マ王を倒す為に旅立った勇者サーン
戦士のセンシオ、僧侶のナオリス、魔法使いのマージョ
母親に紹介された彼ら3人と共に様々な冒険をし見事マ王を倒す事が出来るのか

コレはそんなマ王を倒す為の度を始めた彼らの幕間の物語
彼らの冒険譚のほんのひと時の休息の中での物語

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新たなる冒険の始まり

マ王

数百年前から世に現れ数多くの勇者が討伐に行ったが

誰一人倒せるものがいないまま世界の針は進んで行った

 

新たなる勇者サーン率いるモンカル団が破竹の勢いで魔物を倒し

最近では火山に潜むふぶきのマジンを討伐し

船を動かす事もままならない状況を解決したと噂がボヤジでは賑わっていた

 

「ガハハッ!!、やっぱ動いた後の酒と肉は染みるぜ」

 

そんな中ボヤジの酒場に現在勇者以外のメンバーがお酒や食事をしながら待っていた

筋肉モリモリマッチョマンと誰から見ても分かる彼は最年長の戦士センシオ29歳

豪快に酒と肉を喰らう姿はわんぱくと呼べるだろう

 

「センシオさん、少しばかりお下品かと思いますが、もう少し綺麗に食事をなさってはくれません?」

 

そんな中静かに食事をとる僧侶が一人

彼女の名はナオリス17歳、見る人が見れば淑女と言う感じを漂わせる僧侶である

しかしその目は並々ならぬ切れ味をしておりキレものの目をしていた

 

「ねぇサーン君まだなの、私そろそろ出発したいんだけど」

 

「あらあら、サーン様はもう少しすれば来ると思いますから、もしよければジュース奢りますからもう少し待ちましょうマージョさん?」

 

「むー、・・・リンゴジュースお願い」

 

最後の一人は最年少の魔法使いのマージョ14歳

魔法の天才児と呼ばれ最年少でメンバー入りしたがまだまだ子供の様で

何処か気ままなとこがありナオリスがお世話する事もしばしばであった

 

「にしても何処に行ってるんだかね?、!?、まさかアイツだけ楽しんでるじゃねーだろうな!!、チクショー、俺も連れてけよ」

 

マージョの言葉に少しばかり疑問を持つセンシオ

彼は咄嗟に一人だけ楽しんでると思い悔しそうな声を上げていた

 

「下品ですわよセンシオさん、サーン様がそんな野蛮な事する筈がありません事よ、何時も厭らしい事考えてる貴方みたいに」

 

そんな男の情けない姿にナオリスはキッパリと言い放つ

僧侶である彼女からしたらあまりにも不健全な発想に呆れていた

 

「んー普通に発想がキモイ」

 

更なる追い打ちでマージョからもキモい発言されてしまう

心底どうでも良いと思いながら再度ジュースを飲む

さすがのセンシオもその追い打ちに膝から崩れたのであった

 

「・・・取り合えずアホな真似してないで普通に食事してくださらない?」

 

しばし間を置いてからナオリスがそう告げる

あまりにも愚かすぎた故に馬鹿馬鹿しくなった彼女は呆れていた

 

「オイオイ、もう少し乗ってくれよノリ悪いな」

 

ナオリスの言葉にすぐさま立ち上がり席に座り直すセンシオ

どうやら彼流のからかいであった様だ

 

「・・・本当、一番の最年長がコレで大丈夫なの?」

 

流石にその様子に少しばかりの軽蔑の目を刺しながらマージョは言う

 

サーンとモンカル団を結成し早々2週間過ぎ

それなりに戦闘面で連携も合い始めたくらいだ

そんな中最年長であり前線で戦うセンシオに少しばかり不安がる

 

「安心しろ、戦場がある限り俺はしっかり働くぜ、それがサーンのお袋さんとの契約だからな、ガッハハハッ!!」

 

しかしその言葉お構いなしに男センシオは気にもしてない様子であり

盛大に笑うのであった

 

「・・・流石に五月蠅くするならとっととお金置いて出てってほしいのですが?」

 

しかし此処でナオリスがあまりの五月蠅さに笑顔で告げる

彼女が笑顔になる時は2種類ある

優しい時と怒りが込められてる時だ

 

「冗談ですよ冗談、まぁ漸くこうして落ち着いて食事出来るわけだ、盛り上げたいと思ってよ」

 

しかしそこは慣れてる男センシオ

すぐさま切り返し話題を変える

 

「勝手に盛り上がってたのセンシオ、アンタだけでしょ?」

 

だがそんな話題変換に突っ込みを入れるマージョであった

 

