび上がらせる。
タケル
Lv1
HP 40/40
MP 12/12
【STR 30〈+28〉】
【VIT 30】
【AGI 20】
【DEX 20】
【INT 0】
装備
頭 【空欄】
体 【空欄】
右手 【初心者の大剣】
左手【空欄】
足 【空欄】
靴 【空欄】
装飾品【空欄】
【空欄】
【空欄】
スキル
なし
「中々良いね、まあ大剣が重いのが気がかりだけど」
俺はそのまま向こうに見える森へと歩き始める、
「まあ、この後どうすれば良いか分からないし、モンスターでも倒してみるか」
そして俺は町の外に行く、見たところ人は余りいない、
「もう少し奥に行って見るか」
そうして俺は森の奥へと歩いて行った。
◆◇◆
助けて下さい、まあ何が起きているかと言うと……モンスターに囲まれていました、まあ正確には蜂型のモンスターの大群に囲まれていた、
「何だよ、この大剣は!?VRMMOなのに、木で出来てるのに重い〜!!」
俺は滅茶苦茶力が無い、流石に平均的な筋力はあるものの、流石に大剣を振るう筋力は無い、でもどうしよう?このままだと死ぬな、開始数分で死亡は流石に今まで色んなゲームでやってきたけど流石に洒落にならないし、
「まあ、1回殺られてみてもいいか…」
そして蜂型のモンスターは針を俺に突き刺して来たのだった。
「あっ、待って!割と痛い!?」
その叫びと共に意識が暗闇へと落ちていった。
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数分後…そして俺が目を覚ますと…そこは南の島、何てことは無く、水に沈んでいた、
「プファ!!何で沈んでんだよ!!ってあれ?ここは?」
水の飛沫の音と共に周りを見ると、そこは滝だった、そこまで深くはなく滝の周りには赤い彼岸花が咲いている、
「確か、死んだら最初のスタート地点で蘇るんだったよな、何でこんな所に…まさか」
俺はとある結論に至った、それは
「バグかな?まあ発売されてからそんなに経ってないし、あり得るのか?」
俺は先程のことを思い出す、筋力が無いが為に大剣が振れず、蜂型モンスターに一斉に襲われたことを思い出す、
「俺は、死んだのか」
でも、どうしてリスポーンせずにこんな場所に……
「生き返りたいかぁ!!」
その言葉と共に俺の後ろから強い光が現れ、俺はそちらを向く、
「うわっ!眩しッ!」
「そりゃあ生き返りたいよなぁ!!」
眩しい光の先に居たのは赤いローブのような物を纏った白髪のお爺さんだった、
「誰?」
「ワシか?」
するとお爺さんの姿が光の先から消え、俺の目の前の岩の上に移動していた、
「ワシは誰でもあって誰でもない」
「いきなり何を言ってるんだ?、神様?」
すると、持っていた杖を持ち掌を横に振る、
「いやいや、それ程偉くない」
するとお爺さんは先程の岩の上から降りて近づいてくる、
「っていうか、どうやったら俺ってリスポーン出来るんだ?おっちゃん!」
「おっちゃん?そりゃあ無えだろ、せめて仙人と呼んでくれ」
「頼むよおっちゃん!」
お爺さん、基おっちゃんが手を振り上げると俺は吹き飛ばされた、
「ッ!痛ってぇ…」
「馬鹿者が」
俺は寝転がりながらだが言った、
「そうだよ!俺は大馬鹿だよ!何がゲームだ…小さい頃から修行修行修行、俺だって頑張ってるよ、しかも何だよゴーストハンターって…せめてもう少し友人と共通の話題が出来たらなって思っただけなのに…」
すると、俺の初心者の服のポケットから何かが光始める、俺はポケットからそれを取り出すとそこには黒い目のような物があった、
「タケル!お前は矢張り、ゴーストとして戦って貰おう!」
「え?」
「今から私の言う事をよく聞け、お前の持っているその目玉、それは眼魂と呼ばれている」
「眼魂?」
俺はそれを見ながらおっちゃんに聞き返す、
「その眼魂にはお前の魂が宿っている」
「⋯⋯ん?これが……これに?」
「うん、そうそう、ちょっと貸して?」
俺がおっちゃんに眼魂を渡すとおっちゃんは言った、
「あのね?この世界には、同じように英雄の魂が宿っている眼魂が幾つもあるんだよ、つまり眼魂とは…英雄の魂だ!英雄の宿る眼魂を15個集めるとその力と共に強力な力を得ることが出来る!そして何だって出来る!」
「あんまりしっくりこないけど、まあ分かった、でも本当に強力な力が得られる…のか?」
