待ってくれ、俺は敵だ・・・決して味方じゃない!   作:副露国士無双

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「水族館行かね?」

ホシノ「水族館・・・ですか?」

 

「あぁ」

 

くじ引きをしてぐっすり寝た翌日、俺はホシノとユメ先輩に三枚のチケットをお披露目する。

 

ユメ「ここ、最近できたところじゃない!?ほら!この前テレビでも話題だった!」

 

ホシノ「本当ですね・・・・・・これ、詐欺とかじゃないですよね?」

 

「俺をなんだと思ってる・・・ユメ先輩じゃないんだから」

 

ユメ「ちょっと!?」

 

ホシノ「でも態々人がいない商店街で水族館のチケットを景品にするなんて明らかに怪しいんじゃ・・・」

 

「そういえばここってデケェ鯨がいる事でも有名って______」

 

ホシノ「何ぼさっとしてるんですか!早く行きますよ!!」

 

チョロッ・・・

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

「おー・・・すげぇ迫力だな・・・」

 

ユメ「おっきい!アビドスにも出来ないかなぁー・・・」

 

ホシノ「無理ですよ、人来ないんですから・・・それよりも早く行きましょう!」

 

水族館・・・前の世界では家族と数回行ったくらいだったなぁ・・・

 

「ってかホシノはどんだけ鯨が好きなんだ?」

 

ホシノ「なっ・・・べ、別にそういうわけじゃないですから!」

 

「・・・まぁそういう事にしといてやる」

 

ホシノ「本当ですからね!別に・・・そんな楽しみには・・・」

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

ホシノ「わぁ・・・✨️」

 

鯨デッケェな・・・同じ哺乳類か分からねえよ・・・

 

ユメ「ふふっ、ホシノちゃん夢中だね・・・」

 

「あれ、ユメ先輩はもっとはしゃがないんですか?正直ホシノよりテンション上がってると思ってたんですけど・・・」

 

ユメ「わ、私だって偶には自重できるよぉ・・・」

 

説得力がないが・・・まぁ良いか。

 

ユメ「・・・・・・ありがとね、ショウくん」

 

「ん?あー・・・まぁ福引きで当てたのは運が良かったってことで・・・」

 

ユメ「違うよ・・・ホシノちゃんと私の仲を取り持ってくれたこと」

 

「・・・そっちの話ですか」

 

ユメ「私って、ダメダメでさぁ・・・生徒会長なのに何やっても上手くいかなくて、ホシノちゃんとショウくんに迷惑かけてばっかで・・・」

 

ユメ「遂にはホシノちゃん怒らせて喧嘩一歩前、みたいな状況になっちゃったし・・・」

 

ユメ「だからさ、その状況を止めてくれたショウくんには・・・本当に感謝してるんだよ」

 

ユメ「だから・・・その・・・本当にありが______」

 

ナデナデ

 

ユメ「______ふぇ?」

 

うーん・・・ユメ先輩の撫で心地、かなり最高だなぁ・・・

 

ユメ「ちょっ・・・な、なんで急に撫でて・・・!///」

 

「ユメ先輩は、背負い過ぎなんですよ」

 

ユメ「・・・背負い、すぎ?」

 

「そうです・・・さっき自分でいった通り自分一人で出来ることは限られてるのに突っ走っちゃって失敗して周りにより迷惑をかける事もあります、それにそれを反省せずに何度も繰り返す学習の悪さもあります」

 

ユメ「ね、ねぇ少し言いすぎじゃない?」

 

「・・・だから、頼ってくださいよ」

 

「俺でも、ホシノでも良いんで・・・自分で一人で解決できないなら、皆で解決すればいいんですよ」

 

「もう貴方は、一人じゃないんですから」

 

ユメ「一人じゃない・・・そうだね、もう私は一人じゃない」

 

ユメ「・・・これから、たっぷり頼らせてもらうね?」 

 

「ははっ・・・望むところですよ」

 

・・・さて、そろそろ俺も楽しむするか。

 

「ほら、ユメ先輩・・・行きましょう」

 

ユメ「うんっ!」

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

あれから水族館を見て回り、現在はおみあげを買いに来ている。

 

(うーん…悩むなぁ・・・)

 

何か小さい物がいいよなぁ、キーホルダーみたいな・・・

 

「・・・・・・お」

 

これは・・・

 

「鯨と・・・バナナとりのキーホルダー?」

 

鯨は分かるとして・・・なんでバナナとりが・・・?

 

「・・・なるほど、この水族館のキャラクターなのか」

 

モモフレンズと良い、何故キヴォトスにはこんな意味の分からないキャラクターが・・・

 

でも、丁度良いな・・・

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

「二人とも、おみあげ買えた?」

 

ユメ「うん、バッチリ!」

 

ホシノ「私も大丈夫ですよ」

 

「ならオッケー・・・因みに二人とも何買ったんだ?」

 

ユメ「私は詰め合わせのお菓子!皆で食べれた良いなーって思って!」

 

ホシノ「私は文房具類です、使う機会もありますし・・・」

 

「・・・因みにその後ろに隠してあるぬいぐるみは?」

 

ホシノ「っ!?こ、これは関係ないです!///」

 

ホシノ「それより!貴方は何買ったんですか!?」

 

「俺は・・・二人へのプレゼントだ!」

 

ユメ「これ・・・キーホルダー?」

 

「えぇ、二人に合うような物があったので・・・」

 

ユメ「ありがとう・・・大切にするね!」

 

ホシノ「・・・まぁ貰っておきます。貰うからには大切にしますので、心配なく・・・」

 

「そうか・・・よし、帰ろうぜ・・・腹減ったし柴関ラーメン行くか・・・」

 

ユメ「あ、私も!」

 

ホシノ「・・・二人が行くなら私も行きます!」

 

笑いが溢れる青春の日々、揺れ動くキーホルダーはこれからの希望を示す。

 

これからも、この青春の物語は続いていく・・・

 

しかし、俺はこれ以上必要ない。

 

これ以上異端者が関わる事は許されない。

 

だから、俺は・・・

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

ユメ「おはよー!って、ホシノちゃんだけ?」

 

ホシノ「えぇ、ショウは用事があるそうで・・・」

 

ユメ「昨日買ったお菓子今日皆で食べようと思ったのに・・・」

 

ホシノ「明日は来るんですから一日くらい我慢してくださいよ」

 

ユメ「まぁそうだよね・・・なら明日にもう一回持ってこよ!」

 

ユメ「ふんふ〜ん・・・明日が待ち遠しいなぁ〜♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて・・・」

 

少し予定より遅くなってしまったが・・・まぁ許容範囲内だろう。

 

にしても・・・やっぱり緊張するなぁ・・・

 

まぁでも死なないし、気楽に行くか・・・

 

「・・・お、いたいた」

 

砂漠の奥に、ある影が見えた。

 

かなり巨大な・・・まるでヘビのような影が・・・

 

「よしっ・・・始めようか」

 

一度息を吐き、銃を取り出してその影に向ける。

 

そしてこの広大な砂漠に・・・

 

パンッ

 

乾いた銃声が響いた。

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