短小編集(小ネタあれこれ)   作:高島智明

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『Re:太正浪漫のある世界』
以前に投稿致しました『太正浪漫のある世界』(原作:サクラ大戦シリーズ)の続編に成ります。

『侍と天の御使い』
何番せんじに成るかも知れませんが「呉ルート」が寂しいと思いました。


小ネタあれこれ(その4)(原作:あれこれ)

Re:太正浪漫のある世界(原作:サクラ大戦シリーズ)

 

「元」帝国陸軍対降魔部隊の隊員、今や新たな降魔迎撃部隊「帝国華撃団」副官心得の藤枝あやめ(花やしき支部長兼・技術部長心得の婚約者でもあった)は、世界各地を巡り、華撃団の隊員候補をスカウトしていた。

 

だがしかし、主力と成る霊子甲冑との相性と霊力の高さのため選抜される隊員は女性、それも年若い乙女たちばかりだった。

しかも、平時は少女歌劇団として活動するという。

 

「こう成ってしまうと、我が真宮寺家からも、さくらを出さざるを得ません。

無論、依怙贔屓(えこひいき)などは致しません」

発足した華撃団の副司令に就任していた真宮寺一馬は、ある程度の葛藤の後、司令長官である米田中将に申し出た。

 

私は心中密かに思っていた。

(まあ、メインヒロインが来なければ『物語』に成らないな)

 

そのついでという訳では無いが、私は米田中将と賢人機関の窓口である花小路伯爵に提案してみた。

「海軍士官学校を調べてみては、いかがでしょう」

「今更、男性の搭乗者が見付かるのかね?」

「試してみる価値は、有るのではないでしょうか。

もしかすると「触媒」と成る人材が見付かるかも知れません」

「触媒?」

「そうです。

年若い乙女ばかりの隊員たちに信頼され、彼女たちの真の力を引き出し、バラバラでは無く1つの大きな力とする触媒。

それは、同じ女性では困難なのかも知れないでしょう。

もしかすると、得難い隊長候補が見付かるかも知れません」

 

ちなみに花やしき支部長兼・技術部長の山崎真之介は男性の霊子甲冑搭乗者の可能性に早速(さっそく)本人にも内密で霊力を測定する装置を張り切って開発していた。

 

そして、大神一郎が発見された………。

 

……。

 

…霊子甲冑「光武」大神機とさくら機の霊力が、同調しながら極限へと高まっていく。

「「破邪剣征!桜花乱舞ーっ!!」」

切り札の合体攻撃に、魔装機兵が纏(まと)めて打ち倒される。

他の隊員も、大神隊長の的確な指示のもと、次々に敵を倒していく。

 

帝国華撃団迎撃部隊「花組」が有利に戦いを進めると同時に、隠密行動部隊「月組」と霊能部隊「夢組」の手によって「黒之巣会」が設置しようとしていた「楔(くさび)」は除去された。

 

どうして、こう先手、先手と手を打たれるか、黒之巣会も理解出来ないだろう。

華撃団の戦いは『原作』よりも有利に進んでいた。

 

*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*

 

侍と天の御使い(原作:真・恋姫†無双 )

 

北郷一刀は困惑していた。

自分が居た筈の「聖フランチェスカ学園」とは到底思えない、地平線まで続く黄色い大地。

そして目の前の、どう見ても「新選組」の侍としか見えない人物。

 

「あの…貴方は、どなたですか?俺は北郷一刀。聖フランチェスカ学園の高校2年生」

侍(?)は、まるで一刀の言い分の半分しか理解出来ない様な反応を1瞬示したが、しかし、堂々と名乗りを上げた。

「沖田総司」

「!?」

 

「本当の沖田さんですが?俺からすれば、大昔に亡くなった人の筈ですが」

「確かに、私は病(やまい)を養っていた。

そして、命数が尽きたかと思ったのだが……気が付くと、元の体に戻った様な気分で此処に立っていた」

「俺の知っている歴史では、沖田さんは西暦1868年に亡くなった筈なんです」

「せいれき?」

「俺は西暦21世紀の人間なんです」

 

その時、3方から近づいてくる者たちが居た。

 

いずれ劣らぬ美少女たち。

「彼女」たちは其々(それぞれ)に名乗りを上げた。

「曹操」「劉備」「孫策」

驚愕した。

『三国志』ファンの一刀にしてみれば、目の前の彼女たちと自分のイメージとの落差に驚愕していた。

しかし、信じざるを得ない。

そして、ここが「三国時代」の中国であることも。

 

無論、沖田も『三国志演義』くらいは読んでいる。

当然に驚いていた筈だが、一刀よりは踏んで来た場数の違いか、落ち着くのも比較すれば早かった。

 

そして、彼らは選択した………。

 

……。

 

…北郷一刀は劉備を選んだ。

そして、沖田総司は……舟に乗っていた。

 

古代中国での水運の地位は高い。

そして、孫呉の水軍は後世にも名高い。

 

「雪蓮(しぇれん)と呼んでも好いわ」

「それは?」

「真名よ。貴重な「天の血」をもたらしてくれる人だから」

 

暫(しばら)く「真名」という存在についての問答が続いた。

 

「ふむ。武将としての表の名と、女子(おなご)としての真の名を使い分けていると。

そして、真名とは真に心を許したものにしか呼ばせぬ名だと」

「そうよ。貴方への信頼の証」

 

暫く、考え込んだ末に答えた。

「ならば私も、この名を預けよう。私の姓は沖田、名は総司。

私の国には、真名という風習は無い。

だが、親しき者のみが知る名が在る」

 

「宗次郎。元服前の幼き日の名だ」




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