ゲームを始めて数分で死んだらレアマップに行ってそこでゴーストの力?を貰ったので偉人の力を借りて頑張りたいと思います 作:旅人0605
俺は道寺タケル、幼馴染の理沙から勧められた(ある意味強引に)NewWorldOnlineを始めたけど、俺はモンスターの大群に殺されてしまう、そして目を覚ますと仙人と名乗るおっちゃんからゴーストという戦士になる力をもらった。俺は早々に地底湖に行ってしまったメイプルとサリーを追って森を抜けていた。でも、その時にロビンフッドに遭遇して倒されてしまう。
「さあ、また勝負と行こうか」
「ちょっと待って!」
いやいや待て待て、俺倒されたよな、何ならリスポーンもしたよな、どうする?もう変身もできないし。
「すみません、変身出来ないんですけどどうすれば───」
「知るか、弓を持て」
駄目だ話が通じない!、俺は青いパネルを開くと持ち金を確認する。残り残金、75万ゴールド。
「受けるしかないか⋯⋯わ、分かりました」
「もう一度、弓を構えろ」
俺は再度、投げ渡された弓に矢をつがえ、引きしぼる。
「お前の正義とは何だ?」
「弓引いてる時に何ですか急に!?」
先刻、問答無用で俺を倒してきた人が何言ってんだ。でも、俺の正義⋯か。
「正義とは個々に違う、だが悪人然り、善人然り、それを貫き通す意志の強さ、それこそが俺の思う正義だ」
「俺は……」
ここまで言われたら、言ってやりたくなった。俺は、ロビンフッドに言った。
「なら、自分の正義を貫きます、その為に貴方を打ち破ります」
「ほう、ならやって見せてみろ」
俺は引きしぼっていた矢を放す。そのまま、矢は森の奥へと進んでいった。
「俺は俺の正義の矢を放つんだ!」
「正義の矢……か、面白い」
「へ?」
ロビンフッドはついてこい、と言うと俺の矢が進んでいった方へと歩いて行った。そして俺はそれについて行く。
◆◇◆◇◆
「これを見てみろ」
ロビンフッドはこちらに何かを投げてくる。彼が投げたのはリンゴだった、そのリンゴには俺が撃った矢が刺さっていた。
「え?矢、刺さって」
「お前は言ったな正義の矢を放つ、と」
そう言うと、ロビンフッドは持っていた弓矢を此方に押し付ける。
「お前の正義を少し見てみたくなった、やるよ」
「え?いや、先刻のリンゴは偶然で」
「その偶然は戦いでは重要になる、それじゃあ、私は友の元へと戻るとしよう」
そう言うと、ロビンフッドは森の奥に消えていった。っていうか、
「そろそろサリーとメイプルの所に急がないと!?って、変身のクールタイム終わってないから変身出来ないし」
「はぁー、仕方がねえな」
「ユルセン?お前何処行ってたんだよ!?」
「まあまあ、ここから地底湖までは直線上だし、俺様のこいつを貸してやるよ」
すると、ユルセンはとある物を出現させた。
「こ、これって!」
「これはな──」
「バイク!!え?何でNWOにバイクがあんの!?」
「細かいことは気にすんなよ」
「細かくねえだろ!?」
それは完全に何処からどう見ても二輪のバイクだった。黒いユニコーンのような造形になっている。
「これはマシンゴーストライカー、言っとくけどイベント中はバイクを用いた移動は出来ないけどな」
「いや、それでも世界観!!まあありがたく使わせて貰うよ」
俺はバイクに跨がるとエンジンを掛け、地底湖へと発進して行った。
「いや、ロビンフッドから貰った弓矢、どうすればいいんだ?」
◇◆◇◆◇
「という訳で遅れました」
俺は仁王立ちしているサリーの目の前で正座していた。それはそうだ、追いつくと言っていたのに再度合流するのに一時間近くかかったためである。
「遅い」
「本当にすみません」
「やっと三匹目!」
叱られている俺を余所目にメイプルは地底湖で釣りをしており、ようやく三匹釣ったようだ。メイプルの釣り場のほんの少し離れた場所には十一匹ほど釣れていた。
「タケルも手伝って!」
「はい、手伝わせて戴きます」
サリーから釣り竿を渡される。流石に今回は俺が悪いので文句が言えない。
「1レベルでここに来たおかげで釣り上げた魚に止めを刺すだけでレベルが上がる上がる」
「凄く釣れてるねサリー!」
どうやらサリーのレベルが6にまで上がったみたいだ。
「よし、一匹目」
(やばいな、効率悪いな…せめて変身のクールタイムが終われば)
そんなことを考えながら釣りをしていると、ふとサリーとメイプルを見る。するとサリーが此方に来る。
「ごめんタケル、私ちょっと素潜りしてくる」
「意外とワイルドだな、サリー」
無言で俺は頭を叩かれるとサリーは湖に入って行った。あ、そういえば、
「メイプル、取り敢えず十匹ぐらい釣れたんだけどいる?」
「いいの?!ありがとうタケル!!」
そう言うと、メイプルは魚から鱗を取り、それをインベントリへとしまい込んだ。
「悪いメイプル、俺今日学校で宿題が多く出されてて、今日はログアウトさせて貰ってもいいか?」
「いいよ!それじゃまたね!」
「サリーにもよろしく頼む」
「わかった!」
俺はメイプルにそう言うと、青いパネルからログアウトのボタンを押したのだった。
次回はもう一つの小説の更新をするために休ませていただけます。