短小編集(小ネタあれこれ)   作:高島智明

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『レアアース』
以前に投稿しました『小ネタあれこれ(その8)』 の中の『存立危機事態』とは、全く関係の無い内容の為、結合させることが出来ませんでした。

『Re:加賀道夫は悩んでいる』
以前に投稿しました『加賀道夫は悩んでいる』の続きに成ります。


小ネタあれこれ(その9)(原作:あれこれ)

レアアース(原作:日本国召喚)

 

現代産業に不可欠な希少資源であるレアアースを、異世界転移の以前から日本国は輸入に頼ってきた。

当然ながら転移直後から、新たに国交を結んだ国々からの輸入を図るべく、クイラ王国その他に於いて資源調査が行われた。

当面は、転移前の供給国との関係悪化に備えてストックしておいた備蓄と、廃品回収からのリサイクルで何とか補おうとしていた。

その間に新たな供給先を見付けようとしていたのだが、その前にロウリア王国、次いでパーパルディア皇国との戦争が起こった。

 

勝利はしたものの、更に悪化したレアアース事情を抱えて、1層資源調査に真剣に成っていた日本国だったが、遂に有望な鉱山の候補が発見された。

それは、旧パーパルディア皇国に残された領土内に存在した。

早速、日本国と友好国から、鉱業従事者として優れたドワーフを始めとする鉱業従事者や技術者が送り込まれた。

 

旧パーパルディア皇国は、日本国に敗れた際に、全ての属領を失った。

同時に属領に依存していた全ての資源と産業を失った。

食料ですら、属領に存在した穀倉地帯を失い、日本国の仲介でクワ・トイネ公国からの援助に依存する有様だった。

これを通常の貿易関係に戻すために、何らかの輸出品を見繕(みつくろ)わないと成らなかったが、旧皇国の産業は日本国の攻撃と属領の喪失で壊滅状態だった。

そうで無くとも、日本国とは絶望的な程の技術格差があったのだし、日本国は貿易相手としてもかつての皇国よりも誠実だった。

 

そんな折のレアアース鉱山の発見だった。

日本国は旧皇国からのレアアースを適正な価格で輸入することを決定し、ようやっと食料との交換が成り立ったのである。

 

新政権の首班として衰亡した国家の再建に苦心していたカイオスは、1つの問題が解決したことに安堵していた。

 

*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*

Re:加賀道夫は悩んでいる(原作:異世界迷宮でハーレムを)

 

俺こと加賀道夫は、もう待ち切れない思いでクーラタルの商人ギルドにワープした。

ギルドの中を探し回っていると、何時も取引する仲買人のルーク・アシッドが近付いてきた。

「今日は何の御用でしょうか?」

「いや。今日は売り買いではない。ローレルという男を探している」

 

「ほう?」

と言いつつルークは立ち去り、直ぐにローレルを連れてきた。

 

ローレルと商談室に入るのを待ち切れない様に、俺は切り出した。

「単刀直入に言う。

色魔ギルドには人間族と他種族で子供を作ることが出来る秘伝が在ると聞いた。

どうしても妻にしたい、狼人族の女が居る」

 

暫(しばら)く、何かを思い出す様な仕草をして

「成程。そういえば随分(ずいぶん)美人な獣人を連れていたな。

だが好いのか。

色魔に成るには、彼女を1度は裏切ることに成るぞ」

「構わん。彼女はきっと許してくれる。それに当てはある」

「そうか。しかしギルドには入ってもらうぞ。そうすれば結婚式もギルドでやってやる」

「礼を言う。その時はまた頼む」

「そこまで決心しているのなら、教えてやっても好いだろう。

実は、色魔が禁欲攻撃を使える状態だと、どの種族でも孕ませることが出来ると言われている。

だが、あんな美人を相手に、10日も我慢出来るか」

「有り難う。彼女を妻に出来るなら、何でもやってやる」

 

俺は再びローレルに礼を言って、商人ギルドを後にした………。

 

……。

 

…帰宅してパーティーメンバーたちに話すと、皆それぞれに反応した。

「ご主人様。それでは御主人様のジョブが色魔だと世間に公表することに成りますが」

「構わん。ロクサーヌ以外の結婚相手との子供に相続させるよりはマシだ」

「ご主人様…」

「それともロクサーヌは、俺と結婚するのはいやか?」

「とんでも御座いません。私などには勿体無い御話です」

「これから宜しく頼むな、ロクサーヌ」

俺は万感の想いを込めてロクサーヌを抱き締めた。




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