まずい……サンドローネを使う機会が減ってしまった。
これはまずい
「スネージナヤに行くの…?」
「いやいや、1週間だけね?」
コロンビーナに仕事でスネージナヤに行く事を伝えると、凄く泣きそうな表情を浮かべていた。ちょっと待って欲しい、何もしてないのに罪悪感が襲ってくる。
本当に泣くのだけは辞めて欲しい
「今度はちゃんと帰ってくる…?」
「そんなに心配しなくても……うん、今回は1週間経ったらちゃんと帰ってくるから」
コロンビーナの手をしっかりと握って僕は彼女の手をしっかりと見る。
前は言うだけ言って逃走してしまったから、コロンビーナが僕が居なくなるのを怖がっていのが分かる。
「本当に……1週間で帰ってくる?」
「うん、前みたいに逃げたりしないから」
そう言う僕の目を見たコロンビーナは「分かった。コゲツの事信じる」と言ってくれて、続けて彼女は聞いてきた。
「それでスネージナヤには一人で行くの?」
「……サンドローネと二人で」
僕がそう言うと、おっとりとしていたコロンビーナの表情は一瞬に変わった。
「行くのだめ…」
言ってしまった後に、しまったと思ったが時すでに遅しだった。
言わなくてもどこかで知る事になる訳で、言っても言わなくてもこうなるんだろうなと
「そう言うと思って…言うの渋ったんだよ?」
「サンドローネも行くなら、私も連れて行って欲しい」
「うん、気持ちは分かるけどねぇ…」
僕もそれが出来るなら、してたんだけど…コロンビーナを連れていけないんだよね。
サンドローネが「コロンビーナは連れてこないで」と言うもんだから。
「サンドローネに止められてるの?」
「よく分かってるね。その通りだよ」
「二人の事は分かるから」
「そっか」
僕が、コロンビーナとサンドローネの事を分かっているように、コロンビーナも僕達の事はよく知っているかと思う。
「でも、コゲツが私に靡いてくれない事だけは納得いってないけど」
「それに関しては…その…ごめん…」
二人からの好意には気づいてるけど……なんというか付き合おうとは思ってはいない。
今のままの関係で居たいからという気持ちがあるから
「コゲツの気持ち分かるから、私はいつまでも待てるから」
そう言うコロンビーナの髪を僕は優しく撫でるのだった。
「コゲツは優しいね」
そんな僕と同じように、コロンビーナも僕の顔を見てそう言ってきた。
「優しいって言われるよりも、他の言葉が欲しいかも」
「それじゃあ、かっこいいとか?」
「いいね。そっちの方が嬉しい」
「分かった。今度からはかっこいいコゲツって呼ぶね」
「時と場合を考えて言ってね…」
僕とコロンビーナは、そう話合ってクスっと笑った。
*************
「遅い!どれだけ待ったと思ってるの!」
コロンビーナに要件を伝えてから2日。
サンドローネと集合場所に向かうと、怒っているサンドローネが居た。
「ごめん…用意に手間取って……それでサンドローネはなんでそんな服なの?」
「コゲツに喜んで貰おうと思って……//」
そう返事を返してくるサンドローネの恰好は、猫耳を付けて胸元が空いたメイド服だった。なんでメイド服を着ているんだろう。そう思ってサンドローネに聞いてみると
「メイド服なのは…その…」
サンドローネは言葉を選びながらタジタジと話す。
「今回はせっかく二人きりでの旅行なんだし…その…コゲツの事を癒してあげようと思って//」
サンドローネは、赤い顔を隠しながらそう言う。
「周りには見せられないもの……恥ずかしかったんだから…!」
「恥ずかしいのに、僕の為に着てくれたの?」
クスっと笑いながら、サンドローネに聞くと彼女は首を縦に振る。
「うん…コゲツの為だもの…//」
そう言われてしまっては、僕からは言える事は一つ。
「可愛くて似合ってるよ」
そう言った時、サンドローネの顔は更に紅くなって、オーバーヒートしたのだった。
「もう離さないから//」
時間は少し進み、今はスネージナヤに向かう船の中。
流石に恥ずかしかったのか、いつもの服に着替えたサンドローネは、僕にべったりと抱き着いてきた。僕の手は何故か彼女の胸にあった。
「それはいいんだけど…なんで僕の手を胸に置いてるの…?」
「私がドキドキしてるっていうのに、コゲツだけドキドキしてないのはずるいからよ」
「何その理由…」
船が揺れたり、彼女がちょっとでも動く度に僕の手が彼女の胸に沈むので、僕だってドキドキとしているが、サンドローネはずっとドキドキしていたみたいだった。
「さっき可愛いって言われてからずっと意識してるんだから!」
「思った事を言っただけだよ」
「尚更、質が悪いわよ!」
サンドローネがそう騒ぐので、船員さんに「静かにしてくださいね」と注意されてしまった。
「静かにしてよ」
「誰のせいだと…」
注意されてしまったので、今度は小さい声で言い合う。
でも、彼女は僕の手を逃がす事はしない。おかげでずっと胸の位置に手がある。
早く解放して欲しい所である。
「でも、サンドローネとの旅行は楽しみだよ」
「っ// そうね、私も…コゲツとの旅行は楽しみよ」
その時、彼女が手に入れた力を一瞬だけ緩めたので、胸からようやく手が解放された。
「あっ…ちょっと!」
「流石にずっとはこっちの身が持たないの」
「って事はコゲツもドキドキしてたって事…?」
「まぁね…」
僕がそう返すと、サンドローネはこう聞いてきた。
「私の胸、最近大きくなったの……どうだったかしら?
「うん…確かに大きくなってるね。柔らかかったし…凄く良かった」
彼女にそう感想を伝えると
「いつでも触らせてあげるから……いつでも言ってね」
サンドローネは顔を紅くしながらそう言ってきたのだった。
胡桃ちゃんヒロインの小説でも書きたいですね~
幼馴染にして藍硯とバトらせる事しか思いついてませんが…
誰か巨乳戦争とかのタイトルで何か書いてくれたりしませんかね。
それはさておき、次回はスネージナヤ回です。
とは言っても、もう一作品とコラボするだけです。
次回作のヒロイン(参考にさせていただきます)
-
ファルザン
-
ナヴィア
-
煙緋
-
胡桃
-
宵宮
-
刻晴
-
神里綾華