短小編集(小ネタあれこれ)   作:高島智明

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『とある父親』
『原作』では、主人公を只、親を失った孤児にするだけでは足りない様な扱いを受け、幾つかの2次創作で救済されている主人公の父親ですが、何番煎じに成るかも知れないものを創作してみました。

宇宙都市サイド7とサイド6の空間的距離の設定からすると、サイド6のジャンク屋がどうやってサイド7の漂流者を救えたのか『原作』にも突っ込み処が在るな、と思いました。

『ロデニウス沖大海戦』
以前に投稿しました『1st Contact』と『第2の敵』の間の話に成ります。
引き続き『海の恐怖!グラ・バルカス帝国海軍vs原子力潜水艦』(作者:通常弾頭)(原作:日本国召喚)に応援のエールを送らせて頂きます。


小ネタあれこれ(その12)(原作:あれこれ)

とある父親(原作:機動戦士ガンダム)

 

それは偶然、あるいは運命の気まぐれだった。

地球連邦軍の新型MS(モビルスーツ)ガンダムが、最初に撃破した敵MSザクの胴体を真っ2つにしたとき、核融合炉にビームサーベルが触れたかどうかは。

決してガンダムのパイロットが融合炉を狙ったわけでも無く、只の偶然だった。

そして、運命の気まぐれによって僅かにサーベルが融合炉を外れたため、ザクが爆発することも無く、そのためサイド7の外壁に穴が開いてとある技術大尉が吸い出されることも無かった。

 

危うく酸素欠乏症に成らずに済んだとも知らず、テム・レイ技術大尉は乗艦WB(ホワイトベース)に戻って、そこで驚愕する。

何と、ガンダムのパイロットは素人の息子アムロ・レイだった。

それどころか、WBの正規軍人の殆どが戦死するか、艦長以下負傷しており、任務に耐えられるのは10人程度、指揮を取れるのも士官候補生のブライト・ノアという有様。

その穴をサイド7の民間人の少年少女で埋めている有様だった。

 

それでも連邦軍の本拠地ジャブローへとWBを出港させねば成らず、護衛の為には引き続きガンダムに息子を乗せざるを得なかった………。

 

……。

 

…大気圏突入のタイミングで奇襲を受けたWBは、ジャブローへの進路を外れてジオン勢力圏に降りてしまった。

 

ジオン勢力圏を彷徨うWBに、ようやっとミデア補給部隊が合流した。

その時、テムはミデアとともにジャブローへ向かうように命令が届いた。

実の処、ガンダムのテストデータを基にした量産機ジムの大量生産を前にして、ジャブローではテムが何人いても足りない状態だったのだ。

 

WBについては現状維持以外の何の命令も無く、父と子は別れた………。

 

……。

 

…ジオン勢力圏の脱出に成功したWBは、その後、各地でジオン軍と戦った末、遂に連邦の正規軍と合流し、ジャブローへと辿り着いた。

 

父と子はジャブローで再会した。

「父さん。母さんに会ったよ…」

「そうか…」

今ならアムロも理解出来てしまう。

何故、あの時テムが避難民よりガンダムを優先しようとしたか。

少年は、何時しか戦士に成っていた………。

 

……。

 

…WBは、再び宇宙へと上がる。

父と子は再び別れた。

しかし少年は、父の背中を少しだけ理解出来る様に成っていた。

 

*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*・・*

 

ロデニウス沖大海戦(原作:日本国召喚)

 

日本国が異世界転移して最初に接触したのはクワ・トイネ公国、次いでクイラ王国であり、この両国との国交成立によって食料と資源を確保し、この世界での存立が成り立つように成った。

だがしかし、今ここに危機が訪れた。

 

ロデニウス大陸の軍事大国ロウリア王国が亜人殲滅と大陸統一を唱え、両国に宣戦、先ずはクワ・トイネの都市ギムに於ける悲劇を巻き起こした。

これと前後して日本国は「ロウリア王国を自称する武装勢力の排除」を決断する………。

 

……。

 

…ロデニウス大陸の沖を、大船団が進んで行く。

ロウリアがクワ・トイネを陸と海から挟撃するべく、進発させた船団だった。

だがしかし、船団の誰が知ることも出来ない深海の沈黙の中から、船団を追跡するものが居た。

 

<そうりゅう>型原子力潜水艦<ずいりゅう >

潜航時間:無制限、速力:水中30ノット以上の恐るべき刺客に、自国の港を出た時から追跡されていたとは、ロウリア船団の誰も知らない。

そもそも、潜水艦という概念すら持っていなかったのだ。

 

「全く無警戒ですね。攻撃しますか?」

これに対する艦長の答えはこうだった。

「いや、流石に数が多すぎる。本艦の魚雷とミサイルだけでは全滅させられない。

それに本艦の任務は、警戒と警告だ。

更に言えば、1応、攻撃の前には警告することに成っている」

 

船団の誰もが気付く故も無く<ずいりゅう >が放った通信ブイからの警告を受けて、クワ・トイネの軍港を出撃してきた海上自衛隊護衛隊群は、警告を無視して進撃しようとしたロウリア船団に対して、コンピューターに制御された正確無比な砲撃を浴びせた。

 

この時、遂に<ずいりゅう >も水中からの攻撃を解き放った。

 

ロウリアが国力を傾けて送り出した船団は、日本国の1人をも倒すこと無く全滅した。




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