ーーー喰種対策局 CCG20区支部ーーー
電話が休むことなく鳴り続け、机は膨大な資料で埋め尽くされ綺麗な机など見当たらない。そして人が忙しなく行き交うオフィス....。
(パッと見ではなんら、普通の企業と変わりはないな。)
CCGに所属している一等捜査官ーーー亜門鋼太郎は、オフィスを見渡しながらそんな事を考えていた。確かにオフィス内の様子はパッと見では普通のオフィスのような雰囲気ではあった。ーーーもっとも話している内容や、電話や資料は全て喰種に関する事件の事であるが。
「真戸上等!」
と、オフィスを見渡していると亜門は目的の人物を見つけ、そこへ歩いていく。
「ああ....亜門君か....。」
目的の人物ーーー真戸呉緒上等捜査官は、亜門とコンビを組んでいる、ベテラン捜査官だ。髪は白く、痩せこけたその男性は、その風貌や、喰種に対抗するための武器、クインケに対する異常なまでの執着から、変わり者として有名な人物であった。しかし、確かな実績もあり、過去においては篠原特等など、著名な捜査官ともコンビを組んでいる。....もっとも、そんな真戸の事はコンビである亜門も未だになかなか掴めずにいたが。
真戸の近くまで歩み寄った亜門は、真戸が何か資料を持っていることに気づく。
「それは....」
「ああ、こいつは、20区に新しく出没した喰種だよ。一週間前頃から活動が活発になっている。レートは判別中、赫子は羽赫、だそうだ。」
説明をする真戸から亜門は資料をうけとり、目を走らせると、なにやら眉を顰める。
「真戸上等....。こいつの名前は....」
「ああ、それか。なんでもマスクを被っていたらしくてね、そこから着けられたという事だよ。」
「....そうですか。自分は、あまり好きではありませんね。」
「そうかね?私はたまにはこういう面白げがあるのもいいと思うがね。さあ!では捜査へ向かおう!ようやくあの男からとったクインケが出来上がったのでね…。クク、このクインケを早くあの親子へ見せてやりたい、一体どんな表情をするのか…。」
そう言い張り切ってコートを着る真戸にーーーやはり周りからは奇異な視線が集まっていたが、亜門も慣れており気にはしないーーー亜門はついて行きつつ、ため息混じりにもう一度資料へ目を落とす。
ーーー20区に出没、一週間前より行動が活発化、既に何人かの捜査官が殺害されており、レートは判別中。赫子は羽赫と確認されており、識別名はそのマスクより....
「パン....さん、か....。まったく、可笑しな名前だ。」
謎の喰種パンさん....一体誰でしょうね(すっとぼけ)
はい、皆さんの予想どうりあの人しかいませんね。
俺がいるの、原作を読んでいる人には隠しようのないこの事実........悔しい!
今回は真戸上等と、亜門一等の白鳩の二人の話を書かせていただきましたが…。いやー、意外と二人の話書くの楽しいですね。視点的にも書きやすかったので一人称視点よりも三人称視点のほうが自分にあってるのかなーなんて、どうでもいいですね!ごめんなさい。笑
ここまで読んでいただいてる方々ありがとうございます!ではまた。次の話でお会いしましょう!