目が覚めたら禪院直毘人   作:余裕T

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第五話

 

 

「なにぃーー!?」

 

 

「どうかしたか?  呪霊よ。」

 

 

「直前までここから300m程離れたところで戦っていただろう!?いくらなんでも速すぎる!!」

 

陀艮は驚愕と困惑によって頭が支配され、動けていないようなので隙だらけ、術式により背後にまわると

 

 

「これのことか?」

 

 

陀艮は振り返るとギョッとして慌てて戦闘態勢に入るがもう遅い。

禪院直毘人の手刀により陀艮の胸は貫かれ、ぐったりとしたまま動かなくなった直後パッと海や砂浜、青空の全てが消え、周囲は再び薄暗い駅の構内に移る。

そこに佇むのは4人の呪術師と1人の亡霊。夜の静寂が彼らを包み込んでいた。

 

 

 

 

 

ふぅー危なかったー あとちょっとでも遅れてたら恵、死んでたかも。 

 

全員の姿を確認して俺はほっと胸を撫で下ろす。

 

 

「助けてっ、いただいてっ、ありがと、うございます」

 

 

「、、、どういたしまして」

 

 

恵がみるからにキツそうな顔をして胸を押さえながら感謝を述べてくるので思わず言葉が詰まってしまった。領域展開した後なんだから無理はせずに休んでろよー。

 

 

 

「なぁ直毘人さん、いろいろ聞きたいことがあるんだがぁ、なんか30分前より格段とつよくなってねぇか!??」

 

 

 

「直毘人さん、、、名前呼ばれたの今日で初めてだな」

 

 

 

「んむっ それはっ!、、、」

 

 

真希が名前を呼んでくれた。距離が近づいたということだろうから嬉しい。だがそんな真希は急に俯いて顔を赤くしながら何かをぶつぶつと呟き始めた。なんだろう?体調でも悪いのかな?

 

 

「んなことより質問に答えろよっ!」

 

 

え?なんかちょっとキレてる?真希の挙動さっきからおかしくないか?

それについては一旦置いておいて、やっぱり格段に強くなったよな。

このまま強くなっていけば特級いけるか?

国家転覆させる自信なんか全然ないけど。

 

 

「あーー、それは覚醒したからだ」

 

 

「いや、その年で覚醒とか大器晩成が過ぎるだろ!??」

 

 

「そんなもんかぁ?」

 

「強さの秘訣も気になるんですが、そんなことよりこのフリーズしている人はどうしますか?」

 

 

おっと流石はナナミン、状況把握力はこのメンバーでもトップなだけはある的確な質問を投げかけてきやがるぜ。

 

 

「というより誰なんでしょう?」

 

 

「コイツは恵の父親だよ?」

 

 

あれ、、、あ、、やっちまった。

瞬間、場の空気は南極大陸の如く凍りついた。

真希の顔は引き攣っているし、恵はポカンと口をあけて呆然としている。

唯一冷静なのはナナミンぐらいじゃないだろうか?

 

 

 

「じょ、冗談だよな?さ、流石に今のは寒いぞ?」

 

 

「、、、、、本当、、」

 

 

「、、、、、、、、、、」

 

 

4人の間に気まずい空気が流れて、多分4人の周りだけ氷点下を下回っているような状況が続く。だが、そんな空気は長くは続かず肌が灼けるような熱が感覚を切り裂いた。

 

 

この熱気の気配、、漏瑚か!!

やべ、漏瑚来るの忘れてた。アドレナリンって怖ぇーな。

 

 

「逝ったか、、、、陀艮   後は任せろ」

 

 

 

 

 

「ッ! みんな戦闘態勢に入れっ!!呪霊だっ!」

 

 

陀艮よりも格段に強い呪霊最強クラスの漏瑚の絶大なオーラを前に呪術師達の切り替えは早く、かつ冷静であった。

 

 

 

「あとであの人のこと詳しく教えてくださいよ?」

 

 

「あ、あぁ、 分かった。」

 

 

今のフラグっぽくないか?まぁ、いいが。それよりも漏瑚、、、、、

この呪霊は人間の大地に対する恐怖によって生み出された。よって、マグマとか火で攻撃してくる。火力がバカ高いので作中でもトップクラスに強いキャラだったが、宿儺と五条悟とかゆう作中最強の2人とそれぞれ戦ってボコボコにされた不憫なキャラであった。

原作だと結果的に禪院直毘人はこの漏瑚に殺されるんで、運命は変わらない!とかじゃないことを祈る。

 

 

「人間などに依らずとも我々の魂は廻る」

 

「、、、、さて、百年後の荒野でまた会おう」

 

 

なんか良さげなセリフ言ってるな。

あ、漏瑚がナナミンの方へ向かって行ってる。でも覚醒後だと普通に見切れる。

 

 

「ひと、、「させないよ」、は?」

 

 

漏瑚がナナミンに触れようとした瞬間、間髪入れずにフリーズさせる。

さて、無限フリーズ編はっじまるよー??

高速ツンツンしまくるだけ、なんてシュールな絵面。

ただし、この技、強いけど必殺ではないのでフリーズしたひと達を五条悟の虚式茈とかで処理してもらわなければならない。

 

 

「ん!?!?」

 

「もう終わりですか?てか何ツンツンしてるんですか?」

 

他3人はみな一様に顔を驚愕に染めていた。

 

 

正直こんなに上手くいくとは自分でも思ってなかった。なんというか、拍子抜けだ。セリフはカッコよかったのに、、、

 

 

んーーところで漏瑚の懐に入っていた宿儺の指を摘出したけど、どうするのが正解なんだろ?虎杖悠二に飲ませるのは駄目だよなぁ。保管しとかないとな。

宿儺ってみみななのもってる一本の指で目覚めるのかな?どちらにしろ虎杖と合流するのが最優先だな。

 

 

動かすのも面倒だし漏瑚と伏黒甚爾は放置しとくか。

 

「お前らー行くぞー」

 

 

「え?どこに?」

 

 

「虎杖悠二のところー」

 

 

「何故ですか?」

 

 

 

「とらあえず急ぐぞ」

 

 

無理矢理、虎杖のところへ行くことにした。班長の言うことは絶対だからね! ね?

 

 

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