「いやいや本気だぜ、何のかんのこうやって落ち着てい飯食える機会なんてエールの町以来だろうしさ、やっぱこう仲間として行動するからこそ信頼度稼いでおかないとなぁって思うわけだ俺としても」

 

如何やらセンシオ自身本気で仲間との親睦会をやりたい様で

彼なりに盛り上げようとしていたわけだ

・・・女性陣には少々不評であったが

 

「如何だが」

 

その言葉にまたつまんなさそうに残りのジュースを飲み干しながら

待ちぼうけするマージョである

 

「けど良い心がけかと思いますよセンシオさん」

 

「おぉ!?、ナオリス嬢も分かってくれたのか」

 

「まぁセンシオさんなりに盛り上げようとしてくれたのですから、確かに2週間以上経過して特段自分達の身の上話してないのもアレですからね」

 

センシオの言葉にナオリスも賛同する

彼女としても仲間内での親睦を深めるのは賛成の様子だ

 

「えぇナオリスさんもセンシオと同じなの?」

 

だがそんな中別段話す気はないご様子のマージョ

 

「良いじゃありませんか、何のかんの組んでからあまり自分達自身の話なんかしている暇はそこまでありませんでしたし、折角ですから何かしら参加する切っ掛けでも良いのでお一つ話合いませんかマージョさんも?」

 

ナオリスは優しくマージョに言い聞かせる

折角モンカル団に参加した理由くらいは聞きたいのは彼女も同じであった

その説得にマージョの心も動く

 

「まぁ、まだサーン君来ないし、1回だけ!!、後ジュースの奢りするなら話す!!」

 

そう言い空のグラスをナオリスに渡すマージョ

 

「はい、また同じジュースで?」

 

「それで良いから、サッサと話し合いましょう」

 

こうしてサーンが帰って来るまでの間彼らはお互い参加した経緯を話し始めたのであった

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「じゃあ1番手は俺から行かせてもらおうか」

 

早速名乗り上げるセンシオ

 

「良いですわよ、早速聞かせてもらいます、どんな理由があって参加したのかを」

 

先程とは打って変わって聞く体勢になるナオリス

手にはお酒を持ちながら楽しんでいた

 

「どうせ美味しい飯と酒と女性が目的なんでしょ?」

 

そんな中マイペースにジュースを飲み続けるマージョ

 

「おっ半分正解だぜ、後で肉奢ってやるぜ」

 

「要らないわよ、アンタの食べてる肉硬いし脂っぽいからいい」

 

「結構美味いんだけどなぁ、さて俺の話をしようか」

 

途中変な茶々が入るが漸くセンシオの参加した話が始まる

 

「さて、まぁ俺の参加理由としてはまぁ大体半分くらいマージョ嬢ちゃんが言ってくれたけどまだ理由がある」

 

「何やら壮大な理由がおありの様で?」

 

「まぁ単純な話だ、戦場の中で戦い抜く、それが俺の生きがいだからだ、って理由じゃ駄目か?」

 

「・・・何と言いますか、脳筋的回答としか言えませんわね」

 

その理由に少しばかり頭が痛くなるナオリス

 

「それ理由って言えるの?」

 

純粋に疑問を思い浮かべるマージョ

 

「まぁ単純な理由だよ、戦い抜きたいんだよ、マ王倒して名を刻みたい、それだけだ」

 

「まぁマ王を討伐する為に参加したのは本当な様ですね」

 

戦場で戦いたい、ただそのシンプルな理由での参加

そう納得をするしかないナオリスであった

 

「まぁアンタらしいけどね、それじゃあ次どっちが話す?」

 

「オイ!?、もう終わりかよ俺の番!!」

 

「サーン君戻るまでなんだからアンタばかりに話す時間あげるわけないでしょうが」

 

「グッ、・・・分かったよ、じゃあお二人の参加理由聞きましょうかね?」

 

センシオの話はマージョが強制終了させてしまいそのまま次の手番に回った

 

「では次私で」

 

お次に話すのはナオリスであった

 

「えー私ですか、一応センシオさんと同じなのはアレですけど至極真面目にマ王を討伐する為に参加しました、世界を救う為に」

 

「同じが嫌だってなんだよ、仲間だろうが」

 

何処か少し疑問に思いながら頭を掻くセンシオ

 

「変な事言わない、話聞こえないから黙って」

 

「へーい」

 

そんな言葉にマージョから静かにしてほしいという言葉に

渋々追加のジョッキ酒と残った肉を摘まみながら眺めるのセンシオであった

 

「まぁ他にも目的がありまして、まぁあまり良い表現ではありませんが此方が必要でして」

 

