長野・上越新幹線四時間三十分の殺意   作:新庄雄太郎

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公安特捜班の短編も制作してみました。


公安特捜班・特別短編
17時15分の目撃者


そして、翌日。

 

「あれ、空いているな。」

 

とあるアパートで、1人の男がポスティングをしていた時の事だった。

 

「はっ。」

 

数分後、警視庁のパトカーが到着した。

 

「すると、その被害者は一緒に新幹線に乗っていたってことですね。」

 

と、二宮刑事は言った。

 

「ええ。」

 

「と言う事は、新幹線に乗って東京へ帰る途中でその男性にあったんですね。」

 

「ええ。」

 

「なるほど。」

 

と、佐久間警部補は手帳にメモをした。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「ほう、そうか。」

 

「被害者は男性のようですね。」

 

「ええ、その女性の身元は?。」

 

「はい、名前は藤島 正信という男性です。」

 

「ほう、それで死因は?」

 

と、山岡警部は言った。

 

「はい、死因はおそらく絞殺と考えられます。」

 

「確かに、絞められた跡があるな。」

 

「ええ。」

 

「それで、周辺を聞き込みをしてみましたが不審な人物は見なかったと。」

 

「そうか。」

 

「とにかく、目撃者を探さないと周辺化の聞き込みをしてくれ。」

 

「了解。」

 

と、二宮刑事はマンション近くの周辺を聞き込みをしたが、このマンションに住む1人暮らしの大学生にあった。

 

「あっ、何かあったんですか?。」

 

「ここのマンションで殺人事件が発生しまして、今周辺を聞き込みをしているんです。」

 

「えっ、殺人事件?。」

 

「ええ。」

 

「そう言えば、俺がコンビニへ行く時に4階から降りていくところを見たな。」

 

「えっ、怪しい人物を見たんですか?。」

 

と、佐久間刑事は言った。

 

「ええ、俺がコンビニへ行く時に慌てて階段から降りる所を見ましてその時にちらっと見まして。」

 

「どんな、人だったか覚えていますか。」

 

「そうね、キャップ棒とサングラスとマスクしていたから男か女かは分かりませんでした。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「きっと、その人が犯人と思います。」

 

と、大学生は言った。

 

マンションで1人暮らしする大学生の目撃で、キャップ棒とサングラスとマスクをした不審人物を目撃したことが判明した。

 

東京中央鉄道公安室・公安特捜班

 

「この殺害された藤島 正信は、マンションから出ていくところを目撃されたそうです。」

 

「つまり、犯人は藤島を殺害後に階段で慌てて降りる所を大学生にみられたと言うんだな。」

 

「ええ。」

 

「目撃者の大学生の話によると、犯人はキャップ棒とサングラスとマスクしていたので男か女は判断は出来なかったそうです。」

 

「そうか。」

 

そして、次の日。

 

被疑者と思われる男が所轄の月島中央署に連行してきた。

 

「だから、俺じゃないって。」

 

「惚けるなっ、あんたがマンションから逃げていくところを目撃されているんだってことはわかってるんだ。」

 

と、二宮刑事は言った。

 

「知らん、俺は知らんぞ。」

 

「お前、どこまでもしらを切るつもりか。」

 

と、取り調べをしていた、彼の名前は関岡 司、彼は事件当日に出張から帰ってきたばかりだった。

 

「ほう、そうか彼は事件当日に大阪へ出張へ行っていたんですか?。」

 

「ええ、俺が返ってきたときにはもうパトカー来ていたからびっくりしていましたよ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「すると、あなたは事件当日には大阪から出張へ行っていたんですね。」

 

と、南は関岡に言った。

 

「はい、私は夜に出発して新大阪のビジネスホテルで1泊して、次の日に大阪の支社へ出張に行っていました。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「行きは東京から新幹線に乗って新大阪へ向かったんだから、夜にホテルで1泊したのは間違いないな。」

 

「乗るとしたら、これに乗って大阪へ行ったと考えられます。」

 

東海道新幹線「のぞみ71号」

 

東京発21時18分 乗車

 

新大阪着23時48分 下車

 

東海道新幹線「ひかり120号」

 

博多発13時37分 乗車

 

東京着20時07分 下車

 

「そうか、やはり犯行は不可能か。」

 

「アリバイは成立か。」

 

「ええ。」

 

そして、数日後関岡は釈放された。その後の調べで関岡は札幌から単身赴任で東京へ来ていたことが分かった。

 

一方、1人の男が現れた。彼の名前は糸村 聡。

 

「ああ、この日は私は長崎へ行っていたんですから。」

 

「長崎ってことは、九州の?。」

 

「はい。」

 

「行くときは夜行に乗っていきましたから、そして次の日に東京へ帰っていたという。」

 

「ほうなるほどね。」

 

「東京へ帰ってきたのは、18時45分ごろでした。」

 

「ほう、そうか。」

 

「私はよく九州へ行くときは寝台特急に乗っていくから、帰りは新幹線と特急に乗っていくからよく鉄道使うんですよ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

早速、高山は高杉に報告した。

 

「ほう、彼は長崎へ行っていたのか。」

 

「ウーム、なんか気になるな。」

 

「分かった、犯人はこれを利用したんですよ。」

 

「高山、何かわかったの?。」

 

「ええ、犯人はこれを利用したんですよ。」

 

早速、時刻表で調べてみると。

 

寝台特急「さくら」

 

東京発17時54分 乗車

 

長崎着12時04分 下車

 

特急「かもめ10号」

 

長崎発9時00分 乗車

 

博多着10時58分 下車

 

東海道山陽新幹線「のぞみ16号」

 

博多発12時10分 乗車

 

東京着16時24分 下車

 

「つまり、あのマンションへ行って藤島を殺害した。」

 

「そうか、犯人はこれを利用したってことか。」

 

「ええ。」

 

「おう、さすがですね。」

 

「これは驚きました。」

 

と、佐久間刑事は言った。

 

そして、次の日。

 

南と高山は、糸村の自宅へ向かった。

 

「何でしょうか。」

 

「あなた、よく旅行へ行くときは夜行に乗るといいましたよね。」

 

「ええ、それがどうかしました。」

 

と、糸村は言う。

 

「現場を調べてみたら、17時15分ごろにマンションから逃げていくところを目撃されているんですよ。」

 

「だから、なんなんだっていうのですか?。」

 

「あなたが、この事件の犯人なんですよ。」

 

「えっ。」

 

「つまり、あなたは長崎から帰ってきた後にこのマンションで藤島を殺害したんですよ。」

 

「えっ、なんで私が殺したと。」

 

「この3階に住む大学生が目撃されているんですよ。」

 

と、糸村は驚く。

 

「変装道具は、どこかのごみ箱に処分して自宅へ戻ったんだろう。」

 

「うっ、あいつが悪いんだ、あいつが金を返せと口論になって殺してやりたかったんだよ、許せなかったから犯行を計画したんだよ、まさか、鉄道公安に見破られるとはな。」

 

数分後、佐久間警部補と二宮刑事と山岡警部が到着した。

 

「糸村 聡、藤島正信殺害容疑で逮捕する。」

 

と、山岡警部は言った。

 

「さすがですね鉄道公安隊は、ヨシッ、行くぞ。」

 

「はっ。」

 

こうして、事件は解決した。




そして、次回も鉄道公安隊の短編をお送りします。

ご期待ください
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