「うん、本当だよ、でもね中々そうはいかないんだ、眼魂を狙うのは君だけではないってことを忘れないでね?」
「でもな、ゲームの強さで言ったら俺はかなりの最下層にいるからな〜」
「ゴーストになれば戦える」
「ゴースト?幽霊になるってことか?」
「いや?少し違うんだけどね、それで?なるか?」
おっちゃんは俺が渡した眼魂を見せつけながら言った、
「まあ言ってる意味はよく分からないけど、なれば!強くなれるんだよね!?」
おっちゃんに貸した眼魂を返して貰い、言うとおっちゃんは頷いた、
「だったら、なる!」
「せい!」
おっちゃんが手を俺の腰辺りに向けるとトリガーのような物がつき、何か大きな物がついたベルトが取り付けられていた、すると
「え!?何これ」
「くだらない質問の多い奴だな?」
「うわっ!?」
声のした方を向くとそこには1つ目の白いマントを羽織ったオレンジの幽霊がいた、
「何だお前?」
「パス!」
その幽霊はおっちゃんを見ながら言うとおっちゃんは言った、
「ユルセンだ、後はコイツがサポートしてくれる」
「しっかりやれよ?」
すると、おっちゃんがまた俺を吹き飛ばし、先程俺が起きた滝の下へと落ち、また意識が暗闇へと落ちていった。
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「うわっ!」
俺が目を覚ますと、そこには先程の蜂型モンスターに殺された場所に居た、
「戻ってきたのか?」
すると、アナウンスのような物が流れ始める、
スキル【浮遊】
変身をした際、数秒間幽霊のように浮遊することが出来る。
取得条件
プレイヤーが死亡した際、レアマップ三途の滝へと行き、仙人からゴーストドライバーを受け取ること。
スキル【ベルト召喚】
腰に手をかざすと、ゴーストドライバーが出現する。
取得条件
プレイヤーが死亡した際、レアマップ三途の滝へと行き、仙人からゴーストドライバーを受け取ること。
「この変身?ってのは何なんだ?」
俺がそれを気にしていると、後ろから先程の大量の蜂型モンスターが現れる、
「先刻はよくも殺してくれたな!覚悟しろ!」
俺はそう言うとベルトのトリガーを持った、でも、これって
「えっと、どうすればいいんだ?」
「眼魂のスイッチをを入れてベルトに装填して変身だ!」
気づけば俺の横にはユルセンがいた、そして俺は助言をと共に眼魂を見る、
「眼魂?これか」
俺は眼魂のスイッチを押すと眼の部分にGという文字が現れる、
「おっ…」
そのまま、ベルトのカバーを開き眼魂を入れる、すると、
『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』
「うぉー、何だこれ!」
眼の部分から黒と縁がオレンジのパーカーが出てきて踊り始めた、
「トリガーを引いて、押し込む!」
「こうか?」
『カイガン!オレ!』
その音と共に俺の姿が黒くなりその中からオレンジ色に光り、中心には青い眼の文様がある、
「これどうなってんだよ!ユルセン!」
「あーそれはトランジェント体っつてな、まあお前が変身する直前みたいな物だから安心しな!」
「いや、どういう事!?」
先程まで踊っていたパーカーが俺に近づいてくる、そして俺に突っ込んでくる、
「って、うぉい!何なんだよこれ!?」
俺は突っ込んでくるパーカーを避けるとユルセンに言う、
「まーまー、身を委ねてみ?」
「他人事だと思いやがって……来るな!って」
俺は前を見て居なかった為、転んでしまう、そしてそのまま蹲った、だが、パーカーはタケルに覆いかぶさる、
『レッツゴー!覚悟!ゴーゴーゴー!ゴースト!GO!GO!GO!』
その瞬間、おっちゃんと会った時のように強い光が現れる、
「俺、一体どうなって」
顔が先程までのトランジェント体とは違い2つの黒い円が描かれており、その他はオレンジ色だ、そしてユルセンは言う、
「お前は死んでるから滅多な事じゃ、死なないよ?思い切りやれ!」
「そうか!成る程ね」
すると俺は蜂型モンスターに向き直す、殺された恨みを果たさせて貰いましょうか、
「今度こそ、唯じゃ済まさない」
すると、ベルトから大剣が現れ、タケルの手に収まる、
「うぉりゃーーー!!」
そしてタケルは蜂型モンスターへと向かって行ったのだった。