恥ずかしさが勝つがナオリスはそう言いながら右手の親指と人差し指で輪っかを作る

 

「ふ~ん、僧侶って言いながらやっぱ男漁りが目的とはやるねぇ?」

 

ナオリスのポーズに即効で揶揄うセンシオ

その顔は何処か下品であった

 

「・・・本気で黙る気ないのでしたら穴と言う穴に聖水ぶち込んで差し上げますが?」

 

だがしかし先程と同じ様、いやそれ以上の怒りのオーラを出しながら

彼女は微笑んでいた、今にも言葉通りにやりそうな目であった

センシオは決意する、今後怒らせない様にしようと

 

「・・・すんませんでした」

 

「よろしい、話を戻しますが私がお世話になっています教会、孤児院も経営しておりまして私もそこで育ち立派な僧侶としてこうして皆様の仲間にさせてもらいました、まぁ単純に言うのであればマ王退治と同列で出稼ぎしたいんです私」

 

ナオリスの目的はマ王退治ともう一つ目的があった

出稼ぎ、如何やら彼女は何かしらお金が入用であるようだ

 

「えっ何かお金必要なんですかナオリスさん?、も、もしよければ私のお小遣い少ないですけど」

 

「いえいえ流石に頂けませんよ、それはマージョさんが大切に使ってくださいね」

 

「てか小遣いあるなら奢らせるなよ」

 

「こ、コレは今後の為に貯めてる軍資金なんです!!、勝手に使えないんです!!」

 

「まぁそういう事にしとくぜ」

 

「・・・話戻しますね、私の教会が経営してます孤児院、それなりに人数がいまして、一応最低限3食出せるくらいにはなってますが、それでも経営が大変だと神父が悩んでいて、その様子に私自身出来る事をと思いマ王退治に参加したんです」

 

彼女は語る、自分の育った孤児院の経営に悩む神父の姿に

幼い頃の自分は見るだけしか出来なかった

だが今では僧侶として一端になった自分なら出稼ぎに行けるのではと参加した様だ

 

「なるほどねぇ、まぁ良い理由じゃないんかね?」

 

「立派だと思いますナオリスさん」

 

「ありがとうございます、一応契約金として一月に5000G支払う契約をしてますからその分頑張ろうと思います」

 

訂正しよう、彼女は十分キレものだし強欲であった

 

「オイ待てや!?、何だその契約!!、そんなの俺知らないんだが」

 

「あら?、サーン様のお義母様に頼み込んでサーン様も知っていますよこの事」

 

「んっ何か今少し言い方おかしくなかったか?」

 

「いえいえ、2週間の中でなかなか儲けは出ていますからこの分なら一月での契約は達成出来そうで助かります」

 

そう笑顔で彼女は言う、満面の笑みで

 

「ズリ―よ、なら俺も出してもらうぞ契約金!!」

 

「あら使い道はどうせお酒や女性に使うんでしたらそう言うのは無しですわよ、私の場合は孤児院の経営の為の契約ですから」

 

「そ、そのお金で経営大丈夫になるんですか?」

 

先程からナオリスの話で心配になって聞くマージョ

 

「えぇ、純粋に言えば孤児院の経営と言うのもありますがそれ以外にも孤児院自体の建物も古い物でもあるので多少は足しになるかと」

 

「てか5000Gって確か生きるだけなら3ヶ月くらいなら余裕で暮らせる額だろソレ」

 

「えぇ、ですが孤児院には子供達が大勢いますから、食事代だけならまぁ1ヶ月くらいにはなってしまいますが」

 

「・・・リンゴジュース1日飲める日毎日出来そうな鍔じゃん」

 

思い思いお金の使い道を頭に描くの3人であった

 

「さてそろそろマージョさんの話ですが」

 

「えっ!?、わ、私、え、えーと」

 

そろそろラストの手番としてマージョの番になった

しかし彼女はまだ覚悟できてないのか緊張している様子だ

 

「ごめん、皆待たせたね」

 

すると一人の青年の声が3人の耳に入る

何処か明るく真面目そうな声

その声に全員その声の方向に振り替える

 

「やぁお待たせ皆、ちょっとボヤジの船長さんと話してたのと軽い買い物してたから遅くなっちゃってさ」

 

声の主は我らがモンカル団も勇者が一人サーン

年齢は16歳、見る人が見れば真面目そうな青年だと分かるだろう

 

「あっサーン君だ」

 

「お帰りなさいませサーン様、お待ちしてましたよ」

 

「おぅ、今皆で親睦会してたんだ」

 

