在り得たかも知れない最終回(原作:月光仮面)
「署長、報告します。月光仮面「が」敵「を」取り囲んでいます」
「落ち着け」
「落ち着いています」
「だから、月光仮面を敵が取り囲んでいるのだろう」
「違います。月光仮面が「何人も」居ます」
悪の組織との決戦の場。
そこでは「何人もの」月光仮面が敵を取り囲んでいた。
「ど、どいつが本物だ?!」
「誰が本物だと?己の欲望に目の眩(くら)んだ者どもよ」
「正義を愛する者。愛の為に戦える者。そして愛すべきものを愛せる者。
その全てが月光仮面だ」
「そして全ての人が月光仮面と成った時、月光仮面の使命は終わる」
そして最後の戦いが始まった………。
……。
…戦い終わった後、見届けた署長は、昇ってきた月を見上げて呟(つぶや)いていた。
「全ての人が、月光仮面……」
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後継者(原作:バットマン)
バットマンは、宇宙人でも無ければ超能力者でも無い。
ほとんどのスーパーヒーローと違って、バットマンはスーパーパワーを持っていない。彼は知恵と努力、武術、科学技術、莫大な富、脅迫、そして不屈の意志を駆使する。(Wikipedia)
当然に、何時かは老いる。
そして、その時………。
……。
…ゴッサム・シティのシティホール。
バットマンとロビンが、集まった人々を前にしていた。
「皆さん」
バットマンが語り始めた。
「私は、ゴッサム・シティの平和の為に努めてきました。
しかし残念ながら、これ以上は皆さんの力には成れないでしょう。
しかし、嘆かないで下さい。
私の使命を受け継ぐ者は此処(ここ)に居ます」
そう言って、自らのマントを脱ぎ、ロビンに着せかけた。
ロビンは瞬間だけ緊張して見えたが、しかしバットマンの方を振り向いて微笑を見せ、そして人々の方に向き直った。
「皆さん。私が新しいバットマンに成ります。
そして、私に代わるロビンの候補者も既に居ます。
この街は、私たちが守ります」
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霧島君 事件です(原作:相棒×ロボット刑事)
警察庁長官官房室長が、腹心と会談していた。
「やってくれたよ」
話題は、世界に誇るロボット工学者である筈の、とある女性の事だった。
彼女の1人息子は刑事に憧(あこが)れ、新人警官として励んでいた。
ところが最近、市民を守って殉職した、筈だった……彼女は息子の想いを遂げるため、息子の再生脳を組み込んだロボット刑事を完成させたのだ。
「さてさて、どうするかね。
やはり殉職したとして扱うか、それとも奇蹟的に復帰したことにするか」
考えあぐねた末、こういう場合に何時も押し付けてきた先に押し付けることにした………。
……。
…殺人事件の現場に、捜査一課の刑事と鑑識課員が駆け付けていた。
ところが、ちょっとした出来事が起こる。
「どうして此処に居(お)られるのですかな?特命係の警部殿」
「まあ、ちょっとした鑑識の皆さんの御手伝いですよ」
それから相棒を振り返る。鉄面の様な表情に、赤いダブルのブレザー姿。
「霧島君。赤外線スコープを」
「分かりました。赤外線スコープ!」
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出たぞ!必殺技!(原作:科学戦隊ダイナマン)
科学戦隊は、ジャシンカ帝国と戦い続け地上を守ってきたが、強化されたメカシンカの前に必殺技「スーパーダイナマイト」も通用しなく成っていた。
危機感を覚えた科学戦隊の5人は、新たな必殺技を求めて其々(それぞれ)に特訓を始めたが、その特訓の場に乱入してきた人物が居た。
「総司令!どういう積もりですか。
こっちが5人がかりで無かったら、けが人が出ていたかも知れないんですよ」
この詰問に対する答えは、こうだった。
「そうだ。君たちは5人だ。
その5つの力を1つにすれば、スーパーダイナマイト以上の大爆発が可能な筈だ。
1人ずつがバラバラに強くなろうとして何に成る」
新たな特訓が開始された。
共に走り跳び、ある時は励まし合い、ある時は助け合い、そして………。
……。
…5人が手と手を取り合い、がっしりとスクラムを組む。
「大!」「「「「爆発!」」」」
遂に新必殺技「ニュースーパーダイナマイト」が完成した。
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ウルトラ兄弟を超えてゆけ!(原作:ウルトラマンタロウ)
合体怪獣タイラントは、遂にウルトラ5兄弟を次々に倒し、地球に迫ろうとしていた。
倒された5兄弟は残る力を振り絞り、あるものを追っていった。
タイラントの「頭脳」を………。
……。
…数多の怪獣を倒し地球を守り続けて来た、ウルトラマンが倒された。
勝ち誇る宇宙恐竜ゼットン。
しかし科学特捜隊の無重力弾によって木っ端微塵(こっぱみじん)と成った。
この時、ゼットンを運んで来た円盤は、どう成っていたのか。
宇宙警備隊ゾフィーによって、撃ち落されていた。
そして、ゾフィーはウルトラマンを甦(よみがえ)らせると、共に光の国へ帰って行った………。
……。
…ゼットン二代目とウルトラマンジャックの戦い。
先ずジャックは頭脳であるバット星人を倒した後、ウルトラハリケーンでゼットンを撃破した。
……用心棒怪獣ブラックキングとの戦いでも、頭脳であるナックル星人を圧倒した後、ブラックキングを撃破した。
いかに強大な怪獣であっても「頭脳」が無ければ、戦い方に大差が出る。
ウルトラマンたちは知性ある戦士なのだ………。
……。
…異次元人ヤプールの宇宙船が、タイラントを追って地球に迫る。
「後1歩、後1歩だ」
ウルトラマンタロウとZATに改造ベムスターを筆頭とする怪獣軍団を倒され、当時の宇宙船も破壊されて、ほうほうのていで地球から逃げ出した。
しかし回収したベムスターの胴体に、怪獣墓場に眠る怪獣たちのパーツを組み合わせ、最強の合体怪獣を作り上げた。
そして、遂にウルトラ5兄弟を倒した。
残るはタロウのみ。地球のみだ。後1歩なのだ。
だが、最後の力を振り絞り追い縋(すが)った5兄弟の合体光線に、宇宙船は砕け散った。
これで頭脳は失われた。残るは強大だが、ただ凶暴な怪獣のみ。
「後は頼んだぞ。弟よ」
真に遺憾ながら、書き溜めた物は此処までになります。
以降は、不定期投稿に成りますが、ご容赦お願い致します。