厄ネタに厄ネタで対抗する一般転生者 作:アミーボ・アモーレもっと強くして
えー、大変遅くなりました。
ちょっと…いやかなりリアルが忙しかったことと、マリスビリーを始めとしたエミュレートに納得がいかなかったこと。
そして何より、パスト・カルデアを全然進めていない故の「あれ?このまま行ったら整合性取れなくない?」という構想練り直しがありました。
大変申し訳ありません!
申し訳ないとは思っていますが正直まだ納得はいっていなくて……けれどこれ以上待たせるのも違うよな……ということでこれでいきます。
今作はこういうマリスビリー!こういう計画です!!
あと気が向いたらまたFakeの方も進めようかなと思います。
(strange Fake読んでからやりたいので当分先です)
感想・評価ありがとうございます!
いまだに赤バー継続してることが信じられないです。
ご期待に添えるよう頑張ります!
ここは南極に存在する人理継続保障機関フィニス・カルデアではない。
ここは時間の概念が存在しない空間。世界の裏側。
______人理の及ばない異空間、虚数空間である。
Welcome to Misery World.
拉致からの脅迫を受けてる一般転生者だよ。
テンションが低い?そりゃ低いさ。
逆に僕の立場で低くならない人がいるのかい?
いやもう本当に気分ダダ下がりだよ。さげぽよだよ。
こんなくっだらねーこと言うために呼んだのかよ、と言いたくなるくらいにはイラついてくるし。
まあそんなわけないんだけどね。
マリスビリー・アニムスフィアが……というよりも君主がその程度なわけがない、というのが正しいかな。
魔術師の総本山にして伏魔殿、時計塔で派閥の頭やれる存在がこんな手緩い真似をするわけがない。
いやマジで、あんまり下げるような言い方はしたくないけれど……魔術師としては三流のロード・エルメロイⅡ世ですらもっと上手くやるというか。もっとクソなことするというか。もっと人の心ないことをするというか。
格落ちと言ってもいいレベルのⅡ世ですらやばいからな。敵対派閥の魔術を勝手に解体して勝手に特許申請するのって全然普通にやばいからな。あれやってること産業スパイと同じだからね、スパイよりタチが悪いけど。あの人グレイいなかったら3桁くらい殺されてると思うよ。主に暗殺で。
あれを普通にやってくる人が「私常識人です、力無いです」とか言っても「
おっと話がズレた。
あの人ですらもっと詰めてくるのに、正当な君主のマリスビリーがこの程度の交渉なんぞするわけがないんだよね。
これ多分アイスブレイクだ。しかも本人に悪気がないタイプの。
「こういうことできたらいいよね〜」っていう願望…いやまあ、ここで頷けば実行するだろうけど、本人としてはやるつもりのない冗談で場を和ませようとしてるんだよね。
本当にタチが悪いなコイツ本当に。
何がタチ悪いって、多分僕が頷けば本命のプラン投げ捨てて「ありがとう、ではすぐに取り掛かろう」って言い出すとこだよ。
この人のこれ、ドアインザフェイスじゃないんだよね……両方本命で、どちらか片方が達成されれば良い。なんなら両方達成されれば大変ハッピー。酷い話だよ。な〜〜んでやっばい計画建ててるくせにまだやばいことしようとしてるのか……。
「…………はぁ。その、何です?エデン・カルデア、とやらに協力すると思ってるんです?プロファイリングとか済ませてるなら、僕が頷くわけないってわかってて言っているでしょう。さっさと僕が頷きやすい方の計画を話してくれません?割とあなたと対面してる状況キッツいので。」
「はは、手厳しいね。当たり前のことなのだろうけれど。そしてありがたい……君は私の計画、そして私の思考傾向を知っているようだ。では端的に行こう。
「…………………………マジ?」
予想外、計算外、想定外…………いやマジで言ってんのか?
できないだろそんなこと。どうやって全人類を根源に到達させるんだ……?いやというか、到達させたところで何になる?意味がないだろ。神秘は少ければ少ないほど良いものなんだ。全人類、仮に70億だとしてもだ。70億人が同時に根源に辿り着けば神秘どうこうの話じゃない。テクスチャごと吹っ飛びかねないぞ?
そんな地球の寿命を丸ごと食い潰す未来を引き起こすつもり…………ん?
地球の寿命を食い潰す?
