ファトゥスに好かれている人間の話   作:桜紅月音

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魔人任務を書いて、なんかしようとしましたが良い案が浮かばなかったので消しました。

すみません。って事で日常話でも…


13.帰還の月姫

 

コロンビーナが帰ってきた。それもまたいきなり

 

 

「ただいま」

 

 

たった一言。

その声を聴くだけで、何故か懐かしさを覚えた。

 

 

「おかえり、コロンビーナ」

 

 

僕がそう言うと、コロンビーナは抱き着いてきた。

彼女は何も変わっていなかった。

 

 

「全く…この間、どこに行ってたのよ」

 

 

「月に帰ってた」

 

 

サンドローネの質問に、コロンビーナはただ一言で返す。

そんなやり取りを見て、僕は笑いをこぼした。

 

 

「コゲツ、なんで笑ってるの?」

 

 

「いや、面白いなって思って」

 

 

「面白くはないでしょ…私は、コゲツを独り占めできると思っていたのに」

 

 

サンドローネは不満そうに言った。

そんな彼女の言葉を聞いたコロンビーナはこう返す。

 

 

「良かったねサンドローネ。今からは二(・)人(・)で(・)独(・)り(・)占(・)め(・)で(・)き(・)る(・)よ(・)」

 

 

二人で独り占めとはこれ如何に。

コロンビーナは、満足そうに言っているけど、サンドローネは不満そうな表情は崩していない。

 

 

「コロンビーナ!それは独り占めって言わないのよ!」

 

 

そう返す。

サンドローネの言葉はその通りなんだけど…ね。

 

 

「?サンドローネの言ってる意味が分からない」

 

 

いや…分かるでしょと言いたいが、僕よりも思っているのが目の前に居る。

 

 

「ああああ!!もう!コゲツは私の物なんだからね!」

 

 

サンドローネはそう言って、僕の腕を取ってきた。

その際に、彼女の胸が腕に当たっていた。

 

 

「ああー!サンドローネのおっぱい、当たってるよ」

 

 

「うるさいわね!それに今更の話でしょうが!」

 

 

うん…僕もそう思う。

しかも、彼女が動くたびに当たるので、嫌でも意識してしまうよね。慣れないといけないのに。

 

 

うん…この状況を慣れないといけないってなんだろう。僕の感覚も終わっている気がする。

 

 

「む~二人が抱き合ってるの見るの、嫉妬する…」

 

 

コロンビーナは頬を含まらせてそう言う。

 

 

「ふん!そこまで言うなら、コゲツの事を抱きしめたらいいんじゃない?コロンビーナにその勇気があるならね」

 

 

サンドローネは、コロンビーナを煽るようにしながらそう言う。

 

 

「うん、分かった」

 

 

「えっ!?」

 

 

コロンビーナの反応が思っていたのと違ったのか、サンドローネはそう声を漏らす。

 

 

「コゲツ」

 

 

「うん、何」

 

 

「キス、しよっ」

 

 

コロンビーナはそう言って、僕の唇に顔を近づけてきた。

 

 

「ちょっとちょっと!!」

 

 

その間に、サンドローネの手が入ってきた。

 

 

「…何するのサンドローネ。いい所だったのに」

 

 

「いい所じゃないわよ!コゲツに余計な事はしないでー!」

 

 

サンドローネはそう言って、コロンビーナを僕から遠ざける。

でも、僕はサンドローネが離れてくれたおかげでホッとした。

 

 

「むぅ~サンドローネだけずるい。コゲツとキスしたのに…」

 

 

「はぁ!?してないわよ!何言ってんの!」

 

 

サンドローネ…そんな反応をしていると、コロンビーナの思うつぼだぞ。

 

 

「その反応…怪しい…」

 

 

ほら…コロンビーナが怪しんでるよ…

 

 

「コゲツ」

 

 

「ん?」

 

 

「サンドローネとキスしたの?」

 

 

「ゴホッゴホッ」

 

 

コロンビーナの質問に、僕はそんな反応をしてしまった。

 

 

「大丈夫?コゲツ」

 

 

コロンビーナは心配してくれながらも、背中を摩ってくれる。

 

 

「うん、大丈夫、もう_」

 

 

「あっ!!」

 

 

僕が続けて言おうとしたら、コロンビーナは僕の唇を奪っていた。

 

 

「…コゲツとキス…しちゃった」

 

 

そう言うコロンビーナの顔は、真っ赤に染まっていた。

 

 

「コロンビーナ!!あなたね!!」

 

 

サンドローネは、大声を出しながら僕とコロンビーナの間に入った。

もう既に遅い気もするが……

 

 

「コゲツの初めて奪っちゃった」

 

 

「っ!!!コロンビーナ!!」

 

 

コロンビーナの言い方もあるが…これ以上刺激してどうする。

なんて思っていると、サンドローネが僕の元にやってきた。

 

 

「サンドローネ…?」

 

 

彼女にそう声を掛けるが、彼女からは何も返事が来ない。

すると、サンドローネは

 

 

「ほら」

 

 

と胸をやたらに協調しながら体を僕に向けて差し出してきた。

 

 

「えっと…どういう事?」

 

 

「触ってって事。いつも触れてるんだから、抵抗はないはずよね」

 

 

「おお、サンドローネ、大胆」

 

 

サンドローネの行動に、コロンビーナが感心を受けているが、そういう問題ではない。

確かに、普段触れているというが、それは彼女達が無理やりに触れさせてくるので、こっちから意図的に触れていると事ではない。

 

 

「それでどうなのよ!触るの?触らないの!」

 

 

なんか、サンドローネの圧が凄い……

触らないって答えたら、攻撃でも飛んでくるのではないか。そんな気もする。

 

 

「……」ダッ!!」

 

 

「あっ、逃げた」

 

 

「はっ!!こら、コゲツ、待ちなさいー!!」

 

 

僕が、サンドローネから逃走を図ったのだ。

 

 

 




スネージナヤに行く話でも書きたいですね。いつかはね。

次回作のヒロイン(参考にさせていただきます)

  • ファルザン
  • ナヴィア
  • 煙緋
  • 胡桃
  • 宵宮
  • 刻晴
  • 神里綾華
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