短小編集(小ネタあれこれ)   作:高島智明

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『暗殺者の召喚』
このクロスオーバーは面白いと思いましたが、存外少なくて、自分で書いてみたく成りました。

『 太正浪漫のある世界(その4)』
軽く、突っ込み処を、つついてみました。
毎回、これが最後と思いながら書き続けて来ましたが、今度こそ取り敢えずのグランドフィナーレに成ったかと思います。


小ネタあれこれ(その7)(原作:あれこれ)

暗殺者の召喚(原作:Fate/×ゴルゴ13)

 

「……抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

とある地下室に、呪文の最後の1句が響く。

 

床に描かれた魔法陣が光り輝いて、やがて人の姿をとる。

それは、意外な人物だった。

いや、誰だか見覚えのない人物では無い。

ある意味では、誰もが知っている筈の人物だった。

 

「お前は?」

「アサシンのサーヴァントだ」

「いや、真名だ。その姿に間違いが無ければ…」

「フッ…デューク・東郷とでも覚えていてもらおうか。だが、呼び方はアサシンで好い」

「宝具」として出現させたものも、M16A2だった。

「欲しい時には現れ、無用の時には消せる。英霊の法具とやらも便利だ」

などと言っているが。

 

いったい、どういうことだ?

アサシンとして召喚されるのは、ハサン・サッバーハでは無かったのか。

何処で、どう間違って、何が触媒に成って、この人物が召喚されたのか。

 

いや、ハズレというには、あまりにも強力なサーヴァント。

しかも、ある意味では超有名人だ。

その意味での補正も凄(すさ)まじい。

例えば「狙撃」のスキルは、アーチャーに劣らない。

その他のスキルもアサシン本来のものを超えている。

だがしかし…

 

彼”ら”の元々の戦略では、アサシンは囮として使役される筈だった。

だが今、目の前に居る此のサーヴァントならば、本当に他のマスターをことごとく暗殺しかねない。

 

アサシンを召喚した言峰綺礼と父璃正、そして魔術の師である遠坂時臣。

密かに連携する彼”ら”の戦略は、修正を余儀なくされそうだった。

 

*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*

 

太正浪漫のある世界(その4)(原作:サクラ大戦シリーズ)

 

帝都を2度に渡る脅威から護った大神一郎中尉は、留学の”名目”で巴里へと旅立った。

 

無論、私は其の真の目的を知っている。

例によって(?)本人には、現地に着くまで秘密だが。

 

さて、彼が旅立った後の帝都で、陸軍側から華撃団を支援する立ち位置の私も、それなりに多忙だった。

何しろ、霊子甲冑に用いる2刀から「モギリ服」まで巴里に送らなければ成らない。

それも本人にも秘密で。

 

むしろ問題は、その後、巴里での戦いが佳境に入ってから起こることを、私は知っていた。

案の定、巴里華撃団のライラック伯爵夫人から、帝国華撃団に応援の要請が届いた。

 

大神隊長に会いに行きたい「花組」の乙女たちは、むしろ此の話に飛び付いたが、そうは簡単にはいかない。

魔の出現こそ減ったが、歌劇団としての公演も、帝都を霊的に浄化する神楽の意味を持つ欠かせない任務なのだ。

その公演に、穴を開ける訳にはいかない。

結局は、2、3人づつ交代で、という事に成るのである………。

 

……。

 

…巴里の魔も鎮められ、大神一郎は帝都に帰って来た。

 

間もなく、米田長官体制での”最後”の戦いが始まる。

米田中将が、大神を後継者にしたがっているのを、私は知っていた。

しかし私には、時期尚早では無いのか、との懸念も消えなかった。

 

成程、大神には4度の実戦にわたる実績がある。

だが、まだ若く、階級も中尉に過ぎない大神では(大久保長安との戦いの武勲で大尉に昇進させることは可能だろうが)中将であり、歴戦の英雄である米田一基程の「重み」を陸海軍に及ぼすことが出来るだろうか。

 

「太正維新」の様な騒動が、そうそう起こるとも思えないが、それでもまだまだ華撃団が舐められては成らなかった。

幸いにして『原作』からの改変の結果が在った。

 

結局の処、副司令の真宮寺一馬が大佐から少将に昇進して第2代の司令長官に就任し、大神大尉は司令代行兼「花組」隊長に収(おさ)まった。




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