各々2週間旅をして信頼は勝ち取ってるのが分かる

彼は先頭に立ち皆を導き戦闘でも獅子奮迅の活躍をする程であった

 

「そうなんだ、取りあえず今後の予定話しても良いかな?」

 

如何やらサーン自身何かしら今後の予定を話したい様だ

 

「おぅ、何処でも行くぜ戦場があるならな」

 

「何処行くのサーン君」

 

「確か船長さんの話ではコレからの船で行ける場所は3ヵ所あるとの話を言ってましたね」

 

氷の魔人を倒し無事船を手に入れた時ボヤジの船長が今後の行き先の場所を説明していた

砂漠の町パラビア、雪の町スノスデン、森の町ムウド

コレが今後の行き先だと教えてもらっていた

 

「それで何処に行くんだサーン?」

 

「あぁ、船長に勧められた砂漠の町パラビアに向かおうと思う」

 

船で向かう先は砂漠の町パラビアに決まった様だ

 

「えぇアソコ暑いから嫌なんだけど」

 

「まぁまぁ暑さ対策用意しますから頑張りましょうマージョさん」

 

あまり気の進まないマージョ

その様子にサポートする気満々なナオリス

 

「砂漠かぁ、良い鍛え場所にはなりそうだ、良いぜ今からか?」

 

何時も通りの調子で行く気満々なセンシオ

 

「いや明朝出発するよ、一応船長さんから船と一緒に船員さん達も付いて行ってくれるらしいから船での移動は安心してほしい」

 

「そうか、じゃあ飲み直すか、一緒に飲み食いしようぜサーン」

 

「良いよ、明日に響かないようにするけど」

 

「硬いなぁ、硬いのはお前さんの」

 

「センシオさん」

 

「・・・すんません」

 

「バーカ」

 

この後勇者も揃い親睦会は進んだのであった

 

「なぁなぁお前何か時々変な独り言言うけどアレなんだよぉ~」

 

「い、いやぁ、センシオさん酔ってます?」

 

サーンに絡み酒するセンシオ

 

「フフッ・・・、明日が楽しみですわぁ・・・」

 

「ナオリスさん、寝ながらお酒飲んでる・・・」

 

眠りながらお酒を飲むナオリスの姿にドン引くマージョ

結果近くの宿屋に運ぶ為2周する羽目になりながらおんぶして運ぶサーンであった

 

「お疲れ、ジュースあげる」

 

「・・・ありがとう、マージョ」

 

こうして夜が更け朝になった

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

明朝、ボヤジの港

皆船に乗り込んでいた

 

「・・・何か昨日はすまねぇ、流石に反省してる」

 

そこでは土下座するセンシオの姿があった

 

「いや、まぁそういう日もあるさ、今度何かしらで助けてくれよセンシオ」

 

「・・・私、昨日の記憶が無いんですが何か恥ずかしい事してませんよね?」

 

もう一方は昨日の記憶が吹っ飛び二日酔いに苦しむナオリスの姿があった

 

「忘れていた方が幸せだと思うよ、ナオリスさん・・・」

 

そんな姿に何処か優しい目をしていたマージョであった

 

「おーいそろそろ出航しますが準備良いですかね?」

 

暫くすると船員の一人が声をかけてきた

如何やら彼がこの船での臨時の操舵手をやってくれる様だ

 

「えぇ大丈夫ですよ」

 

「オゥ!!、俺も準備万端だ、戦いたくてうずうずしてるぜ」

 

「フフッ、初めての船旅、折角だから船に乗ってる間昨日買ったお酒とこの出店で買った魔改造瓶詰でも楽しみますわ」

 

「・・・ナオリスさん、あっ、準備は出来てるから」

 

各々覚悟は決まっていた、一人除いて

 

「ハハッ、じゃあ早速船出しますね、抜錨!!、出港準備!!」

 

「「オゥ!!!!!!!!」」

 

操舵手の人の掛け声で他の船員達の声が響く

錨は巻き取られ本格的な船での冒険が始まるのであった

行先はパラビア、コレから先の冒険に何が待つのか彼らは知らない

 

だが皆はこう思っている

この仲間なら乗り越えられると

彼らの冒険は船の出航と共に新たに始まるのであった

 

お終い

 

 

 




9月18日のモンカルファンタが発売しDLCもパッケージも予約し
11日から体験版も始まり作者3周する程楽しんでおります
本番開始するので折角なので作者なりに書いてみようと思いこうして載せました

18日はととモノ3とラミイの大冒険1・2リメイクの発売もあって
個人的には楽しいRPG日和になりそうですが
まずはモンカルをクリアしてからにしようと思います

9月18日追記、文章に誤りがあったので修正しました

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