それって……えぇ、まさか……いやいやいやいや……
「……えっと、まさか、嘘だと思うんですけど…………地球ごと神秘をなくして、材料にするつもりですか?」
「ふふ、あはははは!この数秒でそこまで読み解くとはね!やはり私の判断は間違えていなかったようだ。その通りだよ。では、一応答え合わせといこうか。1つ目、なぜ全人類を根源に到達させるのか?」
「神秘を根こそぎ食い潰すため。いや、正確に言えば…この星から神秘をなくすため、ですかね。」
「その通り、では2つ目。なぜ神秘をなくすのか?」
「これも簡単。魔術師たちを利用するため。まあ最も、直接的には利用しないのでしょうがね。大方使い物にならなくなった魔術師たちに甘言を囁いて、根源に到達した全人類を団結させる……みたいな展開に持っていくためでしょうか?」
「言うことなしだ。では3つ目、最後の答え合わせだ。全人類を団結させて、私は何をさせるつもりなのか?」
「_________地球を材料とした宇宙船を建造し、宇宙に飛び立つため。かつて、遥か彼方の超文明がそうしたように。」
「大正解、100点満点だ。流石は先達だね。」
いやぁ、はっはっは。ぶっ飛んでるなコイツ本当に!!
いや確かにエデン・カルデアだとか
全人類を文字通り団結させるためだけに、全人類を根源に到達させるか!根源に興味がなくて、必要としなければ、そりゃ使い潰しても困らないけどね!?外宇宙の危機感からではなく、星の寿命を食い潰すことによる未来への危機感に意識をズラすつもりかよ!!
ああくそ畜生!そういうことね!?
お前マジでタチ悪いな!?
理由はどうあれ住む家がなくなることに変わりはないな!
いずれ外宇宙から侵略者がやってきて地球が滅びるなら、先に地球を滅ぼして侵略者から逃げ出すってか!?
ああそうですか、引き篭もるか引っ越すかってことですか!
そして本当にタチが悪い、僕なら両方実現できる!
引き篭もりつつ引っ越しができちゃうもんな、このロボット人間め!
「一応……一応聞いておきますけど。僕…というより、文明王セオドアのことをどこまで調べたんです?」
「私が知りたいことまで。具体的に言えば、君が母星を削って宇宙船を作ったことと惑星規模の宇宙戦艦…というより願望機を生み出したことなどかな。この2つが揃えば、地球宇宙船化計画(仮)を実行できるからね。」
「あぁ……あ〜〜〜〜〜〜くそ〜〜〜〜〜〜!本当に手のひらの上じゃないですか畜生めが!これ断るにも断れないじゃないですか!?くっそマジで!外宇宙の危機に一番詳しいのは僕ですもんね!?そりゃ僕に話持ちかけますよね!?一番必要ですし一番やる気出しますもんねぇぇぇぇぇ!!」
「いやぁ、本当に君を見つけられてよかったよ。君さえ捕まえてこの話を聞かせれば、人類の存続はほぼ確定だ。私の計画を実行せずとも、その代替案を作って実行するだろう?少なくともセファールの類を防ぎ切るだけの用意はする。そうしなければ私が納得しないからね。そして君は断れない。私の話に納得するしないではなく……君はカルデアの職員で、私はカルデアの初代所長。つまりこれは職務命令だ。エデン・カルデアはともかく、地球宇宙船化計画(仮)を拒める理由はないだろう?二代目所長であるオルガに相談しようにも今は人理焼却中、おまけにレイシフトで冬木にいる。デイビットはコフィンの爆破で生き残っていたとしてもすぐには応答できない。つまり、君が相談できる相手はいない。そしてこの提案は職務命令だし、心情的にも拒めない。あえて宣言しようか……私の勝ちだよ、セオドアくん。」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!戻して!!時を戻して!!北欧の三女神とかサーヴァントで呼び出したらなんとかならないか!!??」
「はっはっは、そんな高位のサーヴァントを呼び出す余裕がカルデアにあるわけないだろう。相手と縁を結んで、相手から来てくれる場合でもない限りね。」
本当に!!本当に!!
覚えておけよマリスビリー!!!!!!!
お前まだ言ってないことあるの知ってるんだからな!!!!!
まだ企んでることあるのわかってるんだからな!!!!!
「さあ、話し合おうじゃないか。地球宇宙船化計画(仮)……いや、そうだな。カルデア及びカルデアスの名前を加えて………
呑気に名前つけてんじゃないよマリスビリー!
それ作るの僕だよねぇ!?命名権は僕にあるだろ!?
てか根源に至る手段とか話してないが!!??
「マリスビリーがまだ企んでいること」はちゃんとやばいです。
いやまあ、人類にとってはいいことなのかもしれませんが。
考察のヒント、というか本作マリスビリーの情報
①マリスビリー個人の計画は本編のエデン及びカルネアデスだけ。
②セオドアとの会話に嘘はない。
③所有する魔術礼装をオルガマリーに受け継がせていない。
④彼がカービィ関係で知っていることは「ハルカンドラ」、「ハルカンドラの文明王」、「ギャラクティック・ノヴァ」、「ローア」のみ。
そして前書きでも謝罪しましたがもう一度。
本当に遅くなってすみません!もう少し早く書けるよう